ネタ
もしかしたら有り得たかも知れない話⁉
RATt(ラット)。それは、文部科学省の海洋科学技術機構が独自に開発された「密閉環境に於ける生命維持及び低酸素環境にに適する為の遺伝子導入実験」によって生まれたネズミの様でハムスターの様な生命体である。
RATtが入っていた船はサルベージが不可能な深海500mの場所に沈められていた。
だが、火山活動によって地殻変動が起き、サルベージ不可の船体が地上に出て来てしまったのだ。
そして、其処は横須賀海洋学校の演習地でもあった。
晴風は航海をしている最中に海に流れていた漂流物を偶然にも、引き揚げてしまった。その結果、中にいた生物が船内を走り回った。
だが、ケースの中にはもう一匹の生命体が入っていた。
「ねぇ、もう一匹入ってるけど?」
『えっ?』
晴風艦長である岬明乃はケースの中に入っているもう一匹を出した。
その姿はネズミでもハムスターも無かった。何かに近いと言われれば、キツネであろう。だが、キツネは薄茶色の毛並みに覆われているが、その生物は真っ白い毛並みであった。
そして、驚く事にしゃべる事が出来るのであった⁉
「ねぇ、僕と契約して魔法少女になってよ」
『はっ?』
「僕の名前はQベー。君たちにどんな願い事もかなえる事が出来る生命体さ」
『ハァ~』
Qベーと名乗る生命体はとんでもない発言をして全員を唖然とさせた。
「君たちの中には素質がいっぱいある人がいるんだ」
そう言った瞬間、Qベーはいきなり消えた。否、消えたのではない。五十六によって咥えられ、どこかへと連れて逝かれるのであった。
「五十六~返して~」
明乃はそう言いながら五十六の後を追いかけた。
「僕と契約して魔法少女になってy「黙れ」はい」
五十六は明乃に見つからない場所に置くとQベーの言葉を遮る。
「テメェは何しにここに来た?」
「僕はただ、彼女たちに希望の夢を見せる為にやって来たのさ‼」
五十六の言葉に屈しずにQベーは自分の考えを述べた。
「ホウ? 彼女たちに希望と夢を見せる……ハン‼ バカじゃねぇのか、テメェ?」
「僕は至って真面目に話しているけど?」
五十六の言っている意味が判らないのか、顔を傾げながら自分は間違っていない事を述べる。だが、五十六にしてみればバカとしか思えないのであった。
「あいつらは、自分達の未来の為にここに来ているんだよ、それをいとも簡単に希望と夢を見せる? 夢なんてもんはな‼ 寝て見るもんなんだよ‼」
「けど、彼女たちにはこの先に待っているのは希望では無くて絶望かも知れないよ? それなら、希望と言う名の夢を見せてあげた方が良いんじゃないの?」
Qベーは五十六に対して反論をする。
「テメェはバカでもねぇ、アホでもねぇ………最低の屑野郎だな」
「残念だけど、僕には性別と言うものは無いよ?」
「そう言う事を言ってるんじゃねぇよ‼」
Qべーの言葉に五十六は怒鳴る。
「あっ‼ 五十六いた⁉ 探したんだよ~」
「お、オイ‼ そいつに触るんじゃねぇ‼」
五十六はそう叫ぶが、言っている言葉が猫の鳴き声なので、明乃に判る筈も無かった。
「怖かったよね、もう大丈夫だよ」
そう言うと明乃はQベーを連れて行くのであった。
その後、晴風は第二のペットとして飼う事になるのだが、信濃と合流後、いつの間に姿を消していた。
だが、白い悪魔がQベーを首根っこ掴んでどこかに連れて逝くのを目撃され、その後、詳細は不明であった。
もしかしたら、あったかも知れない話。
「僕と契約して魔法少女になってよ‼」
所々、誤字がありましたので修正を行いました。