遊戯王~伝説を受け継いだ兄妹~   作:龍南

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駆「お待たせしました、第43話です。」

遥「今回はお兄ちゃんのアカデミア杯初戦!」

駆「相手はトビー君。侮れない相手だ。」

遥「またしても実現したHERO対決!」

駆「さぁ、いくよ!」

駆・遥「「第43話、スタート!」」


第43話 HERO対決!EvsM

駆side

 

『これより1回戦第16試合、山岸駆(中等部1-1)vsトビー・ローラ(小等部5-3)の試合を始めます。』

 

「まさかここで対戦するとはね。」

 

「そうですね。」

 

1回戦も最後の試合。

 

やっと俺の出番で、相手はトビー君。

 

くしくもHERO対決だよ。

 

「駆さん!全力で行きます!」

 

「あぁ、持てる力のすべてを俺にぶつけてこい!」

 

「はい!」

 

「それでは、デュエル開始!」

 

「「デュエル!」」

 

駆 LP4000

トビー LP4000

 

「先攻は俺だね。俺はE・HEROプリズマーを攻撃表示で召喚!」

 

ATK/1700

 

「プリズマーの効果、1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送ることで、エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。俺はE・HEROネクロイド・シャーマンを見せ、E・HEROネクロダークマンを墓地に送る。カードを2枚伏せてターンエンド。」

 

「僕のターン、ドロー!僕はM・HERO烈火を攻撃表示で召喚!」

 

ATK/1600

 

「手札から魔法カード、マスク・チェンジ・セカンドを発動!手札を1枚捨て、自分の場のM・HEROモンスター1体を墓地に送ることで、墓地へ送ったモンスターと同じ属性でレベル8のM・HEROモンスターをエクストラデッキから特殊召喚します。」

 

・・・炎属性のM・HEROでレベル8のモンスターっていたっけ?

 

「M・HERO烈火を墓地に送り、烈火と同じ炎属性でレベル8のモンスター、M・HERO紅蓮を変身召喚!」

 

ATK/2500

 

これは見たことないモンスター・・・やるじゃんトビー君。

 

「バトルです!M・HERO紅蓮でE・HEROプリズマーを攻撃!ビッグ・バーニング!」

 

「ぐっ!」

 

駆 LP4000→3200

 

「紅蓮の効果発動!戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

「何!?ぐはっ!」

 

駆 LP3200→1500

 

「でも罠発動!ヒーロー・シグナル!自分の場のモンスターが戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキからレベル4以下のE・HEROを1体特殊召喚できる!こい!E・HEROフォレストマン!」

 

DEF/2000

 

「手札から速攻魔法、フォーム・チェンジを発動!自分の場のM・HEROの融合モンスター1体をエクストラデッキに戻し、同じレベルのM・HEROを1体特殊召喚する!」

 

握ってたかフォーム・チェンジ・・・これがM・HEROの速攻。チェンジ系の魔法が全部速攻魔法だからこそできる速攻だね。

 

「紅蓮をエクストラデッキに戻し、紅蓮と同じレベル8のM・HEROダイアンを変身召喚!」

 

ATK/2800

 

そしてダイアンですか・・・さらに展開するつもりか。

 

「ダイアンでフォレストマンに攻撃!ディスバーション!」

 

「くっ!」

 

「そしてダイアンの効果!戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送ったとき、デッキからレベル4以下のHERO1体を特殊召喚する!M・HEROガストを特殊召喚!」

 

ATK/1500

 

攻撃力1500・・・決めに来たね。

 

「これで終わりです!M・HEROガストでダイレクトアタック!」

 

「そう簡単には終わらせないよ!罠発動!ヒーロースピリッツ!自分の場のE・HEROが戦闘で破壊されたターンに発動でき、相手モンスター1体からの戦闘ダメージを0にする!」

 

「やっぱり防がれましたか。」

 

「そりゃね。簡単に終わっちゃつまらないでしょ?」

 

「そうですね。でも僕のバトルフェイズはまだ終わってないですよ。」

 

「まさか・・・」

 

「速攻魔法、マスク・チェンジ発動!M・HEROガストを墓地に送り、ガストと同じ風属性でレベルが2つ上のレベル6のモンスター、M・HEROブラストを変身召喚!」

 

ATK/2200

 

さらにマスク・チェンジ!?なんつう猛攻だよ。

 

「M・HEROブラストでダイレクトアタック!今度こそ終わりです!」

 

「まだ終わらせない!手札のクリボーの効果発動!このカードを墓地に送り、この戦闘で発生する戦闘ダメージを0にする!お願いクリボー!」

 

『クリリー!』

 

「これも防がれた・・・」

 

「俺の守りはそう簡単には破れないよ。」

 

「ふぅ、ならカードを1枚伏せてターンエンドです。」

 

ふぅって息つきたいのは俺の方だよ・・・全くとんでもない攻撃をやりやがって・・・

 

でも、反撃のカードはすでに手札にある!

 

「俺のターン、ドロー!E・HEROバーストレディを召喚!」

 

ATK/1200

 

「魔法カード、バースト・インパクト発動!俺の場にバーストレディがいるとき、場のバーストレディ以外のモンスターをすべて破壊し、破壊されたモンスターのコントローラは破壊したモンスター1体につき300ポイントのダメージを受ける!」

 

「えっ!?」

 

「いけ!バーストレディ!バースト・インパクトショット!」

 

「うわぁっ!」

 

トビー LP4000→3400

 

「さらにバーストレディのダイレクトアタック!バースト・ファイヤー!」

 

「うわぁぁぁ!」

 

トビー LP3400→2200

 

「カードを1枚伏せてターンエンド。」

 

何とか挽回。これで互いに手札は0、伏せカードが1枚ずつ。

 

「僕のターン!罠発動!破損した仮面!墓地からM・HERO烈火を特殊召喚!」

 

ATK/1600

 

「バトル!烈火でバーストレディを攻撃!」

 

「罠発動!エレメント・カウンター!場のE・HEROが攻撃対象になったとき、その攻撃を無効にし、その後、自分の墓地のE・HEROモンスターの数×500ポイントのダメージを相手に与える!」

 

「そんな罠があるなんて・・・」

 

「俺の墓地のE・HEROはプリズマー、フォレストマン、ネクロダークマンの3体!よって1500ポイントのダメージを与える!」

 

「うわぁっ!」

 

トビー LP2200→700

 

「でもこっちもまだ終わりません!速攻魔法、マスク・チェンジ発動!」

 

マスク・チェンジを引いてたか・・・そりゃそっか。破損した仮面の効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊されるし。

 

「烈火をリリースし、烈火と同じ炎属性でレベルが2つ上のレベル6のモンスター、M・HERO剛火を変身召喚!」

 

ATK/2200

 

「M・HERO剛火は自分の墓地のHEROの数×100ポイント攻撃力がアップします。僕の墓地のHEROはガスト、烈火、ダイアン、ブラストの4体!よって400ポイントアップです!」

 

ATK/2200→2600

 

「剛火でバーストレディに攻撃!」

 

「ぐわぁぁぁぁ!」

 

駆 LP1500→100

 

「ターンエンドです。」

 

残りライフ100か・・・ここまで追い詰められるとはね・・・トビー君凄いよ。

 

でも、俺だってここでつまずくわけにはいかない!

 

「俺のターン、ドロー!」

 

グッドタイミング!壺男!

 

「俺はE・HEROバブルマンを守備表示で特殊召喚!」

 

DEF/1200

 

「バブルマンは手札がこのカードだけの場合、手札から特殊召喚できる。そしてバブルマンが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の手札・フィールドに他のカードがない場合、デッキから2枚ドローする!」

 

よし!

 

「トビー君!このデュエル、俺の勝ちだよ!」

 

「え!?」

 

「墓地にあるE・HEROネクロダークマンの効果、ネクロダークマンが墓地にあるとき、1度だけレベル5以上のE・HEROをリリースなしで召喚できる!こい!E・HEROネオス!」

 

ATK/2500

 

『私で決めるのですか?』

 

「うん。頼むよブラスター。」

 

『承知。』

 

「装備魔法、ネオス・フォースをネオスに装備!ネオスの攻撃力は800ポイントアップする!」

 

ATK/2500→3300

 

「これでジャストキルだよ!バトル!ネオスで剛火に攻撃!フォース・オブ・ネオスペース!」

 

『これで終わりです!』

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

トビー LP700→0

 

「勝者、山岸駆!」

 

ふぅ、危なかった。

 

「負けました・・・さすがですね。」

 

「トビー君もだいぶ強くなってるよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

めっちゃ危なかったしね。1つ間違ってたら俺が負けてた。

 

『本日の日程はすべて終了しました。皆さん、お疲れさまでした。』

 

「僕は明日デュエルなしで、明後日からの団体戦ですね。」

 

「そうなるね。」

 

「個人戦頑張ってくださいね。」

 

「あぁ。」

 

『それでは明日の個人戦2回戦の組み合わせを発表します。』

 

2回戦・・・組み合わせは・・・

 

 

 

2回戦組み合わせ

 

第1試合:十六夜アキ(高等部1-1)vs石原法子(高等部1-1)

第2試合:打田英人(高等部3-2)vs加藤留姫(中等部1-1)

第3試合:石原周子(高等部1-2)vs龍可(小等部5-3)

第4試合:八神森司(高等部1-2)vs鬼頭美菜(中等部1-1)

第5試合:灘こよみ(高等部1-2)vs丸藤隆(中等部1-1)

第6試合:山岸駆(中等部1-1)vs龍亞(小等部5-3)

第7試合:神田朋香(高等部1-1)vs大久保香澄(中等部1-3)

第8試合:荒川涼太(中等部1-1)vs川上遥(小等部5-3)

 

 

 

もう好カード目白押しだねこりゃ。

 

俺は龍亞とか・・・家でしょっちゅうやってるけど、あいつも強くなってる。心してかからなきゃ。

 

それよりも2回戦の最後にとんでもない組合せが・・・涼太と遥ちゃん・・・この対戦は青眼vsブラック・マジシャンという伝説の再現になる・・・

 

『明日は9時開始予定です。2回戦出場者は9時にセンターコートに集まってください。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたの急に?」

 

『別に・・・駆の声を聞きたくなっただけよ。』

 

夜、セキュリティで一仕事し、晩飯を食べ、風呂入ろうかなと思ってたら留姫から電話がかかってきた。

 

隣で遥ちゃんが「風呂入ってくるね。」と小声で言って風呂場に行った。

 

「全くもう・・・」

 

『とりあえずは・・・1回戦お疲れ様。』

 

「おつかれ・・・俺はかなり苦戦したけどね。」

 

『トビー強くなったものね。』

 

トビー君はかなり強くなった。相手が俺じゃなければ2回戦に進んでただろう。

 

「留姫はもう一方的だったね。」

 

『ツァンとはもう何度かやりあってるもの。手の内は分かってたわ。』

 

「あぁね。あ、そういえば遥ちゃん、今日からだったよね?」

 

『えぇ。』

 

そう、遥ちゃんは今日から留姫の喫茶店でバイトすることになった。

 

小学生でバイトっておかしな話だが、俺と同じで居候の身だから少しは自分で金を稼ぎたいということで留姫のお母さんに無理を承知で頼んだ。

 

ってか、留姫の喫茶店以外に遥ちゃんを安心してバイトさせられるところがない(汗)

 

『あの子、本当に飲み込み早いわね。仕事内容すらすら覚えていったわよ。』

 

「あぁ、遥ちゃん、前世の時、両親がホテル経営しててその手伝いしたことあるからその影響かも。」

 

『なるほどね。納得。』

 

そもそも遥ちゃんと最初出会ったのもそのホテル。誰にも優しく笑顔で接していたのが印象だった。

 

「バイトの時の遥ちゃんの保護は任せたよ。」

 

『任せて。あなたの大事な妹は私が守り通すわ。』

 

留姫なら安心して遥ちゃんを預けられるね。

 

『駆・・・』

 

「うん?」

 

『・・・好きよ。』

 

「俺も・・・大好きだよ。ほんといつも突然なんだから・・・」

 

『駆だっていつも突然じゃないの・・・』

 

「まぁね。」

 

『ふふ・・・・・ぎー君。』

 

「なーに智子さん?」

 

『だ・い・す・き。』

 

「俺だって、だ・い・す・き。」

 

『ふふ。』

 

「あはは。」

 

俺と留姫がこの呼び方になるときは甘くなってる証拠。

 

と、こうやってたまに俺と留姫は電話で話したりする。

 

まぁ恋人だし、恋人の声を聞きたくなって電話をかけるって人もいるんじゃないかな。

 

ちなみに森司さんとこよみさんの2人を合わせたグループラインの会話も結構続いてる。

 

今度遥ちゃんと香澄を合わせた6人で旅行しようという話も出るぐらい仲もよくなった。

 

『じゃあ、私はそろそろ寝るね。』

 

「あら、今日は早いんだね。」

 

『えぇ。眠気が襲ってきて・・・』

 

「あぁね。」

 

『じゃあ、おやすみぎー君。』

 

「おやすみ智子さん。」

 

眠気が突然襲ってくるってよくあるよね。

 

「お兄ちゃん、風呂あがったー!」

 

「はーい。」

 

明日はアカデミア杯2日目。

 

龍亞は俺とのデュエルに向けて自室でデッキ調整中。俺に勝つための秘策も繰り出してくるかな?

 

とりあえず、デュエルは楽しめればいい。

 

だってデュエルは青少年に希望と光を与えるものだからね。




駆「以上、第43話でした。」

遥「そして今日のゲストはもちろんトビー君です。」

トビー「トビー・ローラです。よろしくお願いします。」

駆「トビー君、ほんと強くなったね。」

トビー「ありがとうございます。」

遥「それじゃあ今日初登場したオリカを紹介するね。」

駆「今回はトビー君が最初に出した1枚だけだよ。」



M・HERO紅蓮(祝札さん提供オリカ)
炎属性 戦士族 Lv8
ATK/2500 DEF/2100
効果
このカードはマスク・チェンジの効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。



トビー「炎のレベル8のM・HEROです。」

駆「炎のレベル8がなかったからね。」

遥「このカード、前作ではお兄ちゃんが使ってたよね。」

駆「そうそう。祝札さんからもらったから使ったんだよね。」

トビー「なかなか強いですよね。」

遥「だね。お兄ちゃんのライフは一気に削れたし。」

駆「これで後は光属性と地属性のレベル6のM・HEROか。」

トビー「絶対これ作者2つ作りますね。」

遥「作るね。」

駆「そして発表された2回戦の組み合わせ。とんでもない組合せが最後にあるね。」

遥「涼太お兄さんとだ私!」

トビー「ここでブラック・マジシャンと青眼の対戦が見れるとは・・・」

駆「伝説の対決が実現・・・その伝説の対決は2回戦の最後の試合だからもうちょっと待ってね。」

遥「お兄ちゃんは龍亞とだね。」

駆「実は俺と龍亞は今作では初対決。」

遥「描写してないけど家ではやってるけどね。」

トビー「前作ではやったんですか?」

駆「前作では初っ端やったし、アカデミア杯でも個人戦でやった。」

トビー「そうなんですね。」

遥「で、次話は個人戦2回戦スタート。」

駆「が、ちょっとした祭りが始まります。」

トビー「次話のタイトルは『ワンターンキル祭り』です。」

遥「それでは次話もお楽しみに!」
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