ハイスクール・フリート~海鳥の戦い~   作:武御雷参型

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はい、完成しました。ハイフリが終了してしまいましたね。
あのラストは衝撃的でした。晴風~‼ 沈むなぁぁぁぁぁぁ‼


因みに、晴風の艦首に亀裂が入っていた事に気付いた方はいるのかな? 自分は最初見た時に気付きました。
どこにって? それは見直してください。

と言う事で、本編へよ~そろ~


第二十二話~潜水艦現る。そして、新たな味方

信濃は海賊の潜水艦による魚雷攻撃により、左舷部を損傷するのだった。

 

『左舷、艦尾損傷⁉ 航行維持、不能‼』

 

『左舷一番格納庫、被弾‼ 航空機五機が破損‼』

 

『機関部に浸水確認‼ 現在、排水処置中‼』

 

艦橋では、損傷部の報告が挙げられていた。

 

「航空機の発艦は可能なのか‼」

 

『甲板に損傷はありませんが、左舷部の浸水により傾斜10度‼ 発艦は可能ですが………』

 

俊輔の言葉に甲板に待機している者達からの報告に俊輔は唸る。

 

「クソッ‼ 出せる機体は何がある‼」

 

『格納庫です‼ 紫電、二機。紫電改二、三機が破損です。天山、彗星、流星は可能です‼』

 

「俺の機体は大丈夫なのか‼」

 

『まだ確認していませんが………損傷部が激しいので、確認がもう少し掛かります‼』

 

俊輔の専用機である“ヴァルキュリー”と“雪風”の二機は第一格納庫に収納されていた為、損傷しているのかが確認が出来ていなかったのだ。

 

「チッ………彩雲部隊は戻せそうか?」

 

「通信は可能です‼ 帰投させます‼」

 

俊輔は僚艦を捜索している彩雲を戻し、攻撃をしてきた潜水艦を探す様に伝える。

 

「こちらも何もせずに向こうの攻撃に耐えるつもりは無い‼ 垂直噴進発射装置用意‼」

 

『垂直噴進発射装置用意‼………出来ました‼』

 

「撃ぇぇ‼」

 

俊輔は信濃に装備されている垂直噴進砲を発射させる。噴進砲は一度、上空に上がると一気に海の中に入ると、潜水艦に向かって行く。

信濃から発射された噴進砲には、ソナーが装備されており、対潜噴進砲であった。

 

「機関部‼ 出せるのは何処までだ‼」

 

『大体15ノットです‼』

 

「機関部‼ 出せるところまで出してくれ‼」

 

『了解‼』

 

俊輔の言葉に智香は返事をすると、出せるだけの出力を上げる。

 

「明日菜さん‼ 舵を左に‼ 取り舵一杯‼」

 

「取り舵、一杯‼ えっ?」

 

俊輔の言葉で明日菜は舵を左に切るが、途中で止まってしまう。

 

「か、艦長‼ 回せません⁉」

 

「んな⁉」

 

俊輔は明日菜の報告に驚くと、パイプから報告が上がる。

 

『舵、損傷‼ 操舵不能‼』

 

この報告で艦橋内は沈黙する。だが、俊輔は諦めなかった。

 

「このまま行くぞ‼」

 

「無茶です‼ 発艦できない状況で、信濃単艦での戦闘は無理があります‼」

 

俊輔の言葉に優希が反論する。

 

「だが、このままでは危うい状況だぞ‼ それを判っているのか‼」

 

「判ってるよ‼ でも、君がやろうとしている事は信濃乗員を危険に巻き込んでしまう事は判ってるんでしょ‼」

 

「ッ⁉」

 

優希の怒号に俊輔は怯む。

 

「だから、今は退避しましょう?」

 

「だが、機関部は損傷している。それに、最大速力は出せないんだぞ?」

 

「判ってる」

 

「航空機が出せないんだぞ? 着艦も出来ないんだぞ?」

 

「判っています。だからこそ、今は逃げる事が先決です」

 

「…………そうだな。面舵一杯‼ 舵がきれるところまできれ‼ この海域から早急に退避する‼」

 

《了解‼》

 

俊輔は優希に説得されて、海域からの退避を指示するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、海賊の潜水艦は信濃に攻撃が命中した事を喜んでいた。

 

「良し‼ 敵空母、機関部損傷した模様‼ 速力落ちます‼」

 

「このままを維持‼ 第三魚雷、第四魚雷発射用意‼」

 

「アイアイサー‼ 第三、第四発射用意………いつでも行けるますぜ?」

 

「発射‼」

 

「発射‼」

 

姉貴の言葉に砲雷士は魚雷を発射させる。発射された魚雷は信濃に向かって行く。誰もが当たると思われた瞬間、いきなり魚雷が勝手に爆発する。

 

「魚雷、自爆⁉」

 

「なに⁉ どう言う事だ‼」

 

報告に姉貴は驚く。

 

「わ、判りません‼ ですが、勝手に爆発しました‼」

 

「ッ⁉ 急速潜航‼」

 

姉貴は何を考えたのか、先行する様に指示を出す。

 

「えっ?」

 

「急げ‼ 奴らが来るぞ‼」

 

姉貴が指示を出すが、時既に遅く、潜水艦が大きく揺れ出す。

 

「爆雷だぜ、こりゃ‼」

 

「クソッ、遅かったか………」

 

姉貴は諦めたかのような声を出す。

 

「どう言う事です、姉貴?」

 

「山本重工の艦艇が来たんだろう………年貢の納め時かな、こりゃ。浮上しな」

 

「了解です」

 

姉貴の声で操舵士は潜水艦を浮上させる。姉貴の声は既に、戦意喪失していたからである。

 

そして、潜水艦が浮上すると信濃の他に一隻の飛行甲板を装備した戦艦が停泊していたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信濃は舵が損傷した状態で左に回頭していた。

 

『後方から魚雷二本来ます‼』

 

「回避‼」

 

『直撃コースです‼』

 

魚雷が来ている事を報告を受けた俊輔は回避命令を出すが、舵が利かない信濃には回避する能力が無かった。

だが、魚雷は何者かの攻撃によって海中で爆発した。

 

『魚雷、爆発しました‼』

 

「なに⁉ 自爆か‼」

 

『いえ、砲撃によって爆発しました‼ ッ‼』

 

見張り員である穂乃果の報告の最後に息を呑む音が聞こえたので俊輔は尋ねた。

 

「どうした‼」

 

『艦影視認しました‼ 数は一隻………戦艦クラスです‼ 戦艦から発光信号‼ 読み上げるよ【我、航空戦艦“出雲”。これより貴艦の援護に入る】だよ‼』

 

「了解した。出雲に通信しろ‼」

 

「りょ、了解‼ ………繋ぎました‼」

 

俊輔は出雲に通信を入れる。

 

「こちら、北横須賀男女混合海洋学校所属艦信濃型航空母艦一番艦、艦長の山城俊輔です‼」

 

『こちら、山本重工所属航空戦艦“出雲”、艦長のアリシア・テスタロッサだよ。大丈夫?』

 

「大丈夫じゃないと思うけど?」

 

『あっはははは、そうだったね。ごめんごめん。今から援護に入るから、信濃はこちらの後方に退避してね』

 

そう言うとアリシアは通信を切るのであった。




誤字脱字、感想、指摘、アドバイス等ありましたら、よろしくお願いします‼
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