【ニセコイ】男はつれぇよ   作:Kドラ

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ニセコイキャラは初心さが魅力


ベンキョ

調理実習の翌日

小咲特性ケーキを食べた感動の余韻に未だ浸っている楽

そんな楽の元にるりがやってくる

るりが話しかけてくること自体は別に珍しくもないので普通に対応する楽

もっともこれが小咲だったらケーキの件もあり赤面しているのだろうが

平然としていた楽だったが、次のるりの一言で目が飛び出そうになる

『放課後貴方の家で勉強会をしても構わないかしら、小咲を連れて』

 

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『狭いわねー、しかも変な臭いしない?』

『しねーよ!』

楽の部屋に入るなり失礼なことを二つもいう千棘

家で勉強会開く以上、千棘が来るのは仕方ないのしれないが、空気を読んで体調不良かなんかで欠席してほしかった

もっとも、友達と勉強会を開くのは千棘の夢だったらしく、本当に体調不良でも休みそうにはなかったが

小咲はヤクザの家+楽の部屋ということで緊張している

ちなみに図太さに定評が有るるりも、さすがにヤクザの家は緊張するらしく表情が少し固い

『(何故宮本が俺の家で勉強会を開こうと言い出したのかはわからん、しかし問題はそこではない)』

そう、小咲が家に・・・楽の部屋にいるのだ

楽は心の底からるりに感謝をした

言ってはなんだがパッと見た感じ、るりは地味でキツそうな感じがする

しかしこの時ばかりは超絶美少女に見えた

勿論錯覚であるが、メガネを外して髪をおろせば美人なのでは・・・と前から密かに思っている

もっとも小咲にはかなわないだろうが

 

ちなみに小咲、千棘、るりの他にも集とどてらがきている

男2人は前に遊びに来たことがあり、部屋の変わってなさに驚いてる

『いやらしい本はこの辺かな?』

無断でタンスをあさるどてら

それに続き集も隣のタンスをあさる

どてらに軽くチョップ、集に強烈なタイキックをおみまいする

差別だと騒ぐ集だが、これは仕方ないことだ

どてらを本気で殴れるわけがない、楽はそこまで死に急いじゃいない

『勝手に人の部屋をあさんじゃねえ!そもそも、そんな本が有ったら勉強会なんて開かねーよ!』

これ以上あさられてたまるかと楽は強めに突っ込む

 

そろそろ始めようと長机と座布団を用意し、席につく

楽の隣に座るよう、小咲を小突くるりだが彼女は恥ずかしがって拒否した

わかっていたこととはいえ、隣に座れずがっくりする楽だったが、るりが助け舟を出す

『一条君、この問題を小咲に教えてもらえるかしら』

『『え!?』』

予想外の展開に声を揃える2人、言うまでもなく赤面している

お互いが意識しあっているのが丸わかりである、当事者2人と千棘は気付いてないが

恥ずかしさのあまりまたもやしぶる小咲だが、るりは小咲を蹴飛ばして小咲の座ってた場所をカバンでふさぎ

『さっさと行ってこい!そして戻ってくるな!』

と小咲が戻ってくることを認めない

座る場所を失い、楽の横に行く小咲

横にいったはいいものの、距離がものすごくあいている

『いっそ膝の上に座ったら?』

どてらの一言に顔が沸騰する2人

顔を見合わせ、更に顔が赤くなる

どてらのせいで2人は極限まで緊張しているがひとまず問題に取り組む(ちなみにこの時、集はるりに【俺に座りなよ、るりちゃん】と言ってどつきまわされていた)

問題をビシッと解いて良いところを見せようとする楽だったが、予想以上に難しくて悩んでる内に千棘が解き方を小咲に教えてしまう

悔しそうな楽にドヤ顔を向ける千棘、楽は体中から怨霊が出そうな勢いで千棘を恨む

 

『桐崎さん、これの解き方わかるなら教えてちょ』

どてらが千棘の方にプリントを向けて問題を指さす

どてらと千棘は普段からあまり話さないので、千棘は少し緊張しつつも問題を見てやる

どうやら人に頼られるのは悪い気がしないらしい

『(どてらがこの程度の数学でつまずくのか?それに聞くなら集じゃないか?)』

どてらが数学でつまずいたのも謎であれば、隣の集ではなく席の離れた千棘に聞くのも謎である

楽が疑問に思っていると、どてらがアイコンタクトをとってくる

『(ま、まさか俺のために・・・)』

どてらが千棘をひきつけてくれてることを察する楽

彼の心意気に感動し、たこ焼きを奢ってやると心の中で一方的に約束し、この機を逃すまいと小咲に勉強を教え始める

るりはどてらに向けて親指を立てる

どてらも千棘にバレぬよう返す

 

その後しばらくは、どてらが【桐崎さんは教え方がじょうずだな】だのなんだのおだてて千棘の気を引き続け、小咲と楽のイチャイチャタイムが続いた

ちなみに楽も小咲も勉強は身についていない

何故なら二人とも、お互いを意識してばっかりで全然集中できていないからである

しかしそんなこと問題ではない、この1時間は決して無駄じゃない

2人にとって有意義なものであった

『(勉強会最高!)』

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