ISの方に時間を取ってしまい、こちらに時間を空ける事が出来ませんでした。
今後もこういう事がありますが、これからもよろしくお願いします‼
後期全滅の知らせは海賊にとって痛手しか無かった。
「ま、まさか…航空機が全滅しただと………そんな馬鹿な事があるか‼」
「ですが……レーダーには味方機の姿がありません」
「………」
この報告にお頭は椅子からずり落ちそうになる。
「敵機、こちらに接近‼」
「た、対空砲火だ‼ なんとしてでもこちらに向かわせるな‼」
「は、はい‼」
お頭の行動は早かった。すぐに新たな指示を飛ばしていくが、時既に遅かった。
「て、敵機はジェット機です‼」
「なっ⁉」
今度こそ、お頭は艦長席からずり落ちるのであった。
「敵機より発光信号です」
「………なんだ?」
「『ワレ、日本特殊戦闘武装艦隊所属ナリ。降伏ヲ勧告ス』です」
「………フザケルナァァァァァァァァァッ‼」
降伏勧告にお頭は怒り心頭であった。
「なにが降伏だ‼ 一人残さずに殺せ‼」
「で、ですが…航空機がいない現状では…………」
「だからどうした⁉ 戦艦で殴り合えばいいだけの話だろうが‼ 行くぞ‼ 機関全速前進‼ 両舷前進だ‼ 他の戦艦にも伝えろ‼ ただし、空母群には退避させるように伝えろ」
「お頭………」
お頭は戦艦群で俊輔達に殴り込みを行う事にするのだが、空母群は逃げる様に伝える事は忘れなかった。今後の戦闘で空母が必要だと言う事は知っているからである。
「判りました」
通信士は戦艦と空母に通信を行い、お頭の言葉を伝えた。すると、戦艦群は前に出て空母群は後方へと転身した。
「これで良いんだ。俺達は海賊だ。どちらかがやられるまでやるまでだ」
お頭の目には頑固たる意志が宿っていた。
「野郎共‼ 目に物を見せてやれ‼ 俺達、海賊の恐ろしさをな‼」
≪ウオォォォォォォッ‼≫
お頭の言葉に戦艦に搭乗する者達は雄叫びを上げた。
その姿は既に俊輔達にも知らされていた。戦闘機部隊は既にそれぞれの空母に帰還して、俊輔に伝えていたからである。
「そうか……やるしかないと言う事か………全艦に通達。駆逐艦は左右から魚雷で攻撃し軽巡洋艦はそれを援護しろ。重巡洋艦は敵戦艦の機関部を壊せ。最後に戦艦で仕留める」
「…………了解」
俊輔は戦艦がこちらに迫って来ている事を知り、駆逐艦による先制攻撃を行い最後に戦艦で沈めるつもりであった。
「辛いな………こう言ってはいけないんだろうが………アンブレラ社に組みする海賊たちが哀れだ」
「そうだね………でも戦闘は始まったばかりだよ?」
「ああ。判っている。だからこそだ………各艦、配置につき次第、攻撃開始‼ ただし、生存者の確保は最優先だ」
俊輔の指示により駆逐艦と軽巡洋艦は左右に分かれ、挟み込む形で戦艦群を迎え撃とうとしていた。だが、戦艦群からの猛攻撃により、駆逐艦の魚雷発射管が破壊されてしまい、攻撃する事が不可能となった。護衛として就いている軽巡洋艦も魚雷を発射しようものなら、攻撃が船首にあたり浸水を起こしてしまうのである。
それにより駆逐艦による先制攻撃は失敗に終わった。だが、俊輔は諦めなかった。
「重巡洋艦は機関部だ‼ 機関部を狙い撃て‼」
重巡洋艦による攻撃が開始される。だが、重巡洋艦の砲撃であっても戦艦の装甲を撃ち破るには火力不足であった。だが、中には船底に砲撃を集中させて浸水させる事が出来ていたので、速力を低下させる事は出来ていた。
「筑摩、被弾‼ 浸水を確認との事‼ 戦闘の継続は可能です‼」
「筑摩に通達だ。無理に戦うな。自分達の命を最優先に考えて行動させろ‼ 他の重巡洋艦にも同じ通信をしろ‼」
「了解‼」
俊輔の指示で筑摩は速力を低下させて、浸水する速度を抑えようとする。だが、攻撃の手を緩める事は無かった。だが、それにより戦艦群からしてみれば、良い的である。
ライオン級超弩級戦艦二番艦“サンダラー”の攻撃を受け、筑摩は大破し全ての能力を奪われる結果となった。
だが、海賊は重巡洋艦や軽巡洋艦、駆逐艦に攻撃をしても撃沈させる事はしなかった。
それはお頭の指示であった。無駄な死者を出したくは無かった。それだけであった。
「筑摩、敵戦艦の砲撃により大破‼ 全ての行動は不可能との事です‼」
「クソッ‼ 重巡洋艦部隊に通達。現在の戦闘行動を停止させて筑摩のクルーを救出しろ‼ 敵も救助中に攻撃するつもりは無いだろうからな」
「どう言う事?」
「なのは、考えてみてくれ。なぜ、筑摩を大破だけにしたんだ?」
「確かに………もしかして、相手も無駄な死者を出したくないと考えているから?」
「正解だ。さて、ここからが本番だ。空母艦隊後方へ避難だ。但し、信濃に関してはこのまま戦艦と共に行動する」
「正気⁉」
「ああ、あちらさんも本気なんだ。こっちも本気を出さなくてはいけないだろう? 航空機部隊は出撃だ‼」
俊輔はすぐにクロトと凛に指示を出すと、既に甲板上に攻撃隊がスタンばっていた。
俊輔の指示で攻撃隊は出撃する。そして、戦艦と戦艦の殴り合いが始まろうとしたのであった。
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