問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜全ての神々〜 作:八風
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第6話
一同は"ノーネーム"の有様を見た。
飛鳥と耀は息を呑み、十六夜と凛はスッと目を細めた。
「………おい、黒ウサギ。魔王のギフトゲームがあったのはーーー今から何百年前の話だ?」
「僅か三年前でございます」
「ハッ、そりゃ面白いな。いや、マジで面白いぞ。この風化しきった街並みが三年前だと?」
そう"ノーネーム"のコミュニティはーーーまるで何百年という時間経過で滅んだように崩れ去っていたのだ。
普通であればどんな力がぶつかっても、こんな壊れ方はあり得ない。
凛はそれを見て訳知り顏で呟いた。その雰囲気はいつもと違った。
「天体操作か…。でも箱庭には地軸のような概念はないはずだ。なら時間に関係する何かか」
その場にいた全員が凛の違いに気付いた。
そして、その呟きを聞いた十六夜は凛に対して、
「凛は似たようなことを見たことはあるのか? いや、もしくはできるのか?」
「そうだね。似たようなことならできる。例えば地軸を傾ければ異常な環境の違いを生むことが可能だ。それによって動植物が住めない環境にできる。しかし、こんな局所的には不可能だよ。時間を操作することも可能だが早めるだけでは、こうはできないね。自由にこれほどまでの力があるなら、そのへんの神は凌駕するだろうね」
その言葉を聞いて黒ウサギは、
「………魔王とのゲームはそれほど未知の戦いだったのでございます」
と言い、感情を殺した瞳で風化した街を進む。飛鳥と耀も複雑な表情で続く。
しかし十六夜は不適にわらっていた。
それを見て凛は少し笑みを浮かべて頷き、黒ウサギたちに続いた。