留姫「今回も引き続きアカデミア杯個人戦2回戦。」
駆「今回は2試合お送りします!」
留姫「早速行くわよ。」
駆・留姫「「第45話、スタート!」」
美菜side
いよいよ2回戦。
私の相手は駆と留姫が知ってるみたいでかなり強いって言ってたわね。
しかも魔法・罠を封じてくるって・・・そんなことされたら私のデッキ終るんだけど・・・私どころか大半の人のデッキは終わると思うけど・・・
しかも次の隆の対戦相手も同じだって言うし・・・その2人同じクラス・・・さらに言えばさっき龍可が戦った人も同じクラス・・・団体戦で絶対当たりたくない・・・3人とも魔法・罠を封じるって鬼畜でしょ。
はぁ、今団体戦のこと考えてもしょうがないね。今は目の前のデュエルに集中しよう。
私のほうが確かに不利だけど、何が起こるかわからない!とにかく最後まで抗うしかない!
『これより、2回戦第4試合、八神森司(高等部1-2)vs鬼頭美菜(中等部1-1)の試合を始めます。』
「よろしくな。」
「よろしく。」
見た目はおとなしそうなのになぁ・・・まぁ見た目でデッキがわかるわけじゃないしね。
「それでは、デュエル開始!」
「「デュエル!」」
森司 LP4000
美菜 LP4000
「先攻は俺だな、ドロー!」
後攻かぁ・・・先攻で魔法使って展開したかったんだけど・・・
「魔法カード、おろかな埋葬を発動。デッキからサイレント・ソードマンLV5を墓地に送る。さらに魔法カード、蛮族の狂宴LV5を発動。自分の手札・墓地から戦士族のレベル5モンスターを2体まで特殊召喚できる。手札と墓地からサイレント・ソードマンLV5を1体ずつ特殊召喚!」
ATK/2300×2
「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、このターン、そのモンスターは攻撃できない。」
効果無効化か・・・でもあのカードがあったら・・・
「魔法カード、レベルアップ!を発動!」
やっぱりあったー!
「サイレント・ソードマンLV5を1体リリースし、サイレント・ソードマンLV7をデッキから特殊召喚!」
ATK/2800
うわーい!もう魔法が使えなくなったー!出てくるの早すぎるよー!
「カードを2枚伏せてターンエンド。」
相手の手札0・・・手札全部使ってきたよ・・・凄い・・・
どうせ伏せカードは王宮のお触れがどっちかにあるんでしょ。最初から魔法・罠が封じられるのは痛すぎるなぁ。
「私のターン、ドロー!」
とにかくやれるだけやってみよう!
「D-HEROドリルガイを守備表示で召喚!」
DEF/1200
「ドリルガイの召喚に成功した時、ドリルガイの攻撃力1600以下の攻撃力を持つD-HERO1体を手札から特殊召喚できる!きて!D-HEROデビルガイ!」
ATK/600
「デビルガイの効果!攻撃表示の時、1ターンに1度だけ相手モンスター1体をゲームから除外する!私はサイレント・ソードマンLV7を除外する!」
「させないぜ。速攻魔法、沈黙の剣を発動!自分の場のサイレント・ソードマン1体を選択し、選択したモンスターの攻撃力・守備力を1500ポイントアップし、ターン終了時まで相手の効果を受けなくする!」
「でもサイレント・ソードマンLV7の効果で魔法カードの効果は無効になるんじゃ・・・」
「沈黙の剣の発動と効果は無効化されない。よってサイレント・ソードマンLV7の効果を無視して発動できる。」
「そんな・・・」
サイレント・ソードマンLV7 ATK/2800→4300 DEF/1000→2500
これも通じないなんて・・・しかも攻守アップは永続的・・・厳しすぎる・・・これじゃあ私は何もできない。
「ターンエンド。」
今のが通れば、通称最後のDのモンスターを融合召喚できたんだけど・・・
「俺のターン、バトル、サイレント・ソードマンLV7でデビルガイに攻撃。沈黙の剣LV7!」
「くっ!でも手札のD-HEROダイナマイトガイを墓地に送って効果発動!この戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、互いのプレイヤーは1000ポイントのダメージを受ける!」
「何!?ぐっ!」
森司 LP4000→3000
美菜 LP4000→3000
「サイレント・ソードマンLV5でドリルガイに攻撃!沈黙の剣LV5!」
「くっ!」
「ターンエンドだ。」
「私のターン・・・ドロー!」
あ・・・デステニー・ドロー・・・本来は起死回生のカードだけど・・・魔法はサイレント・ソードマンLV7の効果で無効化される・・・そして私の手札で今できることは・・・何もない。
「・・・ターン・・・エンド。」
そう言うしかなかった。
「俺のターン、バトル、サイレント・ソードマンLV7でダイレクトアタック!沈黙の剣LV7!」
「きゃあっ!」
美菜 LP3000→0
「勝者、八神森司!」
何もできなかった・・・完敗だなぁ。
「大丈夫・・・ですか?」
心配して相手の方から声をかけてきた。
「大丈夫です。次も頑張ってください。」
「・・あぁ。」
下を向きながらフィールドを後にする私。
「完敗だったな。」
途中、次の第5試合に出場する隆と遭遇した。
「えぇ・・・何もできなかったわ。」
「そうか・・・」
「隆の対戦相手も私の対戦相手と同じく魔法・罠を封じてくるはずよ。」
「あぁ、分かってる。ほんと俺らとは相性が悪い相手だよな。」
「相性がいいのは留姫ぐらいだと思うよ。」
留姫のデッキは魔法・罠に頼らずともワイトキングの攻撃力をあげてパワーで押しきれる。
「頑張ってね隆。」
「あぁ。」
ふぅ・・・ここで立ち止まってる暇はない。
もっともっと強くならなきゃ。
エドおじいちゃんのように・・・もっと強く・・・
隆side
『これより、2回戦第5試合、灘こよみ(高等部1-2)vs丸藤隆(中等部1-1)の試合を始めます。』
美菜が何もできずに負けるとはな・・・
かくいう俺もやばいがな。
俺も魔法・罠を封じられるとやることがだいぶ限られてくる。
「よろしくお願いしますね。」
「あぁ、よろしく。」
「それでは、デュエル開始!」
「「デュエル!」」
こよみ LP4000
隆 LP4000
「先攻は私ですね。ドロー。」
俺も先攻を取られたか・・・俺のデッキは本来後攻のほうがいいが・・・今回に限ってはな・・・
「私はサイレント・マジシャンLV4を召喚します。」
ATK/1000
「魔法カード、レベルアップ!を発動。サイレント・マジシャンLV4をリリースしてデッキからサイレント・マジシャンLV8を特殊召喚します。」
ATK/3500
「フィールド魔法、魔法族の里を発動し、カードを1枚伏せてターンエンドです。」
やはり魔法族の里を持っていたか。そして伏せカードはおそらく王宮のお触れ・・・美菜と同じく、魔法・罠を最初から封じられたか・・・
「俺のターン、ドロー!」
ならば俺のやることはあれしかないな。
「相手の場にのみモンスターが存在する時、サイバー・ドラゴンは手札から特殊召喚できる!」
ATK/2100
「さらにサイバー・ドラゴン・コアを召喚!」
ATK/400
「サイバー・ドラゴン・コアの召喚成功時、デッキから『サイバー』または『サイバネティック』と名のついた魔法・罠を1枚手札に加える。俺はオーバーロード・フュージョンを手札に加える。」
使えるタイミングがあるとは思えないが、もし魔法カードが使えるようになったら一気に行かなきゃいけないからな。
「俺は場の機械族・光属性のモンスター、サイバー・ドラゴン、サイバー・ドラゴン・コアをゲームから除外し、手札からサイバー・エルタニンを特殊召喚!」
ATK/?
「サイバー・エルタニンの攻撃力・守備力はゲームから除外したモンスターの数×500ポイントとなる。」
ATK/?→1000 DEF/?→1000
「さらにこのカードの特殊召喚に成功した時、このカード以外の場に表側表示で存在するモンスターをすべて墓地に送る!コンステレイション・シージュ!」
「させません。手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!」
何!?エフェクト・ヴェーラーだと!?
「このカードを手札から墓地に送ることで、サイバー・エルタニンの効果をターン終了時まで無効にします。」
ATK/1000→0
くっ、効果が無効になったことで攻撃力は0になり、墓地へ送る効果は不発、魔法カードは使えないままか・・・
「カードを1枚伏せてターンエンドだ。」
「エンドフェイズに永続罠、王宮のお触れを発動します。」
やはり王宮のお触れか・・・まぁそれ以前に俺にはもう成す術がないが・・・
「私のターン、魔法カード、ヒュグロの魔導書を発動。サイレント・マジシャンLV8の攻撃力を1000ポイントアップします。」
ATK/3500→4500
「バトルです。サイレント・マジシャンLV8でサイバー・エルタニンを攻撃!サイレント・バーニング!」
「ぐっ・・・・」
隆 LP4000→0
「勝者、灘こよみ!」
俺も完敗だな・・・今回の俺の手札だとサイバー・エルタニンしか打開方法がなかったからな。通ればその後もいろいろできたんだが・・・
相手の方はすでに立ち去っていた。行動が早いな。
俺もフィールドを後にするか。
高等部1-2・・・3人とも魔法・罠を封じる戦術か・・・加えてエフェクト・ヴェーラーでモンスター効果も無効にしてくるとなると・・・かなり厄介だな。
もし団体戦で高等部1-2と戦うことになった場合、留姫は5人の中で1番相性がよく、涼太もある程度モンスター効果だけでいけるからこの2人は確定か。
問題は・・・後1人。駆、美菜、俺はかなり相性が悪い・・・対策を考えとくか。
幸い、団体戦は明日の午後からだ。時間はある。
見てろ、団体戦ではこうはいかない。必ず雪辱を果たして見せる。
駆「以上、第45話でした。」
留姫「そして今回のゲストは美菜と隆よ。」
美菜「鬼頭美菜です!」
隆「丸藤隆だ。」
駆「2人とも完敗だね。」
美菜「あんなに封じられちゃ何もできない・・・」
隆「ガチで対策考えないとやばいなあれは・・・」
留姫「あれはほんとに厄介よ。」
駆「にしても・・・隆はアカデミア杯ほんとに運ないよね。」
美菜「私は前作はベスト8だったけど・・・隆は3回戦敗退だったもんね。」
留姫「前作は3回戦勝ったらベスト8だったわね。今回は2回戦勝ったらベスト8だけど。」
隆「前作では香澄に負けたんだったな。」
駆「ダークパールにやられてたね。」
美菜「私は準々決勝でアキさんに当たって完敗だった・・・」
留姫「私は前作では3位・・・」
隆「準決勝で駆との激戦の末の敗退だったな。」
駆「そのあとの3位決定戦で準決勝でアキさんに負けた香澄に勝って3位と。」
美菜「今回は3位決定戦ないけどね。」
留姫「3位決定戦やる必要ないからね今回は。」
隆「前作では個人戦3位までには行ったらエクストラデュエルがあったもんな。」
駆「3位がクロウと、2位がジャックと、1位が遊星とのデュエルだったね。」
留姫「クロウには完敗だったわ・・・」
美菜「展開力凄すぎたね・・・」
隆「それはそうと、次回は駆、お前の出番だろ。」
駆「あぁ。相手は龍亞。この小説では実は初対戦。」
留姫「書いてないところでは家で何度もやってるけど、描かれるのは今作では初ね。」
美菜「龍亞君の猛攻に駆はどう立ち向かうか。」
隆「タイトルは『機械龍のモードチェンジ』だ。」
駆「それじゃあ次話もお楽しみに!」