Q艦娘が少ない場合はどうすればいい?Aじゃあ提督が戦おう! 作:宗也
「てめぇ、覚悟しやがれよ?」
「カンムスメデモナイオマエガワタシヲタオセルトオモッテイルノカ!?」
俺は霧島、摩耶、秋月を沈めた戦艦棲姫と睨み合いをしている。
「ああ思っているさ。なんなら試してみるか?」
「チョウシニノルノモソコ「調子がなんだって?」ナニ!?」
俺は一瞬の隙を付いて戦艦棲姫の後ろに回り込んで蹴り飛ばす。むっ、意外と装甲堅いな。
「ナゼソンナニコウソクニウゴケル!?」
「知りてえか?なら教えてやる。俺の装備しているグローブが関係している。」
ただグローブ自体の耐久度を上げただけじゃねえからな。
「このグローブからは超高圧エネルギーが出るんだよ。こんな風にな。」
「グローブカラホノオダト!?」
見た目は炎に見えるが、炎じゃねえけどな。
「そしてこれを逆噴射すると……。」
そう言い俺は両手を後ろに向けてエネルギーを発射する。
「ハ、ハヤイ!!」
音速以上のスピードで動くことも出来る。ただ、海の中じゃ遅くなるけどな。
「おらぁ!!」
俺は横から戦艦棲姫を蹴り飛ばした。だが、数メートル程しか飛ばせなかった。
「コレハヨソウガイノシュウカクネ。タタカエルテイトクガイタナンテナ。」
「艦娘だけが戦えると思ったら大間違いだ。」
「ヒトリジャマケソウネ、ナラコレナラドウ?」
戦艦棲姫はそう言い手を叩く。何してんだ?
「シタヲミナサイ。マア、キヅイタトシテモテオクレダカナ。」
「下……しまった!!」
海中から俺に向かって魚雷が迫っていた。海中から魚雷ってことは潜水艦か!!
「オソイ!!」
回避しようとしたが、反応が遅れたため、魚雷6発の内5発当たってしまった。
「フフフ、コレデサイキフノウダロウ。」
「それはフラグだぞ。」
「ナニ!?「お返しだ!!」ムグッ!!」
俺は当たらなかった魚雷の一つを回収し、魚雷に当たったことで発生した水飛沫に混じって戦艦棲姫の横に回り込んで至近距離で魚雷を発射する。
「ダガギョライノイッパツデクライハドウッテコトナイ。」
「そうか、ならこれでももらっとけ!!」
俺は魚雷が戦艦棲姫に当たった煙を利用して戦艦棲姫に近付き高圧エネルギーを纏った拳で戦艦棲姫にアッパーカットをする。
「グアッ!!コ、コノテイドデ!!」
「この程度?まだまだ攻撃は続くぜ。」
アッパーカットを喰らって怯んだ戦艦棲姫に、右肘でエルボーを喰らわせ、更にエルボーした後に体を1回転させて、左拳で裏拳を喰らわせる。
「ッ!!ダガアマイナ!!」
俺が裏拳を喰らわせた後に戦艦棲姫の主砲の砲撃が飛んでくる。あっ、これ避けれないな。
「ちぃ!!」
空いていた右腕を使って主砲の砲撃を防ぐ。威力は馬鹿みたいに高えな!!右腕がいかれそうだ。
「はぁ、はぁ、ちとやべぇな。」
魚雷5発と主砲の砲撃、普通の戦艦だったらどうってことはないが、姫と付くだけあって他の戦艦と比べ物にならねえな。笑えねえ。
「イチタイイチデココマデタノシメタノハハジメテダ。カンシャスルゾ。」
まだやる気かよ。こいつをぶっ飛ばさないといけねえが、このままだったら俺が轟沈するかもしれねえ。師匠とメイトはどうなったんだ?
「……師匠、そっちは終わったか?」
「悪りいな、まだ終わらねえんだ。こっちの戦艦棲姫は中破まで追い込んだが、俺とメイトも中破、電は大破状態なんだ。だから援軍は無理だ。」
戦艦タ級flagshipの砲撃を受けてもほんのわずかしか耐久度が減らない師匠とメイトが中破かよ!!相当やべぇんだな、戦艦棲姫ってのは。
「今はメイトが戦艦棲姫と戦っている。俺は電を守るのに精一杯でな、助けには行けねえ。」
「わかった、電を轟沈させねえようにな。」
「おいおい、俺やメイトの心配はしないかよ?」
師匠やメイトは絶対轟沈しないだろ。したら世界が滅ぶわ。
「オナカマハイキテルヨウダナ。シブトイヤツラメ。」
「しぶとくて結構。それが取り柄だからな。」
俺も自分自身の状態を確認しておくか。えっと……。
耐久度 50/650
「これ超まずくね?」
「イマキヅイタカ、ダガモウオソイ。」
戦艦棲姫の方を見ると、俺に向かって主砲を発射する直前だった。当たったら終わりだ!!
「サラバダ。」
俺が動くと同時に主砲を発射してきた。これ避けれねーわ。
ドォォォォン!!
秋夜の耐久度 50/650
↓
0/650
「タイキュウドガゼロニナッタカ。サテ、ムコウノカセイニイクカ。」
「どこへ行くんだぁ?」
そう言い俺は戦艦棲姫の肩を掴む。えっ?耐久度0になったのになぜ轟沈してないかって?0にはなってねえよ。
「バカナ!!タシカニキサマノタイキュウドハゼロニナッタハズダ!!」
「じゃあ確認してみろ。」
秋夜の耐久度0/650
↓
300/650
「今まで修行で駆逐艦、重巡、戦艦、空母の砲撃を喰らってきたからな。砲撃が当たると回復するように体質を変えたのさ。」
「ソンナ……オマエハドエムナノカ!?」
断じて違う!!修行していったらいつの間にか回復するようになってたんだ。だからと言って何処かの提督みたいに自分から進んで砲撃に当たりに行くことはあんまりしねえぞ、痛いから。
「だったら、どうする?」
俺は首を鳴らしながら戦艦棲姫に尋ねる。このまま引き下がってくんねえかな?
「私が、その戦艦棲姫を引き下げらせよう。」
ん?後ろから声が聞こえ……って誰だこいつ?白い提督服で髪は白髪だな。しかも右手でどでかい箱を持ってるし。艦装は付けているのか。
「オマエハ、マサカ!!」
「そのまさかだよ。ほら、ハーゲン○ッツ12ダースにスプ○イト20本だよ。」
そう言い白髪の提督は右手に持っていた箱を戦艦棲姫に渡した。あれ?これ餌付けじゃね?戦艦棲姫の顔がキラキラしているし。
「イツモスマナイナ。ニシテモ、キョウハオソカッタナ。」
「色々と立て込んでてね。私が来る間はあそこにいる彼と遊んでたのかい?」
「ソウダ、ナカナカタノシカッタ。」
何だ?この近所に住んでいる同士の会話みたいな感じは?これでいいのかよ!?
「ジャアコレハモラッタカラテッシュウスルヨ。」
そう言い戦艦棲姫は海中に沈んでいった。さっきまでドンパチやってたのが嘘みたいだ。
「さて、遅れてすまないね。君は、秋夜君かな?大将から話はよく聞いてるよ。私は……元帥と呼んでくれ。」
「何で元帥がこんなところに来るんだよ?」
「元帥と言っても元だけどな。大将に援軍に来てくれと頼まれたから来たんだ。」
この人が、師匠の友人か。なんか優しそうな雰囲気を出している人だな。
「ところで、秋月は何処に行ったかわかるかい?」
「……轟沈しちまったよ。」
俺のせいで、俺がもっと早く動けていれば!!
「秋夜君、秋月が轟沈したのは何分前かな?」
「10分前くらいですけど。」
「そうか、なら間に合うな。」
えっ?間に合うってなんの?元帥が右腕に力を溜めているけど何する気なんだ!?
「轟沈した艦娘を救出する方法はない。だが、私にかかればそれを可能にする。ふんぬっ!!」
そう言い元帥は右拳を水面に叩き付けた。その後、下の方から水が上がってくる音が聞こえてくる。
「元帥、まさかとは思いますけど。」
「そのまさかだよ。水面に拳を叩き付けて海底を振動させる。それで轟沈した艦娘の位置を把握して、噴水のように艦娘を海底から打ち上げる。これが私の轟沈した艦娘の救出方法だ。」
むちゃくちゃだよこの人。人間やめてるだろ絶対。
「名前を言い忘れていたな。私の名前は時哉 健だ。愛称でトキとも呼ばれている。」
「コマン○ーの次は北○の拳かよ。」
もう元帥だけで深海棲艦に勝てるんじゃないかな?
「それ、秋月達が上がってきたぞ。」
元帥がそう言った瞬間に、秋月、摩耶、霧島が海中から飛び出てきた。元帥は秋月、俺は霧島と摩耶を抱える。
「秋月だけじゃなかったのか。」
「そうらしいなトキ、にしても遅いぞ。」
うおっ!!びっくりした!!俺の隣にいきなり現れるなよ師匠!!
「すまない、中々ハーゲン○ッツが売ってるお店が見当たらなくてね。」
「そんなことだろうとは思っていたさ。さて、これからどうするんだトキ?」
「一先ず、私の鎮守府に来てもらう。色々と話がしたいのでな。」
そう言い元帥は動き始める。何か、想像していた元帥とはイメージが違ったな。
「ところで、師匠?メイトは?」
「後始末、残りの深海棲艦と戦ってる。」
あっ、暴れ足りないんだな。
「コイヨテイトク!!ブキナンカステテカカッテコイ!!」
「武器?もう弾薬がねえから武器の意味はない。」
「ワタシガイイタイノハマッパデコイッテコトダ!!OK?」
「OK!!」
「アビャーーーーー!!」
あっ、メイトが戦艦タ級をワンパンチで沈めた。にしても、メイトは中破してるのに、攻撃力が下がってねえな。
「メイトは傷を負う度に攻撃力が上がるぞ!!」
……もう何も突っ込まねえよ。