この世界   作:シャト6

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第13話

少しトラブルがあったが、大きな被害はなく拓哉達を乗せた車は走っていた。

 

リーラ「皆様、もうすぐ新しい新居に到着いたします」

 

拓哉「もうすぐか」

 

束「随分走ったね」

 

グレイフィア「ですが、見渡す限り住めそうな建物は見当たりませんが?」

 

グレイフィアの言葉通り、周りは山と海が見えるが、住めそうな建物はなく民宿などがチラホラある程度だ。するとリーラは、車を海に向けて走らせる。そして見えてきたのは、何もない海に面した場所だった。

 

拓哉「リーラ、こんな所で止まってどうするんだ?」

 

リーラ「少々お待ちください」

 

するとリーラは車から降り、周りに人などがいないことを確認する。すると地面から機械が出てきた。

 

リーラ「拓哉様、申し訳ありませんがこちらに来ていただいてよろしいですか」

 

リーラに言われるまま、拓哉も車から降り出てきた機械の前に立つ。

 

リーラ「この機械で、拓哉様の指紋、声紋、眼球を登録いたします。既に私のは登録されておりますが、次回から拓哉様か私がいなければ反応しないようになりますので」

 

拓哉「なるほど」

 

そして言われるまま、声紋、指紋、眼球を登録していく。

 

『登録を完了いたしました。登録者本人加藤拓哉様、ようこそいらっしゃいました。これからよろしくお願いします』

 

そう言い終わると、機械は地面に引っ込み代わりに地面が大きく開く。

 

拓哉「これは…」

 

リーラ「このまま下に下がりますので、私達も車に戻りましょう」

 

そして、車2台は地面に消えていった。地面を暫く進んでいくと、車を固定してる土台が停止した。

 

拓哉「着いたのか?」

 

リーラ「はい。トンネルの移動はここで終わりです。もう少し走りますがもうじき到着致します」

 

そして、トンネルから出ると周りは大きな街中だった。

 

拓哉「おいおい、街中に出て大丈夫なのか?」

 

リーラ「はい、よく見ていただければ分かると思いますが、この街は随分前から人は住まれておられません」

 

束「みたいだね。建物も朽ち果ててるし道路もひび割れてる場所もあるね」

 

外を見ると、確かに建物は人が住める状態ではなかった。

 

リーラ「その通りです。豪昌様は、数年前にこの島を購入なされました。そして今回、拓哉様のご自宅が半壊した為、この島をお譲りする事にしたのです」

 

拓哉「なるほど。けど、街がこの状態じゃこれから住む家は大丈夫なのか?」

 

拓哉が言う事は尤もだ。話を聞けば島には、この様な場所がいくつもあるそうだ。

 

リーラ「それに関しては心配ございません。拓哉様達が住まわれるご自宅は、豪昌様やその使用人達が綺麗に改装して管理しておりますので、いつでもすぐに住めるように」

 

グレイフィア「そうなのですか?私達はその様な事はしておりませんが?」

 

リーラ「それは当然です。その管理をしているのは、豪昌様直属の使用人達ですので」

 

拓哉「結構な人数が管理してるのか?」

 

拓哉の質問に、リーラは首を横に振る。

 

リーラ「いえ、その屋敷を管理しているのは1人です。そして、本日からその使用人は拓哉様直属になります」

 

拓哉「新しい家族が増えるのか。それは楽しみだな」

 

嬉しそうな表情をしながら、目的の屋敷に向かうのであった。そしてようやくこれから住む屋敷に到着すると、玄関にメイド服を着た女性が立っていた。

 

「お待ちしておりました拓哉様」

 

女性は拓哉達を出迎える。

 

拓哉「あんたがここを管理し、爺ちゃんの使用人だった人か?」

 

「はい、その通りです。私は、ここを管理しており本日から拓哉様に仕える事になりました大和と申します」

 

拓哉「知ってるとは思うけど、加藤豪昌爺ちゃんの孫の加藤拓哉だ。今日からここに住むことになってる」

 

リーラ「拓哉様直属のメイドで、メイド長をしているリーラ・シャルンホルストです」

 

グレイフィア「同じく拓哉様直属のメイドの、グレイフィア・ルキフグスです」

 

ロベルタ「同じくロベルタです」

 

それぞれが、大和に挨拶する。

 

リーラ「他にもいますが、全員が今こちらに向かってますので、残りの紹介は後程行いますので」

 

大和「分かりました。では、屋敷をご案内いたします」

 

そして拓哉達は屋敷に入っていったのであった。




大和(艦隊これくしょん)
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