リーラを焼き鳥野郎から助けてから1ヶ月。俺は久々に家の地下にいた。
拓哉「最近体が鈍ってる気がするな」
セイバー「でしたら、私が稽古の相手をしましょうか?」
拓哉「そうだな・・・剣も使ってないし、久々に鍛練するか」
俺は、腰にさしてる3本の刀を抜く。セイバーも、エクスカリバーを構える。
拓哉「いくぞセイバー!!」
セイバー「お手柔らかに」
そして、セイバーとの剣の稽古が始まった。流石はアーサー王だ。今まで戦った奴等より、断然強い。
拓哉「さすがだな」
セイバー「タクヤも中々です」
お互い褒めながらも、攻撃の手は緩めない。
拓哉「けれど・・・」
俺は、セイバー攻撃を受け流す。
セイバー「なっ!?」
拓哉「甘いぞ!!刀狼流し!!」
セイバー「キャアアッ!」
思わずセイバーは、可愛らしい叫び声をあげた。
拓哉「俺の勝ちだな」
セイバー「・・・やられましたね。まさか、私の攻撃を受け流しながら攻撃をするなんて」
拓哉「今まで色々あったからな」
俺は刀を納めながら、遠い目をするのであった。すると、リーラがやって来た。
リーラ「拓哉様、少し宜しいでしょうか?」
拓哉「どうしたんだ?」
リーラ「はい。新奥浜に派遣している園生から連絡がありまして」
拓哉「森さんから?」
森さんには、少し前から新奥浜に派遣しており、茉莉香やシャトヤーンに何かあった時に連絡するように言ってある。
拓哉「その森さんが何て?」
リーラ「何でも、茉莉香様を襲おうとしている連中がおられるそうです」
拓哉「何で茉莉香を?」
リーラ「茉莉香様は、宇宙海賊の船長候補なのです」
拓哉「宇宙海賊~!?」
リーラの言葉に驚く。
セイバー「何ですか?宇宙海賊とは」
リーラ「宇宙海賊、それは人々から金品や金目の物を奪うのが目的です」
セイバー「なっ!?そんなのが許されるはずない!!」
その言葉にセイバーは怒り出す。
リーラ「ですが、今の宇宙海賊は、政府が発行している私掠船免状を持っていれば、その行為は認められます。謂わば、営業みたいものですね」
セイバー「営業?」
リーラ「奪われた金品等は、後程保険会社からその分の金額が支払われます」
セイバー「そうなのですか?」
その言葉に、セイバーは落ち着く。
拓哉「それで、その宇宙海賊と茉莉香が、何の関係があるんだ?」
リーラ「何でも、茉莉香様のお父様、ゴンザエモン加藤様が亡くなられて、ゴンザエモン様が所持している海賊船の船長候補が茉莉香様なのです」
拓哉「へ~」
リーラ「ですが、それをよく思わない連中がいるそうで」
拓哉「それで茉莉香を襲おうって訳か」
リーラ「その通りです」
拓哉「ん~・・・」
しかし俺は少し考える。
拓哉「助けに行きたいが、宇宙船なんてないしな。茉莉香は、新奥浜にいるのか?」
リーラ「いえ、今はヨット部の演習航海で、砂赤星に向かわれています」
拓哉「万事休すだな」
宇宙に出てるなら、助けようがない。それどころか、助けにすら行けない。すると、俺の端末に通信が入る。
拓哉「もしもし?」
『お久し振りです拓哉さん』
通信の相手はシャトヤーンだった。
拓哉「久し振りだな。どうしたんだ?」
シャトヤーン『いえ、暫く連絡をしませんでしたので。・・・御迷惑でしたか?』
拓哉「そんな事ないぞ?少し考え事をな」
シャトヤーン『考え事・・・ですか?』
俺はシャトヤーンに、事情を説明した。
シャトヤーン『そんな事が・・・』
拓哉「そうなんだ。俺は宇宙船何て持ってないから」
シャトヤーン『・・・・・・』
すると、シャトヤーンが黙る。
拓哉「シャトヤーン?」
シャトヤーン『宜しければ・・・お力になりますよ』
拓哉「??」
シャトヤーン『詳しい事は、こちらで説明致しますので。白き月まで来ていただけますか?』
拓哉「了解。なら、今から向かうわ」
そして通信を切る。
リーラ「拓哉様」
拓哉「リーラ、今から白き月に向かうぞ。セイバーは、俺の中に戻ってくれ」
セイバー「分かりました」
そう言うと、セイバーは俺の中に入っていった。
拓哉「さて、今回は急ぎだしあれを使うか」
すると拓哉は、呪文を唱え始めた。
拓哉「我、望郷を訴えたり 我、懐郷を訴えたり 遥か 彼方 千里 彼方 万里、万里、遠き、故郷よ この手に届かぬ、在りし場所よ 我、妄執を訴えたり 我、憎悪を訴えたり この想いを以って、隔つ距離を繋ぎ給え!
足下に魔方陣が出現し、拓哉達はその場から消えたのであった。
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白き月side
「シャトヤーン様、急な呼び出しってなんだろうね?」
「何かあったのかしら?」
「そうですわね。けれど、巫女の人は慌ててはおられませんでしたわ」
「はい」
「まっ、シャトヤーン様が来れば分かるだろうに」
謁見の間で、5人の女性達が話していた。すると、シャトヤーンが現れた。
シャトヤーン「お待たせいたしました。急な呼び出しをしてしまい、申し訳ありません」
「いえ・・・ですが、私達に何か?」
シャトヤーン「はい。実は、ある人物の手助けをお願いしたいのです」
「ある人物?」
「どんな方なんですか?」
シャトヤーン「今こちらに向かわれております」
すると、謁見の間に魔方陣が出現する。
「こ、これは!?」
すると、そこから男とメイドが現れた。
拓哉「来たぞシャトヤーン。ん?この人達は?」
「ちょっとあんた!シャトヤーン様を呼び捨てにするんじゃないわよ!!」
「いい度胸だね」
すると、一人の女性が俺に銃口を向ける。
拓哉「その銃を下ろしな」
「まずは、シャトヤーン様に謝罪をしてもらおうか?」
拓哉「さっさと下ろしな。でないと・・・」
すると、リーラが俺に銃口を向けてる女性に銃口を突き付ける。
リーラ「拓哉様への無礼、許せません」
「・・・いいのかい?ここでアンタが撃てば、反射的にアタシも撃つよ?そしたら、コイツは死ぬよ?」
リーラ「拓哉様が、その程度では死にません」
「だったら・・・試してみるかい?」
拓哉「それは無理だな」
俺がそう言うと、女性が持ってた銃が斬れた。
「なっ!?」
拓哉「銃を突きつけたくらいで、勝ち誇るな。銃は撃たなきゃ意味がない」キン
刀を納めながら、俺は女性にそう言う。
シャトヤーン「も、申し訳御座いません!!」
シャトヤーンは、頭を深々下げながら俺に謝る。その光景を見た女性達は、驚きを隠せなかった。
「何でシャトヤーン様が謝るんですか!!」
シャトヤーン「皆さんも知っている筈です。歴代の白き月の聖母の事を」
「はい。確かに知っています。シャトヤーン様の前は、かぐや様でした」
シャトヤーン「彼は、そのかぐや様の孫で、私の婚約者です」
『・・・えええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!??????????』
その言葉に、謁見の間に女性達の声が響き渡ったのであった。
拓哉「なら改めて・・・次期加藤家当主の加藤拓哉だ。シャトヤーンの婚約者だが、それはまだ秘密にしてくれ。言えば・・・」
リーラが銃口を向けて、俺は軽く覇気を出しながら刀に手を添えた。すると、全員は壊れた人形みたいに首を縦に振った。
シャトヤーン「拓哉さん、紹介します。白き月の護衛をしてくれているムーンエンジェル隊です」
「先程の御無礼申し訳ありません。私は、一応ムーンエンジェル隊のリーダーをしています《フォルテ・シュトーレン》中尉です」
「は、初めまして。私は《ミルフィーユ・桜葉》少尉です!」
「同じく《蘭花・フランボワーズ》少尉です」
「《ミント・ブラマンシュ》少尉ですわ」
「・・・《ヴァニラ・H》少尉です」
各々が、自己紹介をしてくれた。
拓哉「よろしく。後、敬語じゃなくていいよ?」
ミント「で、ですが・・・」
拓哉「シャトヤーンの婚約者でも気にしないで」
フォルテ「・・・なら、そうさせてもらおうかね」
蘭花「分かったわ」
ミルフィーユ「分かりました~♪」
ヴァニラ「・・・了解です」
堅苦しいのが嫌な俺はそう言う。五人はそれを承諾する。
拓哉「それでシャトヤーン、あの話だけど・・・」
シャトヤーン「はい。拓哉さんの手助けをして頂くために、ムーンエンジェル隊を呼びました」
フォルテ「シャトヤーン様、それはいったい・・・」
シャトヤーン「実は・・・」
シャトヤーンは、俺の事情を説明してくれた。
ミント「なるほど・・・確かに、宇宙海賊の事は噂ではお聞きしますが・・・本当にいたのですね」
ヴァニラ「・・・驚きです」
驚いてる様には見えないが・・・
蘭花「けどいいんですか?そんな事情で紋章機を出して」
シャトヤーン「確かに、全員で行けば問題ですが、必要なのは一機です」
フォルテ「確かに」
拓哉「出来れば、力を貸してほしい」
俺とリーラは、フォルテ達に向かって頭を下げた。
ミルフィーユ「あ、頭をあげてください!」
フォルテ「分かったよ。シャトヤーン様の命令だしな」
拓哉「ありがとう」
ミント「けれど、どなたが行かれますか?」
ミルフィーユ「私が行きます♪」
手を挙げたのは、ピンク色の髪のミルフィーユである。
フォルテ「確かに、ミルフィーがベストかもね」
蘭花「けど大丈夫なの?」
ミルフィーユ「大丈夫だよランファ。バーンってやっちゃうから♪」
蘭花「バーンってやっちゃったらダメでしょうが!!」
そう言いながら、ミルフィーユ頬っぺた引っ張る。
ミルフィーユ「ふえ~!
拓哉「・・・仲いいな」
俺はそう思いながら、二人のやり取りを見ているのであった。
フォルテ。シュトーレン(ギャラクシーエンジェル)
ミルフィーユ・桜葉(ギャラクシーエンジェル)
蘭花・フランボワーズ(ギャラクシーエンジェル)
ミント・ブラマンシュ(ギャラクシーエンジェル)
ヴァニラ・H(ギャラクシーエンジェル)