強靭な脚を持つ者   作:単久

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あーあー単久です。
先日投稿した二話ですが、自分でも間違いを数箇所すぐに見つけるしまつでした。
話の流れ的におかしいところや誤字を見つけ次第、報告をお願いします。
自分は叩かれ方によって伸びると思うのです。
褒めるのは調子に乗るのでほどほどにね!
ではどうぞー


第3話

時が経ち、俺が6歳、月は8歳になっていました。

 

あ、そんなに経ってないですね。

 

ある日、俺は月と少数の護衛(護衛と言ってもごっこ遊びで近所の子供10人程がやっているだけ)と、休みの日の楽しみ、野山へ芝刈…じゃなくて、ピクニックに来ていた。

 

実質護衛がいないようなものだが、数人の兵が高台からこちらを見ているし訓練も兼ねてすぐに動かせるよう待機部隊を配置してもらっているので大丈夫です。

 

華雄がいるからたいていはなんとかなるけど思いますけどね。

 

「光雅ー華雄さーん。こっちの小川がきれいですよー」

 

「月ー早く走ると危ないわよー」

 

ポニーに乗って野を走る月に注意をしながらも、おいてかれないようポニーを走らせている緑の髪の眼鏡娘、賈詡ちゃんこと詠。

 

「みんなー月様の馬に遅れるなー。つづけー。」

 

走りながら先頭でみんなを指揮する真似をする華雄。

 

華雄はいろいろあって、俺も様付けで呼んできたのだが、4歳年上からの様付けはなれない感覚だったので、呼び捨てにしてもらっている。

 

「「「まてー」」」

 

可愛らしい掛け声を上げながら華雄の後ろを行く7歳くらいの仲間たち。

 

ポニーが無いので走って追いかけているのですが、余り差はひらいていません。

 

ちなみに俺はその先頭の華雄の隣で走っています。

 

実はこの部隊の足が速いのは理由があるのです。

 

恥ずかしながら俺は馬に乗れません。

 

あるとき月がポニーに乗れていた歳で俺が、いまだ月のとなりを走っていることを、大人に笑われたのが悔しく、そのとき偶然横を走り抜けた伝令の兵の乗っている大の馬を走って追い抜き

 

「馬に乗れないのではなく、馬に乗る必要がないんです!」

 

と言い張ったことがあった。

 

その時の話しが見ていた子供から他の子へと伝わっていき、必死にまねしようとポニーに乗る月とその横を走る俺を見かけたとたん、町の子達が後を走るという光景に。

 

何度もそんな無茶な走り込みを2年前からやっていたおかげで、あきず、あきらめずに走っていた10人程の子達は鍛えられた兵士と競争できるほどになっていたのだ。

 

7歳くらいの子供が、だ。

 

中には俺の最初の友達、華雄を筆頭に兵士も負かすほど早く走る子もいる。

 

まあ玲ちゃんからもらった足がある俺にかなわないのは仕方が無いのですが、もうすぐ追い抜かれるのではないかと、こっそり走るようになった。

 

この護衛ごっこ部隊は月が外で遊ぶ年になってから集まりだし、今では週に一度はみんなで遊んでいる。

 

規則も全員と真名を交換するということだけで、かなりのびのびしている。

 

この部隊は月に惹かれた子や月の友達が大半だというのは、負けた気がするが気にしたら負けだろう、うん。

 

まぁさておき、日が真上あたりに来た。

 

水の音もするから水分補給にもちょうどいいな。

 

俺と月が俺らの中ではお約束になっている言葉を言う。

 

「ではお待ちかねー」

 

「「「おきゅーりょー」」」

 

待っていましたとばかりに、みんなが思い思いに座り込む。

 

ごっこでお給料などといっているが、実際は俺と月の手作り弁当対決なのです。

 

つまりランチタイムでもある。

 

俺の趣味の一つが料理であり、その影響か月もかなりのレベルになっている。

 

特に月の出すお茶は格別です。

 

どうして同じお茶っ葉であんなに味が変わるのでしょうか?

 

皆に半人分の弁当を月と俺が、それぞれに手渡していく。

 

食事時間、休憩時間が終わったら投票だ。

 

「詠ちゃん。お水汲んでくるね。」

 

「わかった。木が多いし一応気をつけてね。」

 

「だれか腹ごなしに勝負しないかー」

 

「華雄さん対俺たちごにんしゅー」

 

「な!?一対五はズr「さいきょーの華雄姉さんならかてるよー」ふはははは、いつでもかかって来い!」

 

皆、思い思いに過ごしている。

 

 

 

 

 

「みんなー休憩時間は終わりだー。おや、月様は?」

 

半刻ぐらいたって最年長の華雄が号令をかけた。

 

「大変。月が川の方から戻ってきてない!」

 

「何だと!?全員ここで待っててくれ。私が見てくる!」

 

「俺も行きます!詠さんは皆を兵士さんたちの所へ!」

 

「僕たちも戦「それはいかん!」かゆうさん…」

 

「詠!後は頼んだぞ!」

 

「わかった。こっちは任せて。華雄は月のこと、頼むわよ。」

 

走りだす華雄と俺。

 

姉ちゃんに何もなければいいのですが……




主「幼少期編書いてたのでは?」
主「大変だったから後回し。要望があったら番外編として出そうじゃないか」
主「なかったら?」
主「この作品がENDを迎えたあたりで出す」
主「そういえば『主』とあるけど一人で話しているので?」
主「いやこれは主人公の『主』と投稿主の『主』だ」
主「紛らわしいので直してください。おそらく前回のこのコーナーで作者が二人いると思った人もいると思います」
主「それは全くの間違いだ。間違いといえば、前話を金曜日に投稿したのは調子に乗っていたからで、作者の週末は日曜日である」
光「確かに金曜日を作者の週末とも思いそうですね」
単「ではそろそろさようならー」

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