【ニセコイ】男はつれぇよ   作:Kドラ

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ウラギリ?

転校した当初は楽とのいざこざのせいで皆から避けられていた千棘だったが、最近どんどん周りと打ち解けていってる

どてらが千棘に話しかけていたのを見て、他の子もそれに続いたところ、意外と人当たりが良いということが判明したのだ

それに加えて千棘は、友達をつくるために皆の趣味などをまとめたノートを作っているので、それの影響も大きいだろう

ちなみに楽も

『俺も昔作ってたんだよ、家がヤクザだから中々友達できなくてさ』

と言ってノート作りに協力していた

ちなみに友達ノートの一条楽の項目は

『もやし!とにかく口うるさいもやし!女々しいもやし!もやしもやしもやし』

といった感じになっている

放課後、2人は誰もいない教室でノート作りを進めていた

その最中に楽は千棘から衝撃的な話を聞いてしまい、教室を飛び出る

『な、なんなのよ?アイツ』

取り残された千棘は呆然とする

 

 

『いた・・・ほ、本当だ・・・』ゼェハァ

千棘との話に出てきた2人になんとか追いつくことができた楽

全力で走った楽は息を整えつつ2人を尾行する

『なんで・・・なんでアイツが・・・どてらが小野寺と下校を・・・』ギリギリ

親友が想い人と2人きりで下校している様を見て妬みモードにはいる

千棘から聞いたのは【放課後にどてらが小咲の家に行く】という話だ

千棘と小咲はいつの間にか仲良くなっており、昼休みも一緒に弁当を食べる間柄なので、その時に聞いたのだろう

理由は何故か教えてもらえなかったようだが、千棘は気にしていない

しかし楽は気にしている

『同性の千棘に言えねえってことは・・・やましいことが・・・』

どてらのことは信じているが、想い人のこととなるとどうも邪推してしまう

もし彼と喧嘩になったら一方的にボコボコにされるのは確実だし、勝てたとしても小咲がなびいてくれるとは思えない

談笑しながら歩く2人を妬みながら尾行すること10分、バレることなく小咲の家に到着した

このまま解散か?それとも千棘の言ったとおり家にあがるのか?

前者であることを必死に祈る楽

きっと気まぐれで一緒に下校しただけ、そうに決まっている、いや、そうであってくれ

入るな、入るなどてら!

・・・入ったー!二人仲良く入ったー!

『いや!違う!小野寺の家は和菓子屋だからな、和菓子を買いにきただけだ、そうに決まっている』

そうだ、家に行くってのはそういうことだ

千棘のやつ焦らせやがって・・・楽は安堵のため息をつく

 

・・・どてらが入店してから10分はたった

2,3分で出てくるとふんで待っていた楽もさすがに焦りを覚える

『どてらのやつ優柔不断だなぁ・・・和菓子くらいパパッと選べよな』

全く仕方ないやつだ・・・もう少し待ってやるか

 

・・・楽は腕時計で時間を確認する

入店時間など覚えてないが、30分くらいたってるような気がする

楽は携帯をとりだし、電話帳からどてらの番号を選ぶ

かけるべきか、かけないべきか悩んだ末に携帯をしまい、複雑な心境で帰路につく楽

その足取りはマラソン大会後よりも重かった

 

 

その翌日

『どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉてぇぇぇぇぇぇぇぇらぁぁぁぁぁ!』

悩みに悩んだ楽だったが、直接どてらに聞く決意をしたようだ

『なんだなんだ、PRIDEに参戦しちまったのかと思ったぞ』

わかりづらいボケで返すどてら

しかし今の楽にはボケなど通じない、彼は彼なりに必死なのだ

『てめえ昨日、小野寺ん家でなにをしてやがった!言え!』

見られてたのかと呟くどてら

その内わかると言って立ち去ろうとするが、楽が素早くまわりこむ

『今だ!今その口で答えろ!』

今回ばかりは煙に巻かれるわけにゃいかないと必死に食い下がる

しかし、どてらが関節をポキポキ鳴らすと、まわりこんだときよりも素早く道を開ける

 

 

『まさかアイツも小野寺のことが・・・まさか・・・』

親友に想い人を奪われた疑惑が根強くなり、精神的にやられた楽は一時限目を保健室で過ごした

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