Q艦娘が少ない場合はどうすればいい?Aじゃあ提督が戦おう!   作:宗也

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救出出来たと言ったな、あれは嘘だ。


第7話

あの後、クズ提督とその部下をメイトが水上バイクに縛り付け、海上で爆走している。

 

「もうやめてぇ!!俺が悪かったーー!!」

 

「聞こえんな?もっと腹から声出せ!!」

 

メイトドS化しちまった。まあ、クズ提督にはまだまだお灸を据えてもらわないとな。

 

「さて、俺らは建物の中に入るぞ秋夜。」

 

「はいはい、加賀達はどうする?」

 

俺はそう言いながら加賀と響に付いていた手錠を握り潰す。鍵探すの面倒だったから握り潰した。意外と潰せるもんなんだな。

 

「私はここに残ります。」

 

「私も残る。司令官、建物の中には私達と同じように艦娘が拘束されているから助けてあげて!」

 

加賀と響は外に残るのか。まあ、建物の中には入りたくないだろう。現に二人とも涙目になってるし。

 

「じゃあ木曾、加賀と響を頼むな。」

 

「ちょっと待てよ提督!!鳳翔は!?」

 

「鳳翔なら砂浜からクズ提督目掛けて矢を放っている。羨ましっと、口が滑った。」

 

師匠が言った通り、鳳翔が水上バイクに縛り付けられているクズ提督目掛けて矢を放っている。ギリギリ当たるか当たらないかの場所目掛けて射っている。

 

「鳳翔は怒ると怖いからな。秋夜、おかんは怒らすと怖いんだぞ!」

 

「雰囲気でわかるから。さっさと建物の中に入るぞ師匠。」

 

「……いや、建物の中に入るのは後にしよう。」

 

何でだ?師匠は何やら考え込んでるし、何か腑に落ちない事でもあったのか?

 

「秋夜、響の所に行ってくれ。」

 

「わかった、けどどうしたんだ師匠?」

 

何か、やっちまったって顔をしている。でも、響の所に行けば何かわかるか。

 

「司令官?どうしたんだい?」

 

「師匠ー、響の所に行ったぞ。」

 

「……ふん、やっぱりな。」

 

師匠は加賀の顔を見ながら熟考している。何か嫌な予感がしてきたぞ。

 

「秋夜、身構えとけ!!」

 

「どういうッ!!」

 

ボゴーーーーーン!!

 

師匠が加賀の肩に手を乗せた瞬間に響と加賀の体が膨張して爆発した。自爆人形か!!

 

「司令官!!秋夜さん!!大丈夫なのですか!?」

 

「心配要らねぇ、ダメージはねえよ電。」

 

「ケホッ、目に煙が染みる!!」

 

爆発自体は戦艦の砲撃に比べたら弱いからダメージはないが、黒煙が目に染みるんだよなぁ。

 

「大将、クズ提督の体も爆発した。」

 

いつの間にか俺の隣にメイトがいた。メイトも爆発に巻き込まれたらしく、体中煤だらけになっていた。けど、出血とかはないのな。

 

「おかしいとは思ったんだ。感情を余り表に出さない響や加賀が感情を我慢してなかったからな。あの二人ならギリギリまで感情を抑えるはずだ。」

 

「つまり、俺達はあのクズ提督に……。」

 

「騙されたって事だな。」

 

ふっ、あのクズ提督め。O☆HA☆NA☆SHI☆が必要なようだな。

 

「「「野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁぁ!!!」」」

 

「はわわっ!!三人共落ち着いてください!!」

 

「無理だ電!!俺達をコケにしやがった分、たっぷりとお返ししねえと気が済まねぇ!!」

 

師匠の言う通りだ!!あのクズ提督にお返ししねえとなぁ!!

 

「あいつは最後に殺してやる。」

 

「メ、メイト!!マシンガン4つも要らねぇだろ!!」

 

「マシンガンだけじゃねえ、グレネードもバズーカ砲も持っているぞ木曾。俺のお気に入りの水上バイクを壊した罪は重い。」

 

メイトもお怒りモードに入ったな。つーか目がガチ過ぎて怖い。現に電がビクビクしているし。

 

「「「俺はあいつらをムッコロス!!」」」

 

「目を覚ましてくださいなのですぅぅぅ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、着いたぞ。ふん、中々大きいじゃねえか。」

 

あの後、3分程走り、クズ提督のいる鎮守府に着いた。俺の鎮守府にある建物の10倍以上あるな。変なところに資金を使いやがって。

 

「さて入るぞ。」

 

「待ってください司令官!!鍵を持っていないのにどうやって入るのですか!?」

 

「あたしが砲撃してやろうか?」

 

摩耶、お前が砲撃したら建物を倒壊しかねないから止めてくれ。

 

「俺がバズーカ砲で建物をぶっ壊す。」

 

「メイト、気持ちはわからなくもないが建物の中に救出したい人がいるんだからな。バズーカ砲は止めてくれ。」

 

メイトは建物を倒壊じゃなくて粉々にしそうだからな。

 

「んなことしなくてもなぁ秋夜?お前なら分かるだろう?」

 

「わかってる。ちゃっちゃと済ませる。」

 

そう言い俺は扉の前に立ち、ドアノブを回す。やっぱり鍵は掛かっているな。

 

「秋夜?何するんだ?」

 

「見とけ摩耶。おーい、開けろー!!お客様のご到着だぞっと!!」

 

俺はドアノブを引っ張り、扉を破壊する。扉の部分だけが取れたって感じだな。

 

「これで堂々と入れるな!!」

 

「まだまだだな秋夜、俺だったらドアノブを押していたぞ!!」

 

「勝手に物を壊したらダメなのですよ秋夜さん!!」

 

知らんな電、少なくとも摩耶とメイトの方法よりは断然良いと思うけどな。

 

「行くぜ!!ドンパチしてやる!!」

 

そう言い師匠、俺、メイト、摩耶、電の順番に建物の中に入る。続いて鳳翔が建物の中に入ろうとした時。

 

ガララララ!!

 

玄関の扉が封鎖された。鉄格子によってな。

 

「お、おい!!封鎖されたけど大丈夫なのか!?」

 

「大丈夫だ。木曾、鳳翔、別のルートから建物の中に入ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

「くたばるんじゃねえぞ!!」

 

木曾と鳳翔はどっかに走っていったな。音だけで判断してるから正確な位置はわからんな。

 

「しかし、玄関がオートロックになっていたとはな。設備は最新の鎮守府だな。」

 

「し、司令官?これはわn「俺もオートロックにしようかな。」し、秋夜さんまで!?」

 

「俺の所は便所もオートロックだ。お前らの所は時代遅れだな。」

 

俺達が会話していると、壁に付いてあったテレビにクズ提督の顔が移る。うわっ、顔きめぇ!!どんな顔だって?想像に任せる。

 

「ようこそ、俺の鎮守府へ。あのまま帰ってくれればよかったんだが、流石にそう上手くいってくれなかった。まぁいい、貴様らは俺の用意したわ「「「ふんっ!!」」」ブー、ブー。」

 

俺と師匠とメイトでクズ提督が大事な台詞を言う前にテレビにパンチして壊す。最後のは機械の音だぞ。

 

「しゅ、秋夜?今明らかに狙ったよな?」

 

「んっ?何がだ摩耶?」

 

「クズ提督が罠って言うタイミングでテレビを壊したよな!?」

 

まさかー、そんなわけないじゃーん(棒)

 

「摩耶、クズ提督は用意したワインをどう思いますか?って聞こうとしたんだ。」

 

「無理があるわ!!罠だって認めたくないだけなんだろ秋夜!?」

 

「秋夜違うぞ、用意したワッフルをどう思うか?って聞こうとしたんだ。」

 

「司令官!!素直になるのです!!」

 

罠にかかったとは認めん。絶対に認めん!!そう考えていると、床の穴が開き、テレビが出てきた。

 

「お前らふざけるなよ!!俺はこの時の為に原稿用紙三枚に言葉を書いて予習してき「「「ふんっ!!」」」ブー、ブー。」

 

テレビを俺と師匠とメイトで蹴る。クズ提督の顔なんて見たくねえし。

 

「是が非でも罠にかかったとは認めたくないんだな。」

 

「負けず嫌いなのですね三人は。」

 

「さて、時間をちょっと取られちまった。さっさと行くぞ!!」

 

そう言い師匠が一歩踏み出した時、師匠が爆発した。ナンデェ!?

 

「お、おい!!大丈夫なのか!?」

 

「あー、はいはいそういうことね。落ち着け摩耶、師匠は大丈夫だ。ただ地雷に引っ掛かっただけだ。」

 

「や、やっぱり罠があるんじゃないですか!!」

 

「ふっ、これが罠だと?」

 

師匠は首を回しながら呟く、地雷に引っ掛かったても傷はそんなにないな。

 

「これはあれだよな秋夜?メイト?」

 

「そうだな。」

 

「そうだ。」

 

「「「これはいたずらだぁぁぁぁ!!!」」」

 

俺と師匠とメイトでそう叫び、廊下を走る。すると、周りから矢が飛んできたり、槍が飛んできたり、手榴弾が飛んできたりする。

 

「HAHAHA!!痛くも痒くもねぇ!!」

 

「槍で俺達を殺せるとでも思ってるのか!?」

 

「こんなもの、俺の筋肉の前では紙も同然!!」

 

上から師匠、俺、メイトの順で叫んでいる。俺達を殺そうと思っているなら隕石でも呼んできな!!

 

「ま、摩耶さん。司令官ってああいう人ばかりなのでしょうか?」

 

「いや違う。あの三人が異常なだけ。普通だったらもう死んでるぞ。」

 

「「「クズ提督!!待っていやがれ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

「だあぁぁぁぁ!!見つかんねえ!!」

 

「師匠!!一階にはクズ提督は居ない!!」

 

10分かけて一階の隅々まで探したが、グズ提督はいなかった。

 

「そういえば、メイトの姿が見えないぞ?」

 

「あぁ、メイトなら2階でドンパチしているぞ。」

 

ん?よくよく耳を済ませば爆発音が聞こえるな。

 

「メイトはクズ提督が居そうな場所にバズーカ砲をぶっ放している。」

 

「それまずいだろ師匠!!」

 

加賀達も巻き添え喰らうじゃん!!

 

「その心配は要らねぇ。2階は全部バズーカ砲で捜索したが、クズ提督の姿は見えなかった。」

 

バズーカ砲で捜索って、もう何も言わねえよ。

 

「となると、3階だな。行くぜ!!」

 

「……あたしもう帰っていいか?」

 

「ダメなのです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3階

 

3階は1つしか部屋がなかった。その唯一の部屋の扉を師匠が蹴り飛ばす。

 

「オラァ!!御用だ御用だ!!」

 

「ふへへ!!やっと来ましたね。」

 

部屋は広い空間になっていて、部屋の奥にクズ提督と加賀と響と何故か霧島がいた。加賀と響は手足を拘束されていて口をタオルで塞がれてる。あの提督マジで許さん!!

 

「あの罠を突破するなんてね。流石は筋肉バカ三人、耐久力だけはあるようだ。」

 

「うっせえよ、クズ提督!加賀と響に何をしやがった!?」

 

「ちょっとした教育だよ。救いたければこちらまで来るがいい。だがこちらまでは来れないぞ。貴様らは最後に殺してやる。それまでは私が加賀と響を犯すのを指を加えて見ているんだな!!ふへ、フヘヘヘ!!」

 

あんのクズ提督!!現に加賀と響の服装は乱れているし、俺達が来る前にも何かしていたな!?

 

「遺言はそれだけか?」

 

「それはどういう意味かね大将殿?」

 

「答えるわけねえだろ!!」

 

そう言い師匠はクズ提督に向かって走り出す。俺らも師匠の後に続いて走る。

 

「馬鹿な奴等だ。霧島、スイッチを押せ。」

 

「……嫌です。」

 

「押せえ!!この野郎!!」

 

そう言いクズ提督は霧島を殴ったり蹴ったりした。好き放題やりやがって!!

 

「押さねえと、お前もあの加賀と響と同じ目に合わせてやるぞ?あの二人が悲鳴を上げながら俺のあの教育を受けていたのを、お前にもやってやろうか?」

 

「ッ!!わ、わかりました……。」

 

そう言い霧島は涙を流しながらスイッチを押した。あの教育って何だ!?よくよく見れば加賀と響と霧島の全身に殴られた跡や痣がある。

 

「ここで名言を1つ借りよう。お前らは最後に殺してやると言ったな?」

 

「それがどうしッ!!」

 

足元に違和感を感じる。こいつはまさか!!

 

「あれは嘘だ。」

 

俺らの足元の床が抜けていた。要するに、落とし穴にかかってしまった。

 

「「「「「うわあぁぁぁぁ!!!(きゃあぁぁぁぁ!!)」」」」」

 

「ふへ、フヒヒヒ!!まんまとかかりやがった!!お疲れさん、あの世で反省会でもしてな。」

 

俺らは底の見えない暗闇の中に落ちていった……。

 

「そ、んな、私の、私のせいで……。」

 

「んじゃ、続きを始めますか!!どっちにしようかな?加賀の苦痛に耐える姿もいいが、響の泣きそうな顔もそそられる。どっちにしようかな~?ンフ、ンヘ、ンヒヒヒヒ!!」

 

霧島は泣き崩れ、クズ提督は気持ちの悪い声で笑いながら加賀の服に手を掛ける。んっ?何故わかるのかって?

 

「ォォォォオオオオ!!!」

 

「何だ?何の叫びだ?」

 

「「「提督奥義その1!!垂直駆け上がり!!」」」

 

俺と師匠とメイトは落とされた後、急いで壁の方に移動して、全力疾走をして、壁を駆け上がり、クズ提督の前に立つ。

 

「全て聞こえているぞクズ提督!!」

 

「あんな仕掛けで俺達を殺そうとするなんて、片腹痛いわ!!」

 

「お、おい秋夜!!お、降ろせ!!」

 

あっ、摩耶は壁を走れないから俺の脇に抱えたんだ。降ろすのを忘れてた。

 

「し、しかも、どこ触ってんだよクソが!!」

 

摩耶が顔を真っ赤にしている、俺は普通に脇に抱えた……あっ。

 

「今降ろす。気遣いが出来なくてすまんな。」

 

摩耶を抱えた時に丁度手の位置が摩耶の胸の上になっていた。こりゃ後で砲撃を喰らうな。

 

「ったく、気を付けろ秋夜!!」

 

「摩耶に罵られるなんて羨ま「今シリアスな場面だから自重してくれ師匠。」へいへい。」

 

「……クズ提督、次からはもっと工夫をすることだ。OK?」

 

俺らが生きている事があり得ないと思ったのか、体を震わしながらオロオロしている。

 

「き、霧島!!あいつらを殺せ!!殺せぇぇぇぇ!!」

 

霧島は従いたくないが、従わないと殺されるっていう感じのオーラを出しながら俺らに砲撃を放とうとする。

 

「メイト、頼むぞ。」

 

「クズ提督、俺を殺したければ霧島に俺を狙えと言うことだ。OK?」

 

「OK「バズーカ発射!!」うわらば!!」

 

クズ提督がOKと言った瞬間にメイトがクズ提督に向けてバズーカ砲を発射した。しかもメイトはバズーカの被害をクズ提督だけにした。すげぇ!!

 

「き、貴様……。」

 

「あの時にお前は最後に殺してやると言ったな。あれは本当だ。」

 

そう言いメイトは新たに装填したバズーカ砲を至近距離でクズ提督に向けて発射した。

 

「麻酔の粉を掛けてやった。これでクズ提督は目覚めない。」

 

「よくやったメイト、じゃあ加賀達を助けるぞ。」

 

クズ提督にとりあえずの制裁を加えてきたメイトと師匠で加賀と響の拘束を解いて解放した。俺?俺は霧島と向かい合った状態になっている。

 

「もうクズ提督は制裁した。命令は聞かなくていいんだ。主砲を下ろしな。」

 

「で、ですが!!貴方もあの提督と同じことを!!」

 

あー、人間不信になっちまったな霧島は。さて、どうすっかねぇ。

 

「俺はあのクズ提督と同じことはしねえよ。」

 

「そ、その証拠は何処にあるんですか!?だ、騙されませんよ!!」

 

「はぁー、これならどうだ?」

 

俺は霧島に近付き、優しく霧島を抱き締めながら頭を撫でる。

 

「なななな何をををを!!?」

 

「辛かっただろ?苦しかっただろ?でももう大丈夫だ。今までよく耐えてくれたな。」

 

「うっ、ううっ、ぐすっ。」

 

霧島は顔を真っ赤にしながら泣き崩れた。さて、あのクズ提督をどう料理してやろうか。

 

「そっちは解決出来たみたいだな秋夜?」

 

「そうだ、で、何で師匠とメイトは響と加賀をお姫さまだっこしてんだ?」

 

「拘束を解いた瞬間に二人とも気を失ってな。放置する訳にもいかないから、お姫さまだっこしてんの。」

 

響と加賀の寝顔を見れば、いい顔で寝ていた。良かった良かった。

 

「さて、これで第1回救出作戦は終わりだな!!」

 

この後は、響と加賀が目覚めた後で決めればいいや。

 

 

 

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