ルイズが少し大人ぽい感じに成っています。
出逢いは偶然なの
ルイズside
ルイズが、ゲートを潜るとそこは、見た事も無い場所だった。
辺を見回してみても潮の香りがして海が近い事が分かったぐらいである。
「どこなのよここは」
「私の使い魔は、何処にいるのかしら?」
「早く、コントラクト・サーヴァントをして早く寝たいのに……」
「それに、何で夜だった筈なのに、何故、夕暮れなのよ」
と考えながら歩き続いていたら、疲れてしまいちょうど広場の様な場所に長椅子があったためそこで、少し休憩する事にした。
「そういえば、帰りはどうしたらいいのかしら?」
「というか、ここ何処よ」
時間が経つにつれて、ルイズは不安になっていき次第に泣き出してしまった。
なのはside
私は、今日も家族の皆に心配を掛けないように、一人何時もの公園に向かっていた。
すると、前から母親と思われる女性と手を繋いだ、なのはと同じ年頃の親子が歩いてきた。
それを見て、胸の奥がチクリとした。
「っ……」
私も、お母さんとあんな風に……
うんうん、でも迷惑に、なるから我慢しなきゃ
そう、思い直しなのはは、また、歩みを始める。
何時もの公園に着くと自分が、何時も座るベンチに一人の女の子が俯いて座っていた。
常のなのはなら先ず声を掛ける事は、無かったがさっきの事があり少し寂しく思っていたなのはは、声を掛ける事にした。
「ねぇ、あなたここで何しているの?」
ルイズside
「ねぇ、あなたここで何しているの?」
長椅子に座って泣いていたら、突然声を掛けられた。
その声の主を見るために顔を上げてみると、栗色の髪を左右で結んで意志の強そうな目をした、自分と同じ年頃の女の子が立っていた。
自分が何も答えないので、また、女の子が声を掛けてきた。
「あなたも一人なの?」
そう、何処か哀しそうで寂しそうな声で尋ねてきた。
それに気付けば、声を発していた。
「うんうん、そうじゃないの」
「家への帰り方かが分からないの」
「そうなんだ……」
そう言って、女の子は黙って俯いてしまった。
すると急に顔を上げて声を掛けてきた。
「それなら、私もあなたのお家探すの手伝うの」
急に顔を上げて声を掛けられたので、吃驚していたルイズだったが、手伝いを申し出されて困惑した。
「でも……」
「迷惑だったかな?」
そう、悲しそうな顔で女の子が聞いてきた。
「ち、違うわ」
「ただ、何で手伝ってくれるのかなって思って」
「そんなの当たり前だよ、困ってる人が居てそれを助ける事が出来るなら助けたいって思うのは普通でしょ?」
女の子は、当たり前のよう言葉にするのは容易いが行動に移せる人がいないような事を平然と言っていた。
それを聞いてルイズは、悩んだが女の子の真剣な目を見て協力をお願いすることにした。
「それじゃお願いしてもいい?」
そうルイズが答えると女の子は、何がそんなに嬉しいのかとてもいい笑顔で頷いた。
「うん!よろしくね」
「そういえば、まだ自己紹介してなかったの」
「私の名前は、なのは、高町なのはだよ、あなたは?」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
私が自分の名前をフルネームで答えると女の子なのはは、難しそうな顔をしていた。
「ルイズちゃんでいいのかな?」
「ええ、いいわよ、私もなのはって呼んでいいかしら?」
「うん!よろしくねルイズちゃん」
「よろしくなのは」
「これで、友達だね」
自己紹介が終わるとなのはが、突然友達宣言をしてきた。
「と、友達?」
「うん!だってお互いに名前で呼びあってるでしょだから友達」
「そうなの?、私、家族家族以外と会ったことないからそういうのわからないのよ」
「そうなんだ……」
「ルイズちゃんは、私と友達に成るのはいや?」
「いやじゃないわ」
私がそう答えるとなのはは、今迄で1番いい笑顔で笑いかけて来た。
「それじゃ、ルイズちゃんのお家探しに行くこう」
ルイズは、先までの不安が不思議といつの間にか無くなっている事に気が付いた。
何故だかなのはに任せていれば大丈夫という感じがするのだ。
だから私も、笑顔で答えた。
「うん!」
なのはside
ベンチに座っている子に声を掛けたらお家が何処にあるのか分からないと答えた。
だから、私は、ルイズちゃんの手伝いをする事にした。
「ねぇねぇ、ルイズちゃんお家ってどんな感じの所か分かる?」
私が少しでもヒントに成りそうな事がないか質問をしてみる。
「そうね、先ずこことは違って石で出来ていて、庭に小舟が浮かんだ池があったわ」
ルイズちゃんにお家の事を聞いてみると益々分からなくなってしまった。
「う~んこの辺にそんな場所は、ないと思うの」
私がそう答えるとルイズちゃんは、残念そうなの顔をした。
「そう……」
「大丈夫なの!ルイズちゃんのお家は、絶対見付けるからだから……」
「うん、ありがとうなのは」
「それじゃ探すの続けるの!」
探し続けていたら、周囲は既に真っ暗になって来ていた。
「ルイズちゃんごめんなさいなの」
「なんでなのはが謝るのよ」
「だって、私、お家見付けるのを手伝うって言ったのに何も出来なくて……」
「そんな事ないわ!私は、あの時一人とても心細かったけどなのはのお陰で安心できたものだから、何も出来なかったなんて事はないわ!」
私が何も出来なかったと謝るとルイズちゃんは、それを否定してくれて、自分は、安心出来たとだから、何も出来なかったなんて事は無いのだと言ってくれた。
それが、なのはには、とても嬉しかった。
なのはは、人の迷惑にならない様に、誰かに必要とされる様にそう思い過ごしてきた。
だから、自分が誰かの役に立つ事が出来て嬉しかったのである。
「でも、もうすっかり暗くなってしまったわね」
ルイズちゃんが困った様に呟いた。
それを聞いたなのはは、家族の迷惑とか考える暇も無く声を上げていた。
「ルイズちゃん家に来る?」
「それって、なのはの家ってこと?」
「うん」
「でも、いいの?」
「きっと大丈夫、皆優しいから事情を説明したらきっと分かってくれると思うの」
「なら、お願いしてもいい?」
「うん!」
そう言うと私は、ルイズちゃんの手を握ってわが家に向けて歩きはじめた。
next time
誤字脱字等々ありましたらアドバイスの程よろしくお願いしますm(_ _)m
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