実況パワフルプロ野球‎⁦‪-Once Again,Chase The Dream You Gave Up-   作:kyon99

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第47話 きっかけ一つで・・・・・・

 観客数がちらほらと雨が強く打ち続けるとともに、雲行きは更に怪しくなるに連れ埋まっていた観客席はドンドン空き始めた。

 しかし、そんな中でもスカウトと思える人物達は、傘を差したまま微動だにせず席についたまま試合を見つめていた。

 

 

「この様子だと、恐らく勝ち上がるのは球八高校かもしれませんね」

ㅤそう答えるのは、スカウトマンの端くれである及川だった。

 ポツポツと不揃いに音がするビニールの傘に当たる雨音に、嫌気が指したのだろうか、ややうんざりした表情を浮かべながら呟いた。

「・・・・・・いや。それは、まだ分からんよ」

ㅤしかし、及川のポツリと呟いた言葉を短く否定し、青色のニット帽から覗かせる瞳でマウンドに立つ矢中智紀を捉えながら、同じスカウトマンであり、及川の師匠である影山は少しの間を空けながら、続けて言葉を口にした。

「これは、ただの「野球」と言うスポーツでは無い。高校野球だ。何が起こるか分からんよ。きっかけが一つあるかないかで結果は、ガラリと百八十度、簡単に変わるものだ」

 

 及川は、影山の口にした言葉を聞き、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまうほど、その言葉に重みを感じた。

 この数年間の間。——何十、いや、何百とプロ、アマ問わず様々な試合を球場まで足を伸ばしてはその両の目でじっくりと観察し、幾多もの選手をプロの世界へと誘った実績を持つ程である男は、再び口を開いた。

 

「そう・・・・・・。高校野球と言うスポーツは、最後のスリーアウトを取るまで、誰一人として決して油断は出来んものだ」

 

 

 

————。

 

 

ㅤポツリ、またポツリと降り注ぐ雨の中。

 グラウンドに落ち続けた雨は、小さな水溜りを作った。

 落ちては波紋のように広がり、水面を跳ねり、泥濘るんだマウンドを雨は知らぬ顔をして濡らす。

 守備に着く球八高校。

 エースナンバーを背負った小柄である矢中は、セットポジションから視界を覆うように降り注ぐ中、必死に目を凝らし、滝本が提示するサインに小さく頷いた。

 

 

 

ㅤ——ツーアウトランナーはなし。

ㅤ——三番打者は、星くんだ。

 

ㅤ今日の試合の星は、この試合矢中から未だボールにバットが当たらず三打席連続三振を奪われている。

 チャンスには滅法強い星だけに、ランナーを背負っていない今の状況では矢中は全く星に対して恐怖心は抱かなかった。

 

「よっしゃァァァーー!!ㅤ来やがれッ!! チビ野郎ォ!!」

 

ㅤ——ビリビリッ!!

ㅤ得体の知れない何かが肌を身体を叩いた。

 それは、離れていても伝わる星の威嚇だった。

ㅤマウンドからバッターボックス。

 十八メートル離れているとは言え、星の負けん気がはっきりと伝わる程、溢れ出るメラメラと燃え滾る闘志が矢中の身体中の中へと広がった。

ㅤ緊迫した試合。

 球八高校が一点をリードしていて有利な状態ではあるとは言え、星を含む恋恋高校は誰一人として諦めていないどころか、むしろ楽しんでいるかのように気合い充分に感じた。

 

 

 負けない。

 と言う気持ちなら、それは球八高校だって、同じ気持ちだ・・・・・・。

 

 

 ——シュッ!

 

ㅤ初球は僅かにストライクゾーンから低めへのストレートが投じられるが、僅かに外れてボール球となった。

「・・・・・・」

 しかし、瀧本は球を捕球したと同時に何かを感じ取ったのだろうか。

 低めに構え、指定通りにミットに収まったボールをただただジッと見つめていた。

 

 今の智紀の球。

 気のせいか? 球が軽いと感じた・・・・・・。

 

 ここまで三桁を超える球を既に投げ込んでいる。

 確かに球数は早川あおいより多く投げているものの、まだスタミナには九回まで投げ抜ける余力がある。

 それに今のストレートもそうだが、変化球の勢いも衰えは見えて来てはいるものの、そう簡単には打たれないほど矢中の「打たせないぞ」と言う気力は充分にあった。

 しかし、滝本はどこか不安が纏う違和感を感じながらも、それが何かも分からないあやふやなまま矢中に向かって黙ったまま返球した。

 

 

 矢中智紀の百十球目。

 星に対して四打席目の二球目の事だった。

 

 投じられたストレートは、滝本が指定した胸元インコース高めには投げ込まれなかった。

 それは、バッターにとって絶好球。

 コースは甘いど真ん中。

(——ッ!? まずいッ!! 打たれたら長打コースだ)

 この瞬間、矢中と滝本には長打を浴びると言う不安が脳裏をよぎった。

 

 

 ——コツッ!!

 

 しかし、その予測とは裏腹に軽く当てただけの金属音が鳴る。

 ボールはコロコロ……とキャッチャーの前に優しく押し出されたかのよう転がった。

 そう。星はセーフティバントを試みたのだ。

 

「——チッ! 血迷ったか恋恋高校ッ!! ここでセーフティバントだとッ!?」

 キャッチャーマスクを放り投げてながら言葉を吐き捨てる滝本だったが、その前に長打を警戒していた為、裏をかいた星のセーフティーバントの打球の行方を思わず見失っていた。

「ゆ、雄二ッ! 目の前だッ!」

「——ッ!」

 咄嗟に矢中智紀が声を上げる。

 滝本が打球を見失ってる事に気付いて全力疾走でボールを拾おうとしていた。

「待て、智紀! 俺が——拾う!」

 雨を充分に含み泥濘んだグラウンドの土の上に転がるボールを泥ごと掴み上げて星を見る。

 意表を突かれて若干の焦りがあったがファーストに投げれば十分間に合う距離に星が居た。

 滝本は打球処理からの素早いモーションでファーストへとボールを投げ込んだ。

 心の中で、ホッと一息。

 この一瞬に一つの余裕が生まれてしまったのだ。

「——ッ!!」

 ザワっと。一瞬にして周りが騒然とした。

 滝本の放り投げたボールは星とファーストを守る田里の頭上を遥かに超え、転々とボールは転がり、フェンスに当たり、バッターランナーである星はそのまま一塁を蹴り上げて悠々と二塁まで足を進めた。

 ランナー二塁の場面で打順は四番打者の小波球太は、ゆっくりと目を開けた。

 

 

 

 

 

 

 そう、これは「高校野球」だ。

 きっかけ一つで流れは簡単に変わるスポーツなのだ。

 

 

 

「ストライクーッ! バッターアウト!」

 球審の甲高い声と共に、八回の裏、恋恋高校の攻撃は、二番打者である赤坂は矢中智紀の好投に手も足も出ずに三振に斬って取られる。

 そして、ネクストバッターで三番打者である星がゆっくりと腰を上げ、二、三度素振りをした後に「よっしゃッ!」と気合を入れてバッターボックスへと足を踏み出した。

 すると——。

 

「星! ちょっと待ってくれ!」

「あン? テメェ、小波! これからって時になんだァ?」

 

 そこに小波が駆け寄ってきたのだ。

 「全く、拍子抜けだぜ」と言わんばかりに呆れ、ポカンと開いた口で星はギロッと小波を睨みつけた。

「悪い悪い……打つ気満々な所悪いんだが、お前に一つ頼みがあってな」

「頼みだァ? テメェにしては珍しいじゃアねェか。何だよ」

「星。ここはお前に是非ともセーフティバントを決めて欲しいんだ」

「・・・・・・はァ? セ、セーフティバントだとォ?」

 その言葉を聞き、星は一瞬にして顔が頓狂な声を上げた。

「ここは俺に任せてくれないか?」

「任せてくれって……秘策でもあンのか?」

「ああ、とっておきの秘策がある。だから、頼む! 星!」

「テメェな……って、セーフティーバントをマジでやンのか?」

「頼む。お前が塁に出れば俺たちの勝ちに繋げられる」

「あのな・・・・・・テメェのその自信は一体、どっから出てくンだァ?」

 星は謎に思った。

 小波から出てくるこの自信は、負けているからこそ打とうとしている勝ちを掴むための一か八かの賭けでは無く、ここでやるからこそ意味があり、そして結果を得れると言うのをまるで見越しているかの様に思えたからだ。

 

「あーハイハイハイ! ッたく、分かった! キャプテンの頼みじゃ仕方ねェよな。まァ……正直に言えば、あのチビからアンダースローのファール・バイ・アップ(フォークボール)"なんて打てる気が全くねェからな。で? 本当にセーフティで良いンだな?」

「ああ、頼む!」

「チッ! 折角、打つ気満々だったって言うのによォ!」

「悪いな、星」

「慣れてねェセーフティだ。一つ先に言っておくが・・・・・・失敗しても文句は一切受けたくはねェからなッ!!」

「俺としては成功を祈りたいところだけどな」

「へっ、吐かせ」

 

 

 

 

 

 これが打席に入る前の小波とのやりとりだった。

 結果、セーフティバントは滝本の送球エラーを誘い、星はセカンドまで進む事が出来、作戦は成功した。

 そして、八回裏この試合初めてチャンスの場面で小波が打席に入るのを二塁ランナーの星はジッと見つめていた。

 

(頼むぜェ・・・・・・小波。テメェ信じて慣れねェセーフティを決めてやったンだからなァ。このチャンス、絶対モノにしねェとタダじゃアおかねェからな!)

 

『四番、ファースト、小波くん』

 ウグイス嬢によるコールが場内に響き渡ると同時に、更に雨足が強まった。

 マウンドに立つ矢中、マスクを被る滝本はバッターボックスに立つ小波を見て、ピリッと肌で感じる威圧感に思わずたらりと、一つの冷や汗が伝った。

 今までの打席では、ある程度の小波の威圧感を感じていた二人だったが、ここに来てこれまでとは次元の違う様な圧倒的な"集中力"だった。

 思わずゴクリと、唾を飲んだ滝本は、チラッとマスク越しに目線を小波に向ける。

 

(小波球太。この集中力は一体何だ……? やはり、コイツは只者じゃないな・・・・・・)

 

 

(しかし、智紀の"フォール・バイ・アップ"に俺を含め、未だバットに掠めた奴など居ない)

 

(智紀のスタミナが消耗しているとはいえ、それでもまだキレは衰えてはいないッ!!)

 

(今更、何を企んでいるかは知らんが、どう抗ってもお前達をここで仕留めてやるッ!)

 

 一球目のサインに滝本は"フォール・バイ・アップ"を要求した。

 滝本の小波を本気で仕留めると言う覚悟を感じ取ったのか、矢中は即座にコクっと首を縦に振った。

 そして投じられた一球目。

 胸元から急落下したアンダースローから放り込まれたフォークボールを目掛けて、小波は思いっきりバットを振った。

 

 ——カッ!!

 

 掠めた様な小さな金属音が鳴り、打球はバックネットにカシャっと音を立てて地面に落ちた。

 

「——ッ!!」「何ッ!?」

 目を見開き、驚きを隠せない矢中と滝本。

「おおおおおっーーー!!」

 今まで見たことのないも魔球同然の"フォール・バイ・アップ"を当てた小波に対して、雨で屋根のある場所まで移動避難し試合を見守る観客席からも大きな声が上がった。

 

「嘘・・・・・・。智紀くんのあのフォークボールをき、球太くんが・・・・・・あ、当てたの?」

 目を見開いたまま、早川は信じられないと言わんばかりにポカンと立ち尽くす。

 

「やりますね・・・・・・あの少年」

 バックネット裏、スカウトマンである及川は思わず舌を巻いた。

 

 そして、遠くの方で一人。

「ここに来て聖の『超集中』か・・・・・・。流石、球太と言うべきか。これだから球太には毎回毎回驚かされるよ」

 傘を差してジッとグラウンドを見つめながら嬉しそうな表情を浮かべた高柳春海がニヤリと笑みを浮かべていた。

 

 

(バ、バカな・・・・・・)

(当てた・・・・・・だと? 智紀の"フォール・バイ・アップ"——を)

 

 ギリリ・・・・・・。

 悔しさが増して、滝本は思わず歯軋りする。

 

 そして、二球目。

 滝本は再びサインを出した。

 一球目と同じ———。

 "フォール・バイ・アップ"だ。

 

 

 

 次も同じ球が来る。

 理由は無い。けど、何故かそんな気がした。

 だが、時間が無い。

 持って一球・・・・・・いや、二球程度だろうか。

 思った以上に体力と集中力のいるこの『超集中』でも、矢中の決め球を真芯で捉えるどころか、掠るので精一杯ってところだ。

「凄えよ・・・・・・」

 そう思うと思わずニヤけてしまう自分が居る。

 矢中智紀・・・・・・。

 お前は大した奴だよ。

 思わず感心してしまう。

 この『超集中』を使ってもまだ芯に当たってもいない辺り、相当の時間を費やしたに決まってる。

 言葉通り『切り札』だ。それはそうと簡単には打てやしないって訳だぜ。

 だけど、このまま感心したままでは終わる事なんて出来るはずがねえよな、小波球太。

 その球を完璧に打ち込まなきゃ気が済まない・・・・・・。

 その球を完璧に真芯で捉えなくちゃ、例え勝ったとしても勝った気がしねえんだよ!

 

 すっと息を吸い込んで、すっと息を吐いた。

 

 自分の体内で流れる血流の音はハッキリ聴こえ、雨の音も周りの声援も徐々にボリュームが小さくなって行く。

 そして、二球目。

 矢中の低いリリースポイント、ボールの回転、軌道。

 読んだ通り"フォール・バイ・アップ"が投げ込まれた。

 パワーを溜めて一気に振り抜く。

 

 ——ブン!!

 

 

 

 ——キィィィィン!

 

 

 

 

 

———。

 

 

 いつの間にか土砂降りに降り注いでいた雨はすっかりと上がっていた。

 雨上がりの空の間から橙色に染まった夕日の光が街全体を優しく彩りを付ける。

 川を跨ぐ大きな橋の上で、小柄で童顔な矢中智紀は一人、ぼんやりとその夕日を両の目でジッと見つめていた。

 若干の潤う涙目で、その周りは赤く腫れ、それでも表情はどこか清々しかった。

 つい数時間前の事、恋恋高校との戦いは小波球太の逆転ホームランが決勝点となり、エース早川が九回まで投げ切って決着が着いた。

 最後のバッターになり、早川の"マリンボール"に翻弄され三振に倒れて泣き崩れたが、そこに決して悔いは無かった。

 昔からの幼馴染である早川あおいに最後の大会でいい勝負が出来た事が何よりも満足だったのだ。

「でも、やっぱり悔しいな・・・・・」

 誰に言うわけでもなく、矢中はポツリと呟いた。

 さてと、と踵をクルッと返し、これから球八高校の野球部の引退式が学校で行われる為、足を進めようとした時だった。

「智紀くん?」

 名前を呼ぶ声が聞こえピタリと足を止めた。

 その声の主は、早川あおいだった。

「あおい・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 お互い顔を見るなり、気まずくなったのか直ぐには言葉が出なく無言の時間が過ぎた。

 しかし、矢中が口を開いた。

「おめでとう。本当に強くなったね。あおい」

「ううん、ボクだけじゃ此処まで来れなかったよ。球太君たちが居たからこそ、ボクは今もこうして野球が出来てるんだよ」

「あおいは、恋恋でいい仲間達と出会えたんだね」

「うん!」

「・・・・・・そっか、それは良かったよ」

 返事に少し間が出来てしまったのは、中学時代に苦しい思いをした早川と高木幸子に対して何もする事が出来ずなかったのを一瞬、思い出しまったからだ。しかし、あまりにも嬉しそうに満面の笑みを浮かべる早川に矢中も思わずクスリと釣られてしまった。

「ねぇ、智紀くん。いつかまた、あの時みたいに一緒に野球やろうよ! 幸子も誘ってさ!」

「幸子? でも・・・・・・お前達って」

「えっとね、その・・・・・・もうボク達、元に戻れたから、もうボク達は離れないから、また三人でキャッチボールとかやろうよ!」

「そうなんだ。それは良かったよ・・・・・・」

 それを聞いて本当に良かったと心底思った。

 思わず涙がまた出てきそうな程、心から嬉しいと思えた。

「——へ、ヘックチュン!」

「・・・・・・」

「や、やだ! くしゃみしちゃってごめんね!」

 顔を真っ赤に染めて早川が謝る。

「いいや、平気さ。それよりあおいの方こそ大丈夫なのか? もしかして今日の試合で風邪をひいたんじゃないのか?」

「そんな事ないよ! 今は大事な夏の大会! 風邪なんて引いてられないから!」

「そうだよな。あおい・・・・・・俺たちは今日で高校野球を引退だ。俺たちの分、いや、球八高校の分まで頑張ってくれよ!」

「うん! そのつもり。それじゃあ、ボクそろそろ行くね?」

「ああ、またな」

 あおいは手を振りながら、そのまま足を進めて家へと歩いて行った。

 矢中はその背中をジッと見つめて、小さく手を振ったままその場に立っていた。

 早川の姿が消えるまで立っていると、ドラムバッグの中から一つの写真を大事そうに見つめる。

 早川と矢中、そして高木幸子の三人で並んで撮ったリトルリーグ時代の写真だった。

 いつの日かまた三人で並んで写真を撮ってこの写真の隣にいつまでも大事にしたいと矢中は強く思うと同時に、大きな一歩を踏み出して学校へと向かった。

 

 

 

 

 球八高校との試合が行われたその日の夜、風呂上がりに携帯電話が鳴った。

 着信相手は春海からだった。

『試合、お疲れ様。いい試合だったね』

 内容は労いの言葉をもらい、明後日に行われる次の第三試合は、春海率いるきらめき高校とぶつかる事だった。

『遂に当たるな、球太』

「ああ、去年は色々な問題でお預け喰らってるからな。待たせた分、損のないよな試合にするさ」

『あははは! 球太らしい答えだな』

 春海は笑う。俺らしいとは一体?

 しかしなんだこの感じ・・・・・・春海のやつ何処と無く、いつもと違う様な気がした。

「春海」

『なんだい?』

「何か用があって電話してきたんじゃあねえのか?」

『実は球太に頼みがあるんだ』

 頼む? なんだ珍しい事もあるんもんだ。

 だが、次の言葉に、俺は何も言うことが出来なかった。

『次の試合、球太が投げてくれないか?』

 


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