デート・ア・ライブ 鏡ワールド   作:二元論

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すいません。前回後書きで最終回予定と言っていたのですが最終回ではありません。理由としては書くのが久しぶりだったので書き方を忘れてしまったことと、精神的ショックが原因でなかなか筆が進まなかったことです。ですが読者様方をそんな理由で待たせるわけにはいかず、区切りのいいところで切った結果今回の話が出来ました

それでは9話目どうぞ


戦いの終結

-side 士道

 

「誰だ、お主は」

 

鏡にそう言われ、俺の知っている鏡ではないと分かっていても、やはりショックを受ける。

 

『気にするなシン。』

 

すると、耳にしているインカムから、令音さんの声が聞こえてきた

 

『今の彼女は反転している状態だ、君が誰なのか覚えていないだろう。だが、彼女が天使の力によって反転したのなら、元に戻す方法があるはずだ。今彼女の霊力などを全て解析しているから、しばらく時間を稼いで欲しい』

 

と、令音さんがそう言うと通話が切れてしまった。令音さんの言葉を信じ、精霊たちが見守る中、俺は時間を稼ぐ為に反転した鏡に話しかけた

 

「鏡!聞こえてんだろ!今日のデートのこと、忘れたなんて言わせないぞ!」

「デート?デートだと」

 

鏡はデートと言う言葉に反応した。俺はもしかしたらデートのことを覚えているんじゃないかと思い、デートのことを話す

 

「あぁ、そうだ。今日レストランでご飯を食べたり、水族館に行ったり、ゲーセンにもいったよな!そのことを全部忘れたなんて、言わないよな!?」

 

すると、

 

「フッフフッフハハッフッハハハッ!アッハハハハハハハハ!!」

 

鏡は袖で顔を覆い大声で笑いだした

 

「デート!デートだと!あぁ笑わせるなよ道化。我は男が嫌いだ。この身を慰みモノとし凌辱した男など、我は滅べばいいと思っているのに、そんな我が男とデートなど。」

 

そこで話を区切り鏡は顔を見せる。

そこには憤怒に染まった顔があった

 

「笑えぬぞ。消えるがいい道化よ」

 

そう言って鏡は、魔王をこちらに向けてきた

 

「『煉獄鏡壊』《レヴィアタン》」

「ッ!!士道!!」

 

いきなりのことに呆然としていると、琴里から声を掛けられハッとし、あの魔王に映らないように逃げ出す

 

「『破滅』《ルゥーイン》」

 

しかし、俺が逃げきる前に魔王が割れだしてしまう。すると、後ろの方から四糸乃の声が聞こえてきた

 

「『氷結傀儡』(ザドキエル)ッ!!」

 

四糸乃が天使を呼び出し魔王を凍らせる。その光景を見て俺は安堵し、足を止めてしまう

 

「まだよ、士道!!」

 

琴里が言う。そう、魔王は凍ってもまだ割れ続けている。そして、氷の中にある魔王には俺が映っていた

 

「『贋造魔女』(ハニエル)ッ!!」

 

今度は、七罪が天使を呼び出し氷を布に変える。すると布がいきなり砕け散った。きっと、魔王が布の中で砕けてそのとき魔王に映っていた布が砕け散ったのだろう

 

「チィッ!!」

 

まさかこんな方法で攻撃を無力化されるとは思わなかったのだろう。鏡は苦々しげな表情をしている

 

「シドー!無事か!」

 

十香が心配そうに俺に声をかけてくる

 

「あぁ。大丈夫だよ」

 

十香にそう言い、俺は四糸乃と七罪に向き直る

 

「ありがとう。四糸乃、七罪」

「...いえ...士道さんの為なら...このくらい、大丈夫...です」

「お礼はいいわよ。それより、これからどうするの」

 

七罪がそうが聞いてくる。そうだ、鏡の攻撃を無力化出来ただけで、元に戻す方法が分かったわけではないのだ。だから俺は皆の力を借りる

 

「皆、すまない。こんなことに付き合わせて。だけど、俺はどうしても鏡を助けたいんだ。だから頼む、鏡を戻す為に協力くれ!!」

「うむ。わかったぞシドー」

「分かり...ました...」

『分かったよシドーくん!』

「えぇ、もちろんよ」

「何をみずくさいことを言っている。我ら颶風の巫女はいつでも士道の力になるぞ!」

「同意。夕弦も一緒です」

「ダーリンの為ならいくらでも力を貸しちゃいます〜」

「私じゃあ力にならないだろうけど、手伝ってあげるわ」

「士道の力になれるなら、いくらでも力を貸す」

 

俺が皆に聞くと、皆も手伝ってくれると言ってくれた

 

「それで、私たちはどうすればいい」

 

折紙がそう聞いてくると、琴里が答えた

 

「今、令音があの精霊の霊力とかを調べているわ。だから、私たちは令音の解析が終わるまで時間を稼ぎましょう」

「「「「「「「了解(うむ)(わかりました(〜))」」」」」」」

 

そう言い皆は、天使と霊装を展開して、鏡を止める為に戦う準備をする

 

「あぁ」

 

それを見ていた鏡が何か言ってくる

 

「あぁ、邪魔だ、邪魔だぞ。我はただ、1人でありたいのだ。我以外何も入り込む余地などない世界で、永遠に1人でいたいのだ。それだけなのに、なぜ邪魔をするのだ!」

「そんな悲しいことを言うな!!」

 

俺は反転した鏡にそう言い放つと

 

「うるさい!!我のことを何も知らん奴らが何を言っている!!この身を凌辱し、女としての尊厳を汚した男が、何を知ったようなことを言っている!!1人になればそんなことは無くなるのだ。もう、あんなのはゴメンだ。痛く、冷たい、そして徐々に近づいてくる死。それを知らない奴が何を言っている!!」

「そんなの知るか!!」

 

俺はそう言ってやった

 

「お前のことを何も知らない?当たり前だろ!最近会って一日話しただけなんだから!死の恐怖?俺はそんな死に方したことないからわからん!だけどなぁ、これだけは分かる!」

 

そこで息を整え、

 

「ずっと1人っていうのは、とても寂しいってこと、それだけは分かる」

「...もうよい、『煉獄鏡壊』《レヴィアタン》」

 

俺がそう言うと鏡は魔王をこちらに向けてきた

 

「これ以上の会話は不要じゃ。お主を殺し、この忌々しき記憶と共に忘れ去ることにしよう」

「ッ!皆、頼む!」

 

俺がそう言うと、皆は魔王に映らないように、鏡に向かって飛び出した

 

「ッ!邪魔だてするでない!」

 

そう言うと、魔王は俺ではなく精霊たちを映しはじめる

 

「お主らには怨みなどないが、邪魔だてするのであれば全員を殺すことにしよう。『煉獄鏡壊』《レヴィアタン》『破滅』《ルゥーイン》」

「『氷結傀儡』(ザドキエル)ッ!!」

「『贋造魔女』(ハニエル)ッ!!」

 

魔王が割れ始めるとすぐさま四糸乃が凍らせ、七罪が氷を布にして完全に防ぐ

 

「ッ!!ならばその2人は、我自ら殺してやる!」

 

鏡はそう言うと、四糸乃と七罪に向かって行くが、鏡に突然突風が吹く

 

「これはッ!」

「2人はやらせんぞ!」

「同意。あなたの相手は夕弦たちです」

 

そうこの風は耶倶矢と夕弦が起こしたものだ。そして2人は四糸乃と七罪を守るように前にでる

 

「邪魔だてするなといっておろう!」

 

鏡は苛立ったように言う。おそらく反転した鏡も攻撃出来る能力はあれしかないようで、手をこまねいているという感じだ。そうして皆が魔王に注意しながら、鏡の攻撃を防ぎ時間を稼いでいると令音さんから通信がきた

 

『待たせたねシン。彼女を元に戻せるかは分からないが、少々面白いことが分かってね。彼女の周りを飛んでいる8つの鏡から、反転する前の彼女の霊力が確認出来た。おそらく彼女の意識はあの鏡の中に封じ込められているということなのだろう』

「つまりは、あの魔王を壊せばいいんですか!?」

『いや、ただ壊すだけではダメだ。あの鏡の霊力は互いが共鳴しあい、瞬時に霊力を回復させ復活している。おそらく全てを同時に壊さなければならないだろう。もしこれが成功しても、あの精霊は元に戻らないかもしれないが、何もしないよりはマシだと思う。頑張ってくれシン』

「はい!」

 

俺は鏡が元に戻せるかもしれない方法を令音さんから聞き、皆の力を借りて魔王を壊す為に動き出す

 

「皆!聞こえてるか!もしかしたら周りを飛んでる魔王を全部同時に壊せば、鏡を元に戻るかもしれない!皆、協力してくれ!!」

「「「「「「「「分かったわ(了解)」」」」」」」」

 

俺が皆に頼むと、皆は鏡の周りを飛んでいる魔王に向かって攻撃する

 

「ッ!!させんぞ!」

 

俺たちの狙いに気づいた鏡は、魔王を攻撃させないように全てをバラバラに動かし狙いをつけられないようにする。だが、この反応からあの魔王を全て破壊出来れば何か相手に良くない事がおきることは想像出来た。あとは、破壊出来ればいいのだが

 

「我はまだ何も成せていないのだ!この忌々しい記憶を完全に消し去り、この恐怖を克服し、あ奴らに復讐をしなければ何も始まらないのだ!我の邪魔をするな!」

「それは違う!復讐をしたって何も始まりはしない!」

「黙れ!」

 

鏡は魔王を動かし俺たちを無差別に攻撃し始めた

 

「黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!何も知らない奴が、何も知らないくせに!消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ、消えろぉ!!!!」

 

鏡は錯乱しているため動かないが、魔王の速度が速く、鏡に近づくことが出来ない

 

「クソ!どうすればッ」

-お困りのようですわねぇ。士道さぁん

 

と、俺の影から聞き覚えのある声が聞こえてきたので振り返ると

 

「ッ!狂三!お前何でここに!」

 

俺の後ろには、時を操る精霊で霊力を封印できなかった精霊である狂三がいた

 

「えぇ。実は新しい精霊が現れたと聞きまして、一度見てみたかったのですが、どうやら大変なご様子で。そこで提案なのですが、士道さんの寿命を少しいただけるのでしたら私が手を貸してもいいですわ」

「本当か!なら頼む!手伝って欲しい!」

 

俺は狂三の提案に迷わずのる

 

「...全く。自分の寿命を文字通り縮めるというのに即決ですか、まぁ言ったのはわたくしですので協力はしますよ」

「ありがとう!狂三」

「いえ、では早速なのですが、わたくしが『七の弾』(ザイン)を使い彼女の時を止めますわ。そうすれば彼女の意思で動いている鏡も止まるはずです。その間にあの鏡を破壊してくださいまし」

「あぁ!」

「では、早速いただきますわよ」

 

狂三はそう言うと影を伸ばし、俺を影の中に収める。すると、凄まじい虚脱感が俺を襲った

 

「ックゥ!」

 

だが、俺はそんな虚脱感に負けないように皆に聞こえるように言った

 

「皆聞いてくれ!狂三が鏡の動きを止めるから、その間に鏡を割ってくれ!」

「ちょっと!何で狂三がいるのよ!」

 

集中していて狂三が現れたことに気が付かなかったのだろう琴里がそう聞いてくる

 

「あらあら、今はそんなこと言ってる場合ですの?」

「ッ!チィ!後で聞かせてもらうわよ!!」

 

狂三がそう言うと、琴里は悔しそうな顔をして鏡に向かって飛んでいった

 

「さて、それではいきますわよ。おいでなさい『刻々帝』(ザァァァァァフキェェェェェル)!!」

 

そう言うと狂三の後ろに時計のような天使と銃が姿を現した

 

「『七の弾』(ザイン)」

「皆!いくぞ!!」

「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」

 

狂三が銃に弾を込めている間に皆に合図を出す

 

「士道さん。いつでも撃てますわよ」

「あぁ。狂三、頼む!」

「えぇ。では、撃ちますわよ」

 

狂三はそう言うと引き金を引き、『七の弾』(ザイン)を打ち出す。放たれた弾は鏡の周りを回る魔王を全て素通りし、彼女の体に当たる

 

「皆!今だ!!」

「『鏖殺公』(サンダルフォン)!」

「『氷結傀儡』(ザドキエル)!」

「『灼爛殲鬼』(カマエル)!」

「「『颶風騎士』(ラファエル)!!」」

「『破軍歌姫』(ガブリエル)!」

「『贋造魔女』(ハニエル)ッ!」

「『絶滅天使』(メタトロン)」

 

皆は天使を使い、魔王を同時に割っていく

 

「やめろぉぉぉぉぉオオ!!」

 

すると『七の弾』(ザイン)の効果が切れたのか鏡が動き出したが、その頃には魔王は全て割られてしまっていた

 

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァ...」

 

魔王が全て割られると鏡は意識を失ったのか、そのまま落下してくる

 

「ッ!!」

 

それを見た俺は鏡を受け止める為に走り出し、彼女の体を受け止める。すると鏡の服が出会った時の服に戻り始めた

 

『シン。彼女の霊力が反転する前の霊力に変わったのを確認した。お疲れ様。シン』

 

耳にしたインカムから令音さんの声が聞こえて戦いの終わりを告げる。そうだ、鏡を元に戻せたのだ

 

(良かった)

 

俺は鏡の寝顔を見ながら安堵する。

戦いは、終わったのだと




次回は本当に最終回です!

...正直今回の話は展開が納得出来ない人もいると思いますが作者は速く最終回にいきたかったので少し強引ですがこのような展開にさせていただきました
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