ハイスクール・フリート~海鳥の戦い~   作:武御雷参型

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書き始めたらスイスイと進む……

今回は戦闘妖精・雪風の機体が出ます。誰が乗るんですかね(すっ呆け)

まぁ、ある意味でチートですわな。うん………あれ? 武蔵に勝てるんじゃね?(フラグ乙)


と言う事で、本編に逝きます‼(誤字にあらず)


第六話~武蔵ノ戦闘

武蔵上空を一機の航空機が飛行していた。北横須賀男女混合海洋学校所属教導艦の航空母艦「蒼龍」から発艦した艦上偵察機「彩雲」である。

 

「教頭、彩雲からの報告です。『我、武蔵を発見せり』との事です。ですが、武蔵からの通信が全く反応がありません。もしかしたら、電子系の故障かと思われます」

 

教頭は報告に唸り声を上げる。

 

「武蔵の位置を横須賀女子に報告しよう。あちらさんも心配しているだろうしな。まっ、見つかって良かった」

 

「そうですね。ですが、こうも複数の実習艦が行方不明になってしまうとは、何らかの意図があるのかも知れないですね」

 

「さぁな、それに関しては上に任せる他無いだろう。まぁ、我が校の伊201の学生も無事だったしな。これで、何も起きなかったら良いんだがな………」

 

教頭はそう言うと、顔を上げる。

 

「晴風も教導艦との撃ち合いになるし、いったい何が起きているんだ? ………いや、何が起きたとしても武蔵の保護に向かおう」

 

「了解です。彩雲を戻します」

 

しかし、この時。教導艦に乗艦している教師達は知らなかった。この後に待ち受けている事に………

 

「教頭⁉ 武蔵の主砲が動いています‼」

 

「なに⁉」

 

武蔵の主砲は前方にいる教導艦に向けられていた。その瞬間、主砲が火を噴く。

 

「武蔵、発砲‼」

 

報告と同時に、教導艦の一隻が被弾する。

 

「四番艦より報告‼ 機関部に被弾、浸水して航行不能‼」

 

「第二射来ます‼」

 

連続して放たれる武蔵の砲弾は教導艦を航行不能にしていく。

 

「発光信号を送っていますが、返答ありません‼ ッ⁉ 第三射来ます‼」

 

「クッ‼ 二番艦に音声で呼び掛けろ‼」

 

教頭の指示で教導艦の二番艦が武蔵に接近し音声で呼び掛け始める。

 

『武蔵の生徒諸君。我々は東舞校の教員だ。我々は君たちを保護しに来た。すぐに攻撃を中止し、こちらの指示に従ってほしい』

 

二番艦の音声による呼び掛けに対しての返答は副砲による発砲であった。それにより、二番艦は船首を被弾してしまう。

 

「攻撃を止めさせよう。どこかに穴を空けて傾斜させよう」

 

「それをしてしまうと、生徒たちを撃つことになります‼」

 

「判っている‼ だが、主砲を使え無くしてから生徒たちを保護する」

 

「了解……対水上戦闘用意‼」

 

教頭の指示で教導艦は戦闘準備に入る。しかし、それに反撃するかの如く、武蔵による攻撃により三番艦が被弾する。

 

「対水上戦闘用意‼ 噴進魚雷用意、攻撃開始‼ 蒼龍、飛龍には彩雲と同時に天山、流星を出させろ‼」

 

「噴進魚雷、発射始め‼」

 

教導艦の船首に設置されている噴進砲から二発のミサイルが射出され、上空で落下傘を開き、海中に潜ると同時に武蔵に向かって行く。その数八発。すべてが順調に進み、武蔵に向かう。

武蔵の右舷にすべての魚雷が当たり、水柱が立つ。しかし、武蔵は傷一つなくそのまま航行している。

それと同時に、蒼龍、飛龍から発艦した天山隊、流星隊による雷撃が行われて行く。だが、それでも武蔵は何事も無かったかのように、その姿を現していたのだった。

 

 

 

 

一方、信濃では既に武蔵と教導艦との戦闘が見える位置に来ていた。

 

「艦長‼ 教導艦十隻中七隻が航行不能になっています‼」

 

「チッ‼ 遅かったか………攻撃隊、発艦はじめ‼ 対水上戦闘用意‼ 噴進砲並びに垂直噴進砲用意‼」

 

「対水上戦闘用意‼ 攻撃隊は発艦を始めて下さい‼ 噴進砲並びに垂直噴進砲用意‼」

 

俊輔の指示に優希が艦内放送で指示を各学科に出していく。

 

「俺も出る。副長、後は頼んだぞ‼」

 

「艦長⁉」

 

「機関部には当てさせるなよ‼」

 

俊輔はそう言うと格納庫に、間宮から積まれた自分の愛機に向かおうとする。優希は俊輔がパイロットとしても優秀なのは知っている。しかし、艦長自らが行くのは心配であった。しかし、優希の心配な顔を見て俊輔は一度、扉から顔だけを出し艦橋にいる全員に言う。

 

「大丈夫だ、俺は帰ってくるよ」

 

そう言うと、本当に俊輔は艦橋から姿を消した。

 

「紺野さん、各部用意完了しました」

 

なのはの報告に優希は切り替える。

 

「攻撃始め‼」

 

「攻撃始め‼」

 

優希の指示でなのはが復唱する。すると、信濃に搭載されている噴進砲と垂直噴進砲からミサイルが放たれて行くのだった。

 

 

 

 

 

格納庫に着いた、俊輔は自分の愛機に乗り込む。

 

「久しぶりに乗るな………よろしくな、『雪風』」

 

俊輔が愛機とする戦闘機は、俊輔様に設計されたジェット戦闘機『雪風』である。この雪風にはある物が装備されていた。試作ジェット戦闘機の中で唯一の破棄される予定の戦闘機であった。

 

『エレベーター起動、第二エレベーターより雪風出ます。各員は避難して下さい。繰り返します……』

 

俊輔は甲板に辿り着くと、エンジンを起動させる。

 

「雪風出るぞ‼」

 

俊輔は一気にスロットを上げる。それと同時に、雪風のエンジンが臨界状態になり雪風は信濃から発艦した。

 

 

 

 

その後方では晴風が信濃の後ろに付いていた。

 

「艦長、我々は学校より報告と状況説明のみと指示を受けています」

 

「判ってるよ………(俊君)」

 

明乃は俊輔の事が心配するが、それよりも、武蔵の艦長であるもえかの事が心配であった。

 

「しろちゃん。私行くね」

 

「いい加減にしろ‼ 私達が言われた事は、状況報告だ‼ それに自分の艦を放棄して出て行く艦長がどこの世界にいる‼ 海の仲間は家族じゃないのか‼ この艦の乗組員は家族じゃないのか‼ どうなんだ、答えろ‼」

 

ましろの言葉は艦内に流れる。

 

「ここは護るべき家じゃないのか?」

 

静かにましろは明乃に諭す様に言う。

 

「もかちゃんが……私の幼馴染があそこにいるの………それに、俊君が戦っている。大事な親友なのに見捨てる事なんて出来ないよ……晴風は武蔵の射程外に出て‼」

 

そう言うと明乃は艦橋を飛び出していくのであった。




誤字脱字、感想、指摘、アドバイスをお待ちしています‼


次回は、晴風から出た明乃からスタートします‼




では、次回に向けてよ~そろ~
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