みんなで白雪のボディーガードをすることになった日の翌日。
ボディーガードは武偵にとってはポピュラーな仕事の一つで、普通は護衛対象の自宅に住み込みでやる物だが、今回は白雪の希望で俺たちの部屋に住みこむことになった。
俺としては特に問題はなかったが、ヒステリアモードを抱えるキンジはほっとしていた。
片づけをしたとはいえ、数日前にアリアと白雪の日英大戦争の開戦場となった我が家はボロボロ。今、なんとか修復している最中だ。
修復作業をしている俺の横で、アリアがせっせと窓に細工をしていた。
「何してんだ?アリア」
「この部屋を要塞化してるのよ」
よく見てみると、購買部で売っている赤外線探知機を設置していた。
「あんまりとりにくいところには付けるなよ。この依頼が終わったら撤去するんだからな」
「あんたはキンジみたいに文句言わないのね」
「文句?まあな」
大方キンジは
「火のないところに煙は立たないっていうしな。
「そういえば、あんたと流無も超偵だったわね」
「ああ。もっとも専攻は
「なら、
「まあ、SSRで聞いた噂位は」
俺は知っている限りの
・超偵専門の誘拐魔
・敵が複数の場合はまず分断する。
「このことから、
もしくは自分も
超能力は普通の力じゃないけど、その分精神力の消費が激しい。流無は例外だが。
そんな奴が、同じ
「その通りよ。
イ・ウー?
なんだそれ。
疑問に思い聞いてみたが、アリアは応えてくれなかった。
教えてくれないということはそれなりの理由があるのだろうと、追求することをやめた俺は、キンジが何をしているのか、見に行ってみると、
白雪が持ってきたタンスの中にある下着を見て固まっていらした。
とりあえずその現場を携帯で激写。教務科《マスターズ》に送ることにする。
武偵3倍刑。
武偵が犯罪を犯すと通常より罪が重くなる。
これでキンジが下着泥棒として捕まったら、世にも恐ろしい
「さらばだ。キンジ」
「させるかあ!!」
送信ボタンを押そうとした俺に向かってキンジが蹴りを入れてきた。
その後、軽い乱闘になったりした。
その夜。
夕食には、白雪と流無が作った中華料理が並び、乱闘でボロボロになった俺とキンジはそのうまさに感動した。
まあ、少し、アリアと白雪がもめたりしたが、流無が何とかなだめてくれた。
食後にキンジとアリアがテレビの争奪戦をしている横で、俺と流無が将棋をしていると、白雪が巫女占札という占いのカードを持ってきた。
で、それでみんなのことを占うことにしたのだが、キンジを占った白雪は顔を少し険しくしてから、
「え、あ・・・ううん。総運、幸運です。良かったねキンちゃん」
といってごまかした。何だったんだ?
で、アリアに至ってはものすごい適当に終わらせた。また喧嘩になりかけたが、
「じゃあ、次は私を占って!」
と、流無が割って入り、事なきを得た。
「うん。わかったよ」
カードを星形に伏せて並べて、何枚かを表にする。
「え?なにこれ?」
「ええ!?ちょ、何その反応!?」
白雪のリアクションに流無が少し焦ったような声を出す。
白雪の占いはよく当たるから、とても心配なんだろう。
「ええと、なんていうのかな。まだまだ先の事なんだけど」
「うんうん」
「流無は、闇」
「「え?」」
なんだそれ?さっぱり意味が分からんぞ。
「真っ暗な闇しかわからないの。どんな意味なのか、何を指しているのか」
その後は、誰も何も言う気になれずなし崩し的に白雪の占いはお開きになった。
そして、就寝前に、
「ちょ、ちょっと・・・かず・・・ま、ぁ」
「だいぶ固くなるな。かなりたまっているんじゃないか?」
「そ、んぅ、そう・・かも」
「なら、次はこっちを。ふっ」
「あ、ああ!!そ、そこはぁ、び、敏感、んっ、・・・な、はぁ」
「ほれほれ、観念して楽になれ」
「んぅ、これ・・・くら・・いで・・・わたしが、参ると」
「ほい」
「んぁぁぁあ!」
「何してんのよ!この万年発情期!」
「「へ?」」
「え?」
部屋の中では、うつぶせになって流無をマッサージする俺。
それを見て拳銃を構えながらも毒気を抜かれたような顔をするアリア。
なんとも、微妙な空気が流れて行った。
今回は少し短かったですね。
最後のやつは、ちょっとIS学園臨海学校のネタを持ってきました。そろそろ18禁版も書くべきなのかな。
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まさか、お気に入り数と感想数が同じになる瞬間が来るなんて思いもしなかったぜ。