まぁ、今回は武蔵でピンチ‼をメインに書いています。所々、違う点はありますが、アニメ同様だと、引っ掛かる可能性があったので、変更しています。
次回は機雷の話は一部を除き、すっ飛ばして嵐でピンチ‼をメインで書きたいと思います。
では、本編へよ~そろ~
明乃は、武蔵の艦長であるもえかの事が心配であった。
「しろちゃん。私行くね」
「いい加減にしろ‼ 私達が言われた事は、状況報告だ‼ それに自分の艦を放棄して出て行く艦長がどこの世界にいる‼ 海の仲間は家族じゃないのか‼ この艦の乗組員は家族じゃないのか‼ どうなんだ、答えろ‼」
ましろの言葉は艦内に流れる。
「ここは護るべき家じゃないのか?」
静かにましろは明乃に諭す様に言う。
「もかちゃんが……私の幼馴染があそこにいるの………それに、俊君が戦っている。大事な親友なのに見捨てる事なんて出来ないよ……晴風は武蔵の射程外に出て‼」
そう言うと明乃は艦橋を飛び出していくのであった。
「ええい‼ もう‼ 取り舵一杯‼」
「と、取り舵一杯‼」
ましろの命令に鈴は舵をきる。
「武蔵との距離をこのまま維持し、スキッパーの後を追う‼」
「艦長を回収しないといけませんもんね」
ましろの言葉に幸子がフォローを入れる。
「でなけりゃ、とっくに反転して逃げている‼ 応急員は即応態勢‼ 手が足りなければ、主計科の子達にも手伝ってもらって‼ 以上、各班に通達‼」
ましろの指示で艦橋内にいた全員が動く。
一方、教導艦は武蔵に対して攻撃を続行していた。また、信濃も同様に攻撃隊、噴進砲等で武蔵の足を止めようとしていた。
「噴進魚雷発射‼」
航行が可能な、東舞鶴海洋学校所属教導艦の艦よりミサイルが発射される。しかし、ミサイルは上空に上がるだけで武蔵に向かって行く気配が無かった。
「どう言う事だ‼」
「判りまs…着弾します‼」
その言葉と同時に教導艦の旗艦が被弾する。また、北横須賀男女混合海洋学校所属教導艦の蒼龍、飛龍ではある問題が起きていた。
「航空機が発艦できません⁉」
「なに⁉」
甲板に出撃準備をしている航空機が全て動けなくなってしまったのだった。教導艦が使用している航空機は全てジェット機を採用しており、電子機器が多く搭載されている為、東舞鶴海洋学校所属教導艦と同様な事が起きていたのだった。
「着弾します‼」
「回避‼」
「間に合いません‼」
蒼龍、飛龍は武蔵による砲撃により、航行不能になってしまう。
「東舞鶴海洋学校所属教導艦、すべて航行不能‼ 並びに北横須賀男女混合海洋学校所属教導艦の蒼龍、飛龍も被弾‼ 全艦、航行不能‼ 現在、航行可能な艦艇は信濃と晴風だけです‼」
麗の報告に優希は唸る。
「現状では何もできないの………航空機体は全て戻してください‼」
「了解‼」
優希の指示で麗が通信で航空機を戻そうとするが、通信機器が壊れてしまったのか、通信が出来なくなってしまっていた。
「副長‼ 通信機器が故障‼」
「ッ⁉ 発光信号を送って‼」
「了解‼」
麗は艦橋内に設置されている簡易発光信号機で航空機を戻る様に指示を出す。
それを見ていた俊輔は戻ろうとしていた。しかし、武蔵による対空攻撃により安易に戻る事が出来なくなってしまう。
「チッ‼ 武蔵は化け物か⁉ あれはッ‼」
俊輔が見た光景はスキッパーに乗った明乃が浮遊物によって、海に落とされてしまう光景であった。
「あいつは‼ 無茶しやがって……スマン、もえか」
俊輔は聞こえていない筈のもえかに謝ると、機体を武蔵に向ける。
「FOX1、FOX2、ファイアッ‼」
俊輔は雪風に搭載されている対艦ミサイルを武蔵に向けて発射する。しかし、照準はあっているはずのミサイルが武蔵の手前で着水し、爆発する。
「どう言う事だ‼ クソッ‼」
俊輔は機体を翻す。しかし、それでも執拗に雪風に向けて対空攻撃を行っている武蔵に、俊輔は何もできなかった。
「このままじゃ………明乃は‼ 一度で良いから、明乃を回収出来れば………もしかしたら‼」
俊輔はそう言うと、機体の速度を上げる。そして、武蔵の後方に着けると、バルカンで武蔵の艦尾に弾を当てる。腹を立てた武蔵は雪風に対空砲で弾幕を張る。
「今だ‼」
俊輔は残っているミサイルを武蔵の艦尾に当てる。
「ヨッシャァ‼」
ミサイルが当たった事が判ると機体を明乃の方に向ける。武蔵は爆煙の所為で視界が遮られてしまい、対空火器が使えない状況であった。それを持ち込ませたのが俊輔である。俊輔は雪風に搭載されているミサイルの中に煙幕を張るだけのミサイルが搭載されている事に気付き、艦尾に発射させた。一時的なものではあるが、それでも対空火器を黙らせるには効果的であった。
俊輔は雪風をホバーリングさせ、明乃を回収しコックピットの中に入れた。
「大丈夫か、明乃‼」
「うん、大丈夫だよ。俊君………それにしてもすごいねこの機体……」
明乃は雪風のコックピット内部を見て感嘆に浸る。
「まぁな、この雪風は俺が親父に頼んで作ってもらった機体だからな。まぁ、その結果が艦長になると言う事でもあるんだけどな……」
俊輔は父親である山城悠馬にこの雪風を作ってもらう代わりに、北横須賀男女混合海洋学校に入学し、艦長として責務を全うする様に言われたのである。
「もう少しで晴風だ。晴風上空で降ろすぞ」
「判った」
俊輔は明乃の回答を聞くと同時に機体の速度を上げる。しかし、俊輔は対Gのスーツを着ているのに対して明乃は制服のままである。一定の速度で晴風に向かうのであった。
そして、武蔵は霧の中に入り行方を眩ますのであった。
誤字脱字、感想、指摘、アドバイス等、ありましたらよろしくお願いします‼
前書きにも書きましたが、次回は嵐でピンチ‼をメインで書いて行きますので、よろしくお願いします‼
では、次回に向けてよ~そろ~