ミルフィーのお陰で、何とか茉莉香達を助ける事が出来た。しかし、驚いた事に茉莉香達が乗っていた船は、昔は海賊船だったらしく、オリジナルセブンの生き残りだそうだ。
拓哉「まさか、あの船が元海賊船だったとはな」
ミルフィーユ「驚きですよね~」
俺とミルフィーは、あの後茉莉香達と別れた。帰り際に、弁天丸の船医と操舵主の二人に、後日改めて船に招待すると言われた。そのまま俺達は白き月に帰ってきた。
ミルフィーユ「ただいま戻りました~♪」
拓哉「ただいまリーラ」
蘭花「お帰りミルフィー。拓哉さんに迷惑掛けなかったでしょうね?」
リーラ「お帰りなさいませ」
ミルフィーユ「大丈夫だよランファ」
拓哉「あぁ。キチンと俺を運んでくれたぞ♪」
俺はミルフィーの頭を撫でながら言う。
ミルフィーユ「エヘヘ♪」
拓哉「さて、俺達も帰るか」
リーラ「そうですね」
拓哉「シャトヤーン、色々と助かった。困ったことがあれば、また連絡してくれ」
シャトヤーン「はい。分かりました。道中お気をつけて」
拓哉「ムーンエンジェル隊の皆もありがとうな。また会おうぜ」
別れを言って、俺達は家に帰っていった。翌日、学校に行くと昇降口前に人だかりができていた。
拓哉「何かあったのかな?」
リーラ「そうですね」
俺とリーラは、人混みを掻き分けて進んでいく。すると、張り紙が張ってあった。
拓哉「何々?【GW明けに、他校と合併することになりました。生徒達は、少し早いですがGWを楽しんで下さい。新しい校舎の場所は地図に記載していますので。理事長】はぁ!?」
思わず叫んでしまう俺であった。すると、兵藤達がやって来た。
一誠「オッス拓哉」
裕斗「お早う拓哉君」
朱乃「お早うございます。拓哉君」
アーシア「お、おはようございます!!」
小猫「どうもです」
リアス「おはよう拓哉」
オカルト連中が勢ぞろいだ。オカルト研究部の連中とは、焼き鳥との一件で俺やリーラ達をあいつらと違うと思ったらしく、あれ以来以前より話すようになった。
拓哉「オカルト部員がお揃いで。ところで、これはどういう事ですか?リアス先輩」
リアス「私も突然お兄様から聞かされたのよ。何でも、複数の学校と合併するそうよ」
拓哉「何でまた?」
リアス「それは分からないわ。それと、今日からグレイフィアが、貴方の家に住むそうよ」
拓哉「・・・聞いてないぞリーラ」
突然の事に俺はリーラを見る。
リーラ「申し訳御座いません。夕食の時にご説明する予定でしたので」
深々と頭を下げながら謝るリーラ。
拓哉「別にそこまで怒ってないさ。とはいえ、かなり大型連休になったな」
小猫「そうですね。10日間の休みになりました」
リアス「突然の事だから、予定を考えてないわ」
拓哉「誰もがそうだろ。取り合えず帰るか。じゃあな」
そして、リーラと一緒に家に帰るのであった。家に戻り、リビングでソファーに座ってテレビを見てると、チャイムが鳴る。ロベルタが出ると、どうやらグレイフィア来たみたいだ。
グレイフィア「今日から、此方でお世話になる《グレイフィア・ルキフグス》です。宜しくお願いします」
拓哉「宜しくグレイフィア。けど、流石に部屋の数が足りなくなってきたな」
今家には結構な人数が住んでいる。俺、リーラ、ロベルタ、森さん、アンジェラ、セイバー、ライダー、グレイフィアだ。
グレイフィア「それについては、心配ありません」
拓哉「??どういうことだ?」
グレイフィア「サーゼクス様とフォーベシィ様、そしてユーストマ様とアザゼル様が、明日この家を建て直すそうです」
拓哉「いいのか?」
グレイフィア「はい。既に、かぐや様と豪昌様の許可は頂いております」
拓哉「なら、明日から家を空けないとな」
グレイフィア「夕方には、全て完了しておりますので」
拓哉「・・・ホント魔法って便利だな」
そんな事を思いながら、今日はグレイフィアの歓迎会を行うのであった。そして翌朝、俺は皆に暇を出し、それぞれ自由に過ごす様に言った。俺も俺で、町に繰り出していた。すると、女性三人が不良に絡まれていた。
「や、やめて下さい」
「別にいいだろ?丁度3対3なんだしよ」
「しつこいな~。私達は用があるって言ってるでしょ!」
「それに俺達も付き合うって」
「はうぅぅぅ」
見過ごすのも癪なので、俺は声をかける。
拓哉「・・・やれやれ。あんまりしつこいと嫌われるぞ?」
「あん?誰だテメェ」
「俺達が誰か分かってんのか?」
「俺達は、加藤家のもんだ。俺達に楯突くって事は、当主の雷堂様に楯突くって事だぞ」
その名前を聞いた瞬間、俺の中で何かが弾けた。
拓哉「・・・あいつが当主?笑わせるな」
「なっ!?何だと!!」
拓哉「あいつが当主な訳ないだろ。そもそも、破門された身分だぞ?」
「う、嘘を言うな!!」
拓哉「なら、当主としての物は持ってたのか?加藤家当主には、ある物が渡される筈だが?」
そう言いながら俺は、持ってる刀と指輪見せつける。
拓哉「当主は、この《荒鷹》と加藤家の家紋が刻まれた指輪を持ってるはずだが?」
俺は持ってる荒鷹を見せる。
「ま、まさかお前は!!」
拓哉「お前らに名乗る名前などない…死にたくなきゃさっさと消えろ!」
『ヒエエエエエエエエッッッッッッ!!!!!!』
覇気を軽く出すと、すると男達は蜘蛛の子を散らすよう逃げていった。
拓哉「・・・大丈夫か?」
「は、はい」
「た、助かりました」
「えっと・・・あ、ありがとうございます」
拓哉「気にするな。気を付けて帰れよ」
俺はそのまま帰ろうとしたが、3人の女の子に呼び止められる。
「あの!どうかお礼をさせて下さい!!」
「わ、私からもお願いします!!」
拓哉「お礼って言われても」
断ろうとしたが、金髪の女の子にしがみつかれる。
「別にいいでしょ?」
拓哉「・・・分かった」
結局俺が折れて、女の子達と近くのファミレスに行くのであった。
「そう言えば、自己紹介してませんでしたね。私の名前は西野つかさです」
「えっと・・・東城綾です」
「わ、私は・・・その・・・む、向井こずえです」
拓哉「加藤拓哉だ」
綾「えっと・・・拓哉さん」
拓哉「なんだ?」
こずえ「そ、その刀は・・・」
拓哉「ああ、本物だ」
つかさ「本物なの!?普通に銃刀法違反じゃん!!」
まぁ当然そう言うよな。
拓哉「本来ならそうだが、俺は加藤家の人間だ。普通に許可されてる」
こずえ「で、でも、それで人を・・・」
拓哉「向井さんの言いたい事は分かる。もしそんな事が起きれば、当主剥奪のうえに破門、そして直ぐに刑務所行きだ。加藤家は、余程の事がない限り刀や銃は使わない。もっとも、犯罪者とかさっきみたいな連中は例外だがな」
そう言うと、少し気まずい雰囲気になった。
拓哉「あくまで最悪の場合だ。普段は、威嚇目的だよ」
綾「そ、そうなんですか」
つかさ「びっくりした~!」
俺の言葉を聞いて、3人は息を吐いた。
つかさ「拓哉さんって、随分大人に見えますけど?」
拓哉「年齢は二十歳だ。だが、学生だぞ?」
こずえ「大学生ですか?」
拓哉「いや。高校2年だ」
その言葉に、3人は驚いていた。
拓哉「昔色々あってな。この年齢になって、学校に通えだしたんだよ」
つかさ「色々って?」
拓哉「・・・簡単に言えば、キチンと小・中通えなかったな」
つかさ「!?ご、ごめんなさい」
何かを感じたのか、西野はすぐに謝った。
拓哉「気にする事はない。西野が考えてる事より少し違うと思うがな。今は、学校が合併する事になったから、少し早いGWだ」
こずえ「そ、そうなんですか?」
綾「けど、私達の学校も合併する事になったよね?」
つかさ「案外、拓哉さんとの学校だったりして♪」
拓哉「いくらなんでも、それないだろ?」
つかさ「フフッ♪確かにそうですね」
そして俺達は、楽しく話をした。夕方になったので、俺達はファミレス前で別れた。その時に、3人とアドレスを交換した。
拓哉「今日は久々に楽しかったよ」
つかさ「私もです♪」
綾「またよかったら、ご一緒しませんか?」
こずえ「さ、賛成です!」
拓哉「ハハッ、またいつかな」
『それじゃあ、失礼します』
拓哉「気を付けて帰れよ」
そして俺達は別れた。俺も空を見上げながら家路を急ぐのであった。因みに家に帰ると、かなり桁外れな豪邸が建っていたのであった。
西野つかさ(いちご100%)
東城綾(いちご100%)
向井こずえ(いちご100%)