ガールズ&ボトムズ   作:せるじお

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stage13 『ソルジャー・ブルー』partA

 

 

「ほら」

「サンクスですわ!」

 

 ローズヒップは、投げ渡されたスパナを飛んでくるほうを見もせずに受け取った。

 投げたナカジマもローズヒップが受け取るだろうとの確信のもと、彼女の方を見もしない。

 ローズヒップと自動車部の面々は、ストロングバックス改の整備と改修に一丸となって取り組んでいる。まるで大昔からの馴染みのように、彼女らの動きには一体感があって淀みがない。

 元々が聖グロリアーナきっての行動派のローズヒップだ。機体の整備も自分の手でいつも行っている。自動車部と同じオレンジのツナギに着替えた彼女の姿は実に様になっていて、まるで彼女も自動車部の一員の様だった。

 

「さて、この状況ではいかがすべきか。意見のあるものは挙手を」

「はい!」

 

 一方、ローズヒップ達からやや離れた所では、ホワイトボードに戦例図を描き絹代が問いかけている。並べられたパイプ椅子に座ったバレー部一同に一年生一同、さらにはゲーマー女子一同が集まって、知波単流の戦術講座に勤しんでいるようだった。

 そして、絹代の問に、真っ先に手を挙げたのは典子だ。

 

「根性で踏ん張って、根性で突破すべきかと!」

「正解だ! この状況では突撃に次ぐ突撃あるのみ! 突撃こそが状況を突破し得る!」

 

 典子の答えに、絹代はうんうんと嬉しそうに頷いた。

 

「流石はキャプテンです!」

「やはり根性こそが第一です!」

「根性で突撃です!」

 

 忍、妙子、あけびが立て続けに言いながら拍手すれば、典子は誇らしげに胸を反らす。

 

「やっぱ先輩すごいねぇ~」

「すごいすごい!」

「こんじょーさいこー!」

「ボクらも見習わなきゃ!」

「そうなりー!」

「だっちゃー!」

 

 一年生達もゲーマー女子たちも、典子へと賞賛の拍手を送った。

 典子は一層誇らしく胸を反らし、絹代は一層深く頷きを返した。

 ほとんど突然に大洗女子装甲騎兵道チームと合流を果たしたローズヒップと絹代だったが、彼女らは瞬く間に打ち解けて、まるで大昔からのチームメイトでもあったかのように馴染んでいた。

 

「よし! ここは敢えて両手大型シールド装備でいこう」

「なるほど、竹束の要領で前にでるのだな!」

「いや、鳥羽伏見の伝習隊の防御陣地よろしくぜよ!」

「後続を防御しつつ前進するなら、イギリスのマチルダⅡでしょう!」

「「「それだ!」」」

 

 歴女一同はと言えば、カエサルが自ら線を引いた愛機改造案の図面を囲んで、侃々諤々の議論をいつものノリで交わしている。

 

「いい? 私達の分隊は全機、背部ミッションパックにバッテリーを載せて、ザイルスパイドに電気鞭を仕込むの。相手のATを内側からズタズタよ!」

「でもそど子、電撃攻撃は確かルール違反じゃ」

「今回はバトリングルールよ! 実質ノールールなんだから反則だってないのよ! それに相手の方が先にルール破りをしたんだから、私達には落ち度はないのよ!」

「無茶苦茶だよ、そど子」

 

 風紀委員の皆も歴女達と同じように、自機の改造プランを練っていた。文科省の横紙破りが余程腹に据えかねたのか、今回はそど子もルール無用のリアルバトル精神で臨むつもりらしい。

 

「ねぇ、ミカも手伝ってよ」

「~~♪」

「まーたそうやって鼻歌うたって誤魔化すんだから!」

 

 継続三人娘はと言えば相変わらずのマイペースで、自分たちのATの整備をしていた。

 

「みんな、張り切ってるよね」

「当然だ。これで負ければ、今度こそ我々は後がない」

 

 着々と来るべき戦いに備える大洗装甲騎兵道チームの乙女たちの姿を、キャットウォークの上から眺めつつ柚子に、切羽詰まった声で傍らの桃は答える。

 

「……」

 

 いつも一緒の二人とはやや距離をとりながら、独り杏は彼女には珍しく思い詰めたような表情で皆の様子を見つめている。ローズヒップと絹代、そしてミカたち三人らに加えて、大洗装甲騎兵乙女全員がその愛機を並べてもなおスペースに余裕を持つだだっ広い空間。彼女たちはその空間を贅沢に使って、対大学選抜戦の準備を着々と進めていた。ATを改造し、装備を新調し、あるいは内部機構をクリーンアップする。必要な道具は一式揃っているばかりか、この巨大な倉庫の隅っこには予備のATが大量に並べられ、そこから部品を流用することもできた。

 ――全てはキーク=キャラダイン、すなわちそのバックにいるギルガメスからの提供だ。

 例の廃墟からようやく脱出した大洗女子の少女たちは、キークの用意したこの倉庫兼ガレージを拠点としていた。ここに揃えられた全てのものは、ギルガメスからの無償提供なのだ。彼らの望みはただひとつ、バララントの推す島田流と大学選抜に勝利すること――。

 

「……」

 

 杏にとって気がかりなのは、今の大洗はギルガメスの支援に依存しきっているという部分だ。

 ギルガメスが自分たちを支援するのは、飽くまで彼らの都合だ。つまりその都合が変われば、たやすく自分たちを『切る』ということでもある。それを杏は恐れる。相手は海千山千かつ銀河規模の国家権力だ。二大陣営の間で妥協のひとつやふたつ成り立てば、辺境惑星の一学園艦はすぐさま生贄に早変わりする。

 

「……」

 

 いかにして、大洗が独自に生き残る術を見出すか――そんなことを一人考える杏の傍らに、亡霊のように気配もなく歩み寄る人影がひとつ。

 

「随分と物憂げな様子だ」

「!」

 

 言うまでもなくメルキアから来た男、情報将校キーク=キャラダインその人だ。

 杏が声のする方を向けば、タバコを吹かし、どこか斜に構えた金髪碧眼のメルキア軍服姿がそこにあった。

 

「こちらとしては至れり尽くせりしてるつもりなんだが、お嬢さんのお気には召さないようで」

「……その至れり尽くせりが、ことが済むまでちゃんと続くなら、話は別だけどね。袖にされるだけならまだしも、いきなり背中から刺されるのは御免被りたいかなぁ」

 

 杏が軽口に軽口を返せば、キークは鼻で笑いながら肩をすくめてみせた。

 

「そればっかりは、どこかの誰かの言葉を借りれば『風の吹くままに』、としか言いようがないですな」

「……」

 

 相手の手の内を読むことならば人一倍上手いという自負のある杏だが、相手は『本職』だ。

 超大国の情報将校だけあって、その青い瞳の裏側をそう易々と覗かせてはくれない。

 ふと、杏はこの男を相手にじゃんけんをしてみようか、などと突拍子もないことを考えた。自慢じゃないが、杏はじゃんけんで負けたことがない。相手の表情、言動、さまざまな仕草、そして周囲の状況などを観察し、そして相手の出してくる手を見切るのだ。その技を、この男を相手に使ったとして、いったいどんな結果がでるのか、実に興味はある。

 

「ねぇ」

 

 ――と、杏がキークに声をかけようとするのを果たして察知でもしたのか、あるいは単なる偶然か、キークは杏の言葉を遮るような絶妙なタイミングで言った。

 

「ところで……『彼女』の姿が見えないようだが、お出かけですかな?」

 

 キークの視線は杏にではなくて、『あんこう分隊』へと注がれている。

 大事な愛機たちをカスタマイズする沙織、華、優花里、麻子の間には、逸見エリカの姿もあった。

 今、あんこうの皆は麻子のATの改造に取り掛かっていたが、エリカは隣から色々とアドバイスを与えている様子で、優花里などかしきりに感心しいしいであった。沙織などは、エリカにあまりいい印象を抱いていないであろうにもかかわらず、彼女のアドバイスを素直に聞き入れているようであった。

 傍見ると一見元気そうな彼女らであるが、しかしその笑顔には陰が差している。

 あんこう分隊だけではない。よくよく見れば大洗の皆のみならず、助っ人達の表情にも明るさの下にどこか暗い陰が浮かんでいるのが解る。その理由は明らかだ。本来この場に居るべき人物が、ここには居ないのだから。

 

「……」

 

 メルキアの情報将校ともあろう者が、彼女の居所を知らない筈もない。それを承知で聞いているのだ、この男は。杏は抗議の意を込めてキークを睨めつけるが、当人はどこ吹く風な様子だった。

 

「せっかく、彼女のためにとプレゼントまで用意して来たんですがね。どうやら無駄足になったようだ」

「プレゼント?」

 

 キークの口から出てきた気になる単語に杏は反応した。

 その委細を視線で問うも、キークはやはりチェシャ猫みたいに笑うばかりで答えはしない。

 まだるっこしいと内心で憤りつつも、敢えて言葉に出して杏が問おうとするが、またもそれは遮られた。

 

「……どうやら件の人物がお帰りのようだ」

 

 倉庫の外から、微かに聞こえ始めた航空機のエンジン音が徐々に大きさを増していく。

 これに真っ先に反応して動き出したのはあんこう分隊とエリカの一同で、一斉に作業の手を止めて倉庫の入り口へと駆け出せば、他の皆も彼女たちに従った。

 一斉に少女たちが馳せ集まるなか、重い倉庫の扉が左右に開く。

 一機のATが、血のように紅い夕陽を背にして現れた。大洗の少女が見守る中、倉庫へと歩み入ったATは不意に止まり、そのハッチが開く。

 ひらりと、中から飛び降りたのはみほだった。

 黒森峰時代に愛用していた赤い耐圧服に身を包んだみほの姿に、いや、その目つきに皆は戸惑い、ある者は怯えた。恐ろしいまでの隈をつくり、不健康に青白くなった顔をしたみほは、その背中に、まるで亡霊のような凄絶たる気配を負っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――stage13

 『ソルジャー・ブルー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 光のない瞳で、出迎えた一同をぐるりと見渡した後、みほは一言も発することなく歩き出す。

 

「ちょっと、みぽりん!」

 

 何も言わずに傍らを通り過ぎようとするみほに沙織が呼びかけるも、みほにはまるで聞こえていないかのようであった。

 

「西住殿!」

「みほさん!」

「……」

「……」

 

 優花里に華が続けて呼びかけるが、やはり返事はない。

 思案顔の麻子に、不機嫌そうなエリカは敢えて無言でみほを見送る。

 あんこう分隊ですらみほを引き止められないのに、どうして他の誰が彼女を止め得ようか。

 紅海に杖を突き立てたモーセのごとく、大洗装甲騎兵女子達の間には自然と道ができて、そこをみほはあるき続ける。行く手を阻むものは誰一人――。

 

「おい西住!」

 

 いや、いた。

 キャットウォークから降りてきた桃が、みほの前に立ちふさがっている。

 良くも悪くも空気を読まない桃ならではの行動であるが、しかしみほは桃を僅かに一瞥すると、耐圧服のポーチの蓋を外し、その中身を放り投げた。それは、輪ゴムで無理やりまとめられた札束だった。

 

「おわ!? わ! わ!」

 

 モノがモノだけに、思わず受け止めてしまった桃の意識がそれた隙を突いて、みほはその横を通り過ぎていた。

 結局みほは倉庫の奥の扉を開いて自室に入り込むと、そのまま出てこなくなってしまった。

 慌てて沙織が追いかけてドアノブを回すも、鍵がかけられていて開けられない。

 

「……」

 

 杏は一部始終を上から見ていた。

 キークは、その隣で軽く呟いた。

 

「これは、プレゼントを渡すのも無理そうですな」

 

 杏は、それに対し何も返す言葉がなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇミカ、放おっておいて良いの?」

 

 作業に戻りつつも意気消沈した様子の大洗女子たちの姿を見ながら、アキは言った。

 ミカはそれに対しカンテレでまず応えながら、ついで言葉で答えた。

 

「全ては彼女の心の問題さ。彼女がどうにかしない限り、どうにもならない」

「実際、なんでああなったのかさっぱりだもんね」

 

 ミッコが鼻先についた機械油を拭いながら言うように、ミカたちにも絹代にもローズヒップにも、どうしてみほがああもおかしな様子になってしまったのか、その理由がまるでわからない。

 傍らにいた絹代とローズヒップが言うには、何でもお人形のような少女ときぐるみ姿の不審な中年男性に何か言われたのがきっかけで、みほは突然におかしくなってしまったということ。近くに居た絹代達にすら解らないのだ。ましてや様子がおかしくなってから再会した大洗女子達にはまさに青天の霹靂だった。ようやく再会できた大洗希望の星が、闇に落ち込んでしまっていたのだから。

 

「お金を稼いできてくれるのは地味にありがたいんだけどねぇ~」

 

 ミッコの言うように、みほは合流して以来早朝には倉庫を飛び出し、夕方に帰ってきては即座に自室に引きこもるの繰り返しだった。どうやらあちこちのバトリング会場を荒らし回っているらしく、Web版の月刊装甲騎兵道には謎のコロシアム荒らしの記事が毎日のように載っている。ファイトマネーには興味がないらしく、いつも桃に投げ渡してはそれっきりだ。酷使された愛機はボロボロで、特にかつては誇らしげに掲げられていた『ボコ・ザ・ダーク』のロゴは掠れてほとんど消えかかっていた。

 

「まるで戦いに取り憑かれたみたい……ミカ、やっぱ放おっておくのはマズいんじゃ……」

「……ごらん」

 

 心配そうなアキに対し、やはりミカは目をつむってカンテレを奏でながら不意に爪先で何処かを指し示し言った。

 

「風の流れが、変わってきたみたいだね」

 

 指し示す先にいたのは、あんこう分隊の少女たちだった。

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

「んもー! 限界!」

 

 うんともすんとも返さないみほに、仕方がなく自機の整備に戻っていた沙織だったが、唐突に手にしたスパナを投げ捨てると、発奮した様子で大股に歩きだす。

 

「武部殿!?」

 

 向かう先がみほの部屋なのを見て、優花里達も慌てて沙織の後を追う。

 プンスカ頭から湯気を発しながら、沙織は進み、かつ咆える。

 

「いくらなんでも焦らしがすぎるよ! そりゃあ彼氏の気を引くために敢えてつれない態度をとる時もあるけどさ、いくらなんでもやりすぎだよ!」

「そんな態度、とる相手もいないじゃないですか!」

 

 華の真っ当なツッコミもスルーして、沙織は再度ドアノブに取り付いて、がちゃがちゃと回すも当然扉は開かない。

 

「開けて! みぽりん開けて! あーけーてーよー!」

「……何の策も持たずに来たのか」

 

 ドアノブを引っ張りながら叫ぶ沙織に、麻子が冷静に突っ込む。

 息が切れた所で、ドアノブから手を離し、ぜぇはぁぜぇはぁと喘ぎながら、しかし沙織は麻子に言い返した。

 

「だってもうどうにもなんないじゃん! なんかみぽりんがしんどそうだから最初はそっとしておいてあげようとか思ったけどさ、ここまで来たらもう強引にいくしかないよ!」

「それには私も賛成ね」

 

 ここで沙織の主張に賛意を見せたのは、第三者としてやや離れた壁に背を預けていたエリカだった。

 

「あの娘、基本的に何でも抱え込む質だから。前よりは色々と表に出すようになったけど、こんな時は結局昔のまんまね。もう扉を破ってむりやり引っ張り出すしかないんじゃないかしら」

「……誰にだって、他人に踏み入れさせたくない心の庭があると言います。迂闊な動きは禁物では」

 

 華は慎重論を出すが、しかし拳を強く握りしめている所を見ると、本音では沙織と同じであるらしい。

 それに気づいた優花里は、意を決して挙手し大きな声で発言する。

 

「わたくしも武部殿に賛成です! 西住殿には悪いですが、ここは強行突破しかありません!」

 

 優花里はポケットから何やら怪しい小道具を取り出すと、ドアノブの鍵穴へと取り付いた。

 

「潜入工作で磨いたこのピッキング術ならば……開いた!」

「ホント、何でもできるのね、貴女」

 

 エリカが感心と呆れの半々の想いで見つめるなか、優花里は見事に鍵を突破してみせた。

 しかしである。

 

「え! 嘘ぉっ!?」

 

 優花里が珍しく素っ頓狂な声を上げたのは、さらなる壁として立ちはだかるチェーンロックと、無理やり追加で取り付けたらしいシリンダー錠だった。

 

「……よし、次は私だ」

 

 唖然として手をこまねいている優花里の横をすりぬけ、今度は麻子がシリンダー錠に取り掛かる。アルファベット4文字の単語式のシリンダー錠である。麻子はみほの趣味を幾つか思い浮かべながら、これと思うものを試みれば、見事、一発で解錠してみせる。

 

「麻子すごい!」

「さすが冷泉殿!」

「いや、どう考えたって『BOKO』は簡単すぎるだろ」

 

 呆れる麻子だが、しかしこれで関門は二つ突破した。

 しかし、最後に残ったチェーンロックをどうするか――。

 

「ここはわたくしが」

 

 進み出る華の手の内には、生け花用の鋭利な鋏が握られている。

 研ぎ澄まされた刃が、稲光のように煌めいたかと思えば、チェーンは微塵に断ち切られていた。

 

「お見事」

「何なのよ、貴女たち……」

 

 麻子が拍手を送り、エリカは完全に呆れ返っている。

 しかしいずれにせよ、扉は開いた。後は踏み込むのみ!

 

「みぽりん!」

 

 沙織がいの一番に踏み込めば、そこには机に突っ伏したみほの姿があった。

 右手にはショットグラス、左手には半ば空けられた『ノンアルコールハバネロラム酒』の瓶が握られている。

 

「うわーもう何飲んでるのよみぽりん!? こんなの飲んだらお腹壊しちゃうじゃない!?」

 

 無理やりノンアルコールな酒瓶を沙織がむしり取れば、みほはショットグラスを手放して、腕の中に顔を埋めた。

 

「なに? 何をそんなにふてくされてるわけ?」

 

 敢えて挑発的な口調で、エリカがみほへと問う。

 みほは腕の間から僅かに瞳をエリカに向けて、ハバネロに掠れる声でポツリと言った。

 

「……ないから」

 

 小さいながら、その声は不思議とよく響いた。

 

「私にはもう、戦いしかないから」

 

 

 




お待たせしました
partBはできるだけ早くに

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