わかば*ガール Peace(完結)   作:naofree

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ある喫茶店に入った智流と光明。

萌子「いら!」

真魚「しゃい!」

若葉「ませー!」

メイド服を着た3人が2人をお出迎え。

光明「うっひょー!天使ちゃん達の住処発見!」

智流「ヤッホー皆、やってるな。あれ?直は何処だ?」

キョロキョロ見渡す智流。すると裏から震えながら怯える直の姿を発見した。

直「っく・・・どうして・・・こんな事に・・・・」

真魚「ヒュー!柴さん超萌えるー!」

直「黙れー!」

OP「初めてガールズ」
  歌・Ray


14話「温泉つかりたい」

何故、若葉達が喫茶店で働いてるその理由は、数日前の事だった。2年生になった6人はある日学校でこんな話をしていた。

 

萌子「ねぇねぇ!今年のゴールデンウイークは何処か遊びに行かない?」

 

真魚「良いっすねー。」

 

直「私は温泉で日頃の疲れを癒したいなー。泊まりで。」

 

若葉「お友達とお泊まり!」

 

目をキラキラさせる若葉。

 

智流「だがそれだと費用が掛かるだろ?」

 

若葉「心配ご無用ですわ!それならば、旅行代は私が全額負担しますわ!」

 

光明「それはダメ!自分で責任背負うなー!」

 

直「まぁ、泊まりで旅行は高校生にはキツイよなー。・・・温泉の素で我慢するか・・・」

 

萌子「何でそんなに若者らしさゼロなの!?お金が無ければ働けば良いじゃない!」

 

直「何故そこまで!?」

 

真魚「それってつまり皆でバイトしようって事っすか?」

 

萌子「うん。バイトってちょっと憧れだったし、ファミレスの可愛い制服とか。」

 

直「いやバイトなんて・・・」

 

真魚「良いっすねー!」

 

直「ええー!?」

 

若葉「ギャル店員って奴ですねー!」

 

光明「それじゃあここで公平に多数決で決めるぜ!賛成の人手を上げろー!」

 

そう言った途端、真魚、若葉、萌子が手を上げた。

 

直「何処が公平だよ!?デキレース!」

 

智流(もう直はその後憂鬱になる事間違い無しになりそう。)

 

これが切っ掛けであった。そして現在。

 

直「接客って・・・苦手・・・」

 

萌子「似合ってるよ?柴さん。」

 

若葉は自分の姿を見ようと手鏡を出した。

 

真魚「それにしても若葉ちゃんは、良く親が認めてくれたっすねー。」

 

若葉「寧ろ喜んでくれましたわ!このアルバイト先も、お姉様が選んで下さいましたし!」

 

光明「そうなのか?」

 

萌子「どう言う繋がりなんだろう?」

 

するとヒールの音が響いた。そこに1人のメガネを掛けた女性が若葉達のところに来た。

 

???「どうも、店長、ですわ。」

 

その女性は店長と名乗った。しかし正体は、若葉の姉である柚葉だった。

 

真魚「あれ?この人確か・・・」

 

萌子「若葉ちゃんのお姉さんだよね?」

 

流石に若葉も気付くだろうと思ったが。

 

若葉「宜しくお願いしますわ。」

 

正体が姉だと若葉は気付いてない。

 

直「気付いてない!?」

 

萌子「そう言えば面接してくれた人、代理だって言ってたような・・・」

 

直「!?見ろ!!」

 

すると壁に飾られてる額縁を見ると、若葉の絵が飾られていた。

 

光明「もしかしてこの店、この日の為に用意したのか!?」

 

智流「完全にやらせだろ!?」

 

柚葉「いいえ、ここは私が趣味でやってる喫茶店ですわ。母も若葉の初めてのアルバイトを見守りに来ています。」

 

テーブルを拭き掃除する若葉。その後ろから気づかれないように母の乙葉がビデオカメラで撮影していた。

 

直「バイトって言えるのかそれ?」

 

智流「っつか乙葉さん、撮影しちゃって良いんですか?」

 

柚葉「若葉さん!それではまず、接客マニュアルから!」

 

若葉「私出来ますわ!」

 

柚葉「ではそちらのお客様を接客して下さい。」

 

智流「俺ですか!?」

 

接客の模擬として智流が若葉の前に立つ。

 

若葉「おかえりなさいませご主人様。ご飯にします?オムライスにします?」

 

柚葉・乙葉「おおお!」

 

智流「グハッ!!」

 

若葉の接客で興奮する姉と母と心を撃たれた智流。

 

柚葉「ッ!ゴホン!うちはメイド喫茶ではありませんが、満点ですわ!」

 

若葉「ありがとうございます!」

 

直「激甘!!」

 

真魚「智流君大丈夫っすか?」

 

智流「あんな事言われた奴は完全に撃たれるな・・・」

 

光明「羨まし過ぎるぜ智流!今度俺も若葉の接客言われたい!」

 

智流「何言ってんだ?じゃあ俺達皆の近くの席に座っとくから。」

 

萌子「うん。」

 

智流と光明は若葉達の近くの席に座る。すると店のドアが開き、3人のお客様が来店。

 

柚葉「早速お客様が来ましたわ。」

 

萌子「え!?いきなり!?」

 

柚葉「習うより慣れろですわ。さ!」

 

直「本気か!?」

 

真魚「意外と適当っす!」

 

若葉「お水持って行きますわ。」

 

カートに置かれた水を持って行こうとするが、1歩あるいただけでコップが溢れた。

 

若葉「あら?」

 

智流「1歩あるいただけでコップが溢れるのか?若葉無理するなよ?」

 

若葉「挫けませんわ!」

 

2歩目を歩くが、また溢れた。

 

若葉「あら?」

 

3歩目を歩くが、またまた溢れた。

 

直「少しは挫けろ!」

 

そして萌子は厨房に来た。

 

萌子「うわー!ここで料理を作るんだー!」

 

バイトリーダー「じゃあパフェ作ってみるわよ。」

 

萌子「はい!宜しくお願いします!」

 

バイトリーダーが萌子をパフェの作り方を教える。

 

バイトリーダー「まず最初に、このシロップを入れて、その後にーーー」

 

すると萌子は人間とは思えないスピードを発揮した。そして僅か数秒でパフェが完成した。

 

萌子「出来ました!」

 

バイトリーダー「早っ!」

 

これには流石にバイトリーダーもびっくり。

 

そして店の中では、真魚がオムライスを先ほどのお客様に差し出した。

 

真魚「お待たせしましたー!オムライスっすー!ケチャップで文字を書くサービス中っすー!いかがっすかー?」

 

女性客A「へぇー面白そう!」

 

女性客B「お願いしても良い?」

 

真魚「お任せっすー!」

 

そしてケチャップを起用に操り、オムライスに文字を書く。

 

萌子「まおちゃん上手ー。」

 

そして出来上がったのは、萌子の文字とその下に描かれた猫の絵だった。

 

萌子「ちょっと待って!?何で私の名前書くの!?」

 

真魚「いや、声がしたからついうっかり・・・」

 

当の直は、まだガクガク怯えていた。

 

直「っく・・・思わぬ特技を見せ付けやがって・・・!仲間だと思っていたのに・・・!」

 

真魚「何なんすか?」

 

萌子「柴さんも隠れてないで接客しないとー。」

 

無理矢理直を引っ張る萌子。

 

直「っしょうがない・・・!なら!」

 

そして直の接客心が目覚めた。

 

直「バイト初日の僕だけど、美味しくなるよう魔法をかけちゃうー!」

 

魔法少女になりきって接客したが、お客様の反応は無し。そして直は自暴自棄になってしまった。

 

萌子「柴さん、何もそこまだやらなくても・・・」

 

真魚「オタクの血が騒いだんすよ・・・」

 

そんな3人を、ペペロンチーノを食べてる智流とハンバーグを食べてる光明は見ていた。

 

光明「なんか自由度が舞い上がってるな。」

 

智流「直が憂鬱になってきたな。あ!なあ光明、前から聞きたかったんだが。」

 

光明「何だ智流?」

 

智流「何でお前、俺と同じく白詰女子高校に入学されたんだ?前から知りたかったんだが。」

 

光明「ああー!理由は簡単だ!実は校長は俺の父さんの妹だったのさ!」

 

智流「妹!?お前の親父の妹が校長!?」

 

光明「そうだ!お前が入学決定したその直後に父さんが、お前も智流君と一緒に入学しないか?って言われて即決定したのさ。」

 

智流「マジかよお前・・・案外お前もラッキーだよな?」

 

光明「いや!俺のラッキーが目覚めるのはまだまだこれからだ!」

 

智流「また失敗しても知らねえぞ?」

 

そして時間が過ぎて、夕方前になった。若葉はやっと水を運べるようになった。

 

若葉(やっとコップを落とさずに運べるようになってきましたわ!)

 

すると来店のベルが鳴った。

 

若葉「おかえりなさいませ!」

 

来店してきたのは、1人のギャル女子高生だった。

 

若葉(ギャル女子高生ですわ!)

 

萌子が女子高生を接客する。

 

萌子「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」

 

女子高生「じゃあ、パンケーキとレモンティーを。」

 

若葉「私も同じ物で。」

 

ギャルの前に若葉が座ってた。

 

萌子「若葉ちゃん!!」

 

その後レジでお会計する。

 

直「1300円になります。」

 

女子高生「はい。じゃあこれで。」

 

女子高生がお金を払う。

 

直「ありがとうございます。」

 

すると女子高生が若葉に顔を向けた。

 

女子高生「美味しかったー。ありがとう!」

 

すると若葉が更に興奮した

 

若葉(ギャルに喜んでいただけましたわー!私幸せです!)

 

すると懐から大金が入った封筒を取り出して、女子高生に渡そうとする。

 

若葉「これ、ほんの気持ちですわ・・・」

 

女子高生「え!?」

 

直「お前が払ってどうする!?」

 

そして夕方になり、店は閉店し、バイトの初日が終了した。

 

柚葉「お疲れ様ー。」

 

初日のバイトに若葉以外クタクタになる。

 

萌子「はぁー・・・疲れた・・・」

 

直「温泉つかりたい・・・」

 

そこに智流と光明が来た。

 

光明「皆お疲れさん。初めてにしちゃあ中々だねー。」

 

智流「どうだ若葉?流石に疲れただろ?まあ俺達は見てただけだけど。」

 

若葉「私はまだまだ働けますわ!もっと!私にもっと仕事をー!」

 

萌子「若葉ちゃん足に来てる!」

 

智流「その言葉は一流だが、行動はまだまだだな。」

 

そこに柚葉が初日のバイト代の4人分を持って来た。

 

柚葉「それでは皆さん、今日1日のお給料を。」

 

だが給料は半端じゃなかった。封筒の中にパンパンに大量の札束が入ってた。

 

萌子「ひー!?札束!?」

 

直「厚みがバイト代のそれじゃない・・・!」

 

真魚「流石にこれは・・・」

 

札束を受け入れず、柚葉に返却した。

 

柚葉「あらまぁ、皆さん遠慮深いですわねー。」

 

智流「そりゃそうでしょ?こんな大金だったら受け入れませんよ柚葉さん。」

 

若葉「初めてのアルバイトに、初めてのお給料、しかもこんなに!働くって素晴らしいですわねー!」

 

萌子「違ーう!」

 

その後の小橋家。

 

若葉「それで、そのお客様が美味しいって言って下さって、私、感動で言葉もありませんでしたわ!」

 

柚葉「そう!」

 

智流(ここに店長様がおるんだが・・・)

 

すると乙葉は落ち込んでいた。

 

乙葉(はぁ、若葉が働く姿を、もっと近くで見たい・・・隠れて、こっそり見ているなんてもう嫌!こうなったら・・・!)

 

左腕を強く握る。その行動を智流は見ていた。

 

智流(乙葉さん、何か企んでるのか?)

 

後日、智流以外の5人が驚いた。柚葉の隣に、メイド服を来た乙葉がいる事を。

 

柚葉「新人ですわ。」

 

乙葉「宜しくお願いしますわね。」

 

4人「お母さんまで!?」

 

若葉「宜しくお願いしますわ!」

 

直「気付いてない・・・」

 

光明「正体を知らない若葉ちゃん・・・何か天然で可愛い!」

 

智流「はぁ・・・ダメだこりゃ。」

 

そうしてその後楽しく高校生活を送る6人であった。

 

「END」




     CAST

  朝香智流:八代拓

  古橋光明:村田太志

  小橋若葉:小澤亜李
  時田萌子:井澤美香子
  黒川真魚:M・A・O
   真柴直:村川梨衣

  小橋柚葉:木村珠莉
  小橋乙葉:浅倉杏美
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