【完結】ミックス・アップ(魔法先生ネギま✖グレンラガン)   作:アニッキーブラッザー

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第四部 愛は宇宙を変える編
第79話 祭りの準備だ


夜はドンチャン騒ぎだった。

アッサリとダイグレン学園に編入が認められたテオドラに、クラス総出で歓迎会。

一次会二次会と盛り上がり、最後はシモンが入っているならとドリ研部の入部を希望したテオドラに対して三次会を部員で開く。

しかし、流石に疲れたシモン達は泥のように眠りについた。

ダイグレン学園男子寮。

金のないダイグレン学園の寮ゆえ、本校の生徒達の学生寮と比べるまでもなく設備も悪くオンボロである。

また、本来は一人部屋である。だが、今シモンの部屋では7人という人口で雑魚寝状態であった。

 

「ふむ、鍵が開いていた・・・というより壊れているようだな。カミナがいつも蹴破っているようだが、何とも不用心」

 

朝早く、いつもは騒がしい寮もまだ静かな頃、ダイグレン学園教師デュナミスは、シモンの部屋の扉を開いてその惨状に呆れていた。

彼の眼下には、スヤスヤと眠るシモンと、彼の右腕に抱きつくように眠るニア、部屋の隅で丸くなって静かに眠るザジと超、シモンの布団に入ろうとしたがフェイトに足首を捕まれたまま身動き取れずそのまま寝たのであろうセクストゥム。

そして最後は新入りテオドラ。彼女は実に妖艶でスケスケなネグジェリ姿で、シモンの左腕にしがみついたまま寝ていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふっ・・・」

 

寮の汚さとか、部屋の狭さとかなど今のデュナミスには気にならない。

今はただ羨ま・・・だらしなく、男としても許されないシモンに対する怒りのほうが先だった。

 

「シモーーーン、どこの恋姫無双だ貴様アアアアアア!!!!」

 

烈火のごときデュナミスの怒りが目覚ましとなり、6人は一斉に起きた。

敵の襲来かと思って、直後に身構えたフェイトとセクストゥムはさすがだっただろう。

 

「ふわああ、デュナミス・・・えっ、何で?」

「こんな朝早くから何の用だい? やかましくて眠れもしない」

「マスターの安眠を妨げる者は許さない」

「目がシパシパするネ・・・ザジさん起きてるカ?」

「ZZZ~~・・・二つの世界が繋がる・・・ムニャムニャ」

「まあ、テオドラ! あなた、何という格好をしているのですか!」

「何じゃ? この格好はただの勝負衣装じゃ。問題は無いと思うがのう」

 

まったくもって弛んでいる。これだけ大声で怒鳴られてもこの態度だ。

 

「貴様は相変わらず・・・テルティウムも付いていながら何というザマだ」

「僕に言われても。それに、君だって色んな女の子に告白されたりしてるじゃないか」

「私は態度をハッキリさせている。シモンと違ってな。まあ、確かに最近呼び出されて思いを伝えられる回数は多いが・・・」

 

だが、今更だろう。昨日、ニア一筋と言いながら女を侍らすシモンに物申した結果、セクストゥムが大泣きするなどの大惨事が起こった。

 

ダイグレン学園が半壊しかけた昨日の出来事を考えると、シモンを女関係で怒らせるのは得策ではないとデュナミスも大人になった。

 

「まあいい、シモンよ。実はお前に用があってきた」

「俺に?」

 

まさかまた決着でも付ける気か? それともシモンはまた知らないところでデュナミスを怒らせるようなことでもしたか?

シモンだけでなくフェイトも少し心配になった。

だが、それは杞憂に終わる。

 

「お前に頼みがある」

「えっ?」

 

予想外だった。あのデュナミスがシモンに頼み? 一体何を話そうというのだ? っていうか、何で頼みたいことがあるのなら宿敵のシモンではなく、完全なる世界のメンバーにしないんだ?

それはデュナミスの頼みたいことは、フェイト達の想像の遙か斜めに突き進む内容のものであったからだ。

 

「シモンよ、私と一緒に幼い子供たちのためのヒーローショーに出演して欲しい」

「えっ、えええ!?」

 

あまりにも唐突すぎる。フェイトや超鈴音もポカンとしている。

 

「どいうことだよ?」

 

子供向けのヒーローショー? 意味が分からないシモン達に、デュナミスは説明する。

 

「どうも最近、私は学園の生徒達から慕われてな」

「う、うん。知ってるよ。告白されたりとかもしてるし・・・」

「まあな。だが、最近では恋愛絡みだけでなく幼い児童や園児たちからも声を掛けられる。ダークヒーロー・マスクマンなどといってな」

「ダークヒーロー・マスクマンって・・・」

 

デュナミス・本職は魔法世界消滅を企む悪のテロ組織の大韓部。

それが今では幼い子供達にも大人気の学園ヒーローとなってしまった。

 

(デュナミス・・・どうして君がそんな風に・・・いや、僕も人のこと言えないか)

 

思わずツッコミたくなったフェイトだが、自分のことを考えると何も言えなかった。

フェイト・本職は魔法世界消滅を企む悪のテロ組織の大韓部。

それが今ではダイグレン学園の生徒にしてドリ研部員、時々女装。

同じアーウェルンクスのセクストゥムはシモンに従順なサーヴァント。

そしてフェイトの従者達は普通の女子高生のようになってしまった。

別にデュナミスだけじゃないかと、フェイトも何も言わなかった。

 

 

「さて、そんな時だった。今度、児童養護施設に訪問してヒーローショーでもやってくれないかと麻帆良教会のシスターから打診があった。両親も居らず辛い思いをしている子供達を楽しませて上げて欲しいとな」

 

「ええええ!? そんな依頼が来たの!? っていうか、その依頼を受けたんだ!?」

 

「ウム、そういった経験は今まで無かったからな」

 

「だからって、デュナミスがヒーロー? なんでそんなことになってるのさ!?」

 

「確かにそうかもしれん。だが、請け負ったからには楽しませてやりたい。私はヒーローではないのだが、そう思いこんで憧れている幼子達の前だけでも演じてやりたいだけだ」

 

 

アッサリと頷くデュナミス。その返答に、シモンやフェイトは当然、超やテオドラも開いた口が塞がらない。

 

 

「私はヒーローを名乗るには血に汚れすぎた。そんな私がヒーローを名乗るなど本来ならおこがましい。しかしそれで少しでも心が救われる者が居るのならば演じてやるのも吝かではない。私はこの学園で様々な人間から心と温かさをもらった。今度は私が返す番だ。誰かの恋や愛に応えてやることはできんが、誰かの心を救ってやれるのなら安いものだ」

 

「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」

 

 

一同唖然。

開いた口が塞がらないだけでなく、思わず感心してしまった。誰もが聞き入り、ニアやテオドラは感動のあまりに目が潤んでいた。

 

「素敵です! 感動しました、デュナミス先生!」

「うむ、例え過去の罪がどうであれ、今のヌシは紛れもなくヒーローじゃ!!」

 

ニアとテオドラが身を乗り出して、ギュッとデュナミスの手を握った。

シモンもそれにはまったく異議なしだった。

 

「うん! 俺もそういう理由だったら喜んで手伝うよ!」

 

シモンも笑顔で承諾する。デュナミスも少し微笑み、軽く会釈した。

 

「恩にきる」

「ううん! 全然だよ。それに、俺も両親が行方不明になって、小さいときアニキと一緒に養護施設に入って過ごしたんだ。だから、そんなのいくらでも協力するよ!」

 

ただデュナミスに感動しただけではない。

シモンもカミナも両親が行方不明になってから、養護施設に入れられて育った。だからこそ、自分たちと似た様な境遇にいる子達のために出来ることがあるのなら、喜んで協力しようと思った。

 

「で、ヒーローショーって、俺は何をするの?」

「私にやられる敵役だ。教会のシスター・シャークティたちが台本を作ってくれるのだが、敵役が必要だと言われてな」

「ふーん。でも、何で俺なの?」

「演技とはいえ私が本気でぶちのめしても心が痛まんのはお前ぐらいだからな」

「あっ・・・そうなんだ・・・」

「だが、一応は演技だ。なので、本番では私がお前に攻撃しても、セクストゥムが私に攻撃しないように命令しておけ」

「はは、そうだね」

 

少し前までは殺し合いをしていた二人だというのに、「もう忘れた」というような感じで話を進めていく。

それにどこか楽しそうだった。何だかそれが見ていて羨ましかった。

 

「何だか楽しそうじゃな。のう、妾も行ってよいか?」

「はい、私たちも協力したいです」

「確かにそういうチャリティーの場で我らが動くのも、ドリ研部のPRにも繋がるネ」

「敵役のエキストラ・・・紹介します」

 

テオドラ、ニア、超、ザジも乗り気だ。

どうやらシモンだけではなく、ドリ研部全体の活動の一つとして協力しようとしている。

 

「うむ、シスター・シャークティも人手が足りないと言っていたのでな。それは助かる。ただしだ、一つ条件がある!」

「条件? なんじゃ?」

 

デュナミスがドアップの真剣な表情で一つだけ条件を出した。それは・・・

 

「このことをカミナたちには教えないように・・・だ」

 

その条件は、カミナたちを参加させないことだった。

 

「なんでだよ。言えばアニキたちも喜んで協力してくれると思うけど?」

「そうだね。何て言ったってイベント事が大好きな彼らだからね」

「いや・・・私もそう思ったのだが、シスター・シャークティに激しく却下された。幼い子達に麻雀や喫煙飲酒に喧嘩に停学が日常茶飯事の奴らを会わせるなとな。今回もお前は特別ということで許して貰った」

 

「「「「なるほど」」」」」

 

 

確かに子供達に悪影響もいいところだろう。教会のシスターが懸念するのも無理はない。

だが、これだけ人数が居れば大丈夫だろう。シモン達は快くデュナミスの頼みを引き受けた。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・全部筒抜けだったのだが・・・・

 

 

 

遅刻常習のダイグレン学園。しかし今日は一味違った。

シモンたちがショーの計画を立てているころ、まだ授業開始から一時間以上前だというのに学園の教室には生徒達が集合していた。

まだ、教師すらも学校に来ていない朝早く、彼らはある一人の男の呼びかけに集ったのだった。

 

 

「つーわけでだ、朝シモンの部屋に行こうとしたら、あいつら面白そうなこと企んでやがった。俺様に隠し事とはフテー野郎共だ! そう思わねえか、お前ら!」

 

「「「「おう、その通りだ!!」」」」

 

 

ホームルームが始まる前の教室では、カミナを筆頭にシモン達とデュナミスの話で持ちきりだった。

とにかくどんなことでもイベント事が大好きな彼らにとって、デュナミスやシモン達の隠し事は面白いものではなかった。

 

「こりゃーもう、やるっきゃないよなー」

「そうだ! フェイト様まで参加されるのに、我々が参加しないなどありえない!」

「デュナ先生も水くせーよなー、俺らに話せば超盛り上げてやるってのによー」

 

そして、クラス全員が参加する気満々だった。

デュナミスの条件「子供達に悪影響なのでカミナたちには教えない」などまったく関係ないぜとばかりに、彼らは話を進めていった。

 

「まったく、あなたたちは。ただ、自分が楽しみたいだけでしょうに」

「なんだよ、ロシウ。それならオメーは参加しないってのかよ」

 

こういうとき、真っ先にクラスメートを諫めるのがロシウの役目。しかし彼から出てきた言葉は意外な言葉だった。

 

「いいえ、僕は既にそのイベントに参加することが決定しています」

「ええ? そうなのかよ! なんでお前だけ、ズルイぞ!!」

「ズルくありません! そもそも僕はデュナミス先生やシモンさんとは別に、お手伝いを頼まれたのです!」

「なんだよ、どういうことだよ」

 

ロシウ、少し溜息ついて語る。

 

「今度彼らがショーをする孤児院ですが、僕はそこの孤児院の出身でした。今回僕は、園長先生に頼まれたのです」

 

ロシウが孤児院出身。知らなかったのは、転校生の焔たちだけ。また、魔法世界で彼女たちも家族を亡くし戦争孤児でもあった。

そのことに少し親近感を覚えた彼女たちだが、孤児院で育ったのはロシウだけではなかった。

 

「おー、そうなのかよ。ってことはシモンたちが今度行くのは『アダイ学園』か。俺、あそこの園長嫌いなんだよなー。神がなんたらとかお祈りがどうたらとか」

「まあ、カミナさんとシモンさんの居た施設と僕たちの孤児院はよく交流してましたからね。食事前にお祈りしないカミナさんは、よく『マギン園長』に怒られてましたね」

「ああ。なっつかしー思い出だぜ」

 

焔たちは更に驚いた。何の不自由もなくやりたい放題好き放題に生きるカミナ。実は彼も、そしてシモンも孤児院出身であった。

親が居ないとか家族が居ないとか、彼らはまるでそんな雰囲気を感じさせないぐらい明るく生きている。だからこそ、自分たちと同じ孤児であることに、焔たちは信じられなかった。

 

「あの・・・カミナ・・・あなたも孤児出身なのか?」

 

信じられないと、焔が尋ねると、カミナはアッサリと肯定した。

 

「おうよ。俺の親父とシモンの親父が失踪してな。いやー、俺らの居たとこは酷いんだぜ? オンボロ施設でよ」

 

何だか昔を懐かしむように語り出すカミナ。その過去は焔たちにはとても興味深く聞き入っていた。

話している内容から、カミナにとって孤児院はあまりイイ思い出のある場所では無さそうにも見える。

だが、当時のことを語るカミナは非常に楽しそうだった。シモンとの思い出。園長との喧嘩ややり取り。まるで誇らしげだった。

多分、どんな場所でも自分の居場所にして、どんな過去すら自分にとっての誇りにしてしまう。それがカミナなのかもしれない。

 

 

「アダイはカミナさんの施設とは違いました。子供達もみな心に大きな傷を持っていましたし、施設そのものの空気は暗かったです。でも、僕はマギン園長を尊敬しています」

 

「そうそう、くれーんだよ、アダイはよ。まあ、俺らんとこも似たようなことはあったが、俺らは俺らで楽しいものにしちまったがな。そーいや、アダイに居たあの双子のチビ共とか随分会ってねーな。もう、デカくなったか?」

 

「ああ、『ギミー』と『ダリー』ですか? 今は中学三年生で、二人共来年には立派な高校生ですよ」

 

「おお、そっかー。懐かしいぜ! よっしゃあ! それならどうよ、俺たちが出てきて、ただのショーだけで終わるのはつまらねえ。そこでだ、いっちょショーを含めて大規模な祭りでもおっぱじめちまったらよ!」

 

 

祭り? いきなりなんだと、皆がキョトン顔。

 

「祭りって・・・もう、学園祭も終わったじゃない」

「でもよ、俺たちは武道大会や魔法世界だアンスパだロボット対決やらであんま学園祭を満喫できなかったろうが」

「そりゃあーたしかにそうだけど」

「んでだ。こうなったら俺たちは俺たちの祭り、ダイグレン祭を作っちまおうぜ! くれーくそガキ共が暗くなる間もねえぐらいに盛り上げてやろうぜ!」

 

別に善意ではない。正直、彼らには盛り上がる理由があれば何でも良かったのかもしれない。

少なくとも、授業を受けているときより、こういうときの彼らは皆イキイキとしている。

 

 

「あのさ、それなんだけどさ、前から企画してたネギ先生のお別れ会。みんなで色々出し物とか歌とか練習してるけどさ、いっそお別れ会を兼ねてそのお祭りに招待してやるのはどう?」

 

「あっ、それ名案かも!」

 

「ネギ先生もご両親も居ない身でありながら、単身で日本に来てあれだけ大勢の方に慕われています。あの方の存在は、子供達にもいい影響になるでしょう」

 

「よっしゃあ、アダイ学園でガキ共を楽しませて、んでもって先公をハデに見送る、ダイグレン祭といこうじゃねえか!」

 

「こうなりゃ、盛大なんてもんじゃねえ。ドハデに行こうぜ! 俺たちだけじゃねえ。ダチ公全員集めて、デッケーのにしてやろうぜ!」

 

 

こうなれば行動は早く、誰もが異議なしで声を上げた。

最初は不謹慎だと諫めていたロシウですら、「やれやれ」と呆れながらも止める気はなさそうである。

カミナを中心にダイグレン学園の熱気が、再び伝染していくことになるのだった。

 

 

 

それは、もうすぐネギが帰ってしまう麻帆良女子中にも伝わっていた。

 

「あらあら」

「どうなさいました、千鶴さん」

「ええ、今度孤児院の子供達にイベントを企画しているのだけど、そのイベントが非常に大きくなってお祭りのような規模になりますと連絡があったの」

「あら、そういえば千鶴さんはよく保育園や孤児院の子供達を相手に遊んであげてましたわね」

 

麻帆良女子中3年。那波千鶴。15歳とは決して思えぬほどの大人びた容姿と物腰は、制服を着なければ20代と間違われてもおかしくない。

どんなことでも動じないおっとりとした性格で、将来は保母になりたいという夢を持つ母性本能の塊のような女性。

何よりの特徴は、クラス一の巨乳であった。

 

「ダイグレン学園のロシウ先輩から連絡があってね、そのお祭りでネギ先生のお別れ会もやるらしいわ」

「ッ!? ネネ、ネギ先生の!?」

 

あやかが突然動揺して立ち上がった。

 

「そうですわ! 何か、馴染んでしまって忘れていましたが、もうすぐネギ先生の研修が終わる頃ではありませんの!! 雪広あやか、一生の不覚ですわ! 我が戦友であるダイグレン学園の方々はネギ先生を心から送り出す準備をしておりますのに、帰りを受け入れる我々が何もしていないなど、あってはなりませんわ!!」

 

頭を抱えてクネクネと悶える委員長。一見異常に見えるが、このクラスからしてみれば慣れ親しんだ光景であった。

 

「千鶴さん、私も協力しますわ! 当日は、お帰りなさいネギ先生祭りも開催しなければなりませんわ!」

「あらあら、あやかったら。当日の主役はアダイ園の子供達よ?」

「勿論ですわ! 雪広グループが総力を挙げて、施設の子供達及びネギ先生に最高の一日をプレゼントしようではありませんの!」

 

ある意味では、思い立ったら誰の意見も意味がないぐらいに突っ走る、雪広あやかはダイグレン団寄りの性格かも知れない。

千鶴は千鶴で、あやかの暴走を特に止める様子もなく、温かい眼差し。

 

「なになにー、ネギ君がどうしたってー?」

「ちず姉なんの話し~?」

 

そして、その祭りの熱気に誘われて、続々と人が集結するのだった。

 


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