半分死んだみたいな感じで執筆しておりまする
ダレカタスケテー
あ、本編どうぞ。
ーーーーキーンコーンカーンコーンーーーー
本日最後の授業の終わりを告げるベルが鳴り、一気に教室が騒がしくなる。
そんな中オレは、手早く支度を済ませ、斜め前の方にいた龍也に
「早く部室いこーぜ。時間無くなんぞー」と声を掛けた。
オレ達はバスケ部に所属していて、1年からレギュラー入りしたオレ達はかなり注目されていた。周囲の期待を裏切らぬよう、オレ達は先輩達より早めに練習を始めることを心がけているのだ。
「おー。了解ー」という返事をして立ち上がった龍也と共に、オレは部室へと向かった。
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着替えを済ませ、
「お願いしまーっす」「うぃーっす」
と挨拶をして一軍専用体育館に入ると、すでに翔太と瑞貴が練習をしていた。
オレ達の所属する、
「おう!遅いで修哉!」と言ってきた翔太に、「お前らが早えんだよ」とツッコミを入れた後、近くに転がっていたボールをつきながら、瑞貴に問いかけた。
「今日ってオレら
「うん。細かいことは主将に伝えてあるんだってさ」
そう。今日は本来、オレ達一軍は練習日ではないのだ。
監督は2軍の視察、コーチは何故か理事長室に呼び出され、何事か話し合っている。
そのため練習は無くなったのだが、夏のIH予選に向けて、少しでも練習したいというオレ達の要望を聞き入れて練習を認めてもらったのだ。
そうこうしている間に練習は始まったが、すぐに飽きてしまい、主将の笹倉先輩の提案でゲームをすることになった。
ゲーム前の休憩時間、少しシュート練をしようとしたら、翔太と副主将の高嶋先輩が、スマホの画面を見ながら口論をし始めた。
「やっぱ一番はツバサちゃんですよ!」
「ばっかお前、何も分かってねえな。あんじゅちゃんがトップだろーがよ!」
......そう、最近スクールアイドルなるものが人気になり始め、ウチの学校でもこいつらみたいに熱狂的なファンが出始めているのだ。
そのスクールアイドルの頂点に君臨しているのが、
ーーー『
都内でもかなりの有名校、UTX学院から生まれたスクールアイドルの頂点ーーーー
リーダーの綺羅ツバサ(きら つばさ)を筆頭に、藤堂英玲奈(とうどう えれな)、
優木あんじゅ(ゆうき あんじゅ)の3人からなる、まさにスクールアイドルの”神”------
そう翔太は熱く語ってくれたが........
『いや、正直あいつらがここまで来れたのはぐうぜーーーー
そう心の中で呟こうとした時、
「いいよなぁ!修哉は!あんなに可愛い娘と付き合ってたなんてよー!」
そう高嶋先輩が叫んだ。
先輩の言うとおり(?)、オレはかつての彼女達.....まだ中学3年だった彼女達に、当時オレの通っていたダンススクールでダンスを教えていたのだ。それをこの残念な先輩はオレ達が付き合っていたと信じ込んでしまっているのだ。
オレは3Pシュートを打ちながらこう返した。
「だから、いっつも言ってるじゃないスか。オレはただあいつらにダンス教えてただけ。先輩達が勘違いしてるだけっスよ」
「でもお前ツバサちゃん達とご飯食べに行ったって翔太が言ってたぞ。それはどうなんだよ」
「否定はしません」
「あーもうホントムカつく!!!おい誰かロープ持って来い!!〇す!!こいつマジぶっ〇す!!!!!!!」
そう言ってぎゃーぎゃー騒ぎ始めた先輩をツバサのサイン色紙を餌になんとかなだめ、いよいよゲームが始まった。
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ガンッ!!!!!!!!!
そう大きな音を立て、ゴールリングが揺れる。オレが豪快なダンクを一発叩き込んだのだ。
「っしゃあ!!」と言ってオレはディフェンスに戻る。やはりダンクは気分がいい。
「東條さん、なんか最近恐くないすか?」「いや、ありゃただ単にやる気があるだけだ。しばらく動けなかったから相当溜まってたんだろ」
そう、オレは一週間前まで、怪我でバスケが出来なかったため、この久々に自由に動ける感覚が嬉しくてたまらないのだ。
キュキュッ!!ダムダムッ!!バッ!!!
「うおっ!!?」「ぐっ......!」
前に立ちはだかった相手2人を、クロスオーバー→アンクルブレイクで華麗にかわし、3Pシュートの体勢に入る。
今日は調子がいい。思い込みかもしれないが、1本も外す気がしない。
バッ!!!!
---絶好の状態で、飛び上がった。
ーーーーーーいけるーーーーーー
そう思い、ボールを指から離そうとしたその刹那、
『東條!!!!!!!!!!』
突然名前を呼ばれたことと、その声量に仰天したオレの手元は狂い、放たれたボールはゴールへ向かったは良いものの、リングは拒絶するかのようにガンッ!!とボールを弾いた。
絶好の状態を邪魔された事、そして外した事への苛立ちを隠そうともせず、修哉は自分の名前を呼んだコーチの方を睨みつけた。
だが、息を切らせているコーチと、その口から放たれた言葉に、修哉の表情は変わった。
「練習着のままで構わん。今すぐ理事長室へ行け」
「.......っ」
修哉は主将にアイコンタクトで了承を得ると、体育館を後にした。
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修哉side
理事長室前まで来たオレは、ひとつ深呼吸をして、ドアをノックした。
「失礼します」
「ああ、東條君、練習中に呼び出してすまなかったね」
「いえ......お気になさらず」
「立ち話もなんだから、そこにかけなさい」
「ありがとうございます」
オレはソファに座り、理事長の言葉を待った。
「さて、君を呼んだのは他でもない。君に大事な話がある。.......君はスクールアイドルを知っているかね?」
「?ええ、ウチの部でもかなり人気ですが......?」
「そうか。それでは君はこの子達を知っているかね」
理事長はノートパソコンの画面をこちらに向けた。
「これは......?」
「話というのはこの子達のことだ。彼女達の名はμ’s。音ノ木坂学院のスクールアイドルだ。」
画面に映っていたのは、3人の踊っている少女だった。必死にやっているのだろうが、オレから言わせてもらえれば、はっきり言って素人レベルだ。
所々踊りもズレている。息だって上がっていた。
ーーーーしかし、なぜか惹きつけられるものがあった。
「......で、こいつらとオレに何の関係が?」
「君には、音ノ木坂に転入し、この子達のダンスコーチをしてもらいたい。」
「......は?」
思わずそう返してしまった。それくらいぶっ飛んでいる返答だった。
「驚くのも無理は無いだろう。だが、向こうの理事長から依頼が来てね。もし承諾するなら、特例で転入を認めると言われたんだ。それに聞くところ、君はダンスや歌でかなり有名らしいじゃないか。おまけにあのA-RISEの指導経験もある。適任だ」
理事長の言うとおり、オレは龍也達と中3の時にダンスグループ『
「......オレには、バスケ部がーーー」
そう言いかけた時、
「「その必要はないぜ」」
「主将、龍也!?」
なぜか龍也たちがドアを開けて入ってきた。
最初に口火を切ったのは龍也だった。
「話は全て聞いた。お前は彼女たちの所へ行け」
「はあ!?いきなりそんな事言われてはいそうですかってオレが納得できると思ってーーーーー」
「じゃあ、お前は彼女たちを見捨てるのか?お前、この子たちに未来があるって思ったんじゃねえのかよ」
「ッ!!??」
「何年お前の相棒やってると思ってんだ。お前の考えてることぐらいお見通しだ」
「......お前の言い分はわかる。だがさっきも言っただろ。オレがその程度で納得できると思ってんのかよ」
そう言ったオレは龍也を睨みつけた。
だがそれを制し、口を開いたのは笹倉主将だった。
「東條。お前は中学の卒業の時の事を忘れたのか?絶望の淵に立ち、助けを求めて苦しんでいたお前を、周りの奴が見捨てずに助けてくれたからお前は壊れずに済んだんだろう。それに、彼女達も状況は違えど誰かの助けを必要としているはずだ。それを見捨てるのは、筋違いだろう。」
......悔しいが、主将の言うとおりだ。オレは多くの人に支えられ、ここまで来た。ならば......
「本当に、良いんですか?」
「ああ。それに心配するな。お前が居なくたって、今年の希咲は最強だよ」
「なら、安心です」
そう短く返すと、オレは理事長の方へ向き直った。
「理事長。あなたのご意向通り、オレは音ノ木坂学院への転入を承諾しましょう」
「そうか。向こうでの君のより一層の活躍を期待しているよ。親御さんにはすでに連絡してある....あとは、君がここにサインをするだけだ。」
用意良いなオイ。もう親に連絡したのかよと心の中でツッコミを入れつつオレはその書類に名前を書き、
「今までお世話になりました。理事長。」
と感謝の気持ちを告げ、理事長室を後にした。
その後、コーチとバスケ部の部員に事情を説明した。
出発は明後日。明日は荷造りして、明後日の朝ここを発つ予定だ。その後部員全員に別れを告げ、オレは恐らく最後になるであろう龍也たちとの下校を大いに楽しみ(瑞貴が駅前のクレープおごってくれた)、帰路についた。
今回で準備が整いました。
次回からアニメのキャラ出す予定です。
そして、今回から明らかになり始めた修哉の過去。
彼は一体過去に何があったのでしょうか。
その辺を楽しみにしていて下さい。