IS インフィニット・ストラトス 〜太陽の翼〜   作:フゥ太

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さあ、やってきました。初の太陽の翼外伝ラストを飾るお話の始まりです

今回、あとがきは特別に本作を書いてもらいました一徒さんによるものです。そちらの方にも是非ともお目をお通しください


05.─終幕─

 

 組織のお目付け役として付き従う監視役の目を盗んで抜け出し、初めて一人でギリシャの街を散策した昼下がりの路地裏。興味本位で奥へと進んでしまったトーラをカモと狙った小悪党が彼女を囲い、有り金とトーラの貞操を狙って下衆な笑みを浮かべる。

 

 無理矢理抜け出そうとしたトーラがチンピラを壁の染みにしようとした瞬間、助けたのは秋水だった。

 

 紙袋を抱えた買い物帰りの姿で給仕服の秋水は脚だけでチンピラを倒し、全員が倒れた頃に漸くトーラに気が付く。彼女もそこで自分の名前を教える事ができた。

 

 

 

 ──……お前、あの隊長様の姉かなにか? ……違う? ……ああ、妹なのか。似ているな……どうでもいいけど。

 

 

 

 初めて出会った頃、トーラは秋水に興味など無かった。多分秋水も初めて出会った頃の事なんて覚えてないかもしれない。

 

 

 

 ──来いよ。姉ちゃんに会いに来たんだろ、店まで送ってやる。

 

 

 

 買物帰りに紙袋を抱えた秋水は亡国機業の幹部として距離を置かれていた彼女の手を躊躇うこと無く握り返し、迷う彼女を嫌な顔もせずにリリィの元まで連れて行ってくれた。

 

 恐怖も、忌避も、恐れもなく、トーラの正体に無関心な秋水は、それでも通りに並ぶ店をキョロキョロと眺めてしまう彼女の歩幅に合わせて歩き、彼女が興味を持った店の前で立ち止まってしまえば嫌な顔もせずに待ってくれる。

 

 見ず知らずの他人へ当たり前のように付き添い、ずっと傍にいてくれた。

 

 秋水本人はもう覚えていないかもしれないが、それがトーラ・マキヤと朽葉秋水の最初の思い出。

 

 

 

「ふふっ……いい夢だったなぁ……」

 

 

 

 懐かしい思い出に頬を緩めて微笑むトーラはベッドから身を起こす。

 

 枕元には秋水とリリィを模した手製のぬいぐるみ。着替えを取りに来たクローゼットには壁一面に秋水の写真が大小様々なサイズで貼り付けられ、部屋の隅には人が一人分入っても余裕のある大型の檻と、ワンルームで扱えそうな高級そうな家具が取り揃えられた生活スペース。

 

 異様な部屋の装飾は全てトーラ自身が自分の寝室専用にと特別に用意した代物ばかりだ。着替えを終えた彼女は幹部業務で使う机とは別の少女らしい小さなテーブルに手を伸ばし、置いてある写真立てに柔らかく微笑む。

 

 

 

「今日も頑張ろうね」

 

 

 

 写真立てに入れられた自分、リリィ、秋水とで撮られた写真を何よりも大切そうに見つめ、彼女は今日も幹部としての役割を果たしに外へと向かう。

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 カンピオーネでの作戦も終わり、亡国機業本部へ戻ってきてから数日後の夜。

 

 珍しく完全な非番を連休で貰えた秋水はいつもの資料室で古びたソファーにだらしなく寝そべっていた。

 

 自主トレを終わらせた後は適当に外で食事を済ませて隊舎に戻り、資料室の床に置いたままの古いテレビからは海賊放送で手に入れた映画を流して貯まっていた映画を消化して、だらだらと休日を満喫する。

 

 滅多に休日の無い陸戦隊で秋水の唯一ともいえる、まともな休みの過ごし方だが、どうも今回の休日は満喫出来ていなかった。

 

 見損ねていた山積みの新作も、気に入っている作品も適当に選んでは再生してみるが、どうにも台詞やシーンが頭に入ってこない……

 

 

 

「……連休とか次は何年後か分かんねんぇのに……」

 

 

 

 ここ数日は陸戦隊の隊員やリリィ、レオンすら小言も命令も出さずに過ごせるというのに、こんな時に限って何を見ても楽しめないのは悲劇としか言いようがない。

 

 どうしたものかと悩んではみるが、秋水も自分で原因が解っていない以上は何かをしようがない。

 

 時間はまだ夜の九時頃だが諦めて寝てしまおうかと思い、テレビを消してリモコンを放り投げた時、資料室の扉が開いて誰かが入ってきた。

 

 

 

「秋水、出かけるぞ」

 

 

 

 声を掛けてきたのはレオンだった。休日は終わりかと思い、秋水はめんどくさそうに答える。

 

 

 

「制服着替えるから二分待って」

 

「いらん、私服で来い」

 

 

 

 夜に出かけるのは珍しくないが、私服で出ろとは珍しい事を言うもんだと思い、秋水はソファーから身を乗り出してレオンの方を見てみる。そして驚きの余りそのまま前のめりにソファーから倒れた。

 

 レオンは珍しく軍服でなく私服で扉の前に立っていた。私服は何度か見たが、どれも堅物な雰囲気の崩れないスーツのような服ばかりで、おまけにテーブルマナーやドレスコードまで一緒に指導してくるものだから軍服とは別の意味で緊張させられる事が多々あった。

 

 だが今日のレオンの私服は明るい色のサマーシャツと薄手のズボンでいつもの黒を基調とした堅物ジジィ(陰口)とは全く別人で、別の意味で緊張させられた。

 

 

 

「ど、どちらへ向かうんでしょうか……」

 

 

 

 驚きのあまり敬語で質問する秋水に対して、レオンは振り返らずに外へと出て行った。

 

 反応されないのはよくある事なので秋水もジャージから外着に着替え、ジーンズと薄いシャツを重ね着して資料室から外へ出て行った。

 

 

 

 ──―それが昨日の夜の出来事。

 

 

 

 そこから列車で揺られ、街に到着すると夜中なのに何故か船着場にいるフェリーに乗ってミコノス島まで向かう。そして朝の十時頃から既に二時間弱……

 

 何故か秋水は釣竿を持ちながらレオンと海釣りをしている。

 

 

 

「エーゲ海って塩分濃すぎて釣りになんねぇのに……」

 

 

 

 というか、海釣りそのものはどうでもいい。問題はこの暑さだ……

 

 シャツ越しにもジリジリと肌が焼けてくる日差しに耐えながら一人で釣竿を垂らす秋水。

 

 隣にはもう一本釣竿があるが、持ち主のレオンは昼が近くなると竿を見ていろと言って何処かへ消えていった。

 

 何をしに来たのかとレオンに尋ねたい気分ではあるが、景色は悪くないと秋水は思う。

 

 暑さや潮風が若干辛いが、目の前に広がる青い海はとても綺麗で、真っ白な建物と合わさるこの景色はそのうちリリィやトーラにも見せてみるのもいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 海を眺めていると、レオンが両手に大きめの紙袋を三つ持って戻って来た。

 

 手渡された二つの紙袋から潮風に混ざって焼ける肉と香辛料の匂いがして、紙袋の一つを開けると、中にはギュロスが大量に詰め込まれている。

 

 もう一つには出来たての骨付きソーセージが何本も突っ込まれていた。

 

 ギュロスは肉料理で薄切りのラム肉をにんにくやヨーグルトに和えた野菜をポテトと一緒に円形のパンに挟んだケバブに似た料理で店も多く、巻いてある包み紙が何種類かある。

 

 どうやら幾つかの店を回って纏めて買ってきたらしい。

 

 

 

「食え」

 

「……ありがと」

 

 

 

 残った紙袋から炭酸水を取り出し一本を秋水に手渡す。

 

 冷めるのも勿体無いので、秋水は釣り竿を置いて黙って食べ始めた。

 

 

 

「食欲はあるようだな」

 

 

 

 ギュロスとソーセージを十個ほど平らげ、二本目の炭酸水を開けた所でレオンがおもむろに口を開いたが、秋水は返事をせずに食べ続ける。

 

 

 

「店の店員から聞いたぞ。注文して一口も食べずに帰るのが三日も続いているとな」

 

「あー……そうだっけ?」

 

 

 

 実際、この三日間何を食べたか秋水は特に覚えていない。代金は全部払っている筈だから問題はないと思っているとレオンは続けた。

 

 

 

「どこで何を注文しても一口も口にしない、声をかけても空返事で代金だけ置いて出て行くとな。 他の連中が何かしたのかと疑われてツケが効かないらしいから詫びておけ」

 

「それは逆にいいことだと思うわ」

 

「リアンとスイレイの怒りを買った連中がクレイモアの前で吊るされていた」

 

「ごめん。二人に謝ってくる」

 

 

 

 プロの傭兵をぶちのめす姉代わりの二人がにっこりと笑みを浮かべた。多分、二、三日帰って来られないかもしれないが、何故かスイレイはレオンに甘く、リアンはクレイモアの従業員宅に秋水を住まわせたがる。

 

 ……下手をしたら逃げられない緊張感が秋水の背筋に冷たい風を流し、背筋を震わせた。

 

 

 

 結果的にはツケが溜まって柱に縛られる隊員を回収して支払いを立替える事をしなくても良くなると思えば秋水としては歓迎するが同居は別だ。

 

 普段はロクに反応もしないのに、今日は妙に会話に乗ってくるレオンを珍しいと思っていたが、これだけ景色のいい場所にいるのに互いに出てくる話題は陸戦隊の連中ばかりだというのが別に嫌な気分でも無いというのが不思議なものだ。

 

 暫くの間は二人で普段話さないような他愛のない話を紙袋が空になるまで続けていいた。

 

 

 

「……釣れないな」

 

「ギリシャは海の塩分濃度が濃くて魚が棲みにくいからな」

 

「じゃあなんで俺ら竿を垂らしているんですかね?」

 

「釣りだからだろう」

 

「魚いないけどな」

 

 

 

 昼も過ぎて人通りも増えてきた頃、何度目か解らない質問をする。

 

 何故ここに連れてきたのかも説明が無いのなら自分もどこかをぶらつこうかと思っていた頃、そんな秋水の飽きを察したのかレオンは海を見ながら独り言のように呟いた。

 

 

 

「大切な何かを失った時、人は取り零したものをどうあっても取り戻すことができない。 失ったまま生きていくしかないものだ…… 失ったまま生きて、そうしていつの間にか手にしたものを今度は失わないようにと守る事を繰り返す。人が大切なものを手にし、それを守りたいと願うのは理屈じゃない……ままならないものだが、世界とは、繋がりとはそういうものだ」

 

 

 

 それが何を意味するのか、秋水は尋ねずとも解っていた。最後まで姉妹を助けようと抗い、それでも救いきれずに自分を犠牲にした少女。

 

 もう救えずに終わった話を、今もまだもっと救える方法があったんじゃないかと考えてしまう自分がいる。

 

 

 

「守る事の出来なかった過去を背負ってお前はどうする」

 

 

 

 そう告げたレオンの瞳は秋水を捉えた。失いながらも生き続ける男の瞳が言葉以上の何かを秋水に語る。

 

 

 

「それでも背負うよ。俺はそうしている人達をもう知っているからな」

 

 

 

 答えは最初から決まっていた。悩む事はあっても立ち止まる必要は無かった。失いながら、それでも歩き続ける兵士の群れに自分はいるのだから。

 

 

 

「ならば今より強くなれ、お前が守りたいものを守れるように」

 

 

 

 そう言ったレオンの表情はいつものように強く、厳しい表情なのに、その瞳は見たことがない程に優しく見えた。

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 流石に釣りに飽きた秋水が街をぶらつきたいと言い出し、レオンは釣竿を垂らしたまま秋水の自由行動を許可する。

 

 喜々として街へと駆け出す秋水の背中を見送るレオンは先程までの優しげな空気を削ぎ落とされたかのような殺意を持って背後の幹部へと声を掛けた。

 

 

 

「何か御用ですか、キャスター・メディア」

 

「そう邪険にするなよ、アタシから労うなんてまず無い事だぞ?」

 

 

 

 普段と変わらぬゴシックロリータの衣装に白衣を羽織る最古参の幹部。『魔術師』の名を待って深淵から世界を牛耳る悪魔へレオンは振り返る。

 

 

 

「労いをして頂くような事は何もしておりません」

 

「誤魔化すなよレオン。幹部が何も知らないなんて、食われる事を自覚しない間抜けな家畜のような勘違いをしているワケじゃないだろう?」

 

 

 

 今の彼女の表情や声音を聞けば、幹部としての暴虐さと冷酷さを知る者達は驚きに眼を見開き、背筋を凍らせるだろう。

 

 それ程までに今の彼女は見るからに上機嫌でにこやかにレオンへと語りかけていたからだ。

 

 以前態度の変わらないレオンの不遜とも取れるような態度など気にした様子もなくメディアは釣竿を垂らしていた淵へと飛び乗り、レオンと目線を合わせて続けた。

 

 

 

「まずは祝わせろよ。お前らのお情けが随分と上等な兵器になったじゃないか。ガラクタ同然の骨董品がオーガコアに対抗するような刃になるとは刀匠連中だって誰も思わなかっただろうよ。しかも男でありながらISコアまで扱ってみせた。育てた弟子があれだけの成果を魅せたんだ。かつての仲間だったアタシだって労いの一つもしてやるさ。

 

 立派な男だよ。お前があのゴミ屑と違って本当の息子なら、アイツもさぞ胸を張って誇らしかっただろうにな」

 

「……やはり、あの街の実験は貴様が主導していたか」

 

 

 

 カンピオーネの実験は企業でも規模が大きすぎる。国家間、幾つかの国が合同で実験でもしなければ帳尻の合わないプロジェクトのようなものだ。それをイグニッション・プランにも提出されず、IS委員会も関与していないというのは有り得ない事だろう。

 

 レオンを中心に陸戦部隊のメンバーは亡国機業を介さずに独自の捜査を各々が続け、この数日で実験に関与していた企業や政治家を突き止め、今も尚、情報を収集している。

 

 

 

「勘違いすんな。オーガコアを運んで好きにやらせたが、オーガコアそのものが自我を持って成長しようとするケースなんて滅多に無いレアなケースなんだ。アタシは材料だけを放り込んで周りの庭を整えてやっただけだ」

 

「その結果が街の住人を殺し、罪もない命を消費する化物の成長か。人間を生み出そうとする傲慢さは変わらないな」

 

「あのゴミが人間? ひゃはっ、お前も真に受けすぎた。アレは自分が人間の上位種になったと勘違いしているようだが、そんな大したもんじゃない。アレのベースは『カビ』さ。何人にも寄生して粘着したから知識を引き継げたんだろうが、それでも寿命はどうしようもなかった。アレは元々短命でな? あれ以上成長したくても消費する分が増大してばっかりで、あれ以上の成長は望めないのさ」

 

「生み出した責任は己にはないと?」

 

「思い上がんな野良犬。それに英雄になろうとするガラクタをアタシが放置すると思うか? そんな計画をした政治家連中は全員の首をすげ替えて脳味噌に直接激痛を与えてやっている最中だよ」

 

「魔女の狂信者を己で処罰するなど子供が部屋の片付けをするようなものだろうに」

 

「よく解っているじゃないか。だからアタシはカンピオーネを世間には晒さなかった」

 

 

 

 メディアにとって己以外はどうでもいい。自分の研究にとって有益か不利益か。先代の英雄アレキサンドラ・リキュールへの偏愛が無ければ世界の全てがどうでもいい生粋の狂人であり、至高の天才の一人と呼べる。そんな彼女が自室を出てまでレオンの元へ出向き、自らの実験の証拠を隠滅しながらも事後処理の全てを行った陸戦部隊への要求だろう。

 

 その内容を理解しながらも彼女に続きを促し、無駄なやり取りを嫌うメディアは取り繕うことなく求めた。

 

 

 

「要求って程じゃ無い。あの『秋水』トーラの部隊に配属させる。なぁに、暫くは風当たりが強いかもしれんがアタシからの推薦と知れば周りも直ぐに黙るだろうよ。なんならトーラの副官として置いてやる。アイツもお気に入りみたいだからな、喜ぶだろうよ」

 

 

 

 たまには親らしく与えてやらねぇとな。心にも無い台詞で笑う。

 

 事後報告のように決定事項だと言い張り、秋水の居場所を扱うメディア。彼女からの要求ならば彼の血液や兵装の解析に回されるかと思っていたレオンだったが、彼女は返事をしなかったレオンの態度に面倒くさそうに舌打ちを返して嘲るように口端を歪めた。

 

 

 

「理解していないのか? お前のトコロじゃ持て余す。リリィには勿体無い兵器だと教えてやっているんだよ。それともお前らはその為に育てているのか? アイツを見殺しにした自分達と同じ間違いを犯さない為に、今度こそ殺せる武器を自分達で用意したってか?」

 

 

 

 十年前に彼女を見殺しにしたように、今度はリリィも見捨てるのかと。そのような間違いを繰り返さない為に、今度は必ず殺せる刃を自ら鍛えて己の罪悪感への慰めにするのかと。

 

 既にメディア・クラーケンにとって陸戦部隊は仲間ではなく、最愛の英雄を殺した世界の屑共と同罪の罪人でしかない。故に彼女は彼らが秋水を引き取ると聞いた時、今度こそ自分達の手で英雄を殺す為だという手段なのだと理解した。

 

 リリィを隊長として担ぎ上げた事すら己の罪の意識を薄れさせる為の生贄なのだと理解した。

 

 彼らは過去から亡国機業から動くことも出来ず、過去の栄光に縋るのではなく罪悪感から償いの場と贖罪の機会を伺っているだけの負け犬にしか過ぎないのだと。

 

 

 

 そう思っていた。

 

 

 

「心配ご無用。アイツは俺達と違い弱くはありません」

 

 

 

 迷いなく言い切るその瞳を見るまでは。

 

 十年前、まだ先代のアレキサンドラ・リキュールがいた頃と変わらぬ光にも似た「何か」を瞳に宿し、未だに輝き続ける奴らの信念にも似た炎がメディアを射抜く。

 

 コイツは、陸戦部隊の連中は誰もがセイバー・リリィを信じ、そして自分達の意思をあの刀が引き継いでくれるとおめでたい思考で信じている。

 

 

 

「その甘さが武器を錆びつかせる事を理解しないからテメェは死ぬのさ、レオン」

 

 

 

 信奉者の末路など何度も見てきた筈だ。故に彼女はまた一つの別れをもって過去を切り捨て、街の雑踏へと消えていくかつての仲間の背中越しにそう呟く。

 

 

 

 魔女の端末に映像が映され、一つのデータが表示された。

 

 

 

 識別『LEGION(レギオン)』と。

 

 




この度は外伝にお付き合い頂きありがとうございました。
太陽の翼本編とは異なるキャラクターとストーリーを、少しでも読者の皆様に楽しめていただけたら幸いです。

今回の外伝は原作の3巻辺り、太陽の本編では主人公の二人が男性教諭と一つの部屋で寝泊まりをして、絆を深めていた時期となります。

今回は外伝主人公として、自身の製作したオリジナルキャラクターの朽葉秋水をメインとしてストーリーに関わらせて頂ける機会を与えてくれた作者のフゥ太さんに改めて感謝を。
元々私もISで二次創作を書いていた時期がありましたが、色々と理由をつけて削除した経験があります。ですので、こうした機会で改めて登場させ、自分の意思で動かせることは少し嬉しくもあり、好きなものを書ける楽しさを思い出させてくれる経験でした。
元々あっさりと10万字を越える文量とストーリーの重さで後半が続かなくなっていたので、思いきってバッサリとストーリーをカット。本編で作者様に説明の大部分を任せ、自分は朽葉秋水の簡単な説明をしようと作り上げたのが今回の外伝です。

パワードスーツの登場する作品の中で生身のスペックがおかしいキャラクターという、ちょっとずれた人物。
能力系の作品は星の数ほどあれど、それでもこの原作に出すには能力の性能がおかしくない?というのは、普段から生みの親である私も疑問に思ってはいます。ですが、これから先も続く太陽の翼という作品の中で、秋水がどんな風に関わってくれるのか私も楽しみです。

外伝を読んでくれた読者の皆様へ感謝を。そして自分の作品を投稿させてくれた、本編の作者様へ重ねて感謝を。
お付き合いありがとうございました。

PS
外伝で犠牲となった少女は夢の中で姉妹達と出会えました。そして少女の一人は今でも彼を待っています。
少し先の未来、本当に必要な戦いの中で彼の力になる為に。
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