拓哉「さていつ呼ばれるのやら」
リーラ「そうですね」
拓哉達は、屋上で日向ぼっこを楽しんでいる。未だに俺とリーラは呼ばれない。
拓哉「けど、リーラに膝枕してもらうのも久し振りだな」
リーラ「そうですね」
しかし、リーラは顔を少しだけ暗くする。
拓哉「・・・何かあったのか?」
拓哉は気になってリーラに聞く。
リーラ「・・・何でも御座いません」
拓哉「何でもないことはないだろ?何年一緒にいると思ってるんだ?」
リーラ「・・・・・・」
拓哉「・・・花嫁候補のことか?」
そう言うと、リーラは微かにだかピクッと震えた。
拓哉「・・・確かに多くの花嫁候補がいる。けどな、リーラ達も大切に思ってるんだぞ?」
リーラ「拓哉様」
拓哉「もしリーラやロベルタ達に何かあれば、何がなんでも助け出す。お前達は誰にも渡さない」
そう言いながら、リーラを抱き締める。
リーラ「絶対に・・・離さないで下さい」
拓哉「当たり前だ」
二人の空間は、甘い雰囲気が流れていた。すると、フィーナから念話が入る。
フィーナ『拓哉様、リーラ様、今から呼び出しますが宜しいですか?』
拓哉『了解』
フィーナ『それではいきます』
拓哉達の足下に、グレモリー家の魔方陣が現れた。そのまま俺達は、旧校舎にいるオカルト研究部に転送された。
フィーナ「お待ちしておりました」
拓哉「いえいえ」
「だ、誰よあなたは!?」
「何で人間がここにいるんだ」
フィーナ「彼らは、サーゼクス様から依頼されてこちらにおられます」
「お、お兄様が」
リアスは驚きを隠せなかった。
拓哉(何人かは知ってる顔がいるな)
部室にいる連中を見渡しながらそう思う。
フィーナ「拓哉様、リーラ様、サーゼクス様の妹のリアスお嬢様です。そして、フェニックス家のライザー様です」
フィーナさんが、二人の事を説明してくれる。すると、ライザーがリーラの前に立つ。
ライザー「ほう・・・いい女だな。気に入った!お前も俺の嫁にしてやる」
リーラ「お断り致します。私は、死ぬまで拓哉様の為に生きます」
あっさりと断られて、ライザーは怒りだす。
ライザー「たかが人間が!!この俺が嫁にしてやると言ってるんだ!!黙って来ればいいんだよ!!」
リーラを掴もうとするライザーの手を拓哉が掴む。
拓哉「ウチの大切なメイドに手を出すな」
ライザー「人間が悪魔に逆らうな」
すると、ブチッという音が部室に響き渡る。
一誠「ブチッ?」
拓哉「今何て言った?人間が悪魔に逆らうな?面白いこと言うな♪」
すると、部室の空気が重たくなる。
拓哉「あんまり舐めた事を言うなよ?殺すぞ?」
更に空気が重たくなり、部室に亀裂が入り窓ガラスが割れる。
フィーナ「拓哉様、落ち着いて下さい」
すると、フィーナが拓哉の前に立ちはだかる。
拓哉「どけフィーナ。いくらお前でも、手加減しないぞ」
フィーナ「・・・・・・」
拓哉の威圧に、フィーナも黙ってしまう。他の連中は、拓哉が発する気圧に脅えており、一誠に限っては既に気絶していた。すると、グレモリー家の魔方陣が現れる。
リアス「これは・・・グレモリー家の紋章!?一体誰が?」
その中から出てきたのは、フィーナそっくりの銀髪メイドだった。
「サーゼクス様の勘が当たりましたね。拓哉様、落ち着いて下さい」
フィーナ「グレイフィア!?」
リアス「どうして貴方が?」
グレイフィア「はい。サーゼクス様が、『嫌な予感がする』と仰られましたので、来てみれば拓哉様がお怒りになっています。どなたが原因ですか?」
すると、ライザーの眷属を含む全員がライザーを見る。
グレイフィア「ライザー様が原因ですか。今回は此方で落ち着かせますので、2度と拓哉様達を馬鹿にしないで下さい」
そして、グレイフィアとリーラが怒ってる拓哉を連れて部室を出ていったのであった。そのまま車に乗り込ませたが、拓哉は未だに機嫌が悪い。
拓哉「・・・何で邪魔をした」
リーラ「拓哉様、私の為に怒ってくださるのは嬉しいですが、リアス様達には辛すぎますよ」
グレイフィア「そうです。手加減したとはいえ、あの空間に耐えれるのは姉さんや私達しかいません」
拓哉「けどよ・・・」
グレイフィア「気持ちが分かりますが・・・」
リーラ「それと、先程フィーナ様から連絡があり、レーティングゲームは10日後に行うそうです」
拓哉「・・・分かった。今から使い魔を探しに行く」
グレイフィア「仕方ありませんね。私もお付き合い致します」
こうして、気晴らしに使い魔を探しに行く事になったのであった。グレイフィアのお陰で、簡単に使い魔を捕まえる森にやって来た。
拓哉「やって来ました!」
リーラ「拓哉様、どなたに説明をされてるのですか?」
拓哉「ん?これを読んでる読者の皆様に」
グレイフィア「メタ発言は止めてください」
拓哉「すみません。さて、気を取り直して何を捕まえようかな♪」
森の中を三人で歩きながら、捕まえる使い魔を考える。すると、奥から物凄い気配を感じる。
拓哉「すげ~気配だな」
リーラ「そうですね」
グレイフィア「この気配・・・」
すると、洞窟を発見する。
拓哉「気配はこの奥からだな」
すると、洞窟内から足音が聞こえてきた。
グレイフィア「まさか!?」
グレイフィアは、この気配の正体に気が付いたのか、かなり警戒している。洞窟から出てきたのは、ドラゴンだった。
拓哉「デケ~!!」
リーラ「物凄く大きいですね」
拓哉達はそんな反応をする。
グレイフィア「何をそんなに落ち着いてるんですか!!このドラゴンは《五大龍》の一匹の《ティアマット》ですよ!!」
ティアマット『私の眠りを邪魔するのは誰だ!!』
ティアマットがそう言い放つ。
拓哉「五大龍の一匹か~。いいな!こいつを仲間にしよう!!」
飛びっきりの笑顔で拓哉はそう答えた。
グレイフィア「ほ、本気で言ってるんですか!?」
拓哉「当たり前だろ」
ティアマット『クククッ。本気で私を使い魔にするつもりか?』
拓哉「使い魔っていうより、仲間だな」
ティアマット『仲間だと?・・・よかろう』
拓哉「なってくれるのか?」
ティアマット『ただし!!私より強ければだがな』
拓哉「ですよね~。危ないから、二人は離れてて」
リーラとグレイフィアは、その場から離れる。
拓哉「んじゃやりますか!」
ティアマット『いくぞ!!』
開始早々、ティアマットは炎を吐く。
拓哉「おわっ!?いきなり全力だな。なら・・・アイスBALL!!」
するとティアマットが吐いた炎が凍っていく。
ティアマット『なっ!?私の炎を凍らせるとは!!』
拓哉「どうだ?」
ティアマット『ハハハハッ!!面白い・・・面白いぞ!!お前、名は何という?』
拓哉「加藤拓哉だ」
ティアマット『そうか。なら拓哉!次の攻撃を防げばお前の勝ちだ!!』
するとティアマットは、空高く飛び上がり拓哉目掛けて急降下してきた。
拓哉「マジかよ!?風花・風障壁&鉄塊&音壁&フォークシールド!!!」
ドゴーン!!!!!!!!!!
そんな音が辺りに響き渡った。
リーラ「拓哉様!!」
グレイフィア「砂埃で何も見えません!!」
二人は、拓哉の安否は気になっていた。徐々に砂埃が晴れていく。すると、ティアマットの攻撃に耐えた拓哉がいた。
ティアマット『・・・見事だ拓哉』
拓哉「ったく、少しは手加減しろ!!」
拓哉はどこからか取り出したハリセンで、ティアマットを叩く。
ティアマット『イタッ!何をする!!』
拓哉「加減を考えろ加減を!!どう考えても…」
そこから暫く、拓哉の説教は続いたのであった。因みにティアマットは、人間の姿になり正座をさせている。
リーラ「・・・拓哉様、そろそろ」
拓哉「ん?そうだな」
1時間の説教は、リーラのお陰で終わりを迎えた。
拓哉「じゃあティアマット」
ティアマット「約束だからな。拓哉の使い魔になる」
拓哉「なら契約だ。グレイフィア、頼む」
グレイフィア「それはいいのですが・・・お二人の後ろにいる方は?」
拓哉とティアマットは、後ろを振り向く。するとそこには、二人の女性が立っていた。
拓哉「えっと・・・どちら様?」
「私の名はセイバー。貴方のサーヴァントになりたいが為に、ここに来ました」
「私はライダーです。セイバーと同じく、貴方のサーヴァントになりに来ました」
拓哉「えっと・・・セイバーとライダーだね?」
セイバー「はい。真名も教えます。名はアルトリア・ペンドラゴンです」
ライダー「私の名はメデューサです」
『・・・ええええええええええええええええええっっっっっっっっっっ!!!!!!!!????????』
名前を聞いた拓哉達は、心の底から叫ぶのであった。
リーラ「あのアーサー王が貴方なのですか!?」
グレイフィア「それにメデューサと!?」
セイバー「はい」
ライダー「その通りです」
拓哉「もしかして、ライダーの目を見ると石になるから、目を隠してるのか?」
ライダー「その通りです」
ティアマット「これは驚いたな。けど、こいつらも一緒に仲間にしてやれ。後々役に立つぞ?」
拓哉「別にいいけどさ・・・」
セイバー「よろしくお願いします。我がマスター」
ライダー「此方もお願いします。マスター」
ティアマット「私もよろしく頼む」
こうして、新たに三人の家族が増えましたとさ。
アルトリア・ペンドラゴン(Fate)
メデューサ(Fate)