冒険者の学園モノ   作:atikat

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番外編3 魔剣の姫騎士

??? 語り部・作者

ここは何処かの研究所。

人が入る程の大きさのカプセルが無数にある。

そこには人間が3人いた。

一人は白衣を着た中年の男。

一人は17歳程の少年。

一人はカプセルの中に入っている神雷歩そっくりの少女。

「やぁ、ドクター。彼女(・・)の調子はどうだい?」

「ん、その質問今日何度目だ?魔王の旦那。」

少年の質問があまりにもしつこかったのだろうか。

若干鬱陶しそうに顔を歪めるドクターと呼ばれた男。

「すまないね、でも待ちきれないんだよ。オリジナルとなった少女『アユム・シンライ』は僕の初恋の女性、アーサーによく似ている。いや、容姿はアーサーより女性らしい。ああ、アーサーすまない、別に君が醜いと言っている・・・」

「まーた始まった。ほとんど病気だね、こりゃ。まぁ、二人とも別嬪さんである事は認めるが。」

そう言うと白衣の男は最後の仕上げと言い、コンピューターを弄り始めた。

 

 

    十時間後

 

 

「おい、旦那、だーんーなー!!聞こえてんのか!!?」

白衣の男は少年を呼んだ返事がない、そのため肩をたたきながら呼んだがそれでも返事が来ない。最後の手段で耳元で大声で叫んだ、その時耳朶を掴んだため、少年は少し痛そうな顔をした。

「ドクター、耳元で叫ばないでくれよ。しかも丁寧に耳朶まで掴んで、もう、痛いじゃないか。鼓膜が破れたらどう責任を取るんだ?」

「呼んでも返事しない旦那が悪い。それより、最終調整終わったぜ。」

「おお、見事だな。流石はドクターだ。」

ドクターの言葉を聞くなり子供のようにはしゃぎながらベットに横になっている彼女に近づいた。

「言われた通りに魔剣適性を上げといた。あとついでに闇魔法適性も。」

「上出来だよ。」

「名前は旦那が決めてくれよ。」

そうこうしているうちに彼女も目を覚ました。

「ここは何処ですか?私の名前は?」

彼女は眠たげな雰囲気を発しながら心ここに在らずな感じでそう言った。

「ここは僕の城さ、それで君の名前は『ガーベラ』だよ。」

少年の名付けた名前を聞き呆れた感じで白衣の男が。

「女の子の名前にそれは無いと思うぞ。」

と言った。

「それじゃあ、『ベラ』・・・」

「そんな名前の魚がいたなぁ。」

自分の考えた名前に反論ばかり出す白衣の男。

少し大人気ないと思ったが苛立たずにはいられなかった。

「それじゃあ、ドクターは?そこまで反論するんならいい名前を思いついているんだよね。」

「名前?・・・そうだな、カトレアはどうだ?最近ハマっているゲームのヒロインの一人の名前なんだけど、バスタードソードを使うし。」

「よし、気に入った。それにしよう。」

白衣の男の言った名前が気に入ったのか、少年は親指を立ててグッジョブな感じだった。

そして、彼女の着ているバスローブを脱がして、持ってきていた服を着させた。

脛が半分隠れるくらいの長さのズボンと普通のTシャツに袖無しのパーカー。

「結構似合っているな。」

「でも僕のお下がりさ。今度買ってこないと。そういえば、『アユム・シンライ』は今ユグドラシルに到着した頃かな?カトレア、取り敢えず僕の部屋に行こう。今日はゆっくりおやすみ、明日は仕事を終わらせてから君の服を買いに行こう。」

「はい、えーと。」

カトレアは少年の名前を予防としたが少年の名前を知らない。

それを察したのか、微笑みながら自分の名前を彼女に教えた。

「僕の名前は『シャドウ』。『シャウル・ドウル・ホルバーナ』さ、これからよろしく、魔剣の姫騎士様」

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