魔法少女リリカルなのは 緋色の災厄【凍結】   作:朔月ふらの

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今回めっちゃ短いです。サイドストーリー的な物と思ってください。
それではどうぞ。


13話

 

 

「なぁ…どうゆう事なんこれ?」

 

椅子に深く腰を掛けたはやてが問う。その眼前にはベッドの上で横たわるさくらと、そのさくらとは真逆の配色をしている女性が膝枕をしていた。

時刻は日もとっぷりと沈んだ夜。外回りに出ていたはやては、フェイトの招集に応じ会議を開く為足早に戻ってきた。しかし緊急招集にも拘らず、いくら待てどもさくらが来なかった為部屋まで呼びに来た所で、見知らぬ女性と寝床を共にするさくらを発見。六課内に響く怒声に集まった一同と共に現状に至る。

 

「てゆうかさくら君、一応お説教なんやでこれ。正座は?」

 

腕を組み片目を瞑り、真剣な雰囲気で言う。

 

「意味…わから、ない。」

 

対するさくらは、まるではやての言っている言葉自体がわからないと言った風な顔で答える。はやてとその周囲にいるヴォルケンリッター一同、なのはとフェイト、さくらの周囲にいる紫天の一同はその様子に半ば呆れていた。それもその筈、この問答はかれこれ30分程続いていた。

 

「はぁ…もっかい聞くで?どうゆう事なんこれ?」

 

再度問う。しかし聞いたはやてですら、いい加減この問答が無意味な事は分かり切っていた。最早何度目の正直なのかも覚えていない。

 

「家族…増え、ました〜。」

 

その問いにさくらは、バックにジャジャーンとでも出そうな位に両手を広げ得意げに答える。勿論横になっている状態である。普段ならその仕草に可愛い等言って抱き付いているはやて達だが、今回それは許される雰囲気ではない為グッと堪える。

 

「えっと…さくら君?流石にそれじゃはやてちゃんもわからないし納得できないと思うんだけど…」

 

はやての隣に座るなのはが詳しい説明を求める。反対隣にいるフェイトも頷く。

 

「認知、してくれない?」

 

「そうゆうボケは今いらんのやぁぁあ!!」

 

横になった状態で器用に首を傾げるさくらに対しワナワナと震え荒ぶるはやてと悶える集まった面々。

 

「コホンッ、これでは話が進みません…シュテル、説明を頼みます。」

 

正気に戻ったアインスがシュテルに説明を求め、そこで正気に戻ったシュテルが説明を始める。

 

………………。

 

「…、まぁ雰囲気で大体予想できているかと思いますが、改めて紹介しましょう。」

 

「みんな久しぶり〜、ナハトヴァールだよ☆」

 

シュテルの紹介からナハトヴァールが挨拶をした。因みに横ピースにウィンク+軽く舌出しと言う舐め切った挨拶だった。

 

「…んで、何で取り込んだ筈の闇の書の闇が、しかも肉体を持って外に出とるん?」

 

「不具合って、言った。」

 

はやての問いにさくらは少しムスッとさせた口元で言う。

 

「それは聞いた。せやけど、何で外に出したんや?」

 

「調べるの、中だと…大変。」

 

「ちゃんと原因を調べたいから態々外に出したって事?」

 

「そう言う事〜。後、原因がわかっても元通りって訳じゃないからね。」

 

「どう言う事?」

 

「つまり、ナハトヴァールと言う1人の人として此処に存在している訳だよ。いや〜、さくらのスキル様様だね♪」

 

「それ大丈夫なの?もし前みたいに暴走でもしたりしたら…」

 

「無い。」

 

フェイトの問いにさくらがスッパリと答える。

 

「今更何か事を起こそうって気は無いよ。プログラムから人に…まぁ素が素だからかなり頑丈だけど、人になったからかなぁ。昔みたいに全部ぶっ壊すとかそんな気分じゃないんだ。」

 

その問いにナハトヴァールも静かに答える。

 

「立場で言うなら、はやてと守護騎士達みたいな関係かな。防衛って位だから、きちんと宿主を守らないとね。」

 

そう言ってナハトヴァールはさくらの頭を撫でる。丁度月明かりも2人を照らし、その様子は仕方の無い弟を慈しむ姉の様に見えた。そんな2人に毒を抜かれたのか、

 

「あぁもうわかった!そこまで言うなら認知、しようやないか。」

 

呆れ半分、家族が増えた事による嬉しさ半分の顔ではやてが言う。

 

「んなっ!?」

 

「正気ですか!?」

 

「はやてちゃん…?」

 

「主はやて!?」

 

「我が主!?」

 

はやての発言にヴォルケンリッターの面々はどよめく。リインはよく分かってないのか、「家族が増えたです〜!」と喜んでいた。なのはとフェイトに関しては、「はやて(ちゃん)がいいなら。」と八神家の新たな一員を祝福した。

 

「まぁ思う事は各々あるやろうけど、ひとつ、よろしくな…えーっと?」

 

にこやかにナハトヴァールの前に手を差し出したはやてだが、言い淀み腕を組む。

 

「ん?何悩んでるのはやて、ナハトでいいじゃん。」

 

「いやな?プログラムから生まれ変わったんやったら、名前も新しくせなあかんやろ。何か候補とかある?」

 

「俺は特に無いなぁ。でも折角だから、さくら決めて♪」

 

「…さくや。」

 

「って事でさくや…よろしくや!みんなもええか?」

 

はやての問い掛けにヴォルケンリッターはシャマルとリイン以外渋々承諾、その他の面子は大いに喜び今宵は解散、それぞれ思い思いに寝床に着いた。

 

「って結局会議しとらんやないかぁぁぁああ!!!」

 

そして夜は更けて行く。

 




因みに前話で補足入れ忘れた身長なんですがアニメ見た感じだと、
フェイト・シグナム・シャマル・ヴァイスが同じぐらい、(170?)
なのは・はやてがそれより少しだけ低い、(167とか?)
スバル・ティアナが同じぐらいでフェイトの口元ぐらい迄、(160ちょいかな?)
エリオはフェイトの胸から少し下、(140とかかな?)
キャロとヴィータが同じぐらいでそれより下、(135以上はあると思いたい)
リインは豆。(30㎝ある?)
みたいに見えたんですけどいいですよね?
そんな中さくら君は直立でフェイト達の乳に顔面埋まるのでスターズFぐらいかなと思いました。
大体そんな感じ。
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