デート・ア・ライブ 鏡ワールド   作:二元論

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祝お気に入り50人突破!!
皆さん、ありがとうございます!!
正直、こんな小説に、お気に入り登録してくれる人なんているのかと思ってましたが、こんなに登録してくれる人たちがいて、とても嬉しいです!!

今回は戦闘回です。

それでは、8話目どうぞ


反転

-side エレン・M・メイザース

 

私はこの前出現した新たな精霊を殺す為に《バンダースナッチ》を40体程率いてきた。本当は【魔術師】《ウィザード》がいれば良かったのだが、精霊を殺せる力量を持った【魔術師】《ウィザード》が居らず、足手纏いになるものばかりだったので《バンダースナッチ》だけで精霊を殺しに行くことにしたのだが

 

(いったい何が)

 

この精霊に先制攻撃出来たまでは良かった。DEMの監視衛星が捉えていた映像で、この精霊は天使を使い、どこか別の場所へ移動出来る力があるのを知った。だから、それを使われる前に精霊にダメージを与えられたのは良かった。あとは、痛みでのたうち回る精霊の首をはねてしまえばいいからだ。しかし

 

(あれは、いったい)

 

失敗した。精霊の首をはねるため精霊に攻撃を仕掛けたのだが全身に悪寒が走り、反射的に後退した。するとあの精霊の天使からなにやら黒いモヤのようなものが現れ、精霊を覆い隠した。全身を襲った悪寒から、あれは危険だと思いしばらく様子を見ていると

 

「誰だ、お主等は」

 

黒いモヤが弾け、中から真っ白い着物を着た精霊が現れそう言ってきた

 

「...あなたは何なの」

 

と、私は相手の質問を無視して質問をすると

 

「あぁ、喋るな。耳が腐る」

 

人が変わったように、精霊はそんな事を言う

 

「姿を見せるな。目が腐る。妾を見るな。腐ってしまうじゃろう。故に」

 

そして、

 

「疾く失せよ。貴様等」

 

その言葉をきっかけに、殺し合いは始まった

 

-side out

 

 

 

 

-side 士道

 

『士道!』

 

空間震警報のサイレンが鳴りシェルターに向かっている時に、インカムから琴里の焦ったような声が聞こえてきた

 

「どうしたんだよ、琴里」

『何呑気な事いってんのよ!あの精霊がDEMに襲われたのよ!!』

「え?」

 

琴里が何を焦っているのか分からず、琴里に聞くと鏡がDEMに襲われていると言ってきた

 

『おそらく、この空間震警報は嘘ね。こっちは空間震を観測して無いから、精霊と戦っているのを一般人に見られないように出したんでしょうね』

「ちょ、待ってくれ!鏡は無事なのか!?」

『...無事とは言えないわ。観察機の映像では精霊がDEMの【魔術師】《ウィザード》から攻撃を受けたと思ったら、天使から黒いモヤのようなものが出てきて、精霊を覆い隠してしまったの。それからしばらくして精霊が反転したのが確認されたわ』

 

反転とは、精霊が深く絶望した時に、精霊の凶悪な人格が出てきてしまう現象なのだが

 

「なんでだよ。何でそんな...」

『...ねぇ士道、確かあの精霊は1度死んだって言ってたわよね』

「あぁ」

 

何で琴里がそのことを知っているのかというと、フラクシナスの観察機を飛ばして、俺と鏡のデートを見ていたからだ

 

『だったら、あの精霊は他の精霊よりも死ぬことに敏感なのかもしれないわ。それか、あまり当たって欲しくないけど、天使の力で強制的に反転したかね。鏡に映った自分はもう一人の自分だとも言うから。鏡に映ったもう一人の方を反転した時の人格だと考えれば、有り得ないことではないし、そう考えるとつじつまが合うのよ』

「.....」

 

なるほど、そう考えれば反転した理由ば説明がつく。しかし

 

「なぁ琴里、俺はいったいどうすればいいんだ?」

 

そう、反転した理由が分かった所で元に戻す手段を俺は知らない。だから、琴里に聞いてみたのだが

 

『今の士道に出来ることは何も無いわ。今は私たちと合流して作戦を考えましょう』

「.....あぁ、分かったよ」

 

確かに今の俺に出来ることなんてない。

だから俺はラタトスクの基地に向かう。

皆の力を借りるために。

鏡を、救う為に

 

-side out

 

 

 

 

-第三者視点

 

反転した鏡は空を飛び、エレンたちの頭上を取る。鏡がエレンたちを見下ろしているかたちだ

 

「『煉獄鏡壊』《レヴィアタン》」

 

頭上を取った鏡は、手鏡よりも2周り程大きい円形の鏡...魔王を呼び出し、エレンと《バンダースナッチ》を映す

 

「『破滅』《ルゥーイン》」

 

そう言うと突如、魔王にヒビが入る。それを見たエレンは、直感的にあれに映っているのはまずいと思い、魔王に映らないように急いで移動する。そして魔王が割れると魔王に映っていた《バンダースナッチ》が全て砕け散った

 

「何!?」

 

エレンは思わず声を上げる。それだけ理不尽な光景だった。もしあの場に残っていたら訳も分からず死んでいただろうから

 

「ほぅ、避けるか。ならば次じゃ」

 

そう言い鏡は魔王を呼び出す。しかし、呼び出した魔王の数は1つでは無く、何と8つも現れたのだ

 

「!?」

 

エレンは驚愕を通り越し唖然とする。それはそうだ、あんな理不尽の塊は1つだけでも手一杯なのに、それが8つも出てきたとなると、さすがの世界最強の魔術師も防戦一方になるしかない

 

「今度は出し惜しみはなしじゃ。安心して消えるがよい」

 

そう言うと、4つの魔王がエレンと《バンダースナッチ》を捉え、残る4つが鏡を中心として回りだす。それは鏡を守っているかのようだ

 

「『破滅』《ルゥーイン》」

 

そう言うと、エレンたちを映している4つの魔王にヒビが入り始める。するとエレンは魔王に映らないようにしながら鏡と魔王を観察する。そして魔王が割れると、そこに映っていた《バンダースナッチ》が全て砕け散る

 

(やはり、この攻撃には少しのタイムラグがある。ならばその時に攻撃を仕掛ければいい)

 

そう、この攻撃の性質上、魔王が割れなければならない為、どうしてもタイムラグができてしまう

 

(それに、魔王が砕けても、魔王はすぐには復活しない)

 

魔王はすぐに復活しているわけではない。今のところ大体2〜3秒程度の早さで、魔王は復活している

 

(本当はもう少しゆっくり確認したかったのですが、こちらの戦力を考えるならあまり時間をかけていられません)

 

そう40体程いたはずの《バンダースナッチ》は最初の攻撃で10体程落とされ、さらに先程の攻撃で半分程にまで少なくなってしまった

 

(あとの不安要素は、あの精霊の周囲を回っている魔王ですが、それは《バンダースナッチ》に攻撃させて確かめてみますか)

 

そう思っている間に鏡は攻撃の準備を済ませていた

 

「『破滅』《ルゥーイン》」

 

そして魔王にヒビが入ったと同時に、エレンは《バンダースナッチ》を特攻させる

 

(これで何も無ければ、次は私が直接攻撃を仕掛ける!)

 

しかし、鏡を攻撃しようとした《バンダースナッチ》の攻撃を魔王が遮り、攻撃した《バンダースナッチ》は魔王と共に砕けていった

 

(やはり、そううまくはいきませんか)

 

ある程度予想はしていたが、これは最悪のパターンだ。

このまま防戦一方だとジリ貧だし、かといって攻撃を仕掛けるとこちらも砕けてしまう。ならば、《バンダースナッチ》を使い、周りを回っている魔王を全て砕き、エレンが攻撃を仕掛けるのが一番なのだが、

 

(でも、今ある魔王で全てとは限らない)

 

そう、もしかしたらまだ相手が魔王を出し切っていないかもしれない。もしそうならば、エレンが攻撃している時に、魔王を呼び出し魔王を攻撃させエレンを殺すことが出来る可能性もある

 

(さて、どうしましょうか)

 

と、エレンが考えていると、下の方から声が聞こえてきた

 

「かがみぃー!!」

 

そこには、士道が精霊たちを連れて来ていた

それを見たエレンは、分が悪いと思い撤退することにした

 

「《バンダースナッチ》各機に通達、撤退します」

 

エレンはそう言い《バンダースナッチ》と共に撤退する。幸いにも、士道の登場によって攻撃の手が止まっていたためスムーズに撤退出来た。

そして、士道と十香たちは、反転した鏡と対面する

 

「鏡...」

 

と士道は名を口にするが、しかし

 

「誰だ、お主は」

 

鏡は、そう言いった




8話目でした
本来なら最終回だったのですが
区切りが良かった所で分けることにしました。
鏡の能力の解釈の所で色々と言われそうですが作者にはこれが一番だと思いこういう解釈にしました

さて、活動報告にもあるのですが、
明日から部活の試合が3日間続くのでその間更新出来ません

感想やアドバイス、誤字などはいつでも受け付けおりますのでぜひ感想欄にお書き下さい

では、3日後ぐらいお会いしましょう
それでは、ご視聴ありがとうございました!


次回、最終回予定
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