ハイスクール・フリート~海鳥の戦い~   作:武御雷参型

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お待たせ致しました。続きを投稿したします。

今回はチートでは無いです。最終的には勝手に自滅……本編を見て下さい。

まぁ、イカルガに関してはやり過ぎた。だって、伊吹さんだよ⁉ あの人のテーマソングって決まってたのって知ってる⁉ 因みに、前の作者さんには既にお話をして、それでいいと言う事になり、進めて行きました。

と言う事で、本編へよ~そろ~


第十四話~海賊との戦闘

海賊たちは新橋商店街船を目視できる海域まで来ていた。

 

「お頭‼ 例の商店街船ですぜ? その先に海洋艦が居ます」

 

「気分上々だぜ‼」

 

手下の報告にお頭はガハハと笑う。

 

「お頭‼ 商店街船後方から一隻の戦艦が来ますぜ‼」

 

「ほう? ブルマーかシーバートか? まぁ、我々の艦隊に勝て無いだろうがな‼」

 

お頭がそう言うと、いきなり艦橋内から某星の戦士の黒の皇帝のテーマソングが流れだす。

 

「な、なんだこれは‼」

 

「判りません⁉ 探ります‼」

 

お頭の言葉に見張り員は双眼鏡でどこから流れているのかを探った。しかし、どこからも流れている様子は無かった。

 

「お頭‼ 探りましたが、どこからも流れていないです‼」

 

「どう言う事だ?………まさか⁉」

 

お頭の言葉と同時に駆逐艦一隻が大爆発するのだった。

 

 

 

 

 

時を少し巻き戻して、新橋商店街船の後方に一隻の戦艦がゆっくりと航海をしていた。

 

「艦長、もう少しで座礁船の近くになります」

 

「そうか………現在の速力は?」

 

「25ノットを維持しています」

 

「そうか……」

 

山本重工所属艦、超弩級高速戦艦イカルガ。それが現在、航行している戦艦の名前である。

 

「本音、海賊のいる情報は確かなの?」

 

「うん、そうだよ~、でもね、数が他の海賊とは違うんだ~」

 

「どう言う事だ?」

 

本音の言葉に艦長の男性は尋ねる。

 

「簡潔に言うと、十八隻以上はいるね」

 

「と、なると我々が攪乱するのが一番と言う事か………どうしますか? 更識楯無さん?」

 

「ここは正攻法で行くのがベストではありませんか? 福本伊吹艦長?」

 

楯無の言葉に伊吹は頷く。

 

「各乗員に通達‼ これよりイカルガは最高速力にて海賊との戦闘に入る‼ 音波ジャックを始動‼ この海域にいる全艦艇の音響をジャックして我々のテーマソングをかき鳴らしてやれ‼」

 

伊吹の指示により電波ジャックされた艦艇の艦橋内には某星の戦士の黒の皇帝のテーマソングが流れだす。

 

「主砲、用意‼ 撃ぇぇぇっ‼」

 

伊吹の命令でイカルガの主砲が火を噴き、海賊の駆逐艦を一隻、海の藻屑と化した。

 

「次弾、装填を急げ‼ それと機関最大‼」

 

イカルガはその巨体で、最高スピード69ノットと言う馬鹿げた速力を出して海賊と会敵したのだった。

 

 

 

 

時を戻し、播磨を含めた五隻の艦隊は、砲撃、航空機の発艦に追われる事になる。

 

「主砲、副砲用意‼」

 

「攻撃隊は発艦しろ‼」

 

播磨の艦橋では福本勇気、山城正人が艦隊に指示を出していた。

勇気の指示により、播磨、河内の二隻は主砲、副砲を海賊に向け、正人の指示を受けた白皇、炎皇、信濃は攻撃隊の準備をする。

 

「撃ぇぇぇ‼」

 

勇気の声が艦橋に響くと同時に、播磨、河内に搭載されている60口径46㎝四連装砲と60口径46㎝連装砲が火を噴く。砲弾はまっすぐに海賊の艦隊に向かって行くが、至近弾であった。しかし、60口径の砲弾でも至近弾は艦艇に損害を与える。海賊艦隊のうち、駆逐艦が至近弾により航行不能に陥った。

しかし、海賊艦隊も負けじとイカルガ、播磨達に向けて砲撃を行う。

 

「敵海賊艦隊からの砲撃来ます‼」

 

「回避‼」

 

見張り員の報告に勇気はすぐに指示を出す。播磨、河内は指示を受け左右に分かれて砲弾の直撃を回避する。しかし、回避してしまった事により、至近弾になり船体にダメージを受けてしまう。

 

「機関部、浸水‼ 応急員は急いで応急処置を‼」

 

「船体中央部に亀裂発生‼ 浸水は免れていますが、同じ至近弾であれば浸水が始まります‼」

 

艦橋内ではダメージの報告が行われていた。

 

「次弾装填を急げ‼ 次は直撃させるぞ‼」

 

勇気は次こそ当てる気持ちでいた。

 

「次弾、装填完了‼ 勇気、いつでも撃てるぞ‼」

 

「良し、撃ぇぇぇ‼」

 

シルヴィアの報告に勇気は頷くと、命令を出した。そして、播磨、河内の二隻から主砲、副砲の砲撃が行われた。

そして………

 

 

「敵海賊艦隊駆逐艦一隻に直撃‼ 轟沈です‼」

 

「同じく、敵海賊艦隊航空母艦に直撃‼ 傾斜が始まり航空機の発着陸は不可‼」

 

「よっし‼」

 

相手のダメージを聞き、勇気はガッツポーズをする。

それと同時に敵海賊の旗艦である戦艦が大爆発を起こし轟沈して逝った。

 

「敵海賊艦隊、引き揚げて行きます‼」

 

「そのままにしろ。俺達は殲滅しに来た訳ではない。晴風と新橋商店街船乗員の救助が目的だ。イカルガと合流するぞ‼」

 

見張り員の報告に勇気はイカルガと合流する事にした。

 

 

 

 

少し時間を戻し、海賊艦隊旗艦の戦艦が轟沈する前に戻る。

イカルガ艦橋内では砲撃が行われようとしていた。

 

「次弾の準備は出来たか‼」

 

「準備完了との事です」

 

伊吹の言葉に砲術長である更識簪が答えると伊吹は頷き指示を出す。

 

「良し、撃ぇぇ‼」

 

イカルガの主砲51㎝四連装砲が火を噴いた。砲弾はまっすぐ海賊艦隊旗艦である戦艦に向かって行く。戦艦も砲弾がこっちに向いている事が判ると、回避運動を行うがそれが運の憑きであった。回避した先には砲弾が待っていた為、自分から砲弾に当たって行ったのだった。それにより、戦艦は機関部、弾薬庫に直撃してしまい、大爆発を起こし、轟沈して逝った。

 

「て、敵戦艦轟沈………」

 

「海賊艦隊、引き揚げて行きます‼」

 

「俺達は海賊の殲滅では無い。今は播磨達と合流する」

 

伊吹もまた、播磨と合流するべく向かって行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海賊艦隊はお頭が乗った戦艦が轟沈する様を目の前で見た為、自分がトップになろうと味方に砲撃をしていった。駆逐艦が魚雷を。戦艦は砲撃を。航空母艦は航空機を。それぞれが出せる戦力でぶつけてしまった為、ファントム・フリートは事実上、勝手に壊滅してしまったのであった。




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