冒険者の学園モノ   作:atikat

9 / 49
7th story

亜近田「まだ重心が高い!!」

歩「はい!!」

拝啓、母さんへ

亜近田「腕力じゃなく腰を落として脚力を使え!!」

歩「はい!!」

私は今

亜近田「力で剣を振るな!!剣の重さで振れ!!」

歩「はい!!」

亜近田先生にしごかれています。

亜近田「それじゃあ、ぼちぼち技教えて終わりにしますか」

色々指導してくれるのはうれしいが

こんな状態じゃあ立っているのがやっとだ

亜近田「っと、思ったが、それ以前に基礎体力作りをした方がいいな」

こんな状態の私を見たためか

はたまた気まぐれか

(おそらく前者だと思われる)

歩「は、はい、わ、分かりました」

距離によっては吐くきがする

亜近田「町内1周するか」

完璧に吐く

今この瞬間、それを理解した

 

 

 

商店街

歩「ぜー、ぜー、」

まだ半周も走っていないというのにもう体力の限界だ

スパルタとも言うべきレベルでしごかれた事も理由の一つであるとは言える

まだ半周も走っていないのに、息が上がっている自分が情けなく感じる

八百屋の親父さん「嬢ちゃん、大丈夫かい?」

洋服屋のお姉さん「アユちゃん、少し休んだら?」

肉屋のおばちゃん「無理しない方がいいよ」

駄菓子屋のお兄さん「休んだってバチ当たらねーよ」

魚屋のご隠居「歩ちゃん、一緒にお茶でも飲もう」

商店街の人たちが心配してくれる(ご隠居は少し怪しいが)

もう倒れそう

倒れて吐きそう

体が耐えられず

とうとうバランスを崩して倒れたと思ったら

亜近田先生に支えられていた

亜近田「ここが限界か、一度学園に帰るぞ」

もう限界

歩「あの、先生」

亜近田「何だ?」

もう、ダメ

歩「リバースします」

亜近田「誰か袋持って来い!!!」

すぐさま駄菓子屋のお兄さんが袋を持ってきた

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

歩「うっ、オエ」

亜近田「吐く物全部吐いたか?」

少し気分が悪いが大丈夫だと思う

歩「はい、大丈夫です」

亜近田「そうか、この袋に吐く準備しろ」

もう吐かないと思うのだが

そう思って準備すると

いきなりこの人に後頭部を引っ叩かれた

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

歩「もう胃液しか出てこない」

亜近田「中学時代の恩師に、《吐いた奴の言う事はあまり信じるな》、って言われた事があってな」

それは酔っ払いになった人のことじゃないんですか

と思った

そうしていると少しずつ意識が消えていった

 

 

 

音恩家 歩の部屋

気が付いたら、日日日先生の顔が私の前に現れた

日日日?「気が付きましたか?歩ちゃん」

日日日先生に似ているがこの人は聖子さんだ

そう思っていると コンコン っとノックの音が聞こえた

聖子「ハカトさん、入ってください」

聖子さんが言うと亜近田先生が入ってきた

亜近田「今戻りました」

聖子「どうでしたか?」

亜近田「日日日たちが今日中に帰ってくるのは無理でしょうね」

聖子「そんなに酷いんでしょうか?」

亜近田「ええ、でも学校の敷地内から出てくる可能性は限りなくゼロでしょう、と言うか出られる奴がいんなら見てみたい」

聖子「どうしましょう?」

亜近田「進も明日の昼ごろ帰ってくるそうです。助っ人を連れてくるとか言ってました」

さっきから亜近田先生と聖子さんが何を言っているのかちんぷんかんぷんだ

歩「あの」

そう私が発言すると二人は私の方を向いた

聖子「あのね、歩ちゃん落ち着いて聞いてね」

私の言いたいことを理解したのか

どうやら説明してくれるみたいだ

亜近田「東学がテロリストのせいで籠城している」

聖子「それでね、まだ校舎に海音がいるの」

私は内心信じられなかった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。