俺は今親父に頼まれた仕事の一つである
はぐれ悪魔の討伐をするためにバイクに
乗ってその悪魔がいるという工事跡地に
きたのだが・・・
「んだよ、もう終わってんじゃねぇかよ」
そう、俺が中の様子を伺っていると見えたのは
もう満身創痍で死にかけのはぐれ悪魔バイザーと
リアス・グレモリーとその眷属がいて、
リアス・グレモリーが赤い魔力をバイザーに
放つと一発で消し飛んだ。
「見つかると面倒なことになるし、とっとと親父
に知らせて帰って寝るか。あ〜眠い」
バイクに乗って帰ろうとした時、奥の方から
悪魔達とは違う気配を感じて中の様子を伺って
みると・・・・・
「ったく、次から次へと問題起こしやがって」
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オッス、俺は新人悪魔でリアス・グレモリー様の
ポーン兵藤一誠だ。今回俺たちは依頼ではぐれ
悪魔バイザーの討伐ついでに俺に悪魔としての
戦い方を勉強させてもらっていた。それにしても
皆本当に強いな〜。木場は
特性である素早さと剣術で相手を翻弄して
子猫ちゃんは
相手を圧倒していた。朱乃さんは女王
で笑いながら相手を痛め付けていた。部長は味方
には優しいって言ってたけど・・・絶対に
怒らせないようにしないと。最後に部長が瀕死の
バイザーに止めの一撃を放って依頼は完了した。
そして帰ろうとした時、奥から人が出てきた!
「ぶ、部長!奥から人が出てきましたよ!」
「イッセー落ち着きなさい。多分バイザーに
捕まえられていた人だと思うわ」
「さっきのところ多分見られてましたね」
「あらあらうふふ」
「どうしますか、部長」
「そうね・・・今回見られたところの記憶を
操作して忘れてもらいましょう。そこのあなた、
ちょっとこっちに来てもらえるかしら?」
部長の言葉に対して出てきた男は
「バーカ!お前らの言うことなんざ聞くわけ
ないだろうが!」
「おいお前!助けてもらっておいてそんな
態度はないだろ!」
頭に来てつい声を荒げながら言ってしまった。
「いいのよイッセー、仕方ないわ裕斗!」
「わかりました部長」
木場は部長の言いたいことがわかったのか
男に向かって歩き始めた。
「下等な悪魔ごときが!灰にしてやるよ!」
すると男の顔に何かの模様が浮かび
灰色の異形「オックスオルフェノク」に姿を変えた。
「うわ!人が化け物になった!部長、あれは
なんなんですか⁉︎」
「ッ‼︎あなたオルフェノクだったのね。
なら手加減はできないわ。裕斗!」
「はい部長!」
木場は牛のような化け物へ走り出し素早い動きで
後ろに回りこみ剣を振り下ろすが
ガキンッ‼︎
「何ッ‼︎」
木場の振り下ろした剣はあまり効いておらず
逆に剣のほうに亀裂が入っていた。
『フンッ‼︎』
化け物は振り返りざまに巨大な腕を振り下ろし
木場を叩きつけようとしていたが木場は瞬時に
後ろへ飛んで回避した。
「ふっ飛べ」
次に隙を突いて接近した子猫ちゃんが懐に潜り
込んでパンチを叩き込むと化け物は一歩後ずさる
だけだった。
「・・・硬い」
子猫ちゃんは一撃離脱していたが殴った拳を手で
抑えていた。異形はゆっくり部長に向かって走り
始めたが・・・
「うふふ、隙だらけですわ」
悪魔の翼で飛んでいた朱乃さんが雷を放っていた。
「これも食らっておきなさい!」
部長も連続で赤い魔力を化け物に放った
ドッガーン‼︎
部長と朱乃さんが放った攻撃で周りは煙に
包まれた。
「やっぱり皆スゲェな」
俺が皆のすごさに改めて戦慄していると
煙が少しずつ晴れていき完全に晴れると
異形の化け物は倒れていた。
「やりましたね、部長!皆!」
喜んで手を振りながら皆の元へ向かおうと走る
「イッセーまだよ!」
部長が叫び後ろを振り返ると牛の化け物が俺に
狙いを定めて腕を振り上げていた。
「「「「イッセー(くん)(先輩)‼︎」」」」
オカルト研究部の皆の悲痛な叫びが聞こえ
俺は腕を前に出して目を瞑った。
ドドドドドッ‼︎
銃声が聞こえたと思うと目の前の化け物は
胸などから煙を出して仰向けに倒れていた。
あれ?
前にも似たようなことがあったような・・・
疑問に思いながら銃声がした方向を見ると
「あ、あんたは‼︎」
そこにいたのはあの時の人型のロボットが
腕にタイヤのホイールを付けていて隣には
夕麻ちゃんの時に現れた黒い人物だった。
「あれは・・・ファイズ」
部長は黒い人物を見て小さく呟いていた。
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さて、はぐれ悪魔の討伐の仕事はしなくて済んだ
けどまた仕事が増えたな・・・めんどくさい
とりあえずオートバジンにイッセー達を守るように
伝えオックスオルフェノク(以後オックスO)に向けて
走り出し跳び蹴りを喰らわせる。倒れているのを首
を掴んで起こし腹に膝蹴りを二発いれ、顔を殴って
もう一度地に着かせたところでオックスOに尋ねる。
『おいお前、今俺たちオルフェノクは他種族との
問題を起こすなという指令を知らないのか?』
オックスOの影が青白い人の姿になり答える。
『知っているよ、だが俺はただ暴れたいんだよ。
こいつらのような下等な奴らをただただ潰したい
んだよ!』
反撃しようと殴り掛かってくるオックスOの腕を
右に飛んで回避し連続で殴ってくるのを身を捻った
りして避け続ける。
『そうか、ならお前を裏切り者のオルフェノクとして
倒す!」
飛んできた左腕のパンチを右に避け腕を掴んで捕ま
え振り回して投げ飛ばす。
『行くぜ』
右手をスナップしてオックスOに歩き出し殴り掛かっ
てくるのを身を屈めて避けそのまま腹部にパンチを
叩き込む。腹を抑えているところをヤクザ蹴りで
後ずさせる。それでもすぐに同じように殴り
掛かってくるが足を蹴り払いこかせた後踏みつけ
蹴り上げる。オックスOはまた立ち上がりこちら
を睨みつけ走ってくるがその前にファイズフォン
を抜きコードを入力する。
『1 0 3 』
『single mode』
オックスOのパンチが届く直前にファイズフォン
の引き金を引き、赤いビームを放つ。
まともに食らったオックスOは火花を散らし
ながら後ろに倒れ苦しげに悶えている。
その隙に左腰のデジタルカメラ・・・
「ファイズショット」を取り出しグリップを展開して
パンチングユニットのナックルモードにする。
すかさずファイズフォンからミッションメモリーを
ファイズショットに装填する。
『Ready』
電子音が鳴るのを合図にしたようにオックスOが
やけになったのか腕を大きく振りかぶり
走りながら殴り掛かってくる。
俺はファイズホョンを開いてENTARキーを押す。
『EXEED CHARGE』
電子音が鳴るとベルトからフォトンストリームを
伝ってフォトンブラッドがファイズショットに
充填される。そのままオックスOの腕をかがんで
カウンターで「グランインパクト」を喰らわせる。
オックスOは直後吹っ飛びφの紋章が出て青い炎
を出して灰になる。
『フゥ〜、終わったか』
仕事も終わり帰ろうとするがすぐには帰れそうに
なかった。なぜなら・・・
「待ちなさい、ファイズ。あなたには色々
聞きたいことがあるわ。拒否権はなしよ」
グレモリー眷属が俺を囲んでいるからだ。
まったく、めんどくさい。
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初めましてリアス・グレモリーよ
私達グレモリー眷属は依頼のはぐれ悪魔の討伐の後
オルフェノクに襲われた。でもそこへあの戦争で
有名なファイズが現れ私達でも苦戦した
オルフェノクをあっという間に倒してしまった。
私はこの土地を魔王様から任せられている為に
この不安要素をみすみす逃すわけにはいかないわ。
なぜ味方のオルフェノクを倒したのか?
正体は何者なのか?
何が目的であなたたちがどうしてるのか?
聞きたいことは山ほどあるから
逃すわけにはいかないわ。最悪無理矢理にでも
聞き出すしかないわ。
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さて、まぁ俺がこの姿でグレモリー眷属の領地に
いるとこうなるよな。ま、どっちにしろ無視して
帰るけどな。三大勢力に今敵対するわけには
いかないからな。無視して帰ろうとすると・・・
「拒否権はないと言ったはずよ」
グレモリー眷属は俺に対して臨戦態勢を取っている
この女・・・助けてもらっておいてこの態度かよ。
気にくわねぇな。
助けてもらっておいてその態度か、クソ女と罵倒
したくなるが必死に我慢して黙っている。
「だんまりかしら?なら少し痛い目にあって
もらいましょうか。すぐにその仮面をはがして
あげるから覚悟なさい」
こ、このクソ女………一応助けてもらっておいて
この態度かよ。こういう偉そうな奴は俺は大嫌い
だ。少しお灸を据えてやる。
軽く相手をしてやろうとするがイッセーが
俺の前に立って庇うように立つ。
「待ってください部長!この人は俺を二度も救って
くれたんです。なのに何でこの人を襲うんですか⁉︎」
そうだイッセーの言うとおりだ!このクソ女!
偉そうに威張んなこの痴女が!
俺が内心でバカにしているとリアス・グレモリーは
「イッセー、あなたは知らないでしょうけど
ファイズはかつての戦争で私達悪魔、いえ三大勢力
の敵だったの。だからそこをどきなさい!」
リアス・グレモリーの叫びでイッセーは弱くなるが
なんとかしようと弁解する。
リアス・グレモリーの言いたいことは分かるが
気にくわねぇ。やはり俺はこういうタイプの奴は
心底嫌いだ。
イッセーを手で退かしてグレモリー眷属に人差し指
で挑発する。
「そう、なら手加減はしないわ。行くわよ、
私の可愛い下僕たち!」
『はい、部長!』
まず最初に仕掛けて来たのは木場だった。
何処からともなく剣を出したのを見て資料に
書いてあった神器の
なのだろう。木場が出したのは炎を纏う剣だった。
「悪いけど手加減はしないよ」
いつものイケメンスマイルでなく真剣な表情で
こっちに高速で走り出した。
それに対し俺はオートバジンのハンドルの所に
ミッションメモリーを差し込む。
『Ready』
電子的な音声が聞こえた後ハンドルの持ち手を
引き抜くとフォトンブラッドでできた赤い刀身
のファイズエッジになる。
「剣で勝負をしようということか……望むところ!」
ファイズエッジと魔剣が火花を散らして切り結ぶ。
木場は洗練された剣術で鮮やかに見える。
逆にファイズは剣術のようなものではなく我流の
ような感じで荒々しいものであった。
全く正反対の戦い方であり何度も剣がぶつかり合う。
何度めかのつばぜり合いをし、耐えきれなくなった
木場の剣はバキンッ!と音が鳴り真っ二つに折れた。
「クッ!」
自分の剣が折れたことにより一度距離を取ろうと
する木場に追撃をしようとするが
『ッ!』
「えいっ」
小さな体格でさらに体を低くしながらいつの間に
か肉薄しており右ストレートを打ち込んできた。
ギリギリで気付いたので拳を空いた左手の平で
防ぎそのまま腕を引き寄せて木場の方へと
ぶん投げる。
「うわっ!」 「クッ!」
まさかこっちに塔城が投げ込まれてくるとは
思わなかった木場は塔城を受け止めるも飛んで
きた勢いが強くそのままもつれ合って後ろに
倒れ込んだ。その隙を逃すつもりもなく
二人に近づこうとするが
「ハア!」
悪魔の翼で空を飛びながらこっちに雷を落とし
てくる姫島の攻撃により行く手を阻まれた。
「うふふ、二人には近づけませんわよ」
そう言いながら雷を連発してくる姫島の攻撃を
ステップや左右に飛んだりして避ける。
「そこよ‼︎」
雷の魔力攻撃を避けているうちに後ろに回り込み
虚をついて滅びの魔力でグレモリーが攻撃した。
グレモリーの赤黒い魔力「滅びの魔力」は確実に
直撃し煙に包まれた。
「やったわ!皆、私達はあのファイズを倒すことが
できたのよ!」
「やりましたね、部長!」
「さすがです」
「あらあら」
グレモリー眷属は確実に倒したと思い、喜び
あっていた。
だが
『EXEED CHARGE』
煙の中から電子音が聞こえグレモリー眷属は
先ほどまで気を抜いておいたせいでとっさに
反応できず煙から出てきた赤い衝撃波を避ける
ことができなかった。衝撃波はグレモリー眷属
に当たるとそのまま赤い波の膜でグレモリー
眷属の動きを拘束した。
そして中から無傷のファイズが出てきた。
グレモリー眷属は自分達の攻撃が全く効いて
いないことにより挫折しかけた。
ファイズは無言のままグレモリー眷属に近づ
こうとするが一人離れていたイッセーが前に
立ちはだかった。
「あんたは俺を二度も助けてくれた。そのこと
については感謝しきれないけどあんたが俺の
仲間に手を出すなら……」
自分の左手に神器を出しながらファイズを真剣な
目で見て
「俺はあんたを倒す!」
それにファイズは何も言わず手に持っていた
ファイズエッジをオートバジンに戻し敵意が
ないことを表しまだ拘束されているグレモリーに
耳打ちをした。
『……あんたが本当に眷属を愛しているなら
自分の行動に慎みを持て。あんたの軽率な
判断で眷属を死なせたくなければな』
グレモリーが何かを言う前に
俺はオートバジンに天井を撃つように言い、それ
により天井から屋根などが落ちてきて煙が舞う。
『Viechle mode』
ボタンを押してオートバジンをバイクにして煙に
乗じてその場を去った。
あー、めんどくさかった。帰って寝るか。