そしてこんな作品を読んでくれる人がいるがわかりませんがレイナーレ編は今回で予定通り終わりです!
誤字、脱字などあったらすいません...
〈狂夜side〉
「この数日でイッセーは襲われた。それも1度ならぬ2度もだ。
1度目は殺され、2度目は何とか助かったものの、いくら何でも短期間の間に狙われ過ぎな気がする......それも、堕天使によってだ。となるとやはりアザゼルが命令を出しているのか?
だが、アザゼルがそんな事をするとは思えないし思いたくもない.....いや、それは俺がそう思っているだけかもしれないな。堕天使、つまりは人間ではないからイッセーを殺すことを何とも思っていないのかもしれない。でも俺はアザゼルがそんな悪い奴には思えないだよな。もしイッセーを殺す事を命令しているなら、俺も
「おい」
「.......なんだ?」
せっかくいい場面だったのに
「なんだ?じゃねぇだろ!さっきから棒読みで今までのあらすじみたいな事言いやがって!しかも俺が疑われてるってか」
俺の前にいる奴は呆れたようにため息をつきながら言ってきた。せっかく俺が親切に何があったか教えてやってるのに
「だって仕方ないだろ?2回も堕天使から攻撃さたんだからな2回も」
「一々2度も同じ事を言うんじゃねぇよ!分かってるっての」
「ーーーーーで?これはお前が命令でもしたのか?」
「あ?するわけないだろ。珍しい
そんな事だとは思ったよ....ま、色々と悩むのも面倒臭いから聞きに来た方が早いだろうと思っていたんだよな
「それじゃあ今回の件は勝手に動いている奴らがいるって事でいいんだな?ーーーーアザゼル」
堕天使総督、本人に
「ああ、間違いないな。俺がそんな事命令するわけない。俺にとって有害か無害かも分かっていないしな」
「そうか。分かった」
とりあえずは信じて大丈夫だろう。アザゼルが
「それと狂夜、さっきから言おうと思っていたんだが」
ん?
「何で俺達はこの場所で話しているんだ?」
あぁそんな事か
「いいじゃねぇか。ここ俺のお気に入りの場所だし」
「お気に入りって言ってもなぁ......ここ俺が住んでる家なんだが」
「ここならアザゼルがいるし、気楽に過ごせるんだよなー」
他にアザゼルのいる場所なんて知らないし、ここなら飲み物、お菓子とそれなりに置いてあるしな。ゆっくり静かに過ごすにはもってこいだ
「まぁ確かに今なら俺がいるが....もう少し危機感を持ってだな。もし俺がお前やイッセーって奴の敵で殺すつもりで近付いてきてたならーーーーどうするつもりだったんだ?」
どうするって言っても
「そん時はそん時だ。俺を殺すタイミングなんて初めて会った時からずっとあったんだからな。今更殺されるなんて思ってねぇよ。今後の利用価値で決めかねているなら、後に殺すか洗脳でもされたりしそうだが」
「そんなのするつもりねぇよ。ただな、俺だからよかったものの、他の堕天使のやつなら殺傷、洗脳、拷問をする奴らがいる可能性があったんだぞ」
「ん?あぁそれなら心配するな。俺が堕天使で信用してるのはアザゼルだけだ。悪魔はイッセーくらいだな。他の奴らには悪いが、まだ信用しきれないし」
特にリアス先輩だっけ?あいつはいい人何だろうけどよく分からん
「とにかくアザゼルはイッセーの事に絡んでなくてよかったよ」
そう言いながら俺は立ち上がり、玄関に向かい外に出た
そして自宅に着き、自分の部屋に行くとやはり彼女はいた
「我のお菓子、買ってきた?」
やっべ。完全に忘れてた
それから数日、俺は授業が終わった後オカルト研究部には顔を出さず家に帰っている
最初は堕天使の行動が分かるかと思い部室に入ったがリアス先輩に眷属悪魔にならないか。まだ
そして今に至る訳なんだが
「お菓子、無くなった」
「はいはい。次の持ってくるよ」
毎日来るオーフィスにお菓子を与える日々が続いている
「毎日お菓子ばっかり食って飽きないのか?」
「
「そっすか。後、返事は口の中の物がなくなってからにしろ。何言ってるか全く分からん」
はぁ、世話のかかる妹ってこんな感じなのかなぁ。妹いないから分からないけど
そう思っているとオーフィスは食べながら俺の机が置いてある方を向いた
「ん?どうかしたか?」
俺が食べようと思って机の引き出しに隠してるお菓子に気付いたんじゃないよな?あのお菓子はネットで1ヶ月待ちで届いてオーフィスに食べられないよう楽しみにしているのに
「堕天使」
堕天使?それって
「この前の奴と同じ気配なのか?」
そう聞くとオーフィスは小さく首を縦に振った
また何かするつもりなのか?もしかしたら、またイッセーが襲われる可能性も無いわけじゃないし.......
「なぁオーフィス。堕天使のいる場所に俺を連れていってくれないか?」
「交換」
交換いったい何と交換なんだ?
「そこに隠してるお菓子、くれたら連れてく」
そう言いながらオーフィスは机の引き出しを指さした
なん.......だと?まさかお菓子の場所に気付いていたのか!?だが見えているわけがない!ならば何故
「我、ドラゴン。匂いでわかる」
あっそういえばこの子ドラゴンだったわ。ってかまた心読まれたし
「はぁ。わかった。隠してるお菓子はあげるから連れていってくれ」
また買い直すか...........食べたかったな
「それとオーフィス。連れていってくれるのが有り難いが、前みたな方法で連れていくのは辞めてくれよ?」
前回は予想外だったとはいえ、今すぐにでも落ちそうな感じで空飛んでいたからな。あれは2度とごめんだからな
「んっ、ならこうする」
そう言いオーフィスは俺の後ろに周り...抱きついて来た!?
「んなっ!オーフィス!何やって!」
微かに膨らんでいる女性特有の物が当たっているんですけど!?
「ん、この方が前より安定、する」
「いや、オーフィスさん?別の方法というか、持ち方というか...何とかなりません?」
「これなら、落ちない。我、信用する」
そう言いオーフィスは俺を後ろから抱きついた格好のまま窓から外に出た
オーフィスに抱き着かれながら空を飛んでいると、一分もしない内に古い教会に着いた
「この中、堕天使と悪魔、いる」
悪魔まで?やっぱりイッセーが関係していたのか?
「我、お菓子食べに戻る」
そう言いオーフィスは姿を消した
俺もお菓子食べたかったなぁ
「とりあえず中に入ってみるか」
そう思い教会に入ってみると見覚えのある男がいた
「許さねぇ。アーシアは何も悪くねぇのに。たた優しい女の子なだけなのに....どうしてこんな事に....俺が強ければ....力があればアーシアを...救えたかもしれないのに......力が欲しい....何も失うことの無い。大切な人を守れる力が.....」
ん?あれってイッセーじゃね?やっぱり絡んでいたのか。来てよかったわ
「おいイッセー。いったいここで何が」
「我、目覚めるわーー」
「イッセー?」
〈 始まった〉〈 始まるのね〉
なっ!イッセーの周りで光っている物から声が聞こえた!?いったいこれはどういう事なんだ!?
「覇の理を奪いし二天龍なりーー」
〈いつも、そうだ〉〈 そうね、いつもそう〉
「おいイッセー!俺の声が聞こえないのか!」
「無限を嗤い、夢幻を憂うーー」
〈 世界が常に求めるのは〉〈世界が何時までも否定するのは 〉
「............おい」
「我、赤き龍の覇王と成りてーーー」
「さっきから無視し続けてるんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
バゴォォォン!
あっ!手加減せずに思いっきりイッセー殴っちゃった!大丈夫かな
「おいイッセー!大丈夫.....か?」
〈 止まったの?〉〈 何故止まった?〉
止まった?どういう事だ...いや、それよりもイッセーだ!
「おいイッセー!その、大丈夫か?」
「.....きょ....う...や?」
やっと俺の声が聞こえたのか、返事をしてくれたイッセーだったが、その顔はとても悲しく、涙が未だに出続けている
「俺....アーシアを救え.....なかった.....俺の..大切な友達....を...」
救えなかった?もしかしてイッセーはアーシアって子を助ける為にここに来ていたのか?
「イッセー....」
あー駄目だ。何て声をかけてやればいいのか全く分からないや。イッセーの友達のくせに酷いもんだな....
「あらあら?やっと死んだのねその女」
やっと...死んだ?
「見なさい。その女から抜き取ったこの素晴らしき
そう言うと女は顔にあった小さな傷元に手を近づけた
「下でナイト君に傷付けられたんだけど、この
手から淡い緑色の光が出てきてみるみるうちに傷が塞がった
「なん...だよあれ」
「アーシアの...力だ。あいつが!アーシアの力と命を奪ったんだ!」
そうか...あいつがアーシアって子を殺し、イッセーを悲しませた原因か
「あら?そこにいるのは前にあった人間じゃない?あの時は貴方の力に危険を感じて逃げたけど、今の私には全く問題ないわ!」
んー。あっそういえば前に1度会ったな。確かイッセーを
「.....そういえばお前には借りがあったな」
「借り?そんなの覚えがないわね」
「お前が覚えてなくても関係ねぇ。イッセーを1度殺した。それだけでお前を殺す事に何の躊躇いも」
「駄目...だ。そいつは!そいつだけは....俺が倒す!」
イッセー...そうだよな。この女だけは何があっても許せないもんな
「ならイッセー。お前はこの女を殺れ。俺は....」
俺は後ろを振り向き、言葉を続けた
「あの男を殺る」
「ほう。私の気配がわかったか。やはり、ただの人間ではないようだな」
.....気配?そんなの分かるわけないだろ。邪魔が入らないように入口を見張ろうと振り向いたらいるんだから、俺がびっくりだわ
「久しいな人間。この前は邪魔が入ったが、今回は心置き無く貴様を殺してやろう」
そう言いつつドーナシークは光の槍を作り出した
「おいイッセー。後ろは気にするな。前だけに集中していればいい。だから」
「あぁ、狂夜も前だけに集中すればいい。後ろは任せろ!」
さて、カッコイイ事を言ったもののどうするかな。とりあえず
「さて、前回の続きとしようぜ。変態ストーカー野郎」
「変態?」
「ストーカー?」
「..............」
イッセー、レイナーレが疑問を抱いている中、ドーナシークは口を開いたまま固まり、光の槍が消えていた
「ドーナシーク?貴方いったい何を....していたの?」
まるで心配しているかのような声でレイナーレがドーナシークに話しかけた
「....いっいや!それは違うぞ!私はそんな事した覚えなんてないぞ!」
覚えがない?そんな事よくこの場で言えたものだ
「覚えてない.....ね。なら思い出させてやるよ。お前は男を散々追い掛け回してたじゃねぇか!」
「なっ!それは」
「例えばこれが女の子を追いかけていたなら、危険なストーカーで止まっていたさ!俺も気にしない!だがお前はあろう事か男を追いかけていたんだからな!男を!これは危険どころではない。れっきとした変態だ!!」
ふぅ。言いたいことを言うとスッキリするな
「男を追いかけていたなんて....貴方の趣味に興味は無いけど、それは辞めといた方が」
レイナーレは表情まで心配している顔になった
「ちっ違うのだ!私はそこにいる男を殺そうと」
「悪いけど、貴方とは少しの間話したくないわ」
「だから違うのだーーーーーーーー!!」
「なぁ狂夜。この話って」
イッセーが小声で俺に聞いてきた
「ん?ああ。イッセーの事だよ」
「だよなー」
ため息を付くイッセーに俺は言葉を続けた
「なぁ、イッセー。今の内に2人やっつけないか?」
「......マジで?」
「マジで」
ここで堕天使側に援軍なんて来たら、どうしようもないからな。それに、人間の俺が堕天使に勝てる気がしない
「とりあえず俺はあの男をさっさと倒してくるわ。さっきも言ったが、俺の方は気にするな」
「ああ、頼む。俺もそろそろ我慢の限界だしな」
まっそうだよな。俺がシリアスな空気完全に潰しちゃったけど、イッセーかなり怒ってるし
「それじゃあイッセーそっちは頼むぞ」
その言葉を言い終わると同時に前回と同じように、右足に魔力を溜め地面を蹴り、ドーナシークの懐に潜り込んだタイミングで右腕に魔力を集め
「だからそれは勘違いであってっっ!きさッ」
「喋っているところ悪いが顎に1発もらうぞ」
「グハッ!」
思いっ切りアッパーした
「ドーナシーク!?」
「こいつの心配している場合じゃないと思うぞ?」
なんせそっちには
「喰らえぇぇぇぇ」
『
「がはっ!」
イッセーがいるんだからな
「不意打ちなんて卑怯な真似してくれるじゃない。でも今の私には無駄よ。この
そういいレイナーレはイッセーに傷つけられた場所を回復させていく
「ったく面倒な力だな....ん?」
あいつ今回も回復する時は自分の意思でやってたな。それってつまり一撃で殺ればいいんじゃね?けど、そんな方法あるか?
「よくもやってくれたな人間。貴様はここで殺す!」
ちっやっぱり顎を揺らすだけじゃ倒せないか。だが顎を揺らさせて立っているのも不安定な今なら
「もう1度入れるチャンス」
俺はさっきと同じように懐に潜り込んだが、それが間違いだと直ぐに分かってしまった。何故なら
「貴様は堕天使を舐め過ぎだ」
ドーナシークの作った光の槍が俺の顔の前にまで迫っていたからだ。殴る体制に入っていた俺に避ける時間などなかった。
槍が当たるまで1秒もないほどの距離にたいして、自分が出来たことは
イッセー......すまん。死んだ
心の中でイッセーに謝るだけだった。そして俺は目を閉じようとしていると、どこからか声が聞こえた
『主には死なれると困るからな。今回は助けてやる』
主?助ける?いったいどういう
しかしその声の事を考えるよりも俺の前で変化が起きた
俺と槍との間に1枚の大きな薔薇の花があったのだ
「これは」
なんだ?と言い切る前にドーナシークの持つ槍が薔薇の花に当り槍がーーーーーーーーーーーー弾かれた
「なっ!?貴様何を!?」
槍が弾かれた!?あいつも驚いているが、こっちも何が起きたか分からない。だがこれは最後のチャンスだ。ここを逃せば後はない!
「ぶっとべ!」
「ぐっっはっ」
俺は先程と同じく、ドーナシークの顎を目掛けて下から殴り、ドーナシークは再び倒れた
「はぁ。はぁ。流石にこれだけやれば....立てないだろ」
そこまで言いイッセーの方を見ようとしたその時俺の体から力が抜け、前のめりに倒れた
「なっっんだ。これ。立てねぇ...ぞ」
『先程の力を使った反動だ』
反動?それよりその声はさっきの
『元々主は使えないはずの能力を無理やり発動したがゆえになった事だ。少しすれば回復するだろう』
急に何を言ってやがる。あーくそ。何故かどんどん眠くなってきやがった。今は...イッセーの事が.....
『あの男なら心配いらん。何せ赤き龍がいるのだからな』
赤き.....龍...?
そこで俺の思考は落ちた
〈狂夜sideout〉
〈イッセーside〉
くそっ!さっきから何とか殴れても直ぐ回復しやがった!あの力はアーシアの物なのに、自分の物みたいにしやがって!なにより!
「アーシア....アーシアを...」
「さっきからアーシア、アーシアって五月蝿いわね」
「アーシアを....返せよォォォォォォォッッ!!」
『
俺の叫びに連動し、神器がさっきよりも輝き始めた
「例え神器の力を使って貴方の力が1から2に変わったところで何ができると言うの?貴方が勝てる確立なんて変わらないわ!」
レイナーレは光の槍を俺に向け言ってきた
『
「例え俺がどれだけ弱くてもな!お前だけは絶対に倒す!」
例え俺が死ぬ事になっても、道ずれにはしてやる!
「さっき言ったことも理解できないのかしら?貴方が少し強くなったところで」
クザッ!
「ガァッ!ァァァァァァァァ!」
「貴方が死ぬ事に変わりはないわ」
レイナーレの投げた光の槍が俺の足に刺さり、強烈な痛みが体全身を襲ってきた
『
「これで終わりよ。次は心臓を狙うわ」
レイナーレは再び光の槍を作り俺に投げた
「くっっっそが!」
俺は槍が刺さっているまま横に飛び、飛んでくる槍を避けた
「へぇ、雑魚悪魔の癖に私の光を喰らってまだ動けるだなんてね。案外しぶといものね」
『
くそっ!とにかく足に刺さった槍を抜かねぇと!
「けれど次は無いわ。これで本当に終わりよ」
レイナーレは今度はさっきより大きい槍を作りだした
「さて、それじゃあさような....ドーナシーク!?」
レイナーレの驚いた顔を見て俺も振り返って見ると、ドーナシークが倒れていた。どうやら向こうは終わっていたみたいだな。って狂夜まで倒れてる!?大丈夫なのか!?
「そんな...ドーナシークが人間に負けるだなんて...でも人間も倒れているみたいだし、先にあの子に止めをさそうかしら。起きたら面倒になりそうだし」
なっ!
「そんな事...させる理由ないだろうが!」
そう言い俺は足に刺さっている槍を両手で抜きはじめた
「グッッァァァァ」
いてぇいてぇいてぇ。だけどアーシアの痛み比べたら!
『
「うっらぁぁぁぁ」
ズブッグチュグチャグチュッ
肉を切るような音をたてながら俺は抜いた槍を直ぐにレイナーレに向け投げた
「さて、死んでもらうわね。人間」
レイナーレが狂夜に向け槍を振り下ろす瞬間に俺の投げた槍がレイナーレの羽に当たり、羽が千切れた
「ガァァァァァァッッ!!雑魚悪魔如きが!!よくも!よくも!私の羽を!!」
レイナーレは羽が千切られた怒りで今までに無い程の大きい光の槍を作り出した
「よくも!よくも!よくも!私の羽を!」
レイナーレは怒り任せに俺に槍を投げた。だが俺は避けれる程足が回復していなかった為に、出来る事は一つだった
「そんなもん!ぶっ壊してやる!!」
正面から殴り潰すことだ
「そのまま体を貫通させて殺してやる!」
『
「砕けろォォォォォォォォッッ!!」
俺の腕と光の槍がぶつかり勝負は直ぐに訪れた
「....はっ!光の槍だといっても大したことないな」
光の槍は俺の腕とぶつかりすぐに砕け散った
「そ...んな....ありえない!ありえないわ!貴様如きが私の槍を.......」
そこまで言うとレイナーレは恐怖したような顔になった
『
「嘘....でしょ...何で貴方..そんなに強くなって.....」
強くなってる?それって神器のおかげか?
「勝てるわけがない!中級...いや、上級にも届くほどの強さなんて!!」
上級?なんだそりゃ。でもどうやら今の俺はかなり強くなってるみたいだな。それなら
「お前を此処で殴り飛ばせる!それだけの力があれば充分だ!」
俺は限界の足を無理やり動かし体から血を流しながらレイナーレに少しずつ近づいた
「なぁ俺の神器さんよ。後1発だけ。1発だけだから、力貸してくれないか?」
『Boost!!』
ありがとう。俺に力を貸してくれて
「いっいや、来ないで!お願いだから!謝るから!だから!」
誤る?そんな事で
「そんな事で!アーシアが返って来るわけ無いだろうがァァァァァァッッ!!」
レイナーレは直ぐ逃げようと羽を広げたが違和感が直ぐ襲ってきた
「あっ.....翼が...」
レイナーレが羽が無いことに気付いた時には俺はレイナーレの直ぐ目の前にまで来ていた
「それじゃあな。元カノさん」
俺は右腕を少し引き
「ぶっ飛べ!クソ天使ヤロォォォォォ!」
レイナーレの顔面を思いっ切り殴ったところで、俺も意識を失い倒れた
〈イッセーsideout〉
〈 狂夜side〉
「......ん?ここは....どこだ?」
目が覚めたら見覚えの有るような無いような部屋にいるんだが
「目、覚めたかな?」
ん?誰か俺に話しかけてきたのか?一体誰だ?
「僕が誰だか分かるかな?」
寝ている俺の上に顔を出し質問してくる男がいた。確かこいつは
「....木場裕斗...でよかったか?」
「うん、合ってるね。意識はちゃんと戻ったみたいだ。部長達に連絡してくるよ」
そう言い残し木場は部屋を出て行った
はぁ、とりあえず堕天使は倒したって事でいいのか?ッッ!!そうだ!イッセーは!?あの後どうなった!?
そう思っていると部屋の扉を乱暴に開け男が入ってきた
「狂夜!体は大丈夫なのか!?」
傷一つないイッセーだった
「あっああ。俺は大丈夫だけどイッセーは大丈夫なのか?」
一応俺は無傷で倒した後倒れたような記憶があるんだが
「俺か?俺はアーシアが回復してくれて大丈夫だよ」
イッセーは笑顔でそう答えたが俺には気になる事があった
「待てイッセー。その.....アーシアって子は死んだんじゃ...」
俺が直接調べたわけじゃないけど、イッセーはあれだけ悲しみ、女の堕天使も死んだとか言ってたはずなんだが
「ああ、その事なんだけどさ。入って来てくれ」
部屋に入って来た女の子は教会で見た眠っていた人と同じだった
「この子がアーシアって言うんだ。1回死んでしまったけど、部長が俺と同じように悪魔として転生させて生き返らせてくれたんだ」
悪魔として?それじゃあイッセーと同じ仕掛で...
「そうか。でもよかったのか?生き返ったとは言え、悪魔になってしまったんだろ?」
そう聞くとアーシアが前に出て話し始めた
「はい。確かに私はもう人間ではありません。ですがイッセーさんともう1度出会えた。それが叶えられたのですから、悪魔になってしまった事を後悔するつもりはありません」
アーシアはとてもいい笑顔で俺にそう話した
「そうか。それならよかった」
今の彼女の笑顔...きっと心からそう思えているんだろうな
この俺でさえそう思えるんだから
「それと狂夜...さん」
ん?俺この子に名前教えたっけ?
「私1度死ぬ前にイッセーさんから狂夜さんの事、沢山聞きました。....女性が苦手だという事も」
イッセー...何でそんな事を。それに気付いていたのか
「狂夜さんにとって女性と何かあったのか、私にはわからないです。それでも話した事も無い他人の私を心配してくれました。それだけで」
アーシアはとてもいい笑顔で言った
「狂夜さんは本当はとてもお優しい方だと分かりました」
俺が優しい....か
「俺は...君も知っていると思うが女性が苦手だ。理由は言えないが、俺は女性を信用する事ができないんだ」
そう言うとアーシアは少し悲しそうな顔をした
「狂夜......」
悪いなイッセー。ただ何でだろうな。オーフィスはドラゴンだからなのか、女の姿でも普通に信用する事ができたんだ
「でも何故か」
そう何故なのか
「俺は君なら....アーシアさんなら、信用してもいいんじゃないか......と思えるんだ」
そう言うとアーシアは少し泣きかけの顔を笑顔に変えて言った
「狂夜さん....私を信用するなんて直ぐには難しいかと思います。だから少しづつでいいので私の事を知って、いずれ私と」
アーシアは頬に伝わる涙を拭き言葉を続けた
「友達になってくれませんか?」
アーシアは最後まで笑顔のまま言ってくれた
「おっおい!狂夜!?どうした!?」
イッセーが驚いたように聞いてきて気が付いたら、俺は涙を少し流していた
「ははっ涙なんて流したのいつぶりだろうな」
ほんと、涙が出るなんていつぶりだろうな...確か
「たしか数日前だな」
あぁそうだ。感動映画を見た時だな。その時に........ん?
「どうした?」
「.....おい、何でお前がここにいる」
フードなんか被りやがって変装してるつもりなのか?
「んあ?勝手に動いていた堕天使を回収したついでにお前に会いにな」
「お前のせいで感動的なシーンが台無しだぞ!」
せっかくの涙が止まっちまったじゃねぇか!どうしてくれるんだアザゼル!
「そう言うなって。お前には伝えておきたいことだったからな」
伝えておきたいこと?
「それって何だ?」
「簡潔に言うと少しの間俺はこの街から離れる」
.....は?マジで?
「だから俺の連絡先を伝えに来た。本当に緊急時はここに連絡しろ。俺が何とか出来る事ならしてやる」
そう言いアザゼルは俺に紙を渡し部屋を出ていこうとする
「おい待て、何故.......そこまでしてくれるんだ?」
「今回の貸しとでも思っておけ」
そう言った途端アザゼルは目の前から消えた
「........狂夜。さっきの人知り合いか?」
「んーまぁそんなとこだ」
まさかこのタイミングで出てくるとか。狙ってやがったか?
「いきなり出てきたり気付けばいなくなったり.....何者なんだ?」
ここで堕天使の総督アザゼルですよー。なんて言えるわけがないからなぁ
「悪魔の事とかを俺に教えてくれた人だよ。まぁ敵ではない」
とりあえず何とかして誤魔化すか
「そっか。まぁ悪いヤツじゃないならいいか」
イッセーは苦笑いをしながら言った
「そうだアーシアさん。さっきの続きだけど」
アザゼルのせいで話が途中のままだったな
「俺はアーシアさんの事を信じたいとは思ってる。だから」
ほんとこんな事を思うなんて変わったな。もしかしてオーフィスのおかげだったりしてな
「俺と友達になってくれないか?」
俺は出来る限りの笑顔を作り聞いた
「勿論です。私も狂夜さんとお友達になりたかったですから!」
そうか。それならよかった
「よかったな。アーシア」
「はいイッセーさん!」
ほんと馴れない事は言うもんじゃないな
「それにしても」
ん?イッセーのやつどうかしたか?
「狂夜が笑顔だなんて珍しい事もあるんだな」
「黙ってろ」
かなり恥ずかしいんだから
何とかレイナーレ終わりました!
そして主人公の狂夜の神器が少し発動したのですが、次のフェニックス編で大きく能力がわかる予定です
そして狂夜は女性が信じれない。これには過去に理由がちゃんとありますが、その理由はまだ先になります
何故アーシアは信用する事ができたかは、アーシアの純粋で本当に優しさだけの笑顔を見たからですね。はい
あの笑顔には勝てないっす
そして今後リアスグレモリーとの関係はどうなることやら