冒険者の学園モノ   作:atikat

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第一章 ギアと『T』の謎 前篇

ギルド『ストーム・キッド』

ここは僕の兄『神雷 進』がギルドマスターをしているギルド『ストーム・キッド』の鍛冶工房

僕は鍛冶工房責任者のスズさんに呼ばれてやって来た

スズ「実はエクスカリバーを整備してる時にアクシデントが起きちゃって」

歩「アクシデントって!!?まさか!!?」

スズさんはかなりおっちょこちょいな女性だ

壊してしまったとかあり得る

スズ「大丈夫、大丈夫、壊しては無いから、でも落とした時に柄が例えるなら直径10cmの筒状の眼鏡ケースのみたいにパカッと開いたのよ、そしたら中からこの歯車が出て来た訳」

そう言いながらスズさんは『歯車』を机の上に置いた

歯車は直径3cm幅1cmの物

エクスカリバーの柄なら単純に10個は入る

因みに先程スズさんが『直径10cmの筒状の眼鏡ケースのみたいにパカッと開いたのよ』と言う発言をしたがこれでは誤解を招くためエクスカリバーの説明をしたい

エクスカリバーは全長110cm刀身80cmで『バスタード・ソード』系統の剣同様に片手剣としても両手剣としても扱える、つまり『ロングソード』に近い外見の『バスタード・ソード』

『バスタード・ソード』は両手剣として扱う為柄が30cmと長い(幅は4cm×2cm)

しかし刀身を支える部分と柄頭が除かれる為実際には5個しか入らない

それがエクスカリバーだ

因みに、普段は柄が開かないように柄頭で抑えている

スズ「因みに、それはサブギアね、メインギアは外れないのよ」

歩「メインギアとサブギア?どう違うんですか?」

スズ「キャメロット探索時にこのギアやそれを使用する武器を幾つか見付けてたのよ、まあ、エクスカリバーの機能がわかるまではちょっと珍しい武具程度の認識しかしてなかったけど、

メインギアとサブギアの違いはメインギアは例えば、武器なら『攻撃力』、防具なら『防御力』、つまり、武具の心臓部と言う訳

サブギアはメインギアのサポートやリミッター的な役割を持つの、例えば、あなたに見せたのは、武器または防具の装備者の光魔法を強化するギア

取り敢えず、リミッター能力を持つギアを内蔵したエクスカリバーをどうぞ

これで聖なる剣より少し攻撃力の高い武器程度にスペックダウンしてるから」

エクスカリバーの攻撃力が380から140に下がりました。

 

 

 

3月20日 体育館(入学式兼終業式兼進学式(通称・三兼式))

東学は何故か入学式と終業式が同時に行われ、その後春休みに入るというスケジュールになっている(因みに、この三兼式が終了した時、東学生は高校生として扱われる)

それで僕も高等部に進学する生徒として参加している

それはそうと、東学高等部はAからDまで、つまり4クラスが有り、所属するクラスの腕章の装着義務もある(例・Aクラスは『A』と書かれた腕章)

しかし、何故かボクの腕章は『T』と書かれている

今年の高等部1年の生徒は合計で94人

この学校の高等部1年の平均人数は80人、今年を除けば最大人数は86人

いつもより多い

先日のギアの事に関係していそうな予感がする

海音「歩!!!」

歩「きゃっ!!?」

ビッビクリシタ~

いきなり海音に耳元で大声出された

まだ心臓バックバク

歩「お…おどかさないでよね、し…心臓止まるかと思った」

明志「つ…次やったら殺すぞ!」

海音「ボーっとしてた歩が悪い」

落ち着いて回りを見ると尻餅をついている女生徒や驚いた顔でこっちを見る男子生徒が見える

亜近田「『T』の腕章を着けてる奴、ついて来い」

『T』の腕章を付けた僕を含めた生徒達は亜近田先生の指示に従い

亜近田先生についていく

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