この世界   作:シャト6

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第16話

そして、理由を知ってるサーゼクスが話し出す。

 

サーゼクス「だが彼と彼の両親は、拓哉君を殺そうとして加藤家を破門になった」

 

リーラ「その通りです。しかし、元々豪昌様と拓哉様のクソ父との間で対立があり、その件を境に加藤家は事実上二つに分裂したのです」

 

ゼノヴィア「だ、だが未だに世界の三分の二は加藤家が占めてるではないか?」

 

グレイフィア「世間ではその様に認識されていますが、実際のところ豪昌様が三分の二の内75%で、残り25%が拓哉様の元父親である加藤昌也と息子の修也が占めています」

 

フィーナ「その様な事が…」

 

ユーストマ「ってか、リーラ嬢ちゃん口調変わってねぇか?」

 

リーラ「そんな事はございません」

 

きっぱりと違うと言うリーラであった。

 

リーラ「それに、何故拓哉様を殺そうとしたクソ共に丁寧に話さないといけないのですか?」

 

フォーベシィ「ま、ま~確かにね」

 

リーラ「分かって頂いて感謝いたします」

 

笑顔でそう答えるリーラを見て、ここにいる全員が思った事。それは…

 

(絶対にリーラさん/嬢ちゃんを怒らせてはいけない)

 

そんな事を思われていたリーラであった。そして、グラウンドに出た拓哉と修也は…

 

修也「へ~、さっきの攻撃に耐えるか。昔より少しは強くなったみたいだな」

 

拓哉「……」

 

その言葉に拓哉は黙っている。しかし、心の中では…

 

拓哉(さっきのが攻撃?確かに油断して吹き飛んだが、全然ダメージないんだけど…)

 

服は少し破けてはいるが、拓哉自身には全くダメージがなかったのである。何故なのか?それは、拓哉は昌也達に捨てられて豪昌に引き取られてから、自分を守ってくれたリーラや豪昌を守りたいと思い、幼少期から厳しい修行に耐えていたのである。冥界、天界、全世界、そして別の惑星にまで修行に行っていた。一方修也は、幼少期から他の大人達に負けない才ある人物だった。それのせいか、拓哉と違い修行も何も行っていなかった。一般的な人達と比べると強いが、壁を超えた者達にはまるで歯が立たない。なので、拓哉にしては修也の攻撃は虫に刺された程度なのである。

 

修也「どうした?余りの痛さに声も出ないか?」

 

拓哉(いや、余りの弱さに逆に声が出ねぇよ)

 

そんな事を思いながら、修也を睨みつける拓哉。

 

修也「さてと、すぐに殺してもいいんだが…赤龍帝も戻って来たし、少し見物するか」

 

拓哉「見物だと?」

 

修也「そうだ。赤龍帝と白龍皇の戦いをな」

 

拓哉「なんだと!?」

 

その言葉を聞いて、拓哉は驚く。

 

拓哉(まずい…一誠はまだヴァーリと戦うには実力不足だ!どうにかしてあいつの所に…)

 

そんな事を考えながら、ほんの少しだけ足を動かす。するとその瞬間拓哉の足数センチの所が撃ち抜かれる。

 

修也「おっと動くなよ?一歩でも動けば額を撃ち抜かれるぞ?ま、俺が直々に殺すからそんな事はないがな」

 

笑いながら、スナイパーの事を離す修也。

 

拓哉「……」

 

しかし当の拓哉は呆れていた。

 

拓哉(相変わらず、自分が有利になった時に話す癖は昔のまんまだな)

 

自分に勝ち目があると思うと、そんな話をしてしまう癖がある修也であった。

 

拓哉「随分と凄腕のスナイパーがお前らのところにいるんだな」

 

修也「ま~な。偶々拾ってな。俺の命令に逆らえないようにしてるがな」

 

拓哉「……」

 

修也の言葉に拓哉は黙る。すると、叫び声が聞こえた。

 

「ふざけんなああああああああああああああ!!!!!!!」

 

見ると、一誠がキレていた。

 

一誠「許さない!絶対テメェだけは許さないっ!!ヴァーリィィィィ!!!部長達に手を出してみろ!!二度と転生できないくらい徹底的に破壊してやらぁ!!!」

 

アザゼル「あっはっはっは!!女の胸が小さくなるって理由で力が跳ね上がりやがった!」

 

『……』

 

アザゼルの言葉に全員が言葉を失った。それは、少し離れた場所にいる修也や拓哉も例外ではなかった。

 

修也「マジかよ…」

 

流石の修也も、胸で力が跳ね上がった一誠を見て呆れていた。

 

拓哉「一誠…」

 

拓哉も呆れていた。が、修也の隙を見逃してはいなかった。

 

拓哉「隙見せたな!!」

 

修也「しまっ…」

 

そこまで言うと、修也は殴り飛ばされる。

 

修也「ゲホッ…ゴホッ…」

 

口から血を吐き出す修也。

 

修也「て、てめぇ…」

 

拓哉「昔はお前の方が確かに強かった。だが、それをいい事に鍛錬も何もしなかったお前と違って、こっちは死に物狂いで修行したんだ。はっきり言って、さっきからお前の攻撃は効いてないんだよ!!」

 

起き上がる前にアッパーを入れる。

 

修也「がはっ!!」

 

一方的な戦いになる。

 

拓哉「さっき殺すとか言ってたな。なら、俺が逆に殺してやろうか」

 

そう言いながら気を高める。すると拓哉の背後に鎌を持った巨大な生物が見えた。

 

修也「なっ!?」

 

それを見た修也は驚いて腰を抜かしている。見ると魔王や神王達は普通だが、リアス達は修也同様腰を抜かしてた。すると、修也とヴァーリの横に魔王人が出現する。

 

「迎えに来た」

 

修也「お前は…」

 

現れたのは灰色の髪の色をした少年?だった。

 

修也「フェイト…何でお前が」

 

フェイト「北の田舎(アース)神族と一戦交えるから撤退命令が出てる」

 

修也「…分かった」

 

そう言うと、2人の足元に魔法陣が出る。

 

修也「この借りは絶対に返すからな!!」

 

そんな負け惜しみの台詞を言って、修也達は消えて行った。

 

拓哉「やれやれ…何とか終わったか」

 

リーラ「お疲れ様です拓哉様」

 

戦いを終えたリーラ達も戻って来た。

 

拓哉「お疲れリーラ」

 

フォーベシィ「たっちゃん」

 

すると、フォーベシィがやって来る。

 

フォーベシィ「今回の和平の件…本当に結ばないのかい?」

 

拓哉「ええ。今回はあいつが絡んでたけど、俺はライザーがやった事を許せそうにないんでね」

 

サーゼクス「どうすれば許してくれるのかな?」

 

拓哉「…それはあんたらで考えな」

 

そして拓哉はリーラ達のところに行く。すると、セイバーとティアが1人の女性を抱えて戻って来た。

 

拓哉「誰だその女?」

 

ティア「銃であんたを狙ってた奴よ」

 

拓哉「あいつが言ってたスナイパーか。まさか女とはな」

 

セイバー「どうしますタクヤ?」

 

拓哉「家に連れて帰る。あいつは言う事を聞かせていると言ってたが、何か仕掛けられてるかもしれない。束のラボで治療を兼ねて検査してもらう」

 

グレイフィア「かしこまりました」

 

そう言うと、グレイフィアはティアと一緒に車を取りに行った。

 

拓哉「それじゃあ、俺達は帰らせてもらう」

 

ミカエル「で、ですが和平が…」

 

そこまで言うと、アザゼルが止める。

 

アザゼル「止めとけミカエル。それ以上言っても、こいつは今のところ和平を結ぶつもりはないぜ」

 

拓哉「その通りだ。だが、今後の事は分からない。ま、サーゼクス達がどの様な回答をするか楽しみにしてるよ」

 

そう言い残して行こうとすると、近右衛門が呼び止める。

 

近右衛門「拓哉殿、いずれ麻帆良にも遊びに来て下され。孫の見合いの事もありますのでな」

 

拓哉「そう言えば、貴方のお孫さんも候補にいましたね」

 

すっかり忘れていた拓哉。それを聞いた一誠は…

 

一誠「拓哉!テメェ部長達だけじゃ飽き足らず、他にもいるのか!!!チキショー!!!!!!!」

 

血の涙を流しながら、拓哉の事を羨む一誠であった。




フェイト・アーウェルンクス(魔法先生ネギま)
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