どうも、クソ提督です。
イベントE-2のニートメガネをラストダンスで割れなくて自分のメガネが割れそうです。
『海』と戦う。
聞けば何を言っているんだ?と思うだろうが私たちが戦ってきたのは確かに『海』だった。
深海棲艦がどこから生まれて、なぜ人間を襲うのか。終戦後の今でもわかってはいないことだらけだが、わかってしまったことはあった。
深海棲艦の正体、それは70年前の私たちそのものだった。姿は違えど、当時海に沈んでいった私たちの鉄が命を宿し、人間を襲ったことは最後の作戦でわかった。
いくら深海棲艦を撃滅しようと、その鉄は再び命を吹き込まれて蘇る。沈んでいった艦娘たちの鉄からも無論、深海棲艦は作られていった。
つまり私たちは無意味な争いを続けた。いくら深海棲艦と戦おうが数が減ることはない。沈めば深海棲艦の数が増える。その原理に気づいた3人の提督によって終戦を迎えることはできたが、沈んだ艦への想いは拭いきれない。
今はもう人間という新たな人生を手に入れた私たちだが、艦娘だったころの想いは忘れてはいけない。同胞たちの為にも私たちは幸せにならなければならない。
私はそう思っている。戦艦『長門』と呼ばれた私はそう思っている。
長門は一度礼をする。
再び頭を上げてみれば皆が真面目な顔でこちらを見ている。
艦娘だった彼女達も同じ考えをしているのだろうか。
カチッカチッ
ジュッ
フーッ
執務室にはタバコ独特な臭いが立ち込めていく。提督にとってタバコは戦時中から吸っているもので、今では日課のような吸い方をしていた。
戦時中はもちろん何もかもが上手くいくわけではなく、イライラが募る事は度々とあった。その時に吸っていたタバコ『モーロボロ』は戦争が終わった今では愛着が湧くように吸っている。
「提督ー、タバコやめないの?」
「…ふーっ。そうだな、戦争を忘れたくない誠意って感じだな。」
「んー、かっこつけてる感じはわかるんだけど、提督に似合わなさ過ぎて鈴谷吹き出しそう。ごめん、無理、吹き出す。ブフォwwww」
「お前覚えてろよコノヤロー。」
鈴谷が床を転がる程大爆笑した事に呆れて、まだ3口しか吸ってないタバコの火を消す。別に物凄く吸いたいって程ニコチン中毒な訳でもないから、やめようと思えばいつでもやめれるノリで吸ってるものだった。残り香を名残惜しむ事もなく、タバコは机の引き出しにしまい、まだ笑いこけてる鈴谷の頭を足でつつく。
「や、ひどーい!私これでも乙女だよ?乙女の頭を足でつつくなんて信じらんない!」
「安心しろ、そもそも乙女は床を転がらん。つまりお前は乙女ではない。」
「え、今日ほど提督をクソだと思ったことないわ。」
「乙女はクソなんて言わないぞ。」
「今日日程、提督が人間の底辺に属する蛮族だと認識した日はございませんどす。」
「日本語がおかしい。」
ここの鎮守府にいる艦娘の数は3桁にいってるから、もちろん顔を毎日合わせない娘たちもいるのだが、鈴谷とは毎日会ってる気がする。気がするんじゃなくて会ってるんだな。こいつ、朝起きたら必ず執務室にいやがる。
執務室に備えられている窓を開けて朝の日差しを浴びる。んっと軽く伸びをして太陽を薄目になりながらも見てみる。うん、今日もいい天気だ。久しぶりに出掛けるとかも良さそうかもしれないな。…まぁもちろん誰かに邪魔されなければの話なんだけどな。
「んじゃ俺ちょっと外行ってくるわ。」
「おっ、ニートやってる提督が外に行くなんて珍しい。どこまで行くの?」
「ちょっと散歩するだけさ。」
どうせこいつは1日中ここにいるのはわかってるから、特に何も言わずに執務室を後にする。俺にニートとは言うくせに、1日中執務室でゴロゴロしているお前の方がニートじゃねぇか。まぁそんな事言ったらマシンガントークで文句言われんのはわかってるから、面と向かっては言わないんだけどな。
適当にぶらぶらしてみるのもたまにはいいかもしれない。外で遊んでるのと言えばやっぱり駆逐艦が多いな。追いかけっこしたり、かくれんぼしたり、元気に遊ぶのはいい事だな。だがやはり妙なんだよなぁ。明らかに背丈が駆逐艦じゃない奴が1人だけ混じっているんだよなぁ。あれはどうみても戦艦だよなぁ。噂をすればなんとやら、その元戦艦の彼女がこちらに気づいて近づいてきた。
「む、提督ではないか。何をしているんだここで?」
「そっくりそのまま返してやるよ長門。…お前、どうした?」
「それはどういう意味でだ?」
「お前が駆逐艦っ子たちを追いかけている顔は犯罪者まさにそのものだったぞ。」
「ダァニィィ!?」
いや、そんな驚かれ方をされても知らんよ。てか自覚なかったんかい…。涎垂らしながら駆逐艦を追いかけ回すそれは誘拐犯か何かと思ったよ。戦時中は駆逐艦相手に厳しくも愛ある指導をしていた戦艦長門はどこにいったのやら…(^q^)
「ま、まぁ、いいんじゃないか?みんなで仲良くやれてるなら気にすることもないんじゃね?いや、知らんけど。」
「…お前な、私だって華の女の子だぞ?」
「悪かったってー。今度どっか飯屋連れてくるからさ。」
「ふむ、まぁいいだろう。では私は戻るぞ。……島風〜!島風ぇぇ〜!!(^q^)」
ほんと自重しない奴だな。
鎮守府の庭、端の方の少し日陰になっているところでシートを広げてピクニックしているのは空母組。まぁ鎮守府敷地内でやってるからピクニックと言えるかはわからないけど、本人達が楽しいならいいんじゃないかな?
一航戦の赤城と加賀、二航戦の飛龍と蒼龍、五航戦の翔鶴と瑞鶴で南雲機動部隊の完成だな。そこに雲龍たちまで混じってまぁこれは本当に空母会だな。
昼間から酒を飲むなんて、羨ましい奴らめ。てか瑞鶴、そろそろ加賀さんを煽るのやめときなよ。加賀さんの目のハイライトが消えてるぞ?おいこら、ずいずいするんじゃない。ずいずいするんじゃ…あ、言わんこっちゃない。加賀さんにラリアットくらってんじゃないか。
全く、仕方ないな。
…だがまぁ、何か瑞鶴の気持ちもわからなくもないな。楽しそうだし。どうせ加賀には見られてないんだから俺もやっておくか。
ズイ (ง˘ω˘)วズイ
ズイ (ง˘ω˘)วズイ
ズイ (((ง˘ω˘)ว))ズイ
「て い と く ?」
「え、あ、加賀さん…?」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺は今加賀から15m程離れていると思ったら、いつの間にか加賀は俺の目の前にいた。
何を言っているかわからねぇと思うが俺も何があったのかわからなかった…。
頭がどうにかなりそうだった…。催眠術とか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。(ポ〇ナレフ状態)
「加賀さんちょっとm…プゲラっ!?」
「…ただいま。」
「おかえりー。ってどうしたの?目が死んでるのはいつもの事だけど、なんかこう、どうしたの?」
「おぅ、いろいろあってだな…。」
…全く酷い目にあったぞ。加賀め、元上司の俺にも容赦なくラリアットをかましてくるとか、お前本当に人間かよ…。いや、確かに煽った俺にも批はあるけど、あの距離を一気に詰めてきたのか?馬鹿な…超スピードとかじゃあないぜありゃ…。
…何はともあれ疲れた。まだ時間的には三時頃。みんな大体間宮のところで甘味を楽しんでるところかな?俺もいつもは間宮の甘味を頂いてるけど、今日は気分のらないしな。丁度ここには鈴谷という玩具もあるし、鈴谷で遊ぶか。
「なぁすずy…?」
「ドーモ、テイトク=サン。テイトク=スレイヤーデス。」
「アイエエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?マダヒルダヨ!?」
「おー!提督乗ってくれるねー!」
「…まぁ、そうだろな。お前が昼から顔出すあたりが珍しいしな。」
かわうちめ、いつもは夜しか行動しないくせに今日は昼間から行動開始していたのか。いや、これを機に夜型生活をやめてくれれば健康的にもいいし、人間らしくできるとは思うんだけどな。多分無理だな。こいつ気まぐれだから、明日にはまた夜型生活に戻ってるだろうし。
「にしてもなんでまた今日は昼間からいるんだ?」
「いやそれがねぇ、あと1時間もしたら那珂のライブだからね。」
「お、川内はお姉さんだな。それじゃあ俺も見に行くとするか。」
「是非とも来てよー!じゃ、私はそれまで仮眠をとるよー。」
「あぁ、おやすみな。」
…うん、川内はこれで那珂のライブにはこないな。この時間に寝て仮眠とるっていっても、目覚ましかけたとしても起きないだろ。夜中に目を覚ましてライブの事はすっかり忘れては暴れまくりそうだなぁ…。そろそろあの夜戦バカについてしっかりと考えなきゃダメな時だな。
「なぁ鈴谷。」
「ん?なになに?」
「…そろそろ平和な日常を過ごしたいと思うのだが、どうすればいいと思う?」
「不可能な事を考えてはダメだねー。」
「可能な事だから考えてるんだよ。」
「未来に想いを馳せる事は良い事だけど、地に足のついた考え方をしないとそれは夢物語でしかない。」
「…どこで覚えた。」
「エルシャ〇イ」
「はぁ…こんな人生で大丈夫なのか俺よ。」
大丈夫だ、問題ない。
これが1番いい日常です。
まじで?え?俺の中の天使と悪魔は口論する訳でもなく意気投合すんの?喧嘩するのがテンプレートってか、喧嘩しなきゃいけない仲だろお前ら。…まったく、心の中まで平和ボケした人間だな、俺は。
提督の1日は過ぎていく。
「なんでライブ来てくれなかったの!提督!」
「すまん、寝てた。」
無論、昼寝してライブには行けなかった。
「今からここでライブやる!川内お姉ちゃんも起きてきたことだし!」
「やめろぉ!!!」
今日も鎮守府は平和だ。
あれよね、日常日常とはよく言うけど日常ってなんだろう。日常ってなんだよ(白目)
主はぼのたん☆愛してるからぼのたん☆prprするのが日常かな?