とりあえず、短編のような形でやっていきたいとおもいます。
書きたいところだけ書く感じになるので、続く場合は番号をふっておきます。なので今まで以上にストーリー生はなくなると思います。
更新が遅くなるかもしれませんが。よろしくおねがいします。
暦が相澤の怪我を直した次の日。
「おはよう」
当たり前のように教室に入ってきた相澤の顔や体には、昨日まであったはずの包帯が全くなかった。
「せ!先生!それは一体!?」
飯田が手をあげながら立ち上がり、皆の心のうちを代弁した。
「あ?あー………」
驚きで口を開いて固まる生徒たちを見渡しながら頭をかきむしる。
昨日まで立っているのすら難しいほどの大怪我を負っていたのが、次の日には跡形もなく消えていたのだからこの反応が当然だ。
「治った」
「昨日の今日でですか!?」
「誰かの個性?でもリカバリーガールでもあの傷は治せないって……」
「しかも元からなかったような感じだよ?」
生徒たちの間でさまざまな意見が飛び交うが、相澤はそれには一切口出しをしなかった。ただ面倒そうにため息をつく。
そもそもこの傷は暦が『拒絶』したのだ。
治ったというわけではなく、"傷ができたという事実"を拒絶した。だから元からなかったようになるのは当たり前。けれどそれを説明するにはまず暦の存在を明かさねばならないし、こいつらが興味半分で見に行く可能性がある。それは嫌なのだ。
けれどそうなるとこの怪我の説明がつかない。
しかしそこでこれ以上考えていても時間の無駄だと判断した相澤は、さまざまな憶測を肯定も否定もせずに進めることに決めた。
「静かにしろ。俺のことはどうでもいいだろうが」
一睨みすると入学から僅かしか経っていないとはいえ、すでに時間を無駄にすれば相澤が怒るということを理解している生徒たちは一瞬にして黙った。
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その日は、結局一日中生徒たちはそわそわしっぱなしだった。
「やっぱり誰かが治したんだよ」
「しかも、相澤先生あからさまに誤魔化してたよな」
「気になる」
隠されれば、隠されるほど知りたくなるお年頃なのです!
あの怪我のことはきっと先生方も知っている。ということで各教科で聞いてみることにした。
「マイク先生!相澤先生の怪我ってどうしたんですか?」
「相澤先生に聞いても教えてくれないんです」
「あー?ああ!あれか!!YEAAA!!あいつ言ってないのかよ!」
「セメントス先生ー!相澤先生の怪我ってどうしたんすか?」
「ああ。あれね」
「ミッドナイト先生!相澤先生の怪我ってどうなされたんですか?」
「ああ………ふふふ。どうしてかしらね」
「オールマイト!相澤先生の怪我ってどうしたんですか
!?」
「HAHAHA!あれか!いやまさか相澤くんにあんな……ヤベッ」
「相澤先生にいったい!?」
けれど誰も彼もなにやらニヤニヤと含み笑いをしながらも教えてくれなかった。
唯一、オールマイトだけは言いかけてはいたが、途中で慌てて口を塞ぐ。
(僕たちがこの真実を知るのは、もう少し先)