【完結】ミックス・アップ(魔法先生ネギま✖グレンラガン) 作:アニッキーブラッザー
「マスター! ご無事ですか!? マスター!?」
「シモン!?」
麻帆良にて誕生したニューヒーロー・デュナミスに人々が感動する中、屑鉄と化したグレンラガンの残骸の上で、ドリルを杖代わりにしてよろよろと起きあがる少年が一人。
真っ先に駆け寄ったのはセクストゥムとニア。
ニアはシモンの無事に心から安堵し、セクストゥムはオロオロと狼狽えて涙目を浮かべていた。
「くそ! くそ! くそ! どうしてこんなことに!」
まるで八つ当たりのように何度も何度もクズ鉄を踏みつけるシモン。
その様子に気づいた学園の生徒たちはシモンを憐れんだ目で見ていたのだった。
しかしそんなイラつくシモンではあるが・・・
「マスター、おケガが! 今治療を・・・ちゅ・・・ん・・・チロチロ・・・」
「!!!!????」
シモンの痣だらけの肉体をセクストゥムがその小さな舌で舐めるという恐るべき所業をニアの前でする。
「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」
全校生徒はもはや唖然。
しかしマスター至上主義のセクストゥムに周りの視線など気にならず、ただ献身的にシモンの傷に舌を這わせるのであった・・・が・・・
「も、もう、セクストゥムは何をなさっているのですかッ!?」
ニアが慌ててセクストゥムを引き剥がそうとするが、セクストゥムはシモンにギュッとしがみついて離れない。
それどころか、シレッとクールに答える。
「マスターの怪我は・・・唾をつければ治ると仰っていました」
「えっ!?」
「ですからこれは私の役目。私がマスターを手当し癒やし、介抱します。ん・・・マスター・・・こちらも私が・・・」
あ・・・ヤバイかも・・・
これはスーパー黒ニアが目覚めるかと誰もが思ったが、事態は意外な展開を迎えた。
「ならば、私もお手伝いします! シモンのケガは私も治します! 夫のケガを癒すのは妻の勤めです!!」
黒ニアが目覚めてキレるどころか、ニアは拳を握ってやる気満々の姿勢を見せる。
「では、シモン・・・左半身は私が担当します・・・では・・・ん・・・ちゅ・・・ちろ・・・くちゅ・・・」
「分かりました。確かにそのほうが効率が良いのは事実。マスターの妻であるニアさんならば是非もありません。ご協力感謝致します。それでは私は右半身を・・・ん・・・ちゅ・・・」
すごい光景だった。
美少女というよりも可愛い過ぎる二人の少女。
その二人がやさぐれてブツブツと先程から俯いているシモンの了承など何も聞かずに、自らの意思でシモンの両脇をキッチリと固めて何やら凄いことをしていた。
しかし、こうも学園生徒たちの真っただ中・・・
――――ぐちゅっ、にゅぷっ、にゅぷっ、ちろ、ぺろっ、ぺろぅ
「ちゅ・・・あっ、セクストゥムさん、そこはダメです! シモンの唇への治療は私がします!」
「で、ですが、マスターは唇を切られて・・・」
「そこは妻だけに許された場所なんですよ。ですから、セクストゥムさんは他の場所です」
「・・・でしたら・・・私はこちらを・・・」
多分ニアが黒ニアに目覚めなかったのは、本当にシモンのケガを心配してのことだろう。
セクストゥムとモメるよりもシモンの治療が優先だと本能が判断した故だった。
・・・治療方法に間違いがあることに気づいていないところは流石はニアと言ったところだが。
――――ブチッ
その瞬間、黒ニアの代わりに何かがキレた。
「うがああああおアアア羨まおpはw0派;sんj@0q7ry@j@おpfwくぉ@るvqmをprkcjうぇく@おpwmls;a:Orenimo!!!!!?????」
学園の英雄が突如発狂したのだった。
「うおおお、デュナミスさんが!?」
「意識のないはずのデュナミスさんが何故か苦しみ出した!?」
「なんか、麻薬常習者の禁断症状みたいに!?」
「やばい、早く医者に見せないと!?」
「ねえ、デュナミスさん、しっかりしてよッ!」
「っていうか、多分、シモンのせいだ!! 誰かーー、そいつにトドメをさせええええ!!!!」
デュナミスのために皆が泣き・・・
デュナミスのために心を痛め・・・
デュナミスのためにシモンに向けて敵意をぶつける・・・
「なんなんだよォ~~・・・・」
そんな視線を受けてイライラとしたシモンは、治療で自分にベッタリとくっついていたニアとセクストゥムを引きはがす。
「えっ・・・」
「マスター・・・・・・あの・・・もっと・・・」
ニアはポカンと・・・
セクストゥムはどこかまだ物足りなさそうな表情を浮かべながら呆然とする。
するとシモンは、杖代わりのドリルを正面に向けて、息荒くして吠える。
「どけ、みんな! 俺がそいつをぶっ壊してやる!」
「「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」
ニアたちを押しのけて、未だにデュナミスに対する攻撃的な態度が崩れること無いシモン。
この瞬間、シモンの洗脳がまだ解けていないことが誰の目にも明らかだった。
そして次の瞬間、麻帆良の全校生徒が気絶するデュナミスを守るように前に立つ。
―――この人に手出しはさせない!!
生徒たちの瞳がそう語っていた。
その生徒たちの壁にシモンは苛つき、舌打ちする。
「なんだよ・・・なんなんだよ・・・そいつは勝手に俺を殺そうとしてきた奴だぞ? それに昔は女の子たちを攫おうとしたりした大悪党なんだぞ! なのになんで俺をそんな目でみんなは睨んで、そいつを守ろうとするんだよ!」
一応それは真実だった。
20年前の魔法世界でデュナミスは人質としてアリカ姫とテオドラ皇女を攫おうとした。
だが、今のデュナミスに魅せられた生徒たちの心には届かない
「過去なんて関係ねえ!」
「そうよ、この人は体を張ってこの学園を守ってくれたのよ!」
「シモンさん、デュナミスさんが過去に何をしたかは分かりません。ですが、気を失った人に追い打ちをかけるのはシモンさんらしくありません! 僕はあなたの担任として、同じ男として、同じ学校の人として、見過ごすわけにはいきません!」
「どんな悪い奴かはしらないけど・・・この仮面の人はいい男じゃん!」
「そうです!」
「そうだ!」
そうとう愛されているデュナミス。
もはや全ての真実を知るフェイトは自業自得と思いつつも、シモンを哀れに思ってしまった。
「みんなして・・・なんだよ・・・なんだよお・・・なんなんだよお!」
もはやシモンに味方はいない。
孤立無援。
四面楚歌。
「マスター! ケガが・・・無理をされては・・・」
「シモン、お願いです、目を覚ましてください!」
いや、ニアとセクストゥムは心底シモンのことを想っているだろう。
だが、今のシモンはそれを判断できない。
「ニアだってそうだよ・・・浮気とか言って俺の大好きだった機動戦艦ナデシコのDVDやルリルリのポスターも処分するし! 最近ではインフィニティ・ストラトスの小説も・・・他にも10枚もCDを買って貯めたアイドルの握手権も全部処分するし・・・たか・・・み〇に・・・会えると思ったのに・・・」
「「「「「・・・・それは確かに酷い・・・」」」」」
「そ、それは私ではありません。黒ニアがやったことです!」
どこまでもやさぐれ。
どこまでもひねくれ。
ネガティブにしか物事を考えられなくなった彼は、目の前に居るニアもセクストゥムですら自分を妨げているとさえ思った。
「もう、うるさい・・・うるさい・・・うるさいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
もう、嫌だ・・・
「どうして俺はいつもいつもこんな目に合うんだよおォォォォォォォォォォ!!!!! ただ普通の暮らしがしたいだけなのに!!!!!」
なんで自分がこんな目に・・・
「なんで俺ばっかり!!!!」
平穏な学校生活を送れず・・・
「なんでッ!?」
教師や不良からは目の敵にされ・・・
「俺は何もしていないじゃないかァァァァァァァァァ!!!!!!」
今だって悪党の八つ当たりにやられて、それどころか皆が悪党を庇って自分を侮蔑する視線を送る・・・・
一体誰の所為で自分はこんなに・・・
「どうした、シモン。ドリル・・・無くしちまったのか?」
「ッ!?」
いつからいた?
その男は腕を組んで堂々とシモンを見上げていた。
「あっ・・・」
いつもそのでっかい背中を追いかけていた。
「あっ・・・みなさん・・・それに・・・」
「ダ、ダイグレン学園の人たち・・・」
いつもそのでっかい器の側に隠れていた。今のシモンにもそれぐらいの記憶はある。
V字のサングラスを掛けた、長ランの制服に下駄履き
今では珍しい古風のヤンキー。だが、その堂々とした姿には誰もが圧倒される、青髪の男。
「お、・・・お前の・・・・」
シモンが呟く・・・
「あん?」
男は「ん?」と首を傾げる。
「お前の・・・・・・・・・そうだ・・・」
男のその仕草が気に食わなかった。
そうだ、この男だ。
全てはこの男から始まった。
学園生活も素行問題も喧嘩も授業崩壊も全部はこの男から始まった。
「お前の・・・・ッ!!」
その後から後から湧いてくる怒りを抑えきれず、シモンはボロボロの体に鞭打って、激高して駆け出した。
「お前の所為だァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
走り出したシモンはハンドドリルを勢いよく回転させる。
「だ、ダメです、シモン!?」
「シモン!?」
「マスターッ!?」
まさかいきなり駆け出すとは思わなかった。僅かに反応の遅れたニア、フェイト、そしてセクストゥム。
周りの声などに一切耳を貸さずに特攻するシモンは、その現れた男の腹に向かって躊躇なくドリルを突き立てようとする。
だが、その瞬間、シモンの手首が弾かれて、持っていたハンドドリルが宙を舞った。
「ッ!?」
急に襲い掛かった痛みでシモンは足を止め、真横にいる人物に怒気を込めた瞳で睨みつける。
するとその横には、先程までは男の後ろにいたはずの一人の女が、薙刀部の薙刀を振り抜いた態勢でシモンを睨んでいた。
「ちょっと見ない間に、ずいぶんとつまんない男になったじゃない、シモン」
ヨーコが居た。
「ヨーコォ~・・・・」
「どうしたの? あんたがカミナに攻撃するなんて。なんか変なもんでも食べた?」
ため息つきながら、シモンを呆れたように見るヨーコ。
そしてその後ろには、同じく駆けつけたクラスメートたちが続々と前へ出た。
「へっ、最終日のイベントがスゲー盛り上がってるって聞いたから来てみれば・・・」
キタンも・・・
「随分と冴えねーツラだな、シモン」
ゾーシィ・・・
「ましてやオメー、俺たちの前でだな~」
キッド・・・
「ニア・・・セク・・・フェイ・・・レディを三人も心配させて、何をやっている」
アイラック・・・
他にもロシウなど、ダイグレン学園のシモンのクラスメートが全員集結していた。
その壮観な姿に思わず生徒たちもどよめいた。
そして当然あの男も・・・
「でっ、どうしたんだ?」
「ッ・・・この・・・」
心の底から信じられ、尊敬し、慕った男。そんな思いをシモンは嘲笑いながら口を開いた、
「やあ、来たんだね、アニ・・・いや、・・・・・・カミナッ!!」
「「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」
シモンがカミナのことを『カミナ』と言う。いかにダイグレン学園とて初めて聞いた。
これが本当にあのシモンなのか?
だが、驚いているのは回りの者だけで、当の本人のカミナにいたって余裕の笑みを浮かべていた。
「いよう、シモン。ずいぶんとハシャイでんじゃねーかよ」
「ふっ、なんだよその余裕は。ああ・・・あんたはいつだってそうだったよな。根拠もないのに強がり言っては俺に迷惑ばっかりかけやがって」
「ほほう。どうした、シモン? 今日はいつもと違って随分と喧嘩腰じゃねーかよ」
今のシモンに対してカミナは普通に会話をしている。
だが、この二人を知り、この光景を見ている者からすれば「ありえない」と思えるような会話だった。
あのシモンが、カミナに対してこのような口調で話をする。
「そうだよな・・・俺も良く今まで我慢していたと思うよ・・・いつもいつもあんたに良いように利用されて!!」
カミナノ背後に立ち、カミナとともに現れたヨーコたちは戸惑いを隠せず、事情を知っているとはいえ、ニアの目にも涙が潤んでいた。
「あ~? 俺がお前を利用して何が悪い。俺はお前を利用する。好きなだけ利用する。だからその分、俺もお前に利用される。十倍でも百倍でも全力で利用される! それが俺たちだろうが?」
だが、それでも二人の間は、誰にも阻めなかった。
「黙れ。あんたに俺の何が分かるッてんだ。それとも俺がいつまでもあんたより弱いとでも思ってんのか? 俺はいつまでもあんたが思っている俺じゃない」
「何を言ってやがる。お前はお前だ。シモン」
「黙れ・・・カミナッ!!」
苛つき叫ぶシモンの声に麻帆良の湖の湖畔が静まりかえる。
「全部あんたの所為だ。俺が普通の暮らしができないのも、俺がいつも先生や学校や警察に怒られたりしたのもあんたの所為だ。おかげで俺の人生も履歴書ももう滅茶苦茶だ!!」
「シモン・・・おめえ・・・」
「もう、終わらせてやる。何もかも全部をぶっ壊して、全部を終わらせてやるよ!!」
壊れたグレンラガンの残骸の上で、シモンはハンドドリルを取り出してカミナに向ける。
「おいおいおいおい、どうしたんだよ、シモンの奴は」
「ニアさん・・・僕たち今来たばかりで良くわからないんですけど・・・」
「シモンったら反抗期?」
キヤルにロシウにキヨウだけでなく、ダイグレン学園は正直今の状況が良くわかっていない。
だが、他の生徒たちは違う。何故ならシモンの暴走の一部始終を知っているからだ。
そして、この期に及んで未だにシモンは戦う。ましてやそのドリルを、あろうことかカミナに向けている。
さすがにこれはやりすぎだ。
「シモン、あんたさっきっから聞いてれば―――」
「構わねえ!!」
「って、カミナ!?」
暴走するシモンを怒鳴りつけようとしたヨーコをカミナが制した。
そしてカミナは今のシモンを見て怒ったり悲しんだりというよりも、むしろうれしそうに見えた。
「俺とやる気か、シモン? 構わねーぜ。兄弟喧嘩は兄弟だけに許された特権だ! この世で俺様相手にその権限を使えるのはお前だけだ! 好きに使え! 遠慮なく使え! めちゃくちゃ使え!! 使いまくれ!!」
兄弟喧嘩。カミナの口からうれしそうに出た。
「ちょっ、バカ言ってんじゃないわよ!」
「そうです、カミナさん! それに今のシモンは操られているのです!」
「ああ。そんなバカなことはやめて、シモンを正気に戻す方が・・・」
カミナのバカをヨーコにニアにフェイトが止めようとする。
しかしカミナは腕組んでうれしそうに笑う。
「ガーハッハッハッハッハ!!!! うれしいぜ、シモン!!! オメーはいつも何だかんだで俺に遠慮してやがった! 俺に遠慮しねーでそうやって堂々と文句言いまくるってのは、今まで無かった! 吐き出せ吐き出せ! 兄弟として全部受け止めてやらァ!!!」
「なっ!?」
この後に及んで更に笑うカミナに、シモンは地面を思いっきり踏みつけて怒鳴る。
「ふざけんじゃねえ! あんたなんか俺の兄弟なんかじゃねえ! 血だって繋がってないじゃないか!」
「がっはっはっはっは! ふざけんじゃねえ! 俺はお前の兄弟だ! 全力で兄弟だ! 全開で兄弟なんだよ! 魂のブラザー! ソウルの兄弟だ!」
もう、シモンも我慢の限界だった。
弾かれて地面に転がったハンドドリルを拾い上げ、今度こそ外さぬように標的めがけてドリル掲げて突っ込んだ。
「カミナーーーっ!!!」
「きやがれ、シモン!!」
二人が喧嘩? 珍しい。いや、初めてかもしれない。それだけこの二人は深い絆で結ばれていた。
それは本当の兄弟のようで、本当の兄弟よりも強い絆。血よりも濃い魂で結ばれた兄弟。
しかし、今日、二人はぶつかり合う。
それは見ていて微笑ましいような兄弟喧嘩とは違う。
見ている者が涙を流して止めたくなるような悲しい争いだ。
しかし二人はぶつかり合う。
「シモンインパクトだあああああああああああああああ!!」
「燃えるアニキの竜巻切りィィィィィィィィィィィィィィッ!!」
シモンのハンドドリルとカミナの刃。
強烈な金属音を響かせ、兄弟喧嘩の幕が上がったのだった。
「そ、そんな、カミナさんとシモンが争うなんて・・・み、見ていられません!」
「まったく、シモンのバカ・・・こうなりゃカミナを信じるしかないわね・・・」
「マスターを援護しなければ・・・」
「やめときな。これこそ手出し無用のダイグレン学園の喧嘩のルールだ」
本来止める立場の自分たちが情けない。カミナもカミナでうれしそうに反抗期のシモンに胸を貸す。
ヨーコたちが舌打ちする中で、止められなかった二人を囲んでネギが素朴な疑問を口にする。
「あ、あの・・・ところでカミナさんってどれぐらいの強さなんですか?」
「そりゃーあんた、シモンよりよ」
あっさりと言うヨーコの答えに、ネギやアスナたちは騒然となった。
「えええーーッ!? でも、シモンさんってニアさんのお父さんに勝ったりしてるんですよ?」
確かにそうだ。
シモンが武道大会で見せた強さは皆の記憶に新しい。しかもただ強いだけではない。
どんなにボロボロになっても立ち上がり、諦めずに立ち向かい、最後の最後に壁を突き破るのがシモン。
そしてネギたちは知らないが、シモンは魔法世界でも実践を経て確実にレベルアップしている。
だが、それでもシモンよりカミナが強いとヨーコはアッサリと答えた。そしてその答えには、キタンたちも同意のようで頷いた。
「確かにね。シモンは強い。それにカミナだって人間。不死身じゃないし無敵じゃない。でもね、どんなにシモンが強くなっても、カミナはシモンには負けないのよ」
カミナがシモンより強いと言うよりも、ヨーコの口振りではカミナはシモンには負けないと言っているように見えた。
「カミナの野郎はこの世の誰と戦おうとも、シモンにだけは絶対に負けちゃいけねえと思っているからな」
そう、それがダイグレン学園の中の共通認識でもあった。