俺の青春ラブコメはこの世界で変わりはじめる。   作:clp

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前回のあらすじ。

 部室での時間に加えて夕食も共にして、奉仕部の三人は留美と一緒に穏やかな一時(ひととき)を過ごしていた。
 互いに気を遣いすぎていた最近の対話が嘘のように、小学生と顧問が先に帰った後も三人は遠慮のない、けれども親しいやり取りを重ね続ける。

 同じ頃、親睦会に参加していた生徒会の四人は、海浜側のノリについて行けず取り残されていた。
 折本と仲町が話し掛けてくれたのをチャンスと見た一色は、二人を味方に付けて親睦会からの脱出を成功させる。
 疲労の色が濃い本牧と藤沢を先に帰らせて、海浜の二人と稲村を連れて店に入った一色は、そこで偶然にも奉仕部の三人と合流を果たした。

 翌日の対策を話し合ったり、お互いの理解を深めたり。
 そうした話が落ち着いたところで、仲町は会長選を戦った三人に当時の迷惑行為を謝罪する。
 続けて総武一同をディスティニィーへとお誘いしたものの、あまり色よい返事は得られず。

 それでも確かに親睦を深めた両校の生徒たちは、和やかな雰囲気のまま店を出たのだった。



09.きっと自分なら憧れの相手とも渡り合えると彼は思う。

 翌日は朝から断続的に雨が降るという面倒な空模様で、それは放課後になっても変わらなかった。

 

 せっかく荷物持ちが居るのだから話し合いに備えてお菓子でも買いに行きましょうと言い出した一色いろはに付き合って。生徒会の他の面々とはコミュニティセンターの手前でいったん別れると、比企谷八幡はコンビニの入り口で傘をたたんで一色を追って店内に入った。

 

「え~っと。まあ無難なやつを揃えるほうがいいですよね?」

「それな、男連中は良いとしても女同士だと何かあるんじゃねーの?」

「あ~……今時そんなの食べてるんだ、的なやつですか。たしかにそういうの言い出す人いますけど、今回はそっちは別にどうでもいいんで」

 

 妹に聞いた怖い話を思い出したので忠告をしてみたものの、後輩の反応は薄い。

 どういうことだと目で問い掛けると同時に、思い当たったことがあった。

 

「海浜じゃなくて、小学生にか?」

「ですです。これで三日続けて話し合いですし、お菓子ぐらい与えておかないとな~って感じですね」

 

 面白くもなさそうな口調で淡々と返されたのが、かえって事態の深刻さを窺わせた。

 とはいえ自分から尋ねるのは少し過保護というか奉仕部の方針に合わないような気がしたので、こんなふうに話を振ってみる。

 

「んで、わざわざ別行動にしたのはどういう理由だ?」

 

 荷物を持つぐらいは別にいくらでもしてやろうと思っているので気にならないが、それが表向きの理由に過ぎないことは他の三人にもバレバレだろう。

 

 それでも一色は、てへっと小さく舌を出して愛嬌を振りまいて来るのだから大したものだ。

 それどころか。

 

「主導権を、確保しておこうかな~って思いまして」

 

 八幡の袖口をちょこんと摘みながら上目遣いでこんな事まで言い出すとは、過保護だ何だと心配する必要は全くなかったなと思いながら口を開く。

 

「ああ、いいぞ。んじゃ、後は全部任せたからな」

「え、ちょっと投げっぱなしはやめて下さいよ~。そりゃあ締めるところは締めますけど、せんぱいが何をやらかすつもりなのか、大まかな事くらいは教えておいて欲しいな~って」

 

 くいくいっと微かな力で今度は八幡のマフラーを揺らしながら、わざとらしく頬を膨らませてぷんぷんしている一色は、なんと表現したら良いのだろうか。

 これがぷんぷんしているだけなら、ぷんぷんいろはす略してぷんはす状態なのだけど、この後輩からは刺々しい雰囲気が微塵も感じられない。

 

「ま、あざといって事でいいか」

「は?」

「あ、すまん。こっちの話な。あざと可愛いって、お前のためにあるような言葉だよなぁ……」

「えっ、いきなり何を……はっ。もしや、せんぱいも遅まきながらわたしの魅力についに」

「いや、そういうのは小町で間に合ってるから。つーか早口すぎて聞き取りにくいんだけど?」

「ホントせんぱいって、小町ちゃんのことを可愛がり過ぎなのもあれですけど、そもそもわたしのことを何だと思ってるんですかね~?」

 

 今度こそぷんはす状態になってしまった一色に苦笑しながら、はてさて俺にとって一色って何なのだろうと考えることしばし。

 

 選挙戦を戦い抜いた戦友という表現が真っ先に頭に浮かんだものの、それだけでは足りない気がして。それにこの答えは今の流れで口にしたらおそらくダメなやつだと理性が働いたので、誤魔化しまじりに口を開く。

 

「頼れる生徒会長様だろ?」

「うわ、ちょっとキモいですよせんぱい。もう何というか……キモい?」

「いや、大事なことだからって繰り返さなくていいからね?」

 

 これでも可愛がっているつもりの後輩に真顔で言われると、さすがの八幡も心にグサッと……あまり来ないのはたぶん、普段から某部長様のご指導ご鞭撻を受け続けているからなのだろう。

 

 八幡が心の中で、目の高さに黒い線が入った容疑者の姿を思い浮かべていると。

 

「せ・ん・ぱ・い?」

 

 ぐいぐいとマフラーを引っ張ってくる後輩は満面の笑みを浮かべているのに、目だけが冷え冷えとしている。

 これって下手したら般若の面よりも怖いというか、完全に激おこぷんぷん丸いろはす略して激はすだよなぁと考える八幡の耳に、続く言葉が聞こえてきた。

 

「今のせんぱいは生徒会の助っ人なので~。……ちゃんと、わたしのことだけ考えて下さいね?」

 

 活字にしたら語尾にハートマークを付けるべきかを真剣に悩みそうなほど甘い口調で告げられて、()()に呑み込まれないように思わずがばっと上半身を反らしながら。

 

「ちょ、おま、そういうのはいいから」

「お、珍しく効いてますね~。照れてるせんぱいって、可愛い……よりはキモかわ……キモい?」

「うん、そういうのもいいからね」

 

 おかげで一気に現実感が戻って来たので、マフラーを掴んで優しく振るって手を離させると、段階的に首を傾け続けていた後輩に背を向けて買い物かご片手にさっさとレジに向かう。

 

 キモいと言われたことは何度もあったけれど、大抵は突き放したり見下すような奴らばかりで、こんなに心底から楽しそうな顔をして言われた経験は無かったなあと思っていると。

 すぐに追いついて来たものの幸いニコニコしているだけで特に話し掛けては来ないので、バレない程度にちらちらと視線を送りつつ清算が終わるのを待った。

 

 そして後輩を制して支払いを済ませて、口を挟む隙を与えず有料のポリ袋をさっさと抱えてそそくさと店の出口へと。

 

「はい。どうぞ~?」

 

 すぐ後ろから手際よく傘を広げて手渡してくれた一色に視線を送れず、「おう」と返して傘を受け取った八幡は、後輩と横並びになってコミュニティセンターに向かった。

 

「……ん?」

 

 建物が見えて来た頃に、違和感に気付いた八幡が半ば独り言のように疑問を口にする。

 

「入り口の横って、もとは掲示板とかだったよな?」

「あ~、たぶん昔はお知らせの紙とか貼ってたんでしょうね。今は何でもデジタル化っていうか、液晶ディスプレイ増えましたよね~」

 

 そんな軽いやり取りを交わしながら、二人は建物の中に入っていった。

 

 なお、何をやらかすのか結局教えてくれなかったと一色がぷんぷん怒り出すのは、会議が始まってからのことだった。ぷんはす~。

 

 

***

 

 

 部屋に入ると、テーブルがロの字型に置かれていた。

 さっき二手に分かれた副会長以下の三人は入り口近くで座っていて、静かに話をしていたようだ。

 

 向かい側のテーブルには、どこか見覚えのある制服を着た男女が集まっている。きっと海浜の生徒たちなのだろうが、ざっと十人近くも居るので少し身構えてしまう。

 集団の中に折本かおりと仲町千佳の姿を認めると同時に、二人も何かを察したのかこちらを振り返って。

 

「あっ、比企谷じゃん」

「今日は来たんだねー」

 

 右手を軽く挙げて二人に応えると、共にうんと頷きを返してくれた二人は、すぐにまた話の輪の中に戻った。普段と比べると大人しい反応なのは昨夜の集まりのおかげかなと八幡は思う。

 

 輪の中から男子生徒が一人、こちらに向かって時計回りに歩いてくるのを確認して、八幡は目線だけをちらりと左に向けた。

 

 机の向こう、壁のすぐ手前には長椅子が置かれていて、そこに数人の小学生が並んで座っていた。脚をぶらぶらさせたり、少し唇を突き出していたり。先程の一色との会話があったからか、小学生たちはどこか退屈そうで、つまらないことに関わっちゃったなと後悔しているようにも見えた。

 

 長椅子の奥では三人の小学生が立ったまま何やら話をしていて、その中に鶴見留美の背中を見つけたので目を留めていると、足音が近付いて来たので視線を戻した。

 

「やあ。僕は玉縄(たまなわ)。海浜総合で生徒会長をしているんだ。総武のカルチャーフェスティバルで君たちのエキサイティングな演奏にみんな興奮しちゃってさ。だから一緒に企画をトゥギャザーできるのを首をロングにしてウエイトしてたってわけ。今日からよろしく」

「お、おう……比企谷だ」

 

 昨日少しだけ話は聞いていたものの、実際にこうした発言を耳にすると、きびきびした動作で回れ右をしてそのまま家に帰りたくなって来た。

 と、八幡が持っていたポリ袋に手を伸ばしながら玉縄が。

 

「わざわざお菓子までありがとう。こっちで配っておくよ」

 

 そんな事を言い出したので、反射的に袋を遠ざけて。

 きょとんとしている玉縄に向かって、今のは話し方ではなくて話の中身が問題だったなと思いながら口を開く。

 

「いや、これは小学生に食って貰うのがメインだからな。先に選ばせてやりたいんだが?」

「……ああ。そういう事なら問題ナッシングだ。ノー・プロブレムってやつだね」

「……そりゃ良かった。じゃあ渡して来るわ」

 

 これは前途多難だなと思いつつも何とか言葉を返して、八幡はそのまま小学生の集団へと足を向けた。

 

「これな、あそこで立ってるお姉さんがお前らにって。好きなのを食べていいけど、あとでお礼を言っておくようにな」

 

 そう言って机の上にどさっとポリ袋を置くと、わらわらと小学生たちが集まって来た。

 現金なもので、さっきまでは楽しくなさそうな顔をしていたのに、今はほぼ全員が目を輝かせている。

 

 けれども例外は居るもので。

 

「ありがと。こっちで分けておくから」

 

 どうしてなのかは分からないが一人だけ、どこか不満そうな留美にそう言われてしまえば、八幡に出来ることは何も無い。だから追い払われたような気持ちで、一色たちが待つ辺りへと足早に戻った。

 

 よほどお菓子が嬉しかったのか、背後からは小学生たちの歓声が聞こえて来る。

 

「う~んと……せんぱいは、稲村先輩とわたしの間に座ってもらえますか?」

「あー、あれだ。俺は別に末席でも……」

「つまり小学生の近くに座りたいと?」

「はい。謹んで座らせていただきます」

 

 こちらも何やら機嫌が悪いので、八幡は困惑気味に椅子を引いて、のろのろとした動作でそこに腰を下ろした。

 ふっと苦笑する稲村純を軽く睨んで。やはり苦笑いを浮かべている本牧牧人と、その奥でぺこっと頭を下げてくる藤沢沙和子に小さく頷き返してから、八幡は視線を右へと移す。

 

 右手側のテーブルを一人で占拠した玉縄が、おもむろに口を開いた。

 

 

「じゃあ、今日の会議を始めようか」

 

 その声に応えて一同が席に着く中で、小学生は立ち話をしていた三人だけが机の前の椅子に腰を下ろして、他は長椅子に座ったままだった。

 始まって早々に疲れたような表情を浮かべている子供たちを眺めていると、玉縄の声が耳に届く。

 

「まずは前回、ブレインストーミング略してブレストで意見を出し合ったんだけど、それだけじゃ足りない気がしてさ」

 

 昨日サイゼで報告を受けた時には乾いた笑いで済んだけど、実際に聞くと精神的に来るものがあるなと八幡は思った。

 

 昨日は何度も何度もフルネームとセットで「略してブレスト」「いわゆるブレスト」と聞かされ続けた一色以下の生徒会役員四名と仲町は、反射的にうげっと頬を引き攣らせている(折本はあまり人の話を聞いていないからか、さほどダメージを受けているようには見えなかった)。

 

 昨日さんざんブレストを強要しておいてそれでもまだ足りないって、こいつは何がしたいのだろうかと八幡が考えていると。

 

「だから今日は、PDCAサイクルに沿って話を進めようと思ってね」

「業務の改善が期待できそうだね」

「それある!」

「継続性も期待できるんじゃないかな」

「それいける!」

「クオリティーのコントロールが可能になるね」

「それいいじゃん!」

 

 玉縄の提案に賛同する海浜の生徒たちと、それに合いの手を入れる折本の声が部屋に響き渡る。逆に言えばそれくらい、他の反応は冷めていた。

 

「それで~、そのPDCAサイクルを、ど~使うんですかぁ?」

 

 言葉を句切るたびに首を左右にこてんこてんと傾けながら。あざとい擬態こそまとっているものの、どうでもいいと思っていることを隠しもせずに一色が問い掛けると、海浜の何人かの男子生徒と、更には小学生男子もちらほらと頬を赤らめている。

 

「ああ。昨日はP、つまりプランをみんなで相談していたわけだよね。だから今日は(ドゥー)を意識して、話し合いを進めたいと思ってるんだ。君たちの協力があれば、(チェック)(アクション)も一日でフィニッシュできるんじゃないかって、僕はホープしているよ。なんだか期待が持てそうな気がしないかい?」

 

 にやけた頬をきりりと引き締めたつもりの玉縄がそう言い終えると同時に、だめだこりゃと八幡は思った。

 

 おそらく玉縄の理解ではPも話し合いだしDも話し合いだし、下手をすればCもAすらも会議の意味に捉えかねない。

 そもそもPDCAサイクルには陥りがちな欠点があると、この辺りの話に少し詳しい奴なら今どき高校生でも知っているような知識すら抜け落ちていそうな玉縄がどう旗を振ったところで、失敗は目に見えているとしか言い様がないだろう。

 

 

「あのな。ちょっといいか?」

 

 だから八幡は、小学生たちの存在を感じ取りながら口を開いた。

 

「おや。ニューカマーの発言なら、耳を傾けてアテンションしないわけにはいかないな」

「ああ、そういや玉縄に名乗っただけだったな。あー、えっと、総武の生徒会の、助っ人……になるのかね。比企谷八幡だ。でな、ずっと会議ばっかやってたら、小学生にはつらいだろ。だからもっと楽しい仕事をやらせたらどうだ?」

「……えっ?」

 

 まさか自分たちが話題になるとは思ってもいなかったのだろう。

 長椅子に座っていた小学生たちの意表を突かれたような声が重なって、そして高校生も含めた大半がきょとんとした眼差しを八幡に向けている。

 

 これだけ言えば、()()()()なら余裕で伝わるのになと八幡が考えていると。

 

「たしかに、会議にみんなで参加する必要って、無いですよね~」

「特に小学生だと、じっとしてるのも大変だからな」

「だから他の仕事をって事か」

「比企谷先輩が『楽しい仕事』って言ったの、具体的なことは分かんないですけど、いいなって思います」

 

 いち早く八幡の意図を汲み取ってくれた一色から、更には本牧や稲村や藤沢からも、嬉しい言葉が返ってきた。

 対面のテーブルをちらっと見やって、旧知の二人には喋らないようにと目で伝えると、八幡は顔を小学生のほうへと向けて、玉縄が反応を示す前に再び口を開く。

 

「こういうイベントって、会場の飾り付けとかの仕事が大事だと思うんだけどな。この世界だと部屋の内装とかをぱっと変更できるから、飾りとかをいちいち作らなくてもいいし、だからそのぶんデザインが重要になって来るのな。ここまで分かるか?」

「うん。みんな大丈夫だよね?」

 

 実際には理解があやふやな子供も居るのだろうけれど、留美にそう言われてしまえば頷く他はないみたいで、首を横に振る小学生は見当たらない。

 

「まあ、とりあえず最後まで説明するから、分からんって思ったら後で今の女の子……」

「鶴見留美。留美でいい」

「あー、その、今喋った、あれだ。留美さ……ちゃ……ん?」

「私も八幡って呼ぶから、呼び捨てでいい」

「えええええーっ!?」

 

 小学生たちのぶったまげた声が、教室中に響き渡った。

 さすがに高校生は大きな声こそ出していないものの、驚いているのは同じだ。

 

「留美ちゃんとあの人って、夏にゲームで勝負してたよね?」

「ゲームで高校生に勝ったから、呼び捨てにするって事?」

「そりゃそうじゃん。留美ちゃんから見たら格下なんだしさ」

「でもそれなら、鶴見様とか留美殿とか呼ばせるべきじゃね?」

「じゃなくてさ、高校生と対等ってだけでもすごいじゃん」

「あ、わかるかも。なんだか大人な関係って感じだよねー」

 

 小学生たちが好き勝手に話してくれたおかげで、大まかな状況は把握できた。

 

 要するに、夏休みの千葉村での一件を小学生全員が知っていて。だからお菓子を持って行った時の歓声は、留美が高校生を軽くあしらっているのを目の当たりにしたのでやっぱスゲーとか、そんな感じのノリだったのだろう。

 

 そして留美が不機嫌だったのは、不用意な言葉を口走ってしまえば誤解が深まっていくだけだと、状況を正しく理解していたからか。

 留美が八幡に対して申し訳なく思えば思うほど、外から見たらツンツンした態度になってしまうのだから、あいつのコミュ能力もお可愛いことだなと自分を棚に上げて結論付けて。

 

 そんなふうに頭の中で現状を整理しながら、とはいえどうしたものかと思いつつ留美を見ると、頬を真っ赤に染めて俯いている。

 

 おそらくは、慣れた呼び方・呼ばれ方ができるようにと話を誘導したつもりが、予想外の反応が返ってきたので苛立ち半分、残りの半分は困っているとかそんな感じなのだろうなと。

 

 そんなふうに八幡が鈍感系主人公の片鱗を見せていると。

 

「はぁ~……まったく。小学生のみんなも、あんまりこの人を格下とか思って見下さないほうがいいですよ~。今みたいに何を言い出すか全く分かんないですからね、せんぱいって」

「なあ。それってフォローになってない気がするんだけど?」

「せんぱいは黙ってて下さい」

「俺の格が下がり続けてるだけなんだよなあ……」

 

 とはいえ、別に何とも思っていない小学生からどう思われようとも、それを気にする八幡ではないわけで。

 ただ、少しだけ気になる事があるので、小学生の一団に向けて口を開く。

 

「ま、俺が留美と対等だろうが格下だろうがどうでもいいけどな。俺と留美が夏にゲームしてたのを見てた奴なら、他にもう一人いたのを覚えてないか?」

 

 そう問い掛けると、すぐさま口々に。

 

「あ、あのすっごく綺麗な女の人だよね?」

「うん。綺麗って言うか美人って言うか……」

「人間を通り越して、なんだろ。雪女みたいな迫力があったよね?」

「うん、あの人はやばい。留美ちゃんよく勝てたよねー」

「えっとね、勝ちを譲ってもらったみたいな感じだったよ?」

「あ、それって何て言うんだっけ。えっと、お眼鏡にかなう?」

「眼鏡かけてたのは別の女の人だろ?」

「あの眼鏡の人はホントにすごいのよ。私には解るの!」

 

 いや、眼鏡の人の凄さは解らなくて良いです。というか小学生で解るなよと八幡が脳内でツッコミを入れていると。

 

「そんな怖~いお姉さんが、あの時わざわざゲームの相棒に選んだのが~……じゃじゃん。この人ですよ~?」

「じゃじゃんって擬音は、たぶんもうすぐ死語なんだよなあ……」

「うるさいせんぱいちょっとうるさい」

 

 この一色の反応は予想外だったので、苦笑しながら額の辺りを片手で軽く押さえて(どこかの誰かさんの真似だ)、それから後頭部の辺りの髪の毛をくしくしと触ってから(これも誰かさんの真似だ)、おもむろに口を開いた。

 

「ちゃんと怖さが伝わってるんなら、まあいいか。んで、話を戻すけどな。お前らには会場になる部屋のデザインな、それを考えてもらおうと思うんだが……。どうせなら、コンテストみたいなのをやってみないか?」

「えっ……それ、おもしろそう!」

 

 なかなか良い反応が返って来たので、どや顔になってしまわないように気持ちを静めながら、右隣の後輩に顔を向けると。

 

「じゃあ改めて、総武側からの提案なんですけど~。小学生にはデザイン・コンテストをやってもらう形にして、会議には、えっと、今座ってる三人……?」

「いえ、私だけで大丈夫です。この二人もデザインをしたがってるし、それに、その、私はあんまりデザインとか得意じゃないから……」

 

 一色の言葉を途中で遮って力強く保証して。けれども次第に声が小さくなっていった留美だったが。

 

「えっ。留美ちゃんにも苦手なことってあるの?」

「そりゃあるとは思うけど、今のってあれだよね。えっと、謙遜?」

「うん、そう思う。せっかく留美ちゃんが気をつかってくれたんだからさ」

「じゃあ、俺らはデザインをバッチリ考えればいいんだよな」

「あの先輩が言ってくれたとおり、楽しんでやらなきゃだね」

「格下のくせに、いいこと言うじゃん」

 

 良い具合に話が進んでいたので、しばらくは小学生たちの語るに任せた八幡は、ざわめきが収まり始めた頃にようやく口を開いた。

 

「じゃあ別の部屋でやらせるとして、誰か監督に……」

 

 そう言いながら向かいの面々を眺めてみたものの、子供の相手をするよりも会議に参加したいという気配がひしひしと伝わって来たので、ため息を軽く吐いてから再び右隣に視線を送る。

 

「そうですね~。じゃあ、書記ちゃんにお願いします!」

「うん……わかった。会場のデザインは任せて。そのかわり会議は一色さんにお願いします」

「と言っても、あの人数で藤沢一人だと大変だろうから、本牧も……」

「いや、俺はこれでも副会長だからさ。今回は稲村に頼みたいと思う」

「……そうか。そうだな。じゃあ、俺と藤沢の二人で監督だな」

 

 まだ部分部分ではおどおどとした話し方だし一色との距離も感じるものの、藤沢も徐々に生徒会に馴染んで来ている。もともと旧知の仲だった本牧と稲村の関係を軸に、役員の四人が良い関係を築き始めているのを感じ取った八幡が、密かに頬を緩めていると。

 

 

「……それは、どうなのかな?」

 

 不意に、右側のテーブルから声が聞こえた。

 そのまま玉縄が話を続ける。

 

「その、今までは敢えて言わなかったけどさ。僕ら海浜と比べると、総武側からはイマイチやる気が伝わって来ないんだよね。会議の参加者も僕らの半分だし、なのにそこから二人も減らすって言われたら、僕としては、ちょっと……ね」

「あー、……なら、そっちから監督役を出してくれて良いぞ?」

「ですね~」

 

 玉縄が言い終えるとすぐさま八幡が提案を出して、すかさず一色もそれに続いた。

 それでも玉縄に焦りの色はなく、落ち着いた声で二人に応じる。

 

「あ、いや、そうじゃないんだよ。君たちの決定に反対したいわけじゃなくてね。僕らはみんな合同企画に懸ける想いが強いから、会議に参加できないなんて、って悔しがると思うんだけど、君たちは何だか淡々としてるように見えたからさ。そっちのやる気さえ確認できたら、僕から口を挟むような事はしたくないんだけどね」

 

 何とも回りくどい事を言っているけれど、目下の者に言い聞かせるような口調からして、おそらくは八幡と一色が駄々をこねていると受け取ったのだろう。それと、小学生の相手はしたくないという本音も漏れ伝わって来る。

 

 話が噛み合わないなと思いつつ、生徒会の四人を指し示しながら八幡が口を開いた。

 

「それは、俺も含めた()()()()のやる気を、確認したいって事だよな?」

「ああ。君を入れても五人しか来ていないって部分も、少し不安ではあるけどさ。そこは大目に見ようと思っているよ」

 

 というか普通にこんな感じで喋れるのに、さっきのこいつは何だったんだと思いつつ。

 あっさりと罠に嵌まった男に対して、まるで見下しているかのような態度を露骨に表に出しながら口を開く。

 

「俺も、お前が俺らに向ける態度については大目に見ようと思ってるけどな。でもま、さすがにな。いくら小学生だからって、まるで眼中に無いみたいな態度はどうなのかね。そのくせあれだろ、会議には全員参加を強制してたんだろ?」

 

「あっ、いや、それは……」

「わたし的には、小学生のみんなと一緒に企画をするのも楽しそうだな~って思ったので、『一緒にやることに()()()から』って言われた時にも、特に心配とかは、してなかったんですけどね~……」

 

 直接やり合うだけなら水掛け論になりかねないので、第三者というか第三勢力というか、そんな立ち位置の小学生たちを巻き添えにして、八幡は一気に主導権を握った。

 

 ようやく玉縄が事態に気付いて、慌てて言い訳を並べ立てようとしたものの、あの会長選挙を勝ち抜いた一色がこの隙を見逃すはずも無く。言葉を短く句切りながら、玉縄に言い聞かせるように喋り終えると、本牧がそれに続いた。

 

「海浜側が会議に意欲を示すのは、まあ良いんだけどさ。小学生のみんなにも楽しんでもらいながら、一緒に企画を成功させようぜって。うちの会長や比企谷はそういう理由で、さっきみたいな提案をしたんだけど?」

「そっちの責任は押し付けといて、俺らのやる気がどうのこうのって言われてもな」

 

 正論の後には稲村が、どこか茶化すような口調でそう付け足して。

 

「えっと……留美ちゃん、で良かったよね。留美ちゃん一人が会議に残るってなっても何も言わなかったのに、こっちの三人に文句を言うのはおかしいと思います。総武の生徒会長と副会長と、そんな二人が誰よりも信頼している比企谷先輩の三人が会議に出るって言われたら、うちの生徒で反対する人なんて……っ、()()()()居ないと思いますよ?」

 

 最後に、ゆっくりとした喋り方ではあるけれども芯の強さを垣間見せながら、藤沢がそう締めくくった。

 それでも、僅かに口ごもった瞬間を聞き逃さなかった玉縄が、縋るような口調で話し始める。

 

()()()()、ってことは反対する生徒も居るってことだよね。僕としては、そういう人たちにも会議に参加して欲しいなって思うんだけど?」

「え、っと。いえ、それは……」

 

 明らかに歯切れが悪くなった藤沢が、困ったような顔を八幡に向けてくる。

 

 一年生ながらも文実の副委員長を立派に勤め上げた藤沢は、あの時の光景を思い出してしまったのだろう。

 文実の集まりで下らないことを言った八幡を「却っ下」の一言で一刀両断にした、もう一人の副委員長にして藤沢が誰よりも尊敬している某部長様の、いきいきとしたその横顔を。

 

「まあ、()()()とか、ついでに()()()も呼んじゃうのは、わたしとしては望むところですけどね~。……でも、いいんですか?」

 

 いったん言葉を切った一色は、ひょこんと首を傾げて。ためを充分に置いた後で再び口を開く。

 

()()()()()()と同じステージに立って、太刀打ちできると思います?」

「えっ、いや、それは、でもさ……」

 

 一気に血の気が引いたのか、真っ青になりながらも玉縄がしどろもどろに何やら口走っている。

 

 まあ()()()()の存在感を思えば、玉縄が怯えるのも無理は無いのだけれど、自分も含めて三人と言われるのが何だか照れ臭いし虎の威を借りているようで落ち着かないなと八幡が苦笑していると。

 

「これ以上この話を続けてても時間の無駄っぽいし、小学生には退屈だよな。だから、さっさと別の部屋に移動しようぜ。でな、デザインに取り掛かる前にな、俺らの文化祭でいちばん盛り上がってた場面を、お前らに映像で観せてやるよ」

「お、おい稲村。それってまさか……」

 

 この上なく嫌な予感がしたので、八幡がおそるおそる尋ねてみると。

 

「閉会式の途中でいきなりバンドを始めやがった三人と、その直後に六人でやったアンコールの映像なんだけどな。さっき比企谷を格下とか何とか言ってたけど、あれ観たら印象が変わると思うぞ?」

「それ、私にも後で観せて頂けますか?」

 

 間髪入れずに留美がそんなことを言い始めて、八幡が唖然としているうちに話がどんどん進んでいく。

 

「後で観せてもいいですけど、留美ちゃんって比企谷先輩と仲が良さそうだし、特別に動画をあげてもいいですよ。それならいつでも好きな時に観ることができるし、これでも文実の副委員長をやってたので、動画を他の人には渡さないって約束してくれたら……」

「約束します!」

 

 藤沢の提案に食い気味に答える留美の姿を眺めながら、もうどうにでもなれと現実逃避をする八幡だったが、話はこれで終わらない。

 

「あ、じゃあさ。わたしもライブの映像をもう一度観たいから、終わったらそのまま監督役をしてくるねー。海浜からも一人ぐらいは居たほうがいいと思うし」

「え、ちょっと千佳?」

「かおりが暴走しないように、みんなよろしくねー。いざとなったら比企谷くんに頼めば大丈夫だと思うけど」

「やばいっ、千佳が会議に興味が無いのは分かってたけど、このタイミングで逃げるなんて予想外すぎてウケるっ!」

 

 あれはもしかしたら折本なりのフォロー……なわけは無いよなあと思いながら、どんな状況でもウケるの一言で楽しめてしまう元同級生を心密かに羨んでいると。

 

「じゃあ、小学生の皆さんは、稲村先輩と書記ちゃんと仲町せ……」

「先輩は要らないよー」

「仲町さんと一緒に、別の部屋でデザインの仕事をお願いしますね~。えっと、コンテストは明日で良いんですか?」

「明日やってみて、決め手に欠けたら再度募集って形にすりゃ良いんじゃね?」

「ですね~。ではでは、今せんぱいが言ってたような感じでお願いしま~す」

 

 ばち~んとウインクで締めくくると、たちまち小学生の約半数が真っ赤になっていた。

 残りは面白くなさそうな顔つきだが、いずれにしてもやる気に繋がりそうなので、呆れたような目つきを右隣に向けると。

 

「今の『ではでは』って、ちょっと真似してみたんですけど~?」

「ああ、うん。小町と同じぐらいあざとい」

 

 小声でこそっと効果を尋ねて来るので適当な返事を伝えたつもりが、なぜか嬉しそうに、そしてどこか得意そうに胸を張って勝ち誇っている後輩の表情が何だか可笑しくて、ついつい眦を下げてしまった八幡だった。

 

 

***

 

 

 留美以外の小学生が去って、会議がまた始まった。

 とはいえ先程と比べると、折本を除いた海浜の全員が別人のようで、発言にも消極的になっている。

 

 玉縄も進行役とは名ばかりの状態で、昨日までの話し合いの概要を話してくれている今も、内容は要領を得ず外見からも覇気が失われているのがはっきりと見て取れた。

 

「つーかPDCAサイクルは何処に消えたのかね?」

「せんぱい。面倒な話を蒸し返さないで下さいね?」

「俺が蒸し返さなくても思い出すかもしれないだろ?」

「鳥頭みたいだし、それは大丈夫だと思いますけど?」

「え、なにお前、鳥頭なんて表現をとつぜん出してきて俺を笑わせる気かよマジかー。あいつらが一瞬にして鳥人間コンテストの優勝候補に見えてきただろが」

「相変わらず意味分かんない発想しますよね〜?」

「このネタ、こないだ小町が使ってたんだよ。意味分かんないとか言ってると怒るぞ、小町が」

「うん、この兄妹ほんと意味分かんない」

 

 一色と小声で話しながらも、この後の話をどう持って行ったものかと考えていた八幡だったが、意外な人物が思いがけないことを話し始める。

 

「あのさ。話の邪魔をするようで悪いけど、比企谷はこう見えて、意味の無い脅しとかは絶対にしない性格だからな。そんなに怯えたり落ち込んだりしないで、普通に戻ってくれると助かるんだけど?」

「そうですね。私もそう思います」

 

 本牧の発言に留美が賛同を示すと、ぴんと立てた人差し指を唇の端の辺りにぴょこぴょこと押し付けながら、よそ行きの笑顔をぱあっとまとった一色が言葉を引き継いだ。

 

「同じようなことを一日目の最後にも言いましたよね〜。なんだかよく分かんないカタカナ言葉を喋るんじゃなくて、普通に内容のある話し合いをしましょうよって結論だったと思うんですけど〜……。ま、せんぱいたちが凄いのは確かだし、憧れてた相手に怒られてしゅんってなるのも分かりますけどね〜」

「え、マジ?」

 

 まさが自分がこいつらの憧れになっていたとは……。

 完全に想定外だったので、バンド姿に騙されただけだよな、なんてツッコミすら思い浮かべる余裕も無く八幡が絶句していると、海浜で一人だけ様子の変わらない生徒が。

 

「今回のは、昔みたいなドッキリじゃないからさ。でも……、んーと、その、比企谷ってさー、驚いてるけど本当は哀しい時でも、本気で驚いてる時でも、おんなじような顔してるよねー。それ、近くで見てると、つらいかもよ?」

 

 いつもとは違って有益なことを伝えてくれるので、どうにも調子が狂うなと思いつつ、どう答えたものかと悩んでいると。

 

「ちなみに、せんぱいがバンドやってた時の映像って、観たことあります?」

「あー、当日は観たんだけど、あの時だけかなー?」

「じゃあ、誰かに観せてもらうといいですよ〜。せんぱいの面白い顔がたっぷり映ってて、あれ観てたら心配するのが馬鹿らしくなること請け合いです!」

「んーと、え、どういう意味?」

「それと〜……、修学旅行の写真なんかもお薦めですよ〜?」

「えっ、それ私も見たい……」

「あ、そっか。とっくに解決してたってことかあ。なるほどねー?」

 

 目をキラキラと輝かせながら、留美が「見たい見たい」と思念波を送って来るので思わず視線を逸らしたものの。

 語尾を伸ばしながらにやけ顔を見せてくる折本に、何だか茶化されそうな気がしたので。

 

「はい、そこの三人。雑談はやめて下さいねー。ではマイクをスタジオに戻します。進行役の玉縄さーん?」

「あ、ああ……」

 

 話を逸らすためなら、滑ったことを口にするくらい軽い軽いと考えていると。

 

「比企谷が照れててウケるー!」

「うん、ちょっと可愛いかも」

「こういうウブなせんぱいって、初々し……キモうい……キモい?」

「今日それ何度目だよ……。もう初手キモいでいいわ!」

 

 やけくそになって叫んでいると、一足先に平静に戻ったらしい後輩の声が耳に届いた。

 

「じゃあ〜、明日はこの続きから普通に会議をするって形で、今日は少し早いけど解散にしましょうか。明日までには戻ってますよね?」

「それあるー!」

「いや、何があるのか分からんのだが……。ま、折本が保証してくれるなら良いか」

 

 そう呟いた八幡が、引き留められたり不測の事態が起きないうちにさっさと消えてしまおうと考えながら立ち上がろうとしたところで。

 

「せんぱいは、あの二人に報告をよろしくです。わたしと副会長は、小学生の様子を見に行って情報を共有してから帰りますね〜」

「はいよ、了解。んじゃ一色も本牧も留美も、あと折本と玉縄とかも、まあお疲れ」

「私も小学生のみんなと合流するから、八幡ばいばい」

「おお、じゃあな」

「あ、比企谷さー。明日は雑談の時間にラップバトルとかしない?」

「は、なに言ってんのお前。そんなのするわけねーだろ?」

「だよねっ、ウケる!」

 

 

 折本のおかげで少しだけ笑い顔になりながら、八幡は部屋を出て階段を下りると一階のロビーを抜けて。

 

「……で、何やってんだお前?」

「ひゃっ。え、ちょ、比企谷?」

 

 まさか外に出た瞬間に見知った相手と出くわすとは、思ってもいなかった八幡だった。

 




次回は、まだ玉縄のセリフに不安が残りますが、できれば二週間後に。
ご意見、ご感想、ご指摘などをお待ちしています。


追記。
文意が通らない箇所をひとつ修正しました。(10/17)
一箇所だけ漢字のままだったので、先輩→せんぱいに修正しました。(10/21)



さて、俺ガイル完も終わってしまいましたねー。

アニメ期間の後半は予想外のトラブルが舞い込むことも無く、毎週欠かさず観ることができて、その点では良かったのですが、13~14巻の世界から頭がなかなか戻らなくて、更新がすっかり滞ってしまいました。

原作を補完するような場面があると良いなと思っていましたが残念ながらほとんど無く、私が好きな原作の面倒な部分は極力省いて、本筋を分かりやすく伝える事に特化したような構成でしたが、アニメとして良い作品に仕上がったなぁというのが正直な感想です。

俺ガイル新がどんな展開になるのか、その後を描いた作品が発表されるのか等々は全く予想が付きませんが、ひとまず原作に区切りが付いた以上は、私もこの作品を完結させるべく頑張りますね。

最後に、アニメ完結後に「本物」について時系列に沿って考察したものを活動報告に書いたので、よかったら読んでやって下さい↓。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=246961&uid=143422
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