IS インフィニットストラトス 〜Awakening The Devastator〜   作:クローサー

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ススッ(執筆)

サッ(投稿)

ズザッ(土下座)


…という訳で、約一年半振りとなった今作の更新。正直久し振り過ぎて当時書こうと思ってた展開と全然違う事になってますが、一応完成したので投稿します。
…第二作の最初からこんな調子で、果たして完結できるかなぁ…?


第二話(後半)

「出せぇッ‼︎」

 

AH-64 アパッチからロケットが放たれると同時に、目一杯の声量で箒は叫んだ。

 

急発進するハンヴィー。その手前に命中、爆発。

 

「ッざけんじゃないわよ!!!!こんな所にアパッチが居るって聞いてないわよ!?」

「どうやらさっきの連中、唯の傭兵崩れだった訳じゃ無さそうだ!!あのヘリの紋章、〝リリアナ〟の連中だ!!」

「はぁ!!!?彼奴らが活動してるのはエルジア勢力圏内の筈!!何でこんな所に現れるっての!?」

「それは後で考えろ!!奴の武装じゃこの車はひとたまりも無い、何処かに一旦逃げ込め!!」

「言われなくても分かってる!!」

 

これまで以上の速度で加速、ドリフトしてヘリから振り切る事を試みる鈴。しかし相手が相手だ。下手に逃げ込めばロケットを撃ち込まれてジ・エンド。箒もM249軽機関銃で応戦しているが、通じる筈も無い。牽制がいい所だ。

 

(…引いていく…?)

 

しかしアパッチは追撃の動きを見せず、寧ろ撤退の動きさえも見せている。

 

「…」

 

追撃も視野に入れたが罠の可能性も否定出来ず、却下。このまま鈴の運転に任せ、撤退する。

 

「…あれ、撃ってこないの?」

「それどころか、撤退の動きさえ見せてる」

「はぁ?何それ」

「兎に角、此処を離脱するぞ。まずは安全を確保してからだ」

「撃ち落とすってのは?」

「動きが怪しい。罠だとしたらお前が危険だ、大人しく引くぞ」

「了解」

 

 

 

□□□□□

 

 

 

数十分後、砂丘地帯。

 

「…しっかし、何であんなもの(AH-64 アパッチ)が出張ってきたのかしらね。しかもリリアナが」

「国家体制の再編を目的にしている連中だが、所詮はエルジアに反発するレジスタンスに過ぎない。確かに規模はレジスタンス随一だが…」

「何故ウィルキアに姿を見せたのか、ね」

「問題はそこだ」

 

鈴の言葉に箒が肯定し、苛立ち気味に足を組む。

 

「奴等はあくまでもエルジアに対して活動していた筈だ。わざわざウィルキアに出向く余裕も理由も無い。ましてや私達を狙う理由もな」

「紋章がダミーだったって線は無いの?」

「それだったらもう少し理由と説明が付くのを選ぶ。幾ら何でもすぐダミーだと分かるのを選ぶ阿呆は居ないだろう」

「…確かに、それもそうね」

「…奴等の行動、気に食わんな」

あんた達(ORCA)がやってる事は「パワーバランスの調整」。聞こえは良いけど、結局はこの戦争を先延ばししてる行為でもある。そういうイレギュラーは好まないんじゃない?」

「…」

 

暫しの無言。

 

「…ま、これ以上は深く突っ込まないわ。結局あんたが味方でもあって敵でもあるっていうのは変わらないんだし」

「…だな」

「折角戦場以外で会ったんだし、ちょっとした事でも教えてあげる。近々、御上の連中は〝円卓〟に兵力を向けるらしいわよ」

「またか…ウィルキアだけでも何万のアーマードコアと兵士が消えたと思ってるんだ?半端な戦力を出しても全滅するだけだろうに」

「噂に過ぎないけど、今回は三個大隊のAC部隊が投入されるとか。これが本当なら、ウィルキア史上最大の円卓侵攻部隊ね」

「それをエルジアとニルバーナ、どちらかだけでも知ったら黙っている筈がない。絶対に同程度の戦力を円卓に送り込む…」

「そうなったらまたレコード更新よ。おまけに円卓に気付かれて撃ち込まれるなんて事も十二分に考えられるし。まぁ死なないようにやってやるだけなんだけど」

「…お前もか?」

「ええ。昨日御上からJ-0452要塞都市への移動指令が通達された。十中八九円卓関連でしょうね」

「そうか…」

「前回も五体満足で帰れた事だし、今回もその運があると良いんだけど」

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