問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜全ての神々〜 作:八風
それぞれがカードを受け取った。
黒ウサギは驚いたような、興奮したような顔で四人のカードを覗き込んだ。
「ギフトカード!」
「お中元?」
「お歳暮?」
「お年玉?」
「お年賀?」
「ち、違います! このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!」
「つまり素敵アイテムってことでオッケーか?」
「だからなんで適当に聞き流すんですか! あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」
白夜叉はその様子を高らかに笑いながら見つめた。
「そのギフトカードに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった"
「へえ? じゃあ俺のはレアケースなわけだ?」
ん? と白夜叉が覗きこみ、表情を一遍させる。
「……いや、そんな馬鹿な」
白夜叉はギフトカードを取り上げ、真剣な眼差しで見て不可解とばかりに呟く。
「ありえん、全知である"ラプラスの紙片"がエラーを起こすはずなど」
と白夜叉が何か考え込んでいる。
そして顔を上げた白夜叉は凛の持つギフトカードにも眼をつけた。
「純金じゃと! おんしのギフトカード見せてくれぬかの」
「うん? いいよー」
と凛は自分のギフトカードを白夜叉に渡した。
そこに刻まれるギフトネームを見て、またしても驚愕し、
「"
白夜叉の取り乱しかたに、全員が注目した。
すかさず黒ウサギが白夜叉に問う。
「白夜叉様、そのギフトがどうかなさったのですか?」
「あ、ああ。おんしらは知っておくべきかもしれんな」
と言いゲーム盤から白夜叉の私室に戻った。
「さて、このギフトじゃが。数千年前に同じギフトを持つものがおったんだ。そやつは私から見ても最強の魔王だったと言って差し支えはないだろう」
話を聞いていた全員が息をのむ。
「それはすげえな。で、白夜叉はそのギフトがどんなものか知ってんのか?」
「もちろん知っておるとも。このギフト…"
「「「「なっ!?」」」」
「うん、確かにそうだよー」
「だから、さっき十六夜さんと戦っている時に神格が見えたのですね」
「いや、ちがうぞ黒ウサギ。私は神になると言ったのだぞ。神格どころの話ではなくてだの、最強種である神霊のほぼ同義になる」
黒ウサギ、十六夜、飛鳥、耀がその言葉を聞いて驚きのあまり立ち上がる。
「そ、そんなことがありえるのデス!??」
「……オイオイ、最高じゃねえか」
「凛くんが神様…」
「…………とても、湖に刺さってた人が…信じられない」
「なんか僕は少し傷ついたよ…」
白夜叉が落ち着くように手振りをみせる。
それを見て今までの行動が恥ずかしかったのか各々がゆっくり座った。
「して、凛と言ったかの? おんしはそのギフト何処まで使いこなせておる?」
「多分まだまだ全然だと思うよー。神によっては力の一部しか使えないしね。さらには神懸かりが一日一時間しかもたないんだよー。それが無くなったら、ただの体が丈夫な人だねー」
「そうか…。まあ、体が丈夫なのは神の憑代としての素養みたいなものだろう。時間はそのうちギフトが成長すれば伸びるだろうが、これだけは言っておくぞ! 絶対に神に呑まれるでないぞ!!」
そのあまりの剣幕に凛は大丈夫、と答えた。
話が終わり六人と一匹は店前に移動した。
また、ここで黒ウサギ弄りがあった後に五人と一匹は
"サウザンドアイズ"支店を後にした。
今、考えてる感じで凛のギフトの現状です。最強であっても、一方的にはならぬようにとか、いろいろ考えてみてはいます。神様にも弱点はありますしね。