魔法少女リリカルなのは 緋色の災厄【凍結】   作:朔月ふらの

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とうとうUAが3000超えました。読んで頂いて有難うございます!
出来るだけ日常的なお話にしていきたいので、進行はすっごく遅いですが楽しんで頂けたらと思います。
それではどうぞ。


7話

 

「休憩はこれ位にして、そろそろ訓練再開しないかい?」

 

休憩し始めてから割といい時間が経った所でなのはに言う。

 

「それじゃ、次の訓練はさくら君と模擬戦しよっか。」

 

なのはが次の訓練メニューを発表する。が、それはまだ早い。

 

「駄目。教導の手伝いはするけど、僕と模擬戦をさせるには早いよ。」

 

「なのはには悪いけど私もそう思う。ひよっこ共にはちょっと所じゃなくハードな内容だしな。」

 

その後ヴィータも反対していたが、何事も経験となのは達が引かない為、条件をクリアすれば模擬戦をすると言う事になった。

 

「それで、その条件てのはどうすんだ?」

 

「ん〜、スタートしてから動く事が出来たら模擬戦してあげようかな。」

 

その発言にFW陣が顔を顰め、ヴィータはやる事がわかったのか顔が引きつっている。

さくらは周囲の反応にクスリと笑いそれじゃあ、と──

 

「「「「っ!?!?」」」」

 

「スタート。制限時間は1分ね。はい、頑張って〜。」

 

にこやかに薄ら笑いを浮かべつつ、凄まじい迄の濃密な殺気と魔力をFW陣に叩きつけながら開始する。FW陣は突然の事に驚き動く所か目も離せない。段々と身体の感覚が無くなっていき頭も回らない、まるで心臓を直接冷たい手で握られているような錯覚。

 

「ほらほら、早く動かないと…やられちゃうぞ?」

 

口を歪めながら更に殺気と魔力の密度を上げ、少しずつFW陣に近付いて行く。

チラッと周囲に目をやると、ヴォルケンリッターは多量の汗を流しながらデバイスを構え、なのはとフェイトは苦笑い、はやてに至っては頭を抱えている。

視線をFW陣に戻すとビクッと身体を震わせる。

 

「キャロちゃん、目を閉じてゆっくり深呼吸しなさい。」

 

どうやら視線を戻した動作でキャロに限界が来たようだ。優しくキャロを抱きとめ、キャロはさくらにもたれながら言われた通りの動作で自分を落ち着かせる。

 

「1人脱落しちゃったし、1分経ってないけどここで終わりね。」

 

殺気と魔力を収め終わりを告げる。解放されたFW陣はその場にへたり込み目一杯息を吸う。無意識で行ったソレに、FW陣は呼吸すら忘れていた事に気付いた。

 

「僕と模擬戦するってことはこう言う事だよ。文句はなのはちゃんに言ってね?』

 

「えー!というかさくら君本当に教導免許持ってるの!?普段どう言う教導してたの?」

 

「どうも何も最初は毎回これから入るよ?今回は割と手加減した方だけど。」

 

「「「「「あ、あれで手加減…」」」」

 

キャロに至っては呼吸すら忘れて気絶しかけた程の濃密な殺気と凄まじい魔力を叩きつけられ、それを手加減と言い放つさくらに絶句するFW陣。

 

「まぁ気にしないで?ヴィータちゃんでも動きが悪くなる位だからさ。」

 

「ち、違う!ひひ久しぶり過ぎておおお驚いただけだっ!」

 

顔を真っ赤にしたヴィータがしどろもどろ弁解する。

 

「なのはさん達は何で平気だったんですか?」

 

「私達は昔さくら君に沢山訓練してもらってたから、ある程度は慣れてるんだよ。」

 

「それでもあの密度はびっくりしちゃったけど。」

 

「なぁさくら君、教導の仕事あんま来んやろ…?」

 

「え、よくわかったね?」

 

「最初にアレをする上に、そもそもさくら君の訓練はハード過ぎるんや…」

 

よくわからず首を傾げるさくらに全員苦笑するしかなかった。

 

〜〜〜

 

「ね〜、さ〜く〜ら〜く〜ん!みんなに教導してあげてよ〜!」

 

「てゆうか、さくら君をあんま前線で戦わすなってカリム達からむっちゃ言われててん…せやから私からもお願いや。」

 

「さくらが教えてくれたらみんな絶対強くなれるから、私からもお願いしたいな。」

 

「僕が手出せるわけないでしょ…今のひよこちゃん達じゃ欠片も残らないよ?」

 

「なんで訓練ゆってんのに吹き飛ばす前提になっとんねん!」

 

スパーンと何処からか取り出したハリセンで叩かれる。

 

「いやでも、模擬”戦”って言う位だから相手を花火の様にぶっ飛ばすでしょ?」

 

「”模擬”て言っとるやろ!あと花火にすんな!」

 

「いや戦闘を想定してるんだしさ?それぐらいやんないと何があるか──」

 

「相手を花火にすんのはさくら君だけや!!」

 

バゴッといつの間にかヴィータから引ったくったアイゼンで殴りに来るが、流石に痛いので避けると地面が少し陥没した。

 

「手は出すな、されど戦えって…あ、いいの思いついた。アレなら大丈夫でしょ。」

 

そう言ってさくらは立ち上がり、FW陣を呼び説明する。

 

「でもそれって、さくらさんはサンドバックなんじゃ…」

 

スバルは流石に気が引けたのかそんな事を言うが、

 

「サンドバック?でーきーるーかーなー?」

 

と意地悪な表情で答える。スバル達もそれにはカチンと来たのか、

 

「できます、いえやって見せますよ!後悔しても知りませんからね!」

 

「私達だってなのはさんの訓練をそれなりにこなしてるんです。あんまり舐めないで下さい!」

 

「子供だと思って、甘く見ないで下さい!」

 

「さっきは脱落しちゃいましたけど、私だってできる事を証明します!」

 

と闘争心剥き出しでさくらに食い下がる。

 

「んじゃ、ルールはなのはちゃんの教導の時と大体同じ。違うのは、僕は攻撃せずにみんなを放り投げる位かな。擦りでもしたら、ちゃんと教導でも何でもしてあげよう。」

 

さくらがルールを説明している後では、

 

「ねえみんな、アレってもしかしてアレかな?」

 

「うんなのは、多分アレだと思う…」

 

「アレかぁ…新人達大丈夫やろうか…」

 

「アレな…私達も今やって成功すっかな?」

 

「あの方も以前より強くなっている様だが、主はやて達はクリアしているし我等も──」

 

「主はやて達ですら擦り判定での成功しか出来なかったのだ。我々の場合、新人達よりは確率は上だろうが0じゃないと言うだけだ。」

 

とさくらの言うアレについて議論していた。

 

「あ、言っとくけどこれみんなやるからね。まさか新人達だけにキツい思いをさせるって事は無いよねぇ?」

 

 

嫌な笑顔を浮かべるさくらに対し、なのは達は戦慄と共に打ち拉がれた。

 

 




ってことで訓練的なお話にしました。
5000文字超えるって皆さん的にどう思います?長いかな?
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