萌子「10時に待ち合わせっとー。」
光明「おーい萌子ちゃーん!」
萌子「あ!光明君おはよー。」
光明「おっはようさん!10時まで時間があるな。」
そして10時丁度。直が時間通りに来た。
直「おはよー。」
萌子「時間ぴったりだねー。」
直「うん。」
その後10分経過、25分経過、35分経過、10時45分でやっと真魚が来た。
真魚「ごめんごめーん!待ったっすかー?」
直「言い訳を聞こうか?」
真魚「えーっと、じゃあそこの道で牛の大渋滞が。」
直「じゃあって何だじゃあって!!」
光明「牛の大渋滞なら大惨事勃発だな。」
萌子「まおちゃんの近くはなんとなく分かるけど、若葉ちゃんと智流君遅いね。」
真魚「あれ!?萌子さん!?」
光明「萌子ちゃん見事なスルースキル。」
直「電話は?」
萌子「聞いたんだけど。」
ポケットから若葉の電話番号のメモを取り出す。
直「家電の番号だな。」
萌子「でも携帯持ってるって言ってたよ?」
その頃若葉と智流は違うベンチに座っていた。若葉の手には何故か家電の子機があった。
若葉「あら?電波悪いですわ・・・」
智流「それ子機じゃねえか。若葉の携帯代わりか?」
4人は2人を捜索。
真魚「若葉ちゃ〜ん!智流く〜ん!」
直「日にち間違えたんじゃないのか?」
萌子「あれだけ楽しみにしてたんだよ?間違えるわけ無いよ。」
すると子機の音と智流の声が聞こえてきた。
智流「若葉もういいから、俺が電話するから待ってろ。」
ベンチに座ってる若葉とバッグからスマホを取り出す智流の姿があった。
光明「おいいたぞ!!」
真魚「若葉ちゃ〜ん!智流く〜ん!」
若葉「!?」
智流「おお皆!丁度電話に出ようとしたところだった。」
光明「やっと見つけたぜ。」
萌子「南側じゃなくて北側だよ?」
直「って何で家電の子機持ってる?」
真魚「まさか携帯ってそれっすか?」
若葉「夢じゃない・・・」
直「どうしたの?」
萌子「若葉ちゃん?」
若葉「皆との・・・約束・・・夢じゃなかった・・・うわああああん!」
涙を流しながら皆に飛び込む若葉。
若葉を落ち着かせる為頭を優しく撫でる。
直「っま、こんな事だろうと思ったけど。智流はなんで最初から電話しなかったんだ?」
智流「若葉に止められてな、よっぽど携帯を使いたかったんだろうな。まあ子機なんだけどな。」
真魚「とにかく全員集まってよかったっす。」
萌子「それで、今日は何処に行こうかー?」
直「う〜ん何処がいいかな?」
若葉「アイスクリーム屋さんとか!」
光明「それこの前行ったばかりだぞ?」
若葉「ではフランスに!」
智流「行けるか!旅費が高い!」
真魚「じゃあじゃあ!全員でモエちゃん家に行くのはどうっすか?」
直「あ!それ良いな!」
若葉「私も興味があります!」
光明「俺も俺も!」
萌子「ええ!?待って!なんでそんな話になるの!?」
真魚「これはつまりアレっすね。」
直・真魚「サプライズ訪問!!」
智流「急に言われても萌子が困るぞ!」
結局萌子の家に訪れた。
真魚・直「お邪魔しまーす!」
直「これがモエの家かぁ。」
真魚「もっとメルヘンかと思ってたけど普通っすねー。」
萌子「・・・・・」
智流「元気だせよ萌子。」
若葉「お、お邪魔してもよろしいでしょうか!?」
萌子「あ!どうぞ。親も出かけてるみたいだし、遠慮しないで。」
スリッパを置く。
若葉「で、では・・・」
スリッパにそぅっと何回近づけたり下げたりする。
萌子「トラップとか無いから大丈夫だよ!」
萌子の部屋。
若葉「失礼しますわ。お友達のお宅に訪問するのなんて初めてですわ。分かってたら菓子折りでも用意しましたのに。」
智流「俺、女の子の部屋なんて2回目だからまた緊張してきた。」
萌子「おかまいなく。」
それに比べて真魚と直と光明は普段するかのように寛いでいた。
直「どうだ?モエん家の感想は。」
真魚「あははははは!!」
光明「女の子の部屋最っ高!」
萌子「3人とも来るの初めてだよね?」
若葉「そうですね、可愛らしいお家です。まるで妖精さんの家のような、はっ!!い、今のは決して狭いというわけでもなく!決して!!」
萌子「う、うん、じゃあ私はお茶淹れてくるね。」
光明・真魚・直「わーいっ!」
お茶淹れに行った萌子。すると若葉が何かを発見した。
若葉(あれは、私が恥ずかしくて買えずに毎月立ち読みしているティーン雑誌!よ、読みたい・・・!!こっそり読んで、元の場所に戻せば・・・!!)
ティーン雑誌に手を伸ばす若葉。すると萌子が部屋に入って来た為手を止めた。
若葉「あわわわわ!!ご、ごめんなさ〜い!!」
すぐに元の場所に置いた。
萌子「もぅ、読んで良いよ?」
若葉「ほ、本当ですか?ありがとうございます!!」
早速ティーン雑誌を読む若葉。テーブルにお茶とお菓子を置く萌子。
萌子「はい、お茶どうぞ。」
智流「おお、ありがとう。ん?」
既に智流と萌子意外本に夢中になっていた。
智流(こんなんだったら別に萌子の家じゃなくてもまんが喫茶でも良いんじゃねえのか?)
すると若葉が読んでるページに目を付けた萌子。
萌子「お菓子?そうだ!皆でお菓子作りしない?」
智流「良いね!お菓子作るの久し振りだよー!」
直「お菓子?」
真魚「面倒くさい。」
萌子「せっかくのお休みなのに〜!」
真魚「せっかくのお休みなのに〜。」
光明「この差!」
萌子「若葉ちゃんは?」
本を閉じてガッツポーズする。
直「お嬢様はやる気みたいだぞ。」
真魚「まおも食べるのが好きだし良いっすよ。」
萌子「やったー!」
キッチンに調理器具と材料を準備した。
萌子「じゃあ作るのはチョコ味のカップケーキね。若葉ちゃん、包丁でチョコ刻んでくれる?」
若葉「はい。えーっと、これが包丁ですか。」
包丁を持った途端顔が変わる。
智流「若葉は卵を割ってくれるか?」
一瞬で智流に没収だれた。
真魚「お菓子作りとか普段やらないから見ないと作れないっすよ。」
直「まずはバターをーー」
バターを取ろうとした瞬間、萌子が素早く取った。
真魚「砂糖をーーー」
砂糖を取ろうとした時、智流が素早く取って、ボールに入れる。
直「次に小麦粉をーーー」
小麦粉も萌子が素早く取った。萌子と智流は素早く調理する。カップにチョコケーキの生地を入れてオーブンに入れる。
真魚「そしてオーブンに・・・」
萌子「ふぅ・・・後は焼き上がるのを待つだけだねー。」
真魚「そうだね・・・」
智流「じゃあ片付けしてるから座ってまってろよ?」
若葉「私達、何もしてませんが。」
真魚「でもなんか楽しそうっすね。」
直「多分好きなんだろうな、皆を喜ばせるのが。」
真魚「それにしても智流君も作っちゃって、智流君ってあんな感じなんっすか?」
光明「彼奴昔から料理上手だからな。お菓子作りも例外ではない。」
そしてチョコカップケーキが焼き上がった。
若葉「出来ましたわ!」
真魚「早く食べよ!食べよ!」
カップケーキを食べる6人。
真魚「美味しいっすー!」
直「モエは料理上手だな!」
若葉「家でも作ってみたいので、レシピを教えて下さいませんか?」
萌子「良いよー。」
若葉「なんだかとても、ギャルっぽい!」
光明「ギャルと言うか、女の子っぽいな。俺男だけど。」
若葉「とにかく、嬉しいですわー!」
あっという間に夕方になった。
真魚「長居してごめんね。」
直「また明日。」
若葉「あ、あの〜、皆さんに遊んでいただいたお礼がしたいです。」
萌子「お礼?」
バッグから取り出したのは、現金が入った封筒4人分だった。
萌子「若葉ちゃん!?」
光明「おい!?」
若葉「ほんの少しですが。」
4人「そんな友達関係はいやーーー!!」
現金でお礼をしようとするが皆に止められた。
若葉「あれ?」
智流「前俺にもやっただろそれ?否定したけど。」
光明「流石に現金はダメだな・・・」
翌日・学校。
萌子「おはよー若葉ちゃん。」
若葉「ごきげんよう。昨日のお礼にいただいたレシピを参考に、ケーキを作ってみたんです。」
ケーキが入った袋を取り出す。
萌子「おー早速!」
真魚「見せて見せてー!」
直「どれどれ?」
若葉「ちょっとアレンジを加えて、焼き時間を長くしてカリカリにしてみました!」
袋を開けた時のケーキはカリカリに焦げていた。
萌子・真魚・直「真っ黒ー!」
光明「なあ智流、お前あのケーキ食ったのか?なんか真っ青だぞ?」
智流「昨日若葉が作ったケーキを試食してみたら、絶望的だった・・・」
光明「あぁ・・・ご愁傷様だな智流。お大事に。」
昨日若葉が作った焦げたケーキを食べさせられて絶望的だったと智流は語った。
「END」
CAST
朝香智流:八代拓
古橋光明:村田太志
小橋若葉:小澤亜李
時田萌子:井澤美香子
黒川真魚:M・A・O
真柴直:村川梨衣