魔法少女リリカルなのは 緋色の災厄【凍結】   作:朔月ふらの

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これスランプか…!?すみません調子に乗りました。
何を書きたいのかわかんなくなっちゃった+引越しがあるので更新頻度下がると思います…
それではどうぞ。


17話

 

「了解した、このまま帰投する…姫、任務は完了の様だ」

 

通信での報告を済ませディアーチェは振り返りながらさくらに呼び掛ける。

 

「わかった。シュテル達は?」

 

「心配要らん。シュテルもレヴィも既に目的を達成して戻っておる。勿論擦り傷1つ負っておらんとさくやが言っておったわ」

 

「なら良かった。ねぇアーチェ、やっぱり──」

 

「却下だ!姫よ、何度も言うが我等は何があっても姫と共に在る。姫が我等を戦場に出したくない気持ちは分かるがそれは我等とて同じ事…互いに譲れぬからこうして条件を付けて任務に当たっておるのだろう?」

 

「それはそうだけど…」

 

さくらが言いかけたその時、ディアーチェが正面から抱き締めさくらの顔が胸に埋まる。

 

「姫はもう少し我等に甘えてくれ。我等を使ってくれ。我等の目的は姫を争いから遠ざけ平和に暮らして貰う事なのだからな?」

 

「…僕は僕の大事な人達が傷付かず平和に暮らしてくれればそれでいいんだけど」

 

「姫が我等をそう思ってくれている様に、我等も姫をそう思っておるぞ?故に我等は何処までも姫と一緒だ…異議は認めんからな。さて、姫はこの後小鴉共と別の任務があるのであろう?早く戻るぞ」

 

そう言ってディアーチェはさくらを抱き締めたまま転移した。

 

数十分前までは生きていた、今では炭と化した物体と一帯に広がる焼け野原を残して。

 

 

〜〜〜

 

 

「ここまでの流れと任務のお浚いなんやけど、これまで謎やったガジェットドローンの開発者及びレリックの収集者は、現状ではこの男【ジェイル・スカリエッティ】の線を中心に捜査を進める事になった」

 

「こっちの捜査は主に私とさくらが進めるんだけど、みんなも一応覚えておいてね」

 

「「「「はい!」」」」

 

任務に向かうヘリの中、機動六課FW部隊と部隊長によるブリーフィングが行われていた。

 

「今日これから向かう先はここ、ホテル・アグスタ!」

 

「骨董美術品オークションの会場警備と人員警護、それが今日のお仕事だよ」

 

「取引許可の出たロストロギアをレリックと誤認したガジェットが出る可能性があるとの事で私達が警備に呼ばれたですぅ。あと、この手の大型オークションだと密輸取引の隠れ蓑にもなったりするので油断は禁物です!」

 

「私達隊長陣は中の警備に当たるから、外の警備はさくら君と副隊長の指示に従ってね」

 

「「「はい!」」」

 

「シャマル先生、さっきから気になってたんですけどその箱は何ですか?」

 

キャロがシャマルの足元に積んであるスーツケースを指し問い掛ける。

 

「あぁこれ?隊長達のお仕事着♪」

 

「そう言えばさくらさんが居ないような…」

 

「あぁさくら君は突発の任務が入ったみたいでな?まぁそろそろ…あぁ来たみたいやな?」

 

はやてが説明していると空間が歪みそこからさくらが現れ、突然の出現にFW陣は驚く。

 

「おかえりさくら君、調子はどないや?」

 

「ただいまはやて、次空門を使ったけど問題ない…何で抱き着くの」

 

歪みから出てきたさくらをはやてが抱き締める。因みに現在のさくらはキャロと同じ位の身長になっている。

 

「そんなのさくら君成分の補給に決まっとるやろ。ほんまやったら昨日のうちに補給する筈やったんや…ん〜、やっぱこの抱き心地最高や♪」

 

「あ、ズルいよはやてちゃん!」

 

「そうだよはやて、早く代わって!」

 

なのはとフェイトがはやてに詰め寄りさくらを引っぺがそうと手を伸ばす。

 

「ダメやダメや!部隊長権限により却下です!ついでに今日一緒に寝て貰いますぅ!」

 

「そんな、今日は私の番だよ!職権乱用だよ!?」

 

「この間私からさくら君を取り上げた罰やからな!私は忘れてへんよ!?」

 

「横暴だよ!さくらからも何か言って!?」

 

騒ぎ立てるなのは達に話を振られたさくらが呆れつつ指を鳴らすと、さくらが3人に分裂しそれぞれなのは達に抱き付いた。FW陣は最早悟りを開いた様な顔になり隊長達は大層満足した顔だった。

 

 

〜〜〜

 

 

「「さくらっ」」

 

「ん…ユーノにヴェロ?」

 

アグスタに到着して着替えも済んだから、はやて達が来るまでパンドラ達と話してた所で懐かしい声を聞いた。

 

「久し振りじゃないか!たまには連絡ぐらいしてよ〜」

 

「ごめんねユーノ、ヴェロは…いつ振り?」

 

「大体2ヶ月位振りだね。機動六課での仕事は順調?」

 

「まぁまぁだね。仕事を回さない様言ってるのだけれど、何でみんな平気で回してくるんだろう…潰して良いよね?」

 

「「いやいやいや…」」

 

2人から揃ってツッコミを受けた…悪いのは上の連中なのに何故?

 

「そう言えばさくら、あの事はもう言った?特になのは達に」

 

「まだ…言わなきゃダメかな?」

 

「ダメじゃないけど…でもなのは達は不安だと思うよ?」

 

僕には何に対する不安なのかわからない。何が不安なんだろう…

 

「隠したい気持ちはわかる、でもそれははやて達を信用してない事と一緒だよ」

 

「さくらはそんな事ないって思うかもしれないけど、僕達が知っててなのは達は知らないとなるとね…」

 

「じゃあみんなの記憶を封印するか改竄すれば解決するね」

 

「う〜ん、僕は希少技能があるから別に構わないけど…何の解決にもならないよ?」

 

ヴェロが珍しく真剣…ユーノもそう思ってるのか。

 

「約束だからね…僕達からみんなに話す事は絶対ないけど」

 

「記憶の封印と改竄も解除して話てみなよ。はやて達の為なのもわかるけどさ」

 

そう言って軽く笑いながらヴェロに撫でられた…撫でられた?

 

「あとその目の事は報告する事。さくらが言わないなら僕達から報告するよ」

 

「はぁ…さくら、君って奴は…」

 

すっかり油断してた…ユーノも何だか呆れてる?

 

「何時から…はもういいや。もう見えないの?」

 

「今は殆ど見えてない様で、気配察知と風の感知で何とかバレずに済んでる状態みたいですね。境界を弄れば見えるみたいですがこれは…っと」

 

「ヴェロ見過ぎ。見えなくても問題ないし魔眼もあるんだから別に言わなくていいでしょ」

 

「それじゃあ今日あの事を話すか封印改竄を今解除するか…どっちか選んでくれるかい?」

 

「何その二択…それに改竄は今解除すると──」

 

「そっちを選ぶなら、勿論はやてに頼んで高町一尉を待機させてもらうよ?それに魔眼があるからそれで良いって話でもないよ」

 

「魔眼も負担が無い訳じゃないんだし、今まで吐いてた嘘もちゃんと清算しないと…どっちを選ぶ?」

 

「因みにどっちも選ばないなんて言ったら…悪いけど約束は無しにして僕達はみんなに真実を話すよ」

 

何だこの強制二択…しかも結局全部話す事になるじゃないか…

 

「あと3秒で決めておくれよ。3…2…1…」

 

もう仕方ない…

 

パチンと弾けた音が響き渡る。

 

「…はやてかい?久し振りな上、急で悪いんだけど高町一尉に待機命令を出してくれるかな?うん、そう。後でさくらに詳しく聞くと良いよ。あぁ、それじゃあまたね」

 

「そっちを選んだんだね。まぁあの事を話すにしても結局解除しないとわからないだろうし…何にせよ肩の荷が少し降りた気分だよ」

 

「2人して酷いよ…何だってあんな二択を迫るのさ…」

 

「さくらはどうせお話が嫌なだけだろう?…おっと」

 

「そんな訳ないでしょ…て言うか避けるな」

 

まぁそこまで本気で手を出してる訳じゃないけど…ヴェロの軽口は時々ムカつく。

 

「まぁお話は避けられないけど…ちゃんとフォロー入れておくからさ?」

 

「僕も協力するしクロノ君にも言っておくから安心しなよ」

 

もう既に安心出来る状態じゃない事を分かって言ってるよね…

 

「それじゃあそろそろ準備があるから…ユーノ先生、行きましょう」

 

「わかりました。最後にさくら、なのは達はもう昔の様に守られてるだけの女の子じゃないって事はわかっておいてね?」

 

そんな捨台詞を残してユーノ達はスタスタ歩いて行ってしまった。

 

「これが気が重いって感じかな…」

 

そろそろはやて達も着替え終わった頃だろうし、大人しく怒られよう。

 




これもう流れだけ原作通りでオリジナル展開にした方がいいのかなぁ…
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