この世界   作:シャト6

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第10話

ミルフィーのお陰で、何とか茉莉香達を助ける事が出来た。しかし、驚いた事に茉莉香達が乗っていた船は、昔は海賊船だったらしく、オリジナルセブンの生き残りだそうだ。

 

拓哉「まさか、あの船が元海賊船だったとはな」

 

ミルフィーユ「驚きですよね~」

 

俺とミルフィーは、あの後茉莉香達と別れた。帰り際に、弁天丸の船医と操舵主の二人に、後日改めて船に招待すると言われた。そのまま俺達は白き月に帰ってきた。

 

ミルフィーユ「ただいま戻りました~♪」

 

拓哉「ただいまリーラ」

 

蘭花「お帰りミルフィー。拓哉さんに迷惑掛けなかったでしょうね?」

 

リーラ「お帰りなさいませ」

 

ミルフィーユ「大丈夫だよランファ」

 

拓哉「あぁ。キチンと俺を運んでくれたぞ♪」

 

俺はミルフィーの頭を撫でながら言う。

 

ミルフィーユ「エヘヘ♪」

 

拓哉「さて、俺達も帰るか」

 

リーラ「そうですね」

 

拓哉「シャトヤーン、色々と助かった。困ったことがあれば、また連絡してくれ」

 

シャトヤーン「はい。分かりました。道中お気をつけて」

 

拓哉「ムーンエンジェル隊の皆もありがとうな。また会おうぜ」

 

別れを言って、俺達は家に帰っていった。翌日、学校に行くと昇降口前に人だかりができていた。

 

拓哉「何かあったのかな?」

 

リーラ「そうですね」

 

俺とリーラは、人混みを掻き分けて進んでいく。すると、張り紙が張ってあった。

 

拓哉「何々?【GW明けに、他校と合併することになりました。生徒達は、少し早いですがGWを楽しんで下さい。新しい校舎の場所は地図に記載していますので。理事長】はぁ!?」

 

思わず叫んでしまう俺であった。すると、兵藤達がやって来た。

 

一誠「オッス拓哉」

 

裕斗「お早う拓哉君」

 

朱乃「お早うございます。拓哉君」

 

アーシア「お、おはようございます!!」

 

小猫「どうもです」

 

リアス「おはよう拓哉」

 

オカルト連中が勢ぞろいだ。オカルト研究部の連中とは、焼き鳥との一件で俺やリーラ達をあいつらと違うと思ったらしく、あれ以来以前より話すようになった。

 

拓哉「オカルト部員がお揃いで。ところで、これはどういう事ですか?リアス先輩」

 

リアス「私も突然お兄様から聞かされたのよ。何でも、複数の学校と合併するそうよ」

 

拓哉「何でまた?」

 

リアス「それは分からないわ。それと、今日からグレイフィアが、貴方の家に住むそうよ」

 

拓哉「・・・聞いてないぞリーラ」

 

突然の事に俺はリーラを見る。

 

リーラ「申し訳御座いません。夕食の時にご説明する予定でしたので」

 

深々と頭を下げながら謝るリーラ。

 

拓哉「別にそこまで怒ってないさ。とはいえ、かなり大型連休になったな」

 

小猫「そうですね。10日間の休みになりました」

 

リアス「突然の事だから、予定を考えてないわ」

 

拓哉「誰もがそうだろ。取り合えず帰るか。じゃあな」

 

そして、リーラと一緒に家に帰るのであった。家に戻り、リビングでソファーに座ってテレビを見てると、チャイムが鳴る。ロベルタが出ると、どうやらグレイフィア来たみたいだ。

 

グレイフィア「今日から、此方でお世話になる《グレイフィア・ルキフグス》です。宜しくお願いします」

 

拓哉「宜しくグレイフィア。けど、流石に部屋の数が足りなくなってきたな」

 

今家には結構な人数が住んでいる。俺、リーラ、ロベルタ、森さん、アンジェラ、セイバー、ライダー、グレイフィアだ。

 

グレイフィア「それについては、心配ありません」

 

拓哉「??どういうことだ?」

 

グレイフィア「サーゼクス様とフォーベシィ様、そしてユーストマ様とアザゼル様が、明日この家を建て直すそうです」

 

拓哉「いいのか?」

 

グレイフィア「はい。既に、かぐや様と豪昌様の許可は頂いております」

 

拓哉「なら、明日から家を空けないとな」

 

グレイフィア「夕方には、全て完了しておりますので」

 

拓哉「・・・ホント魔法って便利だな」

 

そんな事を思いながら、今日はグレイフィアの歓迎会を行うのであった。そして翌朝、俺は皆に暇を出し、それぞれ自由に過ごす様に言った。俺も俺で、町に繰り出していた。すると、女性三人が不良に絡まれていた。

 

「や、やめて下さい」

 

「別にいいだろ?丁度3対3なんだしよ」

 

「しつこいな~。私達は用があるって言ってるでしょ!」

 

「それに俺達も付き合うって」

 

「はうぅぅぅ」

 

見過ごすのも癪なので、俺は声をかける。

 

拓哉「・・・やれやれ。あんまりしつこいと嫌われるぞ?」

 

「あん?誰だテメェ」

 

「俺達が誰か分かってんのか?」

 

「俺達は、加藤家のもんだ。俺達に楯突くって事は、当主の雷堂様に楯突くって事だぞ」

 

その名前を聞いた瞬間、俺の中で何かが弾けた。

 

拓哉「・・・あいつが当主?笑わせるな」

 

「なっ!?何だと!!」

 

拓哉「あいつが当主な訳ないだろ。そもそも、破門された身分だぞ?」

 

「う、嘘を言うな!!」

 

拓哉「なら、当主としての物は持ってたのか?加藤家当主には、ある物が渡される筈だが?」

 

そう言いながら俺は、持ってる刀と指輪見せつける。

 

拓哉「当主は、この《荒鷹》と加藤家の家紋が刻まれた指輪を持ってるはずだが?」

 

俺は持ってる荒鷹を見せる。

 

「ま、まさかお前は!!」

 

拓哉「お前らに名乗る名前などない…死にたくなきゃさっさと消えろ!」

 

『ヒエエエエエエエエッッッッッッ!!!!!!』

 

覇気を軽く出すと、すると男達は蜘蛛の子を散らすよう逃げていった。

 

拓哉「・・・大丈夫か?」

 

「は、はい」

 

「た、助かりました」

 

「えっと・・・あ、ありがとうございます」

 

拓哉「気にするな。気を付けて帰れよ」

 

俺はそのまま帰ろうとしたが、3人の女の子に呼び止められる。

 

「あの!どうかお礼をさせて下さい!!」

 

「わ、私からもお願いします!!」

 

拓哉「お礼って言われても」

 

断ろうとしたが、金髪の女の子にしがみつかれる。

 

「別にいいでしょ?」

 

拓哉「・・・分かった」

 

結局俺が折れて、女の子達と近くのファミレスに行くのであった。

 

「そう言えば、自己紹介してませんでしたね。私の名前は西野つかさです」

 

「えっと・・・東城綾です」

 

「わ、私は・・・その・・・む、向井こずえです」 

 

拓哉「加藤拓哉だ」

 

綾「えっと・・・拓哉さん」

 

拓哉「なんだ?」

 

こずえ「そ、その刀は・・・」

 

拓哉「ああ、本物だ」

 

つかさ「本物なの!?普通に銃刀法違反じゃん!!」

 

まぁ当然そう言うよな。

 

拓哉「本来ならそうだが、俺は加藤家の人間だ。普通に許可されてる」

 

こずえ「で、でも、それで人を・・・」

 

拓哉「向井さんの言いたい事は分かる。もしそんな事が起きれば、当主剥奪のうえに破門、そして直ぐに刑務所行きだ。加藤家は、余程の事がない限り刀や銃は使わない。もっとも、犯罪者とかさっきみたいな連中は例外だがな」

 

そう言うと、少し気まずい雰囲気になった。

 

拓哉「あくまで最悪の場合だ。普段は、威嚇目的だよ」

 

綾「そ、そうなんですか」

 

つかさ「びっくりした~!」

 

俺の言葉を聞いて、3人は息を吐いた。

 

つかさ「拓哉さんって、随分大人に見えますけど?」

 

拓哉「年齢は二十歳だ。だが、学生だぞ?」

 

こずえ「大学生ですか?」

 

拓哉「いや。高校2年だ」

 

その言葉に、3人は驚いていた。

 

拓哉「昔色々あってな。この年齢になって、学校に通えだしたんだよ」

 

つかさ「色々って?」

 

拓哉「・・・簡単に言えば、キチンと小・中通えなかったな」

 

つかさ「!?ご、ごめんなさい」

 

何かを感じたのか、西野はすぐに謝った。

 

拓哉「気にする事はない。西野が考えてる事より少し違うと思うがな。今は、学校が合併する事になったから、少し早いGWだ」

 

こずえ「そ、そうなんですか?」

 

綾「けど、私達の学校も合併する事になったよね?」

 

つかさ「案外、拓哉さんとの学校だったりして♪」

 

拓哉「いくらなんでも、それないだろ?」

 

つかさ「フフッ♪確かにそうですね」

 

そして俺達は、楽しく話をした。夕方になったので、俺達はファミレス前で別れた。その時に、3人とアドレスを交換した。

 

拓哉「今日は久々に楽しかったよ」

 

つかさ「私もです♪」

 

綾「またよかったら、ご一緒しませんか?」

 

こずえ「さ、賛成です!」

 

拓哉「ハハッ、またいつかな」

 

『それじゃあ、失礼します』

 

拓哉「気を付けて帰れよ」

 

そして俺達は別れた。俺も空を見上げながら家路を急ぐのであった。因みに家に帰ると、かなり桁外れな豪邸が建っていたのであった。




西野つかさ(いちご100%)


東城綾(いちご100%)


向井こずえ(いちご100%)
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