廃と群像のグリムガル ~不惑の幻想~   作:西吉三

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稚拙な文章ですみません。
ストーリーを進めたいので、しばらくスピード重視で更新します。
家の中にネットが無いのに、家の外だとネットがある、この世の不思議。


21.今夜チョコは空を飛ばされる夢を見るか?

「ていっ! 足払い(フットスウィープ)!!」

 ヨシノの足払いが決まって2匹の労働者(ワーカー)コボルドが転ぶ。

 しかし、すぐ起き上がるとヨシノには目もくれずチョコを追いかける。チョコの前にクザクが立ちはだかり、労働者コボルドの剣を長剣で受ける。盾の無いクザクは攻撃を全て防ぎきれず、漏れたコボルドの攻撃がチョコを襲う。チョコは小さい身体を活かして、()()()()()()と逃げ回る。

 そのチョコを追っかけて、コボルド、ヨシノ、クザク、チョコ、コボルド、ヨシノ、クザクとぐるぐると回っている感じだ。陣形が落ち着かない。アキだけがノッコを守るために凧型盾(ヒーターシールド)を構え、どっしりとしていた。

 ――ごちゃごちゃしてて嫌だ。その内、バターになるんじゃないか?

 新手として現れたエルダーコボルトは賢い親方(フォアマン)タイプで「ガウガウ」と吠えては部下(フォロア)のコボルドに一番弱そうなチョコを狙うように指示を出す。

 犬の縦社会だけに親方(フォアマン)の指示は絶対のようで、部下(フォロア)のコボルドは多少の怪我は(かえり)みず、命令に従う。

「ジール・メア・グラブ・フェル・カノン」

 ノッコの凍てつく血(フリージングブラッド)が労働者コボルドAの足下に固着して、動きが止まる。ヨシノの目が光って、槍を繰り出そうとすると、次の瞬間親方(フォアマン)が吠え、労働者コボルドBとCが労働者コボルドAを守る。コボルドは全員、鉄で出来た円形の盾(ラウンドシールド)を持っている。

 ――厄介(やっかい)だな。

 「ビンッ」と弦が弾かれる音がして、シムラの矢が放たれる。エルダーコボルドに向かっていく。しかし、エルダーコボルドも親方(フォアマン)らしい余裕の態度で盾を使って軽く弾く。

「くっそー、あいつには当たらん」

 シムラが頭を()いて(いら)ついている。

 ――禿げるぞ……。

 狩人の狙撃は、一定以上の手練れ相手になると、如何(いか)に相手の認識外から狙うかが決め手となる。親方(フォアマン)は甲冑を装備しているため、狙う場所も顔くらいしかない。

 後ろ組は攻め手がヨシノしかいないため、複数のコボルトに連携して防御を固められると攻めづらい。長期戦になりそうだった。

 ――今はシムラの弓も使えないし、一番固いのはアキか……。

「アキを中心にクザクとシムラで脇を固めて、ノッコとチョコを守るんだ。ヨシノが自由になれば勝てるから」

 ――前はどうなってるんだろう?

 

 

 対骸骨(スケルトン)組はもっと苦戦していた。

 リョータがタイチに肩の治療を受けていた。戦士骸骨とはカズヒコが相対している。戦士骸骨は攻撃が速く、押されている。カズヒコは打ち込まれる斬撃を受けるので精一杯だ。

「もういい! カズヒコ替われ!」

 キレたリョータがタイチの手を払い、戦士骸骨に走って向かっていく。

「おおおぅらぁぁあぁぁ!」

 助走付きの大振り両手剣(ツヴァイヘンダー)が戦士骸骨を襲う。

 戦士骸骨がバスタードソードで受けるが、吹っ飛ばされて岩壁に当たり、膝を突く。

 ――よしっ!

「まずい! 来るよ!」

 タイチが叫ぶ。

 黒い藻のような塊が飛んできて、リョータに当たる。魔法使い骸骨の放った影鳴り(シャドービート)だ。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ、ぐぞぉ、ま゛だだ……」

 リョータが影鳴り(シャドービート)に痺れて、動きが止まる。

 起き上がった戦士骸骨が上段からバスタードソードを振り下ろす。

 すかさずカズヒコが剣を合わせて、リョータを守る。

 ――なるほど、さっきはこの組み合わせ(コンビネーション)にやられてリョータは怪我したんだな。……ぶっちゃけやばかったな。やっぱり支援魔法は怖い。聖騎士骸骨は?

 聖騎士骸骨とミッツは小競(こぜ)()いを続けている。

 正確にはミッツが押されているが、ハイドが魔法の光弾(マジックミサイル)を器用に曲げて、背後から支援しているので、大事には至ってないといった感じだ。

 ――今回の敵は全部強い。まずい。選択肢が少ない。

 グンゾウは一瞬少し悩んだが、すぐに答えを出す。

「タイチ、突っ込んで魔法使い骸骨に解呪(ディスペル)よろ」

 グンゾウはタイチの方を向いてしれっと話した。タイチはぽかんとした顔をしてから一気に否定する。

「え?! 無理無理、無理ですよ」

「行くよ。タイミング少ないから覚悟して。真っ直ぐ魔法飛んでくるから、魔方陣出たら避けるように」

「だから、グンゾウさん。そんなの無理ですって」

 タイチがグンゾウの前に立ちはだかるが、グンゾウは全然気にしない。

「ハイド! 聖騎士と戦士の動きを15秒止めろ! タイチが魔法使いまで突っ込むぞ! 前衛もいいなっ!」

「キシシ!」「おうっ!」「はいっ!」「へっ!」という頼もしい返事が返ってくる。

「マリク・キシシ……、エム・キシシ……パルク!」

 ハイドの魔法の光弾(マジックミサイル)は6発ほど飛び出て、複雑な軌跡を描きながら1発ずつ戦士骸骨と聖騎士骸骨に向かった。聖騎士骸骨は盾で防ぎ、戦士骸骨はステップで(かわ)す。

 少しだけ出来た隙に戦士3人が2体の骸骨の間に入るように位置取りをする。

 ――まず2発。

「ルミアリス様!」

 タイチは恐怖に目を(つむ)りながらできた隙間に歩き始める。

 その動きに呼応して、戦士骸骨と聖騎士骸骨がタイチを狙って猛烈に攻め始める。

 ミッツが聖騎士骸骨に押されて、受け太刀が散らかり始める。隙を突いて剣がタイチに届きそうだ。

「キシシッ!」

 通路の上方を旋回していた魔法の光弾(マジックミサイル)が1発聖騎士骸骨の頭部に当たって、頸椎(けいつい)が外れ、頭蓋骨が取れる。聖騎士骸骨の体勢が崩れる。そこへミッツが肩から体当たりをする。聖騎士骸骨は後ろに倒れた。

 ――3発目。

「ミッツ、やるじゃないか」

「へへへっ」

 ミッツは鼻をこすりながら、聖騎士骸骨とタイチの直線上に立ってタイチを守る。

 そこに魔法使い骸骨の魔法の光弾(マジックミサイル)が飛んできて頭に当たった。被っていた兜が取れて、床でくるくると回った。

「あへっ? いてててて」

 ――最後が締まらなかったな。まあ、いいか。戦士は?

 戦士骸骨は手が付けられないくらい暴れていた。剣筋も滅茶苦茶だ。無尽蔵(むじんぞう)にある体力を使って、もの凄い速さであらゆる方向から斬撃を繰り出してくる。死んでいるので疲れて息を切らすこともない。リョータを中心に襲いかかっている。

 リョータが猛攻(ラッシュ)に押されて、下がる。カズヒコも危なくて手が出せない。

 怪我も(いと)わない不死生物(アンデット)と生身の人間では迫る斬撃への恐怖が違う。

「くそっ、なんだよっ! 死ねよっ!」

 ――もう、死んでるよ。

 後退(あとずさ)りしたリョータと、魔法使い骸骨の影鳴り(シャドービート)を避けようとしたタイチが交錯(こうさく)する。

「あっ!」

 リョータがそれに気を取られる。刹那、戦士骸骨が憤怒の一撃(レイジブロー)を繰り出す。

「っっっ!」

 リョータが遅い後悔をする。

陽炎(ヘイズ)!」「光よ、ルミアリスの加護のもとに、咎光(ブレイム)」「キシシ!」

 陽炎(ヘイズ)は下段から斜め上に切り上げる戦士の(スキル)だ。

 哀れな戦士骸骨はカズヒコの陽炎(ヘイズ)でバスタードソードを跳ね飛ばされた上に、グンゾウの咎光(ブレイム)で動きを止められ、ハイドの魔法の光弾(マジックミサイル)を2発胸に受けて、後ろに吹っ飛んだ。

 ――5発。あと1発。

 憎たらしいリョータを守るために3人の男が一気に(スキル)を使った。

 一番驚いたのはリョータだった。

「な、なんだよ、お前達、お、俺は余裕だったっつーの。本気出し過ぎじゃねーのか?」

 カズヒコが爽やかな笑顔で笑っている。

「キッシッシ」

 ハイドは残り1発の魔法の光弾(マジックミサイル)を、からかうようにリョータの周りを旋回させてから、ミッツの前に立ち上がりかけた聖騎士骸骨に命中させ、吹っ飛ばした。

「ちょっと、目が潤んでるけどな」

 グンゾウは(いや)らしくニヤニヤと笑った。

「ば、馬鹿じゃねーの。そんなわけねーだろ。くそおやじ」

 リョータの目は感動で赤くなっているだろう。グンゾウからは兜でほとんど見えないのが残念だった。

「光よ、ルミアリスの加護のもとに、解呪(ディスペル)

 丁度その時、魔法の光弾(マジックミサイル)影鳴り(シャドービート)をかいくぐったタイチが魔法使い骸骨を(ルミアリス)の世界へ誘った。魔法使い骸骨は(まばゆ)い光に包まれた後、杖と法衣(ローブ)と灰だけを残して消えていった。

 ――おやすみなさい。これで光の輪廻(りんね)へ。……さて、次だ。

「あと任せた。ハイドは一緒に来て」

 グンゾウが後ろ組の方に向かう。

 その時、丁度ヨシノが最後の労働者コボルトの首から槍を抜いた所だった。ヨシノは顔も体も血だらけだった。少し無理をさせたかもしれない。

「仲間を呼ばれる。エルダーを逃がすな!」

 グンゾウが声を出す。実際、親方(フォアマン)部下(フォロア)が居なくなり、逃げだそうとしていた。

「オームキシシ・レル・エクトキシシ・ヴェル・ダーシュキシッ!」

「ジール・メア・グラブ・フェル・カノン」

 ハイドの杖から黒い藻のような塊が飛んでいく。影鳴り(シャドービート)は割と速度が遅いため、エルダーコボルトは身体を捻って躱す。しかし、ノッコの凍てつく血(フリージングブラッド)に足を固着されて、動けなくなった。

「ワオーン! ワ、ワオーン! ワガッ」

 遠吠えしているエルダーコボルトの口の中に矢が突き刺さる。

「おっさんが犬の()りすんなや! ぼけぇ! いてこますぞ!」

 ――シムラの(がら)が悪い。

 

 

「光よ、ルミアリスの加護のもとに、癒光(ヒール)

 グンゾウは、ヨシノが打撲や切り傷等、全身に傷を負っていたので癒光(ヒール)で回復することにした。癒光(ヒール)は対象を光に包んで全身を回復させる。

「あー、気持ちいいー。これ温かくて、全身治るからいいよねー」

 ヨシノが両腕を伸ばして伸びをする。

「場所指定だから動いたら駄目だよー」

「ほーい」

 ――いくつか危険な場面があったみたいだけど、なんとか大事故がなくて良かった。みんな成長してるんだな。あのミッツですら。

「へっへっへ、だから、俺の体当たりがさ……」

 ミッツがチョコに聖騎士骸骨を倒した自慢をしていた。チョコは興味なさそうに欠伸(あくび)をしている。大きな目がトロンとして眠そうだ。

 ――ミッツ……、チョコは諦めればいいのに。

 

 

 カズヒコの(知人女性の)案内が優れていたお陰で、第4層はほとんど歩かず、第5層への井戸に辿り着いた。

 不満げだったのは唯一、第4層で思いっきり弓を使おうと思ってたシムラだけだった。

 第5層への井戸は特徴を一言で言えば穴だ。岩壁にぽっかり開いた穴だ。でも、ただの穴じゃない。熱風が噴き出す穴だ。

 第5層は熔鉱炉(ようこうろ)があるため、気温が熱い。つまり気圧が高い。

 そのため、第5層から第4層に向けて物凄い勢いで熱された空気が噴いている。他の層では、空気が冷やされいるせいか、比較的(ゆる)やかな風だったが、ここは直接なので(すご)かった。

「熱いし、なんか凄いね」

 グンゾウが手の甲で汗を()きながら、カズヒコに話しかけた。

「そうですね。でも見てください。ありますよ」

 カズヒコが熱風に目を細めながら井戸の先を指差す。グンゾウも覗き込む。

 ――確かに、あるある。

 井戸の真下に、まさに山のように(アイアン)インゴットが積まれていた。確実に人が乗って作業できるくらい高く、そして大きく積まれている。井戸から5メートル位下に頭頂部がある。

 この井戸は普段は移動に使われていないため、(くさり)縄梯子(なわばしご)等は一切無い。

「周辺にコボルドはいませんね。今が機会(チャンス)です」

「誰か1人(ひとり)(ロープ)で降りて行って、(アイアン)インゴットに(ロープ)をくくりつけて、それを皆で引っ張るって感じかな?」

 グンゾウが確認すると、カズヒコが答える。

「はい。そうです。人を降ろすのが1番大変そうなので、降りる人は軽い人がいいですよね」

 その言葉に反応して皆の視線がチョコに集中する。一番軽そうに見えるし、何より軽業(かるわざ)盗賊(シーフ)の本領だ。

「え? あたし?」

 チョコが驚いたような顔をする。

「たりめーだろ。この場面以外でどこで活躍するってんだよ。盗賊(シーフ)さんよ」

 リョータがやれやれという顔で溜息を()いた。

 チョコは()ねたような顔をして「ふんっ」と言った。

 ――いつも拗ねたような口してるけどね。

「こら、リョータ。なんて言い方なの? チョコちゃんに謝りなさい!」

「いーや、これに関して謝る必要はない。俺等戦士は役目として命をかけて敵と戦ってるんだから、この場面では盗賊(シーフ)が自主的に動いてもらわなきゃ困る」

 ヨシノに怒られたが、リョータは悪びれもせず言ってのけた。

 ――たまに正しいこと言うよなリョータは。言い方が悪いけど。

「分かったわ。やるわ。やってやるわ。あたし、空飛ぶの夢だったの。ちょーどいいわ。ミッツ、(ロープ)頂戴!」

 チョコはヤケクソなんだか、急にやる気を出した。(こぼ)れそうな大きな目は怒っている。

「へへへ、へへへへいっ」

 ミッツが笑ったんだか、返事したんだか良く分からない声で背嚢(リュックサック)から(ロープ)を取り出した。ミッツ以外にも各人が持ってきた担当分の(ロープ)を取り出す。それらを組み合わせて10メートル程の(ロープ)が2本完成した。カズヒコは置き型の滑車まで用意していた。

「今更だけど、この(ロープ)って1本で何キロまで支えられるの?」

 グンゾウが誰とはなく聞いた。

「買った盗賊(シーフ)ギルドでは、100キログラムの人でもぶら下がれるって言っていました」

 チョコが自分の腰に(ロープ)を結びながら答えた。チョコのウエストは50数センチに見えた。

 ――チョコ、細いなー。いいなー。

 グンゾウは自分のお腹を少し触った。だいぶ引き締まったとは言え、10代の身体とは全く違った。

 ――出ているところは出ているナイス身体(バディ)だと思おう。

「そっか……なら平気だね」

 (ロープ)の端は一番重いであろうクザクの腰に結びつけて、しっかり固定した。

 チョコが井戸に向かう。

「じゃ、みんな、離さないでね」

 不安そうな顔で振り返った。(ロープ)を掴んでいる男達が全員(うなず)く。

 チョコは恐る恐る前に進む。熱風でボブカットの髪が逆立つ。チョコが井戸の(へり)に足をかけると、熱風に(あお)られ、チョコのスカートが全開に(めく)れた。

「きゃあっ!」

 チョコがスカートを押さえる。グンゾウの目に、一瞬白い何かが映った。

 「おおぅ!!」と男達は興奮をしたが、リョータとグンゾウはヨシノに、シムラとハイドはアキに手で目を覆われてしまった。「俺の位置からは何も見えないんだけど……」とクザクがぼやいていたが、ヨシノに「見えなくていーの」と一蹴された。

「こほん。気を取り直して……といやっ!」

 2度目はスカートをしっかり押さえながらチョコは井戸から飛び降りた。一気にグンゾウ達の掴んでいる(ロープ)に重さがかかる。それでも40キログラム未満と思われるチョコを8人がかりで持っているため、飛び降りた勢いが収まれば大した重さではなかった。

 一番先頭にいるカズヒコが穴の下にいるチョコに声をかける。

「チョコー、どう? 空を飛んでる気分は?」

「苦しいし……、思ってたのと……違う」

 チョコは穴の下で宙吊りになってブラブラとしていた。

「少しずつ降ろしていこう。オーエス、オーエス……」

 カズヒコの掛け声で、皆が少しずつ(ロープ)を前に送っていく。

「オーエス、オーエスって、雰囲気分かるけど、なんか(ちが)くねーか?」

 リョータは掛け声に疑問を持った。

「確かに……なんやろう、このおうてるよーな、おうてないよーな微妙な感じ」

 シムラも疑問に思ったようだ。

 そうこうしている内に、チョコが(アイアン)インゴットの山に到着したようで急に(ロープ)が軽くなった。

「まあ、まあ、細かいことは言いっこなしで。チョコー、この(ロープ)(アイアン)インゴットをしっかり固定してー」

 カズヒコがチョコにもう1本の(ロープ)の端を投げる。

「これ、めちゃ重いよー」

 穴の下でチョコが(うめ)いている。グンゾウが覗くと、チョコは一生懸命(アイアン)インゴットの片側を持ち上げて、(ロープ)で全体をぐるぐる巻にしていた。

「いーよ、たぶん、大丈夫」

 チョコの声がして、今度は男達が一斉に別にロープを引っ張る。チョコとほぼ同じ重さがしたが、持ち上がってきたのは幅15センチ、長さ30センチ、高さ10センチ程度のインゴットだった。

「おお、(ちい)せぇ割に意外と(おめ)ぇな」

 リョータが片手で持ち上げようとして、持ち上がらず、両手で抱えるように持った。ヨシノも楽しそうに持ち上げている。

「よし、どんどん続けよう」

 カズヒコの指示で作業は順調に進んだ。作業の間、コボルドが現れることもなかった。その日は(アイアン)インゴット4本持って帰ることにした。

 井戸から戻ったチョコは一言「なんか、夢をひとつ壊された気分」と言った。

 

 

 オルタナに戻った後、皆のやる気(モチベーション)を下げないように口には出さなかったが、グンゾウは「正直もうやりたくないな」と思っていた。




サイリン鉱山お散歩編はこれで終了です。

次回、原作登場のあいつが出てくるぜっ!

( ´∀`)< マナトー
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