夜間の領地視察をとして町をふらりと歩いて回っているが、時間の関係で酒を飲んで幾らか酔っている町人を見かけるが喧嘩などは起こっていないし、スリもいないようで治安においては問題がないと判断できる。むしろ酒が入ったおかげで活気の溢れる町になっているので、良い方向に作用しているようだった。
そんな町の喧騒の中を周りの様子を見ながら歩いているのだが、治安維持のためなのか町人の中に時折忍の姿があることを確認できた。まぁ、問題などが起こっている訳ではないので本当に見回りをしている程度の物ではあるのだが。
ただ少し感心した。こういう街並みの中を兵士が歩いていると否が応でも何かあったのかと町人が不安になってしまう可能性がある。それを忍を潜ませる方法で解決しているのだからやはり武田様は民のことをちゃんと考えているのだろう。
とはいえ、日中の様子などを考えるにどうにも忍使いが荒いようにも思えるのでもう少しその辺りに気を配った方が良いのではないだろうか。
そんなことを考えながら歩いているのだが覚えのある気配が町の中心から離れた場所にあるのでそちらに向かう。視察自体は滞りなく完了しているので挨拶と簡単な情報交換が出来れば御の字だ。
お互いに欲しい情報というか、気になっていることは同じであるしそこは問題なく情報を交換出来る。となれば良いのだが、如何せんその情報が少ないために言うほど簡単ではなかったりする。
まだ全力で捜索をしていないので当然と言えば当然ではあるが、少し探しただけでは足取りさえ掴めないように隠れている、あるいは逃げていると考えるとやはり警戒しなければならない。
というかなんでコソコソしてるんだろうか。榛名を探しているようだしどうせ碌なことにならないんだろうな、なんて思ってしまうのはきっと仕方のないことなのだ。本当にどうしてくれようか。本来ならさっさと見つけてさくっと始末するなり話を聞いて締め上げるなりしたいのだが斉藤様がいるせいでそう簡単な話にはならない。
毛利輝元様だけなら見つければ後は簡単なのに、戦国乙女である斉藤様がいるとなれば話が変わってくる。武田様と上杉様に頼んで斉藤様の足止めをしてもらうのが一番なのかもしれない。
まぁ、なんとなくではあるが探索を始める前に向こうから問題を起こして登場、その後ことに当たる。ということになりそうな気がしてならないのだが。
そうなるとヨシテル様がまた剣を手にすることになるのだと思うと多少なりと思うことがあるのだが、とりあえずそれは置いておくとする。
「お久しぶりですね、毛利様」
丁度少し大きな橋の中ほどで最も気配が強くなったのでそう言葉を投げかける。
すると月を隠していた雲が流れ、月明かりに照らされた誰も居なかったはずの場所に毛利様が立っていた。
「結城、久しぶりね。元気にしていたかしら」
「ええ、まぁ、それなりには」
「ふふふ……死の淵に寄っていながらそれなりに、なんて答えるのね」
「生きていますからね。ですからそれなりに、ですよ」
もはや毛利様がこういった死に掛けたことを知っていたりしても俺は何も疑問には思わない。だって毛利様だし。あと、カシン様もその辺のことを感知してくるがあの方なら仕方が無い。そういう人なのだから。
「そう……それにしても、少し見ない間に随分と変化があるようね……
深くなった闇と、それと同じように黒く染まる欠片のような物。そしてそれら以上に強力な破邪の力……」
「破邪の力……これのことでしょうか」
大典太光世を取り出して毛利様に見せればまるで眩しいように目を細めた。
それでもその視線は大典太光世にしっかりと向けられていて納得したようにも見える。
「それがあるなら、貴方は大丈夫そうね。
貴方から感じていた闇の気配を祓うことの出来るその刀があるのであれば」
「ヨシテル様から下賜されたこの一振りには鬼丸国綱と同等か、それ以上の霊験が宿るとのことです。
であるからこそ、ヨシテル様は大典太光世を俺に下賜した。とも取れますね」
あの時は色々と話を聞いていたが、俺の事を思ってそうしてくれていたのはわかっている。あの方は普段がポンコツになっているのに不意に主としての格を見せ付けてくれる。
人を惹きつけて止まない魅力とでも言えば良いのか、そういう物を持った方ではあるのでヨシテル様が主であるということは非常に誇らしくもある。そして好ましくも。
まぁ、そういうことは思っても普段の様子で台無しにされてしまうのが残念であるのだが。
「ヨシテルはいつか闇に飲まれてしまうと思っていたけれど、貴方はそれを防いで見せたわ。そんな貴方なら、貴方の中にあるその闇に飲まれることもないでしょうね。
それでも、その刀は大切に持っておくと良いわ。最悪の場合の、保険として」
「ええ、わかっていますよ。というか保険として持つのではなくヨシテル様が最も信を置く者として俺に下賜してくれたこの刀を大切にするのは当然のことです」
もしこの刀に特に霊験などなく、ただの刀であったとしても俺は大切にしただろう。主から下賜された物、というだけではなくヨシテル様が俺を最も信頼しているとしてそうしてくれたのだから。
そんな旨のことを口にするとどうしてか毛利様が呆れているように見えた。普段からそこまで表情の変わる方ではないので、完全に俺の感覚での話ではあるが。
「貴方がヨシテルを大切に思い、ヨシテルが貴方を大切に思っているのは知っていたけれど……どうやら私が思っていた以上の感情が込められているようね。
私はそれを否定しないけれど、今の状態をやきもきしながら見ている人が居そうな気がしてならないわ」
「それは一体どういう意味でしょうか?」
「わからないのであれば私が口にすることではないわね。
そんなことよりも……毛利輝元について、何か知っている?」
よくわからないことを言われたが、とりあえずそれは気にしないことにして。
本来の用事ともなる毛利輝元様についての情報を交換できるのであればしておかなければ。
「現在の所在は不明ですが、斉藤様と接触した折に榛名を探していることがわかりました」
「榛名……そう、なら輝元は……」
「心当たりはありますか?」
「……結城、輝元が榛名を手にするような事態はあってはならないわ。
もし可能なら私か貴方が榛名を一度手にし、輝元では見つけられないようにしなければならないでしょうね……」
「……毛利輝元様はやはり榛名を利用して面倒事を起こそうとしているようですね……」
「ええ……貴方とヨシテルによって齎された泰平の世が終わるような、そんな面倒事が起こると思うわ」
なんだそれは。そんなことがあって良いはずがない。
それにしても俺が思っていたよりも相当に深刻なようで、予定よりも早く捜索を始める必要がありそうだ。とりあえずは上杉様と話をして封印の塔の情報を得る必要があり、場所によってはすぐにでも榛名を手にしなければ。と思うのだが、封印を解くにはきっと俺程度ではどうにもならないだろう。
カシン様か徳川様に頼む必要が出てきそうなので、榛名を手にするのはやはり後回しにするしかない。先に毛利輝元様を見つけ出し、先手必勝とばかりに片付けるのが良いのかもしれない。
「目の色が変わったわね……そんな事態を阻止したいのであれば、力を貸してくれるかしら」
「それに関しては此方からお願いしたいほどです。毛利輝元様が何をするのか、具体的には分かっていませんがそれを阻止するために協力しましょう」
「ええ、勿論。ただ、残念だけど私が知っている情報はそう多くないわ。
どういった事態が引き起こされるかはわかっていてもどうやってそうするのかはわからない。いつ行動に移すのかわからない。相手はどれだけの情報を揃えて、どれだけ準備を進めているのかわからない。
はっきり言うけれど、わからないことだらけよ」
「俺も同じくわからないことだらけです。
であれば……まずは情報を集めましょうか。俺自身が動けば斉藤様経由で毛利輝元様に勘付かれる可能性が高いので部下に情報を集めさせます」
「なら私は変に行動を変えずに動くわ。輝元を危険視している私の動きは、警戒されていてもなんら不思議なことではないものね」
まぁ、こうして俺と毛利様が話をしているという時点で既に毛利輝元様を警戒させるには充分すぎるだろうし、場合によっては動きが早くなる可能性もあるのだが。
「ある程度情報が集まれば良いけれど……暫くしたら私は安芸に戻るわ。
貴方が諸国を回っているのであれば、安芸を訪れるでしょう?」
「わかりました。では安芸にて再度情報交換としましょう」
安芸を訪れるまではある程度時間がかかるだろう。それならば、その間に幾らか情報が集まるはずだ。
上杉様から封印の塔の在り処を聞いておけばその場所を防衛するように幾らか仕込みも出来るだろうし、毛利輝元様が榛名を狙っていると分かれば当然上杉様も守りを固めるはず。
というか、泰平の世を乱すなんてことは俺たちだけではなく、ほぼ全ての戦国乙女の方が認めないだろう。
ともなれば事情を説明して戦力を集め、一気に叩くことも出来るかもしれない。
ただ、ヨシテル様に余計な心配と言うか、心労をかけたくはないので秘密裏に処理できるのであれば処理してしまいたい。
「話はまとまったわね……この後は時間はあるかしら?」
「時間は……」
ある程度ゆっくりと戻らなければ酔っ払った武田様に捕まりそうなのであると言えばある。むしろ時間を潰してから戻らなければ面倒なことになりそうな予感さえする。
「ありますね。それがどうかしましたか?」
「少し付き合ってもらえる?
思いがけず協力者が出来たことに対して、ささやかなお祝いを、ね……」
「あぁ、祝杯とでも言うのでしょうか、そういうことですか」
「そうなるわね……構わない、ということで良いのね」
「ええ、断る理由もありませんから」
毛利様であれば酔っ払って面倒なことになる。とはならないだろう。
いつぞやのヨシテル様や大友様、今頃浴びるように飲んでいるであろう武田様とは違うのだから。
「ではどこかの店にでも行きましょうか」
「あまり人が多くて騒がしいところは好まないのだけど……
私の取っている宿はどうかしら。お酒を用意して、ツマミはなくても構わないわ」
「毛利様の、ですか……いえ、毛利様がそれで構わないというのであれば異論はありませんが」
「それなら問題はないわね。大丈夫よ、貴方なら妙なことはしないと信じているわ」
「しませんよ。それにそんなことをした場合は首を狩られそうですし」
「ふふふ……さて、それはどうかしらね……」
非常に楽しそうに笑んでいる毛利様だが、冗談抜きで首を狩られると俺は思っている。
まぁ、毛利様は俺が冗談で口にしていると思っているようではあるのだが。とはいえ妙なことをしなければ大丈夫だと言っているようなものなのでそんな心配はいらないはずだ。
それにしても酒を用意すると言っていたのでとりあえずどこかで買わなければならない。
「では宿までの道で酒を買いましょうか」
「必要ないわ。もう買ってあるもの」
「……俺が協力関係になった、とかどうこう関係なく飲むだったということですか」
「ええ、そのつもりだったわ。だから本当はわざわざ用意する必要なんてないの」
そこでどうして悪戯が成功したように笑うのだろうか。毛利様はこういうことをしないような、大人であると思っていたのに。戦国乙女というのは大人のようで子供染みた行動をするのが当たり前となっているのだろうか。
見た目も行動も子供のような大友様や豊臣様は除外するとしても、である。
「さぁ、行きましょう。そう遠くに宿を取っているわけではないからすぐに着くけれどね」
「……毛利様が子供染みたことをしたことに驚きましたが、それは置いておきます。
そう言いながら実は遠い、なんてありきたりなことはなしでお願いしますよ」
「……そうして先回りするのは良くないわね……」
図星だったようで拗ねているように見える。というか本当にどうしたんだ毛利様。
そんな子供みたいなことは今まで一度だってしていなかったはずなのに。
いや、これも泰平の世になり平和ボケしたとかそんなことなのかもしれない。一瞬そう思ったが毛利様の場合は毛利輝元様を探し続けていたのだし、そんなことがあるはずがない。
となれば元々こういう性格で、今まではそれが隠れていただけ、ということになるのだろうか。
「ありきたりすぎるのがダメなんですよ。もう少し捻らないと簡単に予想出来てしまいます」
「なら次はもう少し考えてみるわ。
それにしても……今の、ヒデアキなら簡単に引っかかるのに……」
「小早川様と同列に考えないでください。あの方は騙され易くて将来が心配になるほどですよ」
「そうね、簡単に騙されてくれて楽しかったわ……」
あぁ、元々そういう性格だった、とかではなくて小早川様のせいでそういうことをするようになった、というのが正しいようだった。
確かに小早川様を見ているとついつい虐めたくなる気持ちは非常に良くわかる。何と言えば良いのか、虐めてオーラとかいうものがとても強い方なので仕方ないことだとは思う。きっと小早川様をカシン様に引き合わせてはいけない。カシン様なら確実に虐めるし、やりすぎるに決まっている。
「小早川様は苦労している様子ですが……一緒にいないということは伊達様と共に行動をしているのでしょうか?」
「今はマサムネに任せているわ。あの子の相手をするのは悪くないけど輝元を探らなければならないから仕方ないわね」
「小早川様を引き連れて毛利輝元様の捜索ですか。難航しそうですね」
何かあれば叫び怖がる小早川様が居ると大変だろうと容易に想像が付く。精神的に最も幼く、実力も低い小早川様ではあるが、磨けば光るといえば良いのか将来性は非常に高い。伊達様が付いて鍛えているのであれば今後の成長に期待が出来るとは思うが、失礼な言い方であるが現状使い物にならないのが現実である。
そんな小早川様を引き連れて、もし斉藤様や毛利輝元様と遭遇して一戦交えるということがあれば確実に弱点となるに決まっている。
「だからこそこうして離れているのよ……さぁ、着いたわ」
暫く歩いて辿り着いたのはそれなりの大きさがある宿であり、この町で一番大きな宿でもあった。
一泊するにはそれなりの値がするのは知っているが、目の前には酒屋あるので毛利様はそれ目当てでこの宿を選んだのではないか、と邪推してしまう。
「目の前の酒屋で良いお酒が買えたのよ。一口飲んで気に入ったから買ったけれど、結城も気に入ると良いわね……」
どこか楽しそうにしている毛利様には悪いのだが俺は酒をあまり飲まない。一応、付き合いとしては飲むのだがまず酔わないし誰かと飲む場合は世話をすることの方が多いので仕方ないことだ。
思い出してみれば泰平の世になってからはヨシテル様の世話であったりミツヒデ様の世話であったり大友様の世話を立花様としたりと本当に世話ばかりしてきた。
一応自分で夜中に飲んだりもしたがその時はヨシテル様が来て、結局世話をすることになったのは記憶に新しい。
「ほら、こっちよ……」
思い出して少しばかり感傷に浸っていたが毛利様に促されたので後に続く。そのまま部屋まで案内されたのだが酒が幾らか用意されているのが確認できた。量はそこそこ。これなら酔っ払って酷い有様になるということもないだろう。
当然、俺がということではない。毛利様が、ということである。
「結城はお酒、強い方かしら?」
「酒にも毒にも強いですよ」
「……酒毒と言うし、同列に扱うのはある意味では正しいのかもしれないわね。
でも今からお酒を飲もうとしているのにわざわざ毒を引き合いに出すのは良くないと思うわ……」
「これは失礼しました。俺にとってはどちらもあまり効かないという意味で口にしたのですが不快な思いをさせてしまいましたね」
「まぁ、良いけれど……折角二人で飲むのだし、手酌なんてことはしないしさせないわよね」
言いながら毛利様は障子を開けて月の光が部屋の中に差すようにした。ツマミはいらないと言っていたが、どうやら月見酒と洒落込むようだった。
そして杯を手にしてそれを俺へと差し出してきた。酌をしろということだと判断して酒を注ぐと、その様子を見ながら微かに笑んで口をつけた。
月明かりに照らされて、杯に口をつけて酒を飲む毛利様はどこか幻想的な光景を作っていた。元々毛利様は妖しく艶やかな雰囲気を纏った方であるので、こういう姿が非常に良く似合う。
ヨシテル様のように静かに穏やかに飲むのとも、大友様のように楽しげに飲むのとも、武田様のように豪快に飲むのとも違う、その姿に常人であれば見蕩れのだろう。今の毛利様は人を魅了する妖しい魅力に溢れているのだから仕方はない。
ただ、俺にとってはそれほどでもなかった。確かに蠱惑的ではあり目を離せなくなりそうではあるのだが、昔からそういったことに対して耐性があるので大丈夫だ。それでも見つめ続けていると魅了されてしまいそうな気がするのでスッと目を逸らして杯を一つ手にする。
「次は私がお酌してあげる」
手に取ってすぐに毛利様が酒を注いでくれた。軽く礼を言ってから口を付けると確かに上質な酒であり、美味い酒と言えると思った。それでもやはり俺はこの程度の酒気で酔うようなことはなさそうだ、とも思った。
「ふふふ……良い飲みっぷりね。もう一杯如何かしら?」
「断るのもどうかと思いますのでお願いします」
そうして二杯目の酒を飲む。元々酒はあまり飲まないということもあって、二杯飲めば充分だ。
「では次は俺が」
「ええ、お願いするわ」
返すように酒を注いで、それを飲み干す毛利様は何処か楽しげに見える。しかしそれでも変わらず蠱惑的なのはもはや毛利様らしいと片付けるよりない気さえする。
「こうして誰かと飲むなんて久しぶりだわ……」
「伊達様とは飲まないのですか?」
「飲まなかったわね……ヒデアキも飲まないから、マサムネはヒデアキの相手をしていたわ。
だからいつも私一人で飲んでいたけれど……誰かと飲むのも悪くはないわね」
「あぁ、確かに小早川様は飲まないでしょうね。というか飲んでもすぐに酔ってしまいそうですし、飲ませない方が良さそうです」
まだまだ子供の小早川様の場合は酒を飲ませるなんてことはしない方が良いだろう。この場合の子供というのは年齢的な意味ではなく、精神的な意味であるのだが。
それにしても、なるほど。確かにそうした理由であれば一人で飲むのも納得だ。伊達様は厳しい印象を受ける肩ではあるが、とても世話焼きな性格でもあるので小早川様を放っておくことは出来ないのだろう。
だからこそ酒を飲むにしても毛利様一人で、となってしまうのは当然のことだと言える。
「結城はもう飲まないのかしら?」
「普段から飲みませんので、これでどうかご容赦を。
それよりも毛利様、杯が空いていますよ」
「仕方が無いわね……ならお酌と、話し相手くらいにはなってもらうわ」
「その程度であれば喜んで」
言いながら再度毛利様の杯へ酒を注いで、それから毛利様の話に耳を傾ける。
その話は小早川様の話から始まり、伊達様に話になり、そして自分自身の話と移り変わっていく。そのどれもが些細なことではあるが、そうしたことは乱世ではそう起こることではなく、毛利様は毛利様で平和になったことを噛み締めているようだった。
そうして話をする毛利様からは蠱惑的な印象を受けることはなく、穏やかで今の幸せを大切にする一人の乙女の姿そのものであり、先ほどとは違う魅力を感じた。
また、毛利様の酒の飲み方は常識的且つ自分の酒に対する強さを理解している飲み方であったので非常に安心して話に付き合うことが出来た。
これから戻る躑躅ヶ崎館では今頃武田様と上杉様が潰れるまで飲んでいるのだろうな、と考えると人とはこうも違うものなのだな、と思ってしまった俺はきっと悪くはないのだ。
モトナリ様がお酒飲んでるのを傍で眺めたい。
月見酒とかしてる姿は絶対に人を魅了するくらい綺麗だと思う。
漫画版のラスボス毛利輝元はパチンコとかスロットでは結局出て来ないんでしょうか。
なんだか公式から忘れ去られてそうですよね……