Q艦娘が少ない場合はどうすればいい?Aじゃあ提督が戦おう!   作:宗也

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とまあ、驚いています。評価が1だろうが感想で叩かれようがこの小説は続けます。完全に私的な趣味なので読むのが嫌な人はブラウザバッグを推奨します。大事な事なのでもう一度言います。読むのが嫌な人はブラウザバッグ推奨です。

今回は、提督の過去の話です。


Q提督の過去って重い?A重いかもしれません。

「3年前、当時は17歳だった俺はその時から提督をしていたんだ。」

 

「階級はどれくらいだったのかしら?」

 

「階級は少将だ。今より階級が3つ上だな。」

 

俺のこの発言に金剛や比叡、愛宕が驚いていた。榛名も響も加賀も金剛達ほどではないが驚いていた。

 

「どうして現在の方が階級が低いネ?」

 

「それも教えてやるから待て金剛。小将と言っても17歳、天才と呼ばれてたから天狗になってたのさ。」

 

あれは思い出したくない。今思えばかなり酷かったな。

 

「どんなことをしていたの?」

 

「遠征のルート、雑務、その他諸々の仕事を艦娘に押し付けてサボっていたのさ。」

 

「oh……今の提督の姿からは想像出来ないですネー。」

 

金剛が苦笑いしながら言ってくる。今の俺は真面目人間に見えるのか?

 

「でも作戦の時には的確な指示をして戦闘に勝利していた。負けたことはほぼ無かったな。でも今みたいに俺自身が最前線に出ずに後衛で偉そうに指揮をとっていた。」

 

「3年前からその体型だと思っていた。」

 

響、何気に毒舌だな。好きでこんな筋肉モリモリマッチョマンになったわけじゃねえよ。

 

「で、17歳の時にある作戦があった。その作戦は成功して、帰投するとなった時、いきなり深海の奴等が出てきたんだ。」

 

「どれくらいの数だったのかしらぁ?」

 

「戦艦五隻、重巡十隻、空母五隻、駆逐二十隻だ。」

 

「「「「「「!!!」」」」」」

 

何であんな数が出てきたのかは未だにわからねぇ。レーダー反応が全くなかったからな。

 

「その作戦の時、俺は駆逐艦の艦隊の指揮をとっていた。それで上の奴等にどうするのかと尋ねたら、上の海軍の奴等は戦おうとはせず、撤退を選んだ。」

 

「それが普通ですね。」

 

加賀の言う通り、それが普通。でも、普通の撤退じゃなかったんだよ。

 

「だけど四十隻の艦隊から逃げられなかった。そこで、上の奴等はとんでもない事を言い出したんだ。」

 

「とんでもないことって、なんですか?」

 

「聞きたいか比叡?じゃあ教えてやる。駆逐艦を囮にして撤退ということを言い出したんだ。」

 

要するに捨て駒だ。駆逐艦で敵艦隊に突っ込み注意を引いてその他艦隊は撤退するということだ。

 

「俺は最後まで上の奴等の考えを否定した。駆逐艦でも立派な戦力だ。捨て駒に使うなと。だが上の奴等は、駆逐艦は役立たずだから捨て駒にするのが丁度いいと言って考えを改めようとはしなかった。」

 

「…………。」

 

「響には辛い話だな。外に出ても構わないぞ?」

 

響も駆逐艦、酷な話だろう。

 

「いや、最後まで聞く。」

 

「そうか、で、俺は上の奴等の指示を無視して駆逐艦の人達を助け出そうと指揮をとろうとしたが、時既に遅くもう駆逐艦全艦轟沈する直前だった。」

 

「助け出せなかったんですネ。ちなみに何隻いたんですカ?」

 

「その作戦は複数の鎮守府から艦娘を出していて、駆逐艦は十八隻居たな。」

 

金剛の言う通り、俺は駆逐艦を助けれなかった。あと少し早く指揮をとれれば救い出せたかもしれない。

 

「あいつらの表情は忘れられねぇ、あの絶望しきった顔。最後まで助けを求める顔、そんな顔を見ながら駆逐艦以外は撤退したんだ。」

 

もちろん、俺が乗っていた船もな。

 

「その後はどうなったの?」

 

「それも今言う榛名、本部に戻った後、俺は上の奴等に逆らった罰に、駆逐艦が轟沈したのはお前だと罪を擦り付けられたんだ。」

 

「ひどいネ!!提督は何も悪くナイネ!!」

 

「軍に就くとはそういう事なんだよ金剛、上の奴等がミスした事は下の奴等に擦り付けられるのさ。」

 

全部の軍がそうではないけどな。だがそれは少数だ。

 

「それで俺は階級を3つ下げられ、俺が管理していた鎮守府の艦娘は全員異動させられたんだ。」

 

「そ、んな!!酷すぎます!!」

 

「優しいな榛名は。だけどな、それで俺の罪は消えず、軍法会議にかけられて無人島に流刑となったんだ。」

 

死刑も考えたそうだが、お前なんかに使う道具すら勿体無いと言われたな。

 

「それと並行して、俺の体を使ってある実験をしようとしたんだ。」

 

「それは提督が戦艦等の砲撃を受けても倒れない事と関係あるのかしらぁ?」

 

「鋭いな愛宕は。そう、俺の体に戦艦以上の耐久性を持つ装甲を俺の体全体に張ったんだ。装甲と言っても薄い膜みたいなもんだけどな。」

 

透明な超強力マッスルスーツを着ていると思ってくれればいいかな。

 

「どうしてですか!?」

 

どうしてと言われてもわかんねえよ比叡。

 

「俺の憶測だが、艦娘以外の奴等でも深海の奴等に勝てるようにしたかったんだろう。艦娘の数は明らかに足りないし資源も無限にあるわけじゃねえからな。」

 

「それって、つまり!!」

 

「無人島に流刑とは言ったが、単なる実験の為に送り出されたんだろうな。ここの島は深海の奴等がよく出る場所でもあったからな。」

 

「提督は人間じゃないってことかしら?」

 

おいおい、俺は別に人間を止めた訳じゃねえよ愛宕。いや、戦艦の砲撃を受けて立ってる時点で人間やめてんのか俺。

 

「いや、人間だ。艦娘よりも耐久性に優れている人間とでも言っておこうか。けどこの実験は危険だった。まず被験者は薄い膜を張られてから1年経つと、必ず死ぬという結果が出ていた。」

 

「どうしてですか?」

 

「いくら薄い膜とは言っても戦艦以上の耐久性を持っているということになるんだ。重さは相当なもんだ。それで、1年経ってしまうと体が重さに耐えきれずスクラップになってしまうのさ。」

 

1回スクラップになる人を見たけど、えげつなかったな。

 

「ですが、提督は生きています。」

 

「かろうじて生き残ったと言った方が正しいな。重さが関係しているということは、それに耐えられるような肉体を作ればいいってことだ。」

 

「だから筋肉がモリモリなんですね。」

 

そういう事だ比叡。

 

「どうやって鍛えたの司令官?」

 

「駆逐艦、軽巡、重巡、戦艦の装備を盗み、俺の体に巻き付けて走ったり、筋トレしたりしたんだよ響。」

 

最初は駆逐艦、軽巡、重巡とランクアップしていきながらな。

 

「それで、1年経っても俺は生き残った。そこから海軍との連絡はしなくなった。」

 

そして、今に至るというわけさ。

 

「どうして、提督は実験を断らなかったんですか!?」

 

榛名が涙目になりながらそう叫んでくる。他の艦娘もどうしてと言いたそうな顔をしながら俺の方を向いてた。

 

「もう二度と艦娘を轟沈させないと決めたんだ。艦娘が死と隣り合わせで戦っているのに俺ら提督や海軍の奴等が安全地帯で指示を出しているだけってのが嫌なんだよ!!」

 

まるで艦娘を道具としてしか見ていない。そんな奴に俺はなりたくない。

 

「後ろで指示を出し、その指示で作戦が成功したら自分の指示が良かったと言い、作戦に失敗したら艦娘のせいだと責任から逃れる奴。そんな奴を俺は嫌と言うほど見てきた。」

 

「提督……。」

 

「だから自分の命を張って艦娘を守る。艦娘に砲撃が飛んできたら俺が代わりに受けてやる。」

 

一緒に戦ってこそ、艦娘との信頼が築けると考えているからな。

 

「これが俺のむか……んっ?封筒が届いているな。」

 

「さっき拾った。」

 

響が拾ってくれたのか。封筒の中身は何かねぇ。まあ、予想は付くけどさ。

 

「何々、゛お前の所に艦娘がいるらしいな。それを本部に渡してもらう、何、酷いようにはしないさ。拒否権はないぞ。安心しな、ちゃんと他の鎮・守・府に送ってやるからな。中将゛ははっ、くそったれがぁぁぁ!!!」

 

俺は封筒をビリビリに破き、踏みつける。

 

「ど、どうしたんデスカ!?」

 

「ふざけやがってふざけやがって!!何が酷いようにはしないさだ!!変なことをするのが目に見えているんだよ!!」

 

艦娘を脅して色々な事をする提督もある。暴力や性的暴力などな。

 

「しかも他の鎮守府に送ってやるからなだって?どうせいい所に入れる気ねえんだろ!!」

 

「て、提督!!落ち着いてください!!」

 

「はぁ、はぁ、くそったれが。すまない皆、急に叫んだりして。」

 

だけど、叫ばすにはいられなかった。このやり場のない怒りを何処にぶつければいいんだよ!?

 

「それより、封筒には何と書かれていたのですか?」

 

「……多分すぐに本部の奴等がここに来て君達を連れていくそうだ。俺に艦娘を渡さないつもりらしい。」

 

「ど、どうしてですか!?」

 

「それは本部の奴等が俺を気に入っていないからさ。だから……。」

 

と俺がそこまで言った時に急に視界が真っ白になった。くそっ!!フラッシュバンか!!

 

「お喋りはそこまでだ少佐、艦娘は連れていくぞ。」

 

「テ、テイトク!!どこできゃあ!!」

 

「金剛!?」

 

金剛の悲鳴が聞こえたと思ったら比叡、榛名、愛宕、加賀、響の悲鳴も聞こえてきた。何しやがったんだ!?

 

「中将!!金剛達に何しやがった!?」

 

「ほぅ、フラッシュバンをもろに喰らっても耳は平気なのか。だが聞いてどうする?少佐には関係のないことだ。では封筒の中身の文章通りに艦娘を連れていくからな。」

 

「提督!!提督ーーーー!!!」

 

「ではな少佐、さっさと死ぬことを勧めるぞ。」

 

その声が聞こえたと同時に俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ!!痛ってぇ!!」

 

頭がズキンと痛む、あの中将の野郎。

 

「そうだ!!金剛達は!?」

 

俺は周囲を見渡したが、誰も居なかった。ついでに外は真っ暗になっていた。

 

「はぁ、またこの状況か。すまない、皆。」

 

何で俺は守ることが出来ないんだ!!もう二度と失わないと誓っていたのに!!

 

「……仕方ねえ、あの人に相談するか。」

 

そう言い俺はポケットの中から携帯電話を取り出してある人物に電話をかける。ちなみにここは電波が二つあるから問題ないはずだ。

 

「……もしもし、俺だ。」

 

「おお!!お前か!!2年ぶりだな!!元気か?精神も元気か?」

 

「精神も元気だったら電話をかけねえよ師匠。」

 

今電話をかけている相手は俺にサバイバルの知識を与えてくれたり、戦闘の技術を教えてくれた人だ。

 

「まあそうだな。お前が電話をかけてきた理由は知っている。取り戻したいんだろ?お前の艦娘を。」

 

「そうだ、だが場所がわかんねえ。何か知ってるか?」

 

「お前の所には確か金剛、比叡、榛名、加賀、愛宕、響がいたな。あってるか?」

 

何で知ってんだよ?恐えな!!

 

「ああ、あってるよ。」

 

「全員はわからないが、加賀、響の場所ならわかる。お前の鎮守府の近くの鎮守府だ。」

 

「その響と加賀が連れていかれた鎮守府ってどういう鎮守府なんだ?」

 

ホワイトな鎮守府だったら別に連れ返さなくてもいいんだがな。

 

「……ブラック鎮守府だ。艦娘の性的暴行が多いな。しかもクール系の艦娘を集めている。何でもそこの提督はクールな奴が崩壊する瞬間を見るのが大好きなんだとさ。」

 

「腐ってるな。わかった、情報ありがとう。」

 

「気を付けろよ?そこの鎮守府は艦娘だけでなく、兵器も充分にあるところだからな。」

 

「アドバイスありがとう。だけど、それがどうしたっていうんだ。こちとらは超苛酷な所で訓練とかしてたんだ。そんな兵器には負けねえよ。」

 

「そうだったな、じゃあ他の人の場所がわかり次第連絡する。」

 

その後、通話が切れた。やっぱり頼りになるな。どうやって情報を仕入れてるのかは知らんけど。

 

「あいつらは俺を怒らせた。覚悟して待ってやがれ。」

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