ストラトスフィアの戦団   作:コクマルガラス

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第二章もこれで終了です

今回のタイトルは今度公開されるあの映画ネタでもあります
再起にはちゃんと意味があります


Mission-5 再起/RESURGENT

「どういう事だそれは!」

「ふざけるな、そんな命令受け入れられるか!」

「納得いきませんわ!」

「何の権限があって私達から没収するのよ!」

「我々に戦うなという事か!」

「何かあったらどうするのさ!」

 

世界が『アラスカ条約』を否定し、IS学園に新たな教師が着任し、そしてある大惨事が起きた翌日。

IS学園は、荒れた。

震源地は、今や良くも悪くも有名となった世界唯一の男性ISパイロットとその取り巻き達。

そして……

 

「だって、お前ら弱いじゃん」

「真面目に訓練しないどころか、チームの輪を乱すような人達に持つ資格などありません」

 

 

着任した戦闘教官『コロナ・クーガー』と『ステラ・カラカル』の二人だった。

事の始まりは前日まで遡る。

 

世界中が軍拡の一途を辿る中、それは起きた。

中国全土が謎の部隊(UNKNOWN)に襲撃されたのだ。

紫色のロボット達……それはかつてIS学園の捜索部隊を拉致したモノと同一。

そして、『敵』にISの兵装を含む一切の通常兵器の攻撃は通じないという事も判明している。

このことを知るのはIS学園及び同校を管理する日本政府、同盟を結んだアメリカ・ロシアの通称『ユニオン』だけ。

他の勢力には“一切”その情報は伝わっていなかった。

故に中国は『勝てる筈のない相手に対して絶望的な戦い(負け戦)』に応じる事を余儀なくされたのだった。

決死の覚悟で応戦する中国軍、しかし勝敗は初めから決していた。

あっという間に陣形をズタズタにされ、戦力を再編する暇すら与えて貰えず蹂躙され、最後は中国全土及び巻き添えとばかりに朝鮮半島が数多の漆黒の球体に飲み込まれ……

 

その日、三つの国が文字通り消滅した……

生き残ったのは“たまたま”国外に出ていた(脱出)していた一部の人々のみ。

それ以外は皆死亡したと見なされた。

実際、漆黒の球体の正体を知る者達は生存者がいないと分かり切っていたが……

 

そして次の日。

IS学園は、今回の一件を理由に国家代表・代表候補生を中心に精鋭達を有事の際の対応部隊として編成する事を決定。

その為戦闘教官達は『資質』の持ち主達を対応部隊に入れるべきであると判断。

その為の選抜が行われた結果、来栖アキラとその取り巻きの代表候補生は『資質無し』……というか『無能』と判断。

同時に専用機を保有する資格なしと見なされ、没収する事が決定したのだ。

これらの決定は全て学園長及び『裏の支配者』の許可を得ており、正式なものでもある。

しかし、彼等はこの決定に猛反発、絶対に渡すものかという不退転の決意を見せていた。

戦闘教官達にしてみれば、実力・練度不足、足を引っ張る者、獅子身中の虫といった危険要素を対応部隊に入れたくない。

ISの数が限られている以上、戦力にすらカウントできない者に専用機を持たせて腐らせておく余裕もないのである。

一方彼らにとって専用機とはエリートの、優位性の証明であり、それを没収されるというのはパイロットの完全否定と同義であった。

尤も、取り巻き達の内『セシリア・オルコット』『シャルロット・デュノア』『ラウラ・ボーデヴィッヒ』の三名は既に祖国からも無能と見なされており、帰国した場合専用機が没収される運命が待ち受けている。

IS学園が運用データを提供するという趣旨の約束を各国と結んでいるため、保有国としてはより優秀なパイロットに運用してほしいのが本音だったりする。

そしてあわよくばその運用したパイロットを自国に引き込みたいという思惑もあるが。

そう、既に三人に関しては代表候補生としての資格がはく奪されているのだ。

当然の話だが『鳳鈴音』に関しても中国が消えた為、自動的に代表候補生としての地位は消えている。

勿論その事を四人が知らない訳がなく、彼女達は今なお維持されるIS学園の治外法権・他国の干渉禁止という規約を使ってその命令に抗い続けていた。

『来栖アキラ』と『篠ノ乃箒』に関しても当初は日本政府が代表候補生としての資格を与える予定であったが、両者共『無能』である事に加え、とある情報筋から『篠ノ乃束』の死亡と『未確認の優秀な男性ISパイロットの存在』を知り、『特別扱い』する必要なしと判断され、白紙に戻されている。

最早彼等が専用機を保有する為の資格は存在しない。

それでも彼等は没収命令に抵抗する。

だから……

 

「んじゃ、お前ら全員リンリンと戦ってみろ。お前らが勝ったら没収は撤回してやる」

『望む所だ(よ)!!!!!!』

「構わないな、リンリン」

「えぇ、問題ないわ。ブチ抜けばいいのね」

 

戦闘教官の一人であるコロナがリンリンと呼んだ存在……『リンカー・リンクス』は愛用の対物狙撃銃『オルクトヴァッフェ』を構えながら彼等を見据え……

 

「面倒だから纏めてかかって来なさい」

 

宣戦布告するのであった。

 

「一応言っとく、お前らじゃ絶対勝てないから」

「先輩、あのバカ達、聞いてません」

 

尤も、コロナとステラは六人に勝ち目が無いとわかっていたが……

 

 

 

「ほら見ろ、言わんこっちゃない」

「六人がかりでこの体たらく、ダメじゃん」

 

コロナとステラが『戦場』となった第三アリーナを見つめると、無傷のリンカーと犬神家だのボロ雑巾だの無様な醜態を晒すアキラ達六人の姿が目に入った。

 

「リンカーちゃん、一対多と接近戦苦手なのに……」

「リンリンは鍛えてるからな、これくらい楽勝だろ」

 

結論から言えば、アキラ達は負けた。

それはもう、ストレートに。

リンカーに推進部と頭部ぶち抜かれ、仕込みナイフでぶった斬られ、手榴弾で爆破された、それもISを使わず開始地点から一歩も動かずにだ。

 

「何で連携しないのかしら?」

 

地球の技術力と銀河の技術力を同等に扱う事が既にナンセンスなのだが、

数の差と予めリンカーに『本気を出すな』と厳命されていた事、戦術を考えれば、彼等はこの戦いに勝つことが可能だったのだ。

しかし、彼等は負けた。

お粗末な連携と足の引っ張り合い、機体特性を全く理解しない無謀な戦闘はリンカーから見て『カモ』でしかなかった。

 

「本当に無様ね、これなら『死んだ』織斑一夏の方が強かったんじゃないのかしら」

 

自分達が散々見下してきた男と比較され、挙句下に見られる事は、彼等にとって最大級の屈辱であった。

その後、負けを認めようとしない彼等の要望に応え、一対一で戦ったが、結果はぶち抜かれるか、斬られるか、爆破されるかの三択だった。

更にステラやコロナ、他の戦闘教官達とも戦ったが結果は言うまでもないだろう。

 

その日、六人は専用機を失い、更に余りの醜態から練習機の貸し出し優先順位が最下位になったのだった。

 

 

 

「マンツーマンで練習したくてライバル(恋敵)の邪魔ばかりしてれば強くなる訳ねーだろ」

 

先遣隊からの報告を見ながらネモが呟いた。

 

「中国とその他二国が事実上の消滅……状況証拠からして奴らは『トリニティ』を使ったな。どうやら地球での活動プランを変えなきゃいかんな」

 

スキズブラズニルは月の裏側に着陸。

太陽系到着した直後に届いた報告を見て、ネモは計画の修正を強いられることになった。

 

「彼女達の生存は……伝えていないか。連中(ヤミの団)があっさりあの施設を放棄した事を考えれば彼女達が死んだものと考えるのが普通か。これを利用しない手は無いな」

 

本来であれば地球の衛星軌道上に待機する予定であったが、考えられる最悪の事態を想定してスキズブラズニルの航路を地球からは見えない月の裏側に変更。

 

「幾つかの勢力がヤミの団の支配下にあると考えた方がいいな。となると……いつも通り本拠地見つけて殴り込みをかけるのがいいか」

 

ニヤリと笑うネモ。

 

「さぁ、始めようか。俺達の戦争を」




テンプレ神様転生チートオリ主の地獄、始まる
第三章は原作でいう所の学園祭、キャノボ、体育祭、修学旅行があるが一体どうなるのやら(ゲス顔)

因みにですが、オリ主と一期ヒロインズ以外にも他の専用機持ちや精鋭達もリンカー等戦闘教官達と模擬戦してますが、皆勝利もしくは健闘するも敗北という結果になってます
つまり、オリ主と一期ヒロインズだけが醜態晒して負けたという事、スミカ・ユーティライネンです(・ω・)ノシ

尚、オリ主が弱い・無能と称された理由はちゃんと存在します
ヒント:Lv.MAX、上書き、ソラの戦団★1
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