読んでいるだけでは物足りなくなって書き始めた、この物語。
最後までお付き合いいただけると、うれしいです。
プロローグ
最初に見えたものは空だった・・・
「・・・え?」
思わず困惑の声をあげてしまう。・・・どうやら自分は地面に寝転んでいるらしい。
起き上がり、あたりを見回すものの見覚えのある景色ではない。
「・・・家で寝ていたはず・・・」
と、そこまで言ったとき、自分の体に違和感を覚えた。
「・・・尻尾?」
自分の体からどう見ても狐の尻尾が生えていた。そのことに驚きを覚えない自分がいることに驚いてしまったが、だんだんと自分に何があったかを予想することができるようになってきた。
これは、いわゆる転生というものなのだろう。小説などでよくあるあれだ。そうやって考えると、この状況にも説明がつく。が・・・
「・・・転生・・・死んじゃったのか・・・」
・・・少しだけ、悲しくなった。
あれから、3日ほど経った。その間していたことは、
1,自分の容姿の確認
2,自分ができることの把握
3,周囲の環境についての情報集め
自分の容姿の確認は、初めにした。なぜかって?気になるよね?自分がどんな姿になってるかって。
・・・え?分かったから早くしろって?
・・・黙秘権を使用します。
はい!では次!
自分のできることは3つ。妖怪に備わった妖力を用いての妖術、妖狐が得意とする幻術、そして、能力・・・
「・・・妖術と幻術は大体分かる。でも・・・能力・・・あるみたいなんだけどなぁ・・・」
あ、そうそう妖術と幻術を併用すれば、完璧に人に化けることができました。それ以外の使い方としては、妖術で火を出したり、幻術使って襲いかかってきた他の妖怪を蹴散らしたりということもできました。
・・・結構スペックが高くてよかった。
はい、最後にしたこと
周囲の環境の情報は意外と簡単に集まった。襲いかかって来たやつもいたけど、基本的に妖怪は人間を襲うらしく、友好的な妖怪が多かったです。彼らから集めた情報によると、
・近くに都市と呼ばれる、人間が集まった場所がある。
・都市の技術はかなり高い。妖怪が行くのは自殺行為。
・都市の近くには妖怪のいない森がある。妖精がたくさんいて、妖怪がいくといたずらされまくる。
・・・こんなところかな。あ、あともう一つ
・妖怪はお酒が好きなやつが多い。
・・・うん、どうでもいい。
「・・・都市には行ってみたいけど、危ないんだよね・・・」
人に化ければいけそうだけど・・・怖いです、正直。自分の化ける技術に自信が持てません・・・
「都市は諦めて妖精の森にでもいこうかな…」
ただ、問題は妖怪が行くといたずらされるってことで・・・そういえば僕って妖狐なんだよね・・・狐の姿にはなれないかな・・・?
主人公の情報は次話で
でわでわ