真魚「おっはよーっす。ん?」
直「モエ、これ昨日言ってたゲーム。」
カバンから黒い袋を取り出す直。
萌子「私も持って来たよー。」
真魚「なんすかなんすか?まおも交ぜてくだせー!」
萌子「あ、真魚ちゃんおはよう。」
直「新しいゲームソフト買ったからモエに貸そうと思って。」
萌子「え!?ゲームソフト!?」
直「え?」
萌子「私、トランプ持って来ちゃった!」
真魚・直「アナログ!?」
カバンからトランプを取り出した萌子。
その後、若葉と智流と光明が登校して来た。
若葉「ごきげんよう。」
智流「おはようさん。」
光明「おっはよー!ん?」
直「普通ゲーム交換って言ったらテレビゲームだろー?」
萌子「私、そんなハイテク機器持ってないよ、携帯電話も高校で初めて買ってもらえたし。」
若葉「わ、私、持ってますよゲームソフト。」
萌子「へぇー、若葉ちゃんもゲームするの?」
真魚「ちょっと意外っすねー。」
直「どんなジャンル?RPG?音ゲー?」
若葉「昨日買ったばかりなんですけど。」
カバンから取り出したゲームソフトは。
若葉「ギャルの為のゲームですわ!」
直「ギャルゲーじゃねえか!」
智流「こっそり持って来たかこの子。」
ギャルゲーであった。
萌子「何処で買ったの?」
若葉「実は昨日学校帰りに。」
回想・智流と学校帰りしている途中。
男子生徒A「何買うんだ?」
男子生徒B「ギャルゲー。」
若葉(ギャル!?)
男子生徒の会話を聞いた若葉がすぐさまゲームショップへ行き、そのギャルゲーを買ったのだった。その時の若葉の姿は、マスクとサングラスを掛けていた。この時同行してた智流は呆れていた。
回想終了。
若葉「それで私、こっそり後を付けて、同じ物を購入したのです!」
直「何故そうした!?」
若葉「ギャルと聞いたので。」
直「そのギャルとは違うんだよ!」
真魚「何時もその格好でお店入るんすか?」
若葉「そうですわ!私にとって敷居の高いお店だし、恥ずかしくて。」
光明・萌子(そっちの格好の方が恥ずかしい気がする!)
心からそうツッコむ光明と萌子。
智流「そう言えば他にも本屋のティーン誌売り場とか、コンビニとかドキドキしながら入ってたな。」
萌子「大変だねー。」
若葉「はい、フランス料理店とかは全然平気なんですけどー。」
光明「桁が違い過ぎるなおい!」
直「それより、ギャルゲーの誤解を解くのが先だろ?ギャルゲーと言うのは。」
若葉の耳元に誤解を解かす直。すると若葉がショックした。
若葉「ええ!?殿方がするゲームなのですか!?」
直「まあ女の子でもプレイする人もいるけどな。」
若葉「そんな、不覚ですわ・・・」
真魚「それどうするんすか?」
若葉「そうですね、でもこの女の子も女子高生ですし、何か学べる事があるかも。」
直「それだったら女の子向けのゲームもあるんだからそっちやれば?」
若葉「そうなのですか!?」
直「乙女ゲーなんかはそうだぞー?イケメンよりどりみどり!好みの相手を堕とせるんだよー。」
若葉「乙女ゲー。」
直「ちょっとレベルが上がると、女が出て来ないゲームもあるけど、若葉には早すぎるから、まずは初心者向けの奴を選んであげるよ。」
若葉「はい、ありがとうございます!」
その後ゲームをペラペラ語る直。
真魚「こいつ、腐ってやがる・・・!」
智流「頭の中マニアック過ぎてるかもな・・・」
ドン引きする真魚と智流と理解が掴めない萌子。
真魚「っ!じゃあこの間言ってた彼氏が出来そうって言ってた話はまさか?」
直「あはははは!あれか?彼奴はダメだった!・・・選択を誤ったな・・・」
さっきの話で堕ちてしまった直。
間魚「柴さん戻って来てー!!」
智流「強制選択!連れ戻す!!」
なんとか直を引き止める事に成功した。
萌子「柴さんって凄いテレビゲームが好きなんだねー。」
若葉「もしかして、柴さんはオタクという人種なのですか?」
直「オタク言うな!」
若葉「オタク、オタクですか?くふ、くふふふふ・・・・あーっははははーオタク、オタクですかー?」
直「爆笑!?」
オタクと言う言葉にツボった若葉。3分後もまだ笑ってる。
光明「なんか若葉ちゃんが切なくなって来た・・・」
智流「ほっとけ。」
その後やっと落ち着いた。
若葉「ふぅー、やっと落ち着きました。」
直「いつまで笑ってるんだ?」
萌子「こんなゲームもあるんだねー。全然知らなかったよー。」
直「ゲーム機持ってない方が珍しいよ。」
真魚「普段何して遊ぶんすか?」
萌子「な、何って急に言われても・・・そうだな・・・あ!ゴム跳びとかー!」
ゴム跳びの発言に微笑んだ4人。
真魚・直「モエたん・・・」
智流「可愛いなおい。」
光明「なんかぴょんぴょんしそう〜。」
萌子「私何か変なこと言った!?」
智流「いや言ってないぞ?」
真魚「若葉ちゃんは何して遊ぶんすか?」
若葉「私ですか?」
萌子「興味あるー!若葉ちゃん家ってお金持ちなんでしょ?もしかして、家にはメイドさんや執事さんがいたりする?」
若葉「お手伝いさんならいますよ?」
萌子「凄〜い!じゃあじゃあ、若葉ちゃん家はもしかして馬車がいっぱい?」
若葉「乗ったことはありますが。」
萌子「似合いそうだよねー!かぼちゃの馬車とか!」
直「かぼちゃの馬車・・・」
真魚「メルヘンっす・・・」
智流「萌子、だんだん可愛くなってきたな。」
萌子「私何か変なこと言った!?」
光明「いや言ってないよ?」
若葉「では、まおちゃんは何して遊んでいるのですか?」
真魚「う〜ん、まおはあんまりゲームはやらないかな〜?ヘアアクセなら集めてるっすけど。」
若葉「ヘアアクセ?」
萌子「若葉ちゃんも可愛いのしてるよね?」
若葉「ん?これですか?」
髪飾りを外す若葉。
若葉「これは、亡くなった祖母の形見ですわ。私も結婚して子供が出来たら、これを託して後世に残していきたいと思っていますわ。」
直「お、重い・・・」
真魚「か、髪飾りがまさかこんな・・・」
光明「こんなシリアスだったとは・・・」
若葉「おばーちゃーん!」
真魚「そう言えば、智流君はいつも何してるんすか?」
智流「俺か?まあ運動とか、後お手伝いとかしてるな。まあ後ゲームやネットとか。」
若葉「智流君のお陰で助かってますわ。細かいところとかやってくれてますわ。」
萌子「じゃあ光明君は?」
光明「俺は普通にゲームかテレビだな。お笑いなどを観てるしな。」
夕方になり下校。
萌子「でも、趣味とか好みとかって、色々あるもんなんだねー。」
直「そうだなー。」
真魚「特にモエちゃんの趣味がよく分かった気がするっす。」
萌子「え!?私何か言ったっけ?」
直「そうだ!モエに貸す為に持って来たゲーム、若葉に貸そうか?」
若葉「良いんですか!?」
直「でもちょっとレベル高いかも。」
若葉「大丈夫です!頑張ります!」
直「う〜ん、まっ、これも社会勉強か。はい。」
若葉「ありがとうございます!」
ゲームを若葉に貸す。
若葉「はぁ〜、大人って感じですわ〜!あ!では、代わりにこれ、お貸ししましょうか?」
直「いや、いらない。」
若葉「では智流君!お貸ししましょうか?」
智流「ごめん、俺ギャルゲー興味ない。」
そしていつもの分かれ道前に到着した。
直「じゃあここで。」
真魚「また明日っすー。」
光明「じゃあな。」
萌子「ねえ、もし良かったらなんだけど、今度のお休みの日、皆で遊ばない?」
直「お!良いね!」
真魚「遊ぼう!遊ぶっすー!」
若葉(はっ!!お休みの日に皆で遊ぶ・・・遊ぶ・・・遊ぶ・・・!)
その場に気絶するかのように倒れこむ若葉。
真魚「若葉ちゃんが倒れた!?」
すぐに起き上がり萌子の両手を掴む。
若葉「ありがとうございます!これで死んでも悔いはありません!」
直「大袈裟なんだよお前は!」
帰宅した若葉と智流。若葉が直に貸してもらったゲームをプレイ開始する。
若葉「これが、ギャルが遊ぶゲーム!」
智流「何のゲームかちょい楽しみだな。」
柚葉「若葉さん智流さん一体何を?」
智流「あ!柚葉さんに乙葉さん、ただいま帰りました。」
若葉「学校のお友達がゲームを貸して下さったのですわ。」
乙葉「ゲーム?」
若葉「はい!私が興味ありそうなゲームだからと。」
乙葉「それは良かったねー。」
若葉「はい!」
柚葉「若葉さんが興味ありそうなゲームってどんな。」
すると画面が点いた。点いた途端に若葉と柚葉と乙葉が驚愕してしまった。智流はドン引きしてた。
智流(マジかよ・・・これって・・・直の奴まさか・・・)
翌日、智流が直にゲームを返しに行った。
智流「直、昨日のゲーム返すわ。」
直「え?若葉もうクリアしたの?」
智流「いや、どうやら若葉にはハードルが高い奴だった。若葉が昨日の夜『ギャルへの道のりは遠いー!』って言ってたしな。それにまさかお前の好みのゲームがあれだったとはな。」
直「うんまあギャルって言うか、BLだからな。」
若葉に貸したゲームのジャンルはBLだった。
智流(この腐女子!)
「END」
CAST
朝香智流:八代拓
古橋光明:村田太志
小橋若葉:小澤亜李
時田萌子:井澤美香子
黒川真魚:M・A・O
真柴直:村川梨衣
小橋柚葉:木村珠莉
小橋乙葉:浅倉杏美
男子生徒A:柳田淳一
男子生徒B:古川慎